二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼(題名考えます;;)
- 日時: 2011/06/14 19:05
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
なんとなく二つ目。
頑張るとしか言いようが無いので頑張ります。
あー、でも、薄桜鬼の事
全部知ってるわけではないので…。
ご容赦くださいね^^
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- Re: 薄桜鬼(題名考えます;;) ( No.4 )
- 日時: 2011/06/15 13:33
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
第二話「すぎむらりりなれす!」
「くふふっ!りあ、ビックリ!江戸時代の人が
ここまで来ちゃうなんて!」
璃會が銀色の髪を揺らし、両手をバッとあげた。
「おい、お前。ここはどこだ」
いかにも、鬼の形相をした土方歳三が、璃會の前に立つ。
「なにって、りあの家だよ?にっぽ…じゃなくて、日本。」
「でもよぉ」
後ろから出て来た藤堂平助が土方を割って出てくる。
「なんで、西洋風なんだよ。
俺たちだって西洋だけど…ちょっと違うよな?」
「うん。この時代は平成。いろいろな文化を取り入れたから
服も、何もかもが変わったんだぁ。君たちは他の時代から
この時代に来てしまった存在。本当は君たちは、この時代では
死んでしまっているんだよ。」
「やっぱりそうなのか…。」
璃會はそんな暗い空気を明るくするように
再び笑う。
「くふふっ、そんなに暗くならなくても、大丈夫だよ?
人はどうせ死んじゃうんだからっ」
「璃會…。」
「まぁ、いい。アンタ達の名は」
斎藤一が璃會達に聞く。璃會がにこっ
斎藤に笑顔を見せる。
「佐々木璃會!とりあえず、刀を扱う者の子孫です。」
「すぎむらりりなれす!」
あははっと璃會が笑いだす。
沖田総司が「面白いこだね」と、笑っていた。
まぁ、ニヤニヤと。
原田佐之助は結構うけたようで、部屋の隅っこ大笑いしている。
「うぅ…。」
李李那ががくんっ
ベットの上に膝をついて、顔あからめている。
璃會は「もう一回いってみよー」とあおる。
「杉村李李那。私も一応、刀を扱う者の子孫です…。」
「ほぅ、誰だ?」
土方は興味を持ったようで、李李那の方を見る。
「・・・・。えと・・・・・・。」
「そういえばー、永倉新八って人はいないのぉー?」
「そういえば、新八っつぁんがいないよな。」
平助がきょろきょろと部屋の中を見回すが、新八の姿は無い。
「李李那は永倉さんの子孫だよぉー?」
「でも、新八の苗字は永倉だぜ?」
原田が疑問を持つ顔で璃會に聞く。
「だって、永倉さんは杉村家の家督を継いで杉村治備て
名乗ったんだよぉ。」
ほぉ…。と皆が納得している中、沖田がまだ疑問を持った顔をした。
「じゃあ、璃會ちゃんは誰の子孫なの?」
「佐々木小次郎。」
「佐々木…。」
「でもさ、新八さんの子孫てことは凄い事だよね。」
沖田が李李那に問う。李李那はハッとして、あわてる。
「そ、そんなことないです!!」
李李那がバッと立ちあがる。そして、首をブンブンと振る。
「永倉さんは凄いです!けど、私、刀扱うの苦手で、
永倉さんの恥になっちゃいます…!
部活の中で一番弱い子にも、すぐ負けて…。」
「李李那は手加減するからだよー。
本当の武士は痛い目にあってるの!なのに、可哀そうだからって
手加減するから…。斬れるわけじゃないんだからさっ」
「でも…。」
「とにかくっ!今はこの人たちをどうするかだよっ」
「あ」
李李那はうーんと考え始める。
「僕たち、此処に住んじゃ駄目なの?」
- Re: 薄桜鬼(題名考えます;;) ( No.5 )
- 日時: 2011/06/15 15:24
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
第三話「斬っちゃうぞ♪」
「えっ!?」
「置いてくれないと斬っちゃうかもよ?」
「くふふっ、そうはさせないよ?そーくん♪
斬っちゃうぞ♪」
璃會はベッドの下に隠していた刀を取り出した。
「璃會!駄目だってばっ」
璃會は「はぁ…。」とため息をついて、少し見せていた
刃を鞘の中にしまう。
「李李那はそんなんだから、強盗を簡単に家の中に入れたり
できるんだろ?」
急に男しゃべりになった璃會は、困った顔で李李那に刀の
鞘を向けた。
「おいおい、お前悪い奴家の中に招き入れたってのか?!」
原田が急に立ち上がる。それにビビる平助(笑)
「ま…まぁ…。」
「おかげで、こっちは大騒ぎ。金を用意しろだの電話されて
家に帰って、木刀でなんとか叩きのめしたから良かったものの
警察に事情聴取されるわ、学校でうわさになるわで、ますます
李李那の馬鹿さ加減が広まったわけだ…。」
璃會が「ふぅ…。」と再びため息をつく。
「まぁ、別に悪いことした人じゃないから、おいてあげても良いけどぉ
歳ごまかせばなんとかなるだろうから、
私達の大学に入ってもらうよっ?」
「どうして俺たちが従わなきゃならねぇんだ。」
「この時代のことぉ、わからないんだったら戻るまで
そのくらいしなきゃだめだと思うなっ?」
璃會がにこりと笑顔で土方を見つめる。
「お言葉ですが副長。こんな変な所に、しかも
まだ何も知らない者の家に住むというのですか」
「別にこいつらからさっきも感じねぇし、
一人は馬鹿だからいいだろう」
「くふふっ。すっかり馬鹿で固定されちゃってるよぉ!
でも、覚えてもらって良かったね!」
「佐々木、此処の事、色々教えてくれ」
「うーーーーっらじゃぁ!!」
「璃會大学はどうするの?」
「んあ、多分ひーくん(土方)達なら入れると思うよ!
それとりあ達は暫く大学休みだから、勉強教えてあげるね?
それとぉ、刀はお預かりしておくよぉ?
大学で何言われても、「子孫だよ」って答えてねぇ?」
「璃會それとが多い・・・・。」
「まじ?ま、いいやっ!それと、りあの事、佐々木って呼ぶのなし!
苗字で呼ばれるの、心地悪いもん。」
「あ、私も名前でどうぞ…。」
「じゃあ、まずは町を歩いて、大学までの通学路をおぼえよぉ?
夜だから、人もあまりいないと思うからっ」
- Re: 薄桜鬼(題名考えます;;) ( No.6 )
- 日時: 2011/06/15 17:21
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
第四話「りっありあにしてやんよ」
夜の道
「にしてもよぉ」
「んー?」
「夜で歩いてると、けいさつにほどうされるんだろ?
璃會は良いのかよ。」
「母様が婦警で、15年前に死んだけど。」
「ぁ…悪い事聞いたな…。」
璃會がよわよわしい笑顔を原田に向ける。
が、すぐにその表情も鋭い表情に変わる。
「誰だお前…!」
李李那の手を引っ張り、自分の後ろに隠す。
そして、ゆっくりと刀を抜いた。
そこには、瓶の角に隠れていた男が前に一歩出た。
しかし、顔は隠していて観る事は出来ない。
「刀持っていいのはりあ達だけなんだよ?」
「ほぅ…。なら、その法は破っておこう。」
「…。」
「お前の力見せてもらおう。」
「来なよ。りっありあにしてやんよ。」
「どっかで聞いたネタだ…。」
李李那は後ずさって、他の皆に下がるように言った。
平助は納得いかなかったようだ。
「どうしてだよっ、一人で戦わすってのか!?」
「逆にずたずたになるよ!」
李李那はなんとか平助を抑えている。
闘い始めて約五分。
相変わらず状況は変わらず、二人ともニヤニヤしながら
闘っていた。
「燕返し!」
凛っ と声をはり、男の刀をはじく。皆が気がついた時には
もう男の刀は地面に刺さっていた。
「佐々木家厳流の秘剣…燕返し…!」
李李那だけでなく、他の皆も背筋がぞくっとしただろう。
それくらいの威圧感だった。
「ほぅ…。やるな…。」
「終わりだ。Bonne nuit.(おやすみ)」
「そう言うわけにはいかないな。」
男の体がだんだん薄れていき、そして消えた。
「何!?」
璃會はきょろきょろ辺りを見回す。
「消えるなんてありえないだろ?!」
璃會はそれでも辺りを見回すが、やはりもう気配すらなかった。
「ちッ。」
「璃會今のは…?」
璃會は首を振る。そして刀を鞘にしまった。
「怪我は無いのか佐々……璃會。」
斎藤は璃會に近づく。璃會は背を向ける。
「ないよぉ?一くん、そんなに近づいてくるなんてだーいたんっ☆」
「お、俺は別にそう言う訳で近づいたのでは…っ」
「ま、怪我が無いんなら早く帰るぞ。もうほとんど覚えたしな。」
と、土方は歩き出す。
「あれ、土方さん、家逆ですよ?」
沖田がププッと笑う。土方はゆっくり向きを変えた。
「あれ、ひーくん。そっち逆だよ?」
と、璃會の声に、土方が肩をピクッと振るわせる。
「総司ィ!!!!!」
「うわっ、土方さんそんなに声をあげたら、この辺に住んでる人の
迷惑になるじゃないですか。そんなこともわからなくなったんですか?」
「うっせぇ!!てめぇが、大きな声を出させてる原因だろうがぁ!!」
- Re: 薄桜鬼(題名考えます;;) ( No.7 )
- 日時: 2011/06/15 19:52
- 名前: 嬬嬬 (ID: JP5iH4Hy)
第五話「」
家に無事(?)到着。
「今お風呂って誰?」
「土方さんじゃない?」
「じゃあ、次私だね。」
とかのんきに入浴タイム。初めてのテレビ付きお風呂に
皆くぎ付けで、のぼせて出てくる人が多い。
「ねぇ、李李那ちゃん。璃會ちゃんは?」
沖田の問いに、李李那は少し考え込む。
「え、さぁ…。あ、部屋かも。」
「案内してくれる?」
「うん」
<沖田視点>
璃會ちゃんの部屋の扉には「りあの部屋(ハートマーク)」
と書いたプレートが掛けてあった。
中では、璃會ちゃんがブツブツ呪文みたいのを言ってるぽい。
コンコンッ
「ふわぁっ!?」
かわいらしい声が聞こえ、後にドガっと言うような音がした。
そして、暫くして声が聞こえる。
「誰ぇ?ベッドから落ちちゃったよぉ!」
「僕だよ、沖田総司」
「そーくん?ちょっと待って!片付けるからっ」
「入るよ。」
僕はそんな言葉を無視して中にズイッと入っていく。
- Re: 薄桜鬼(題名考えます;;) ( No.8 )
- 日時: 2011/06/23 16:52
- 名前: 嬬嬬 (ID: c8OCL27Q)
第六話「む、これはどういう仕組みなのだ」
<沖田視点>
「わ、そーくん大胆…。良いって言ってないのに入ってきた。」
璃會ちゃんは随分あわててたみたいだ。しられちゃまずい事でも
あったのかな?
「何か隠してる?」
「…隠してたとしても、お前に関係ないだろ」
璃會ちゃんが、また男しゃべりになった…。
「嫌、あると思うよ?」
僕がいるのに背を向けたままだったから、やっぱりって確信した。
そして、僕は璃會ちゃんの手首をつかんで、
こっちを向かせた。
「みゅあっ!」
吃驚したのと痛いのと、混ざった声を出した。
手首をつかんだ方の手のひらは、何かでぬれた。
——血だった。
「!」
「痛いな…そーくん…。」
「やっぱり…怪我してたんだね。」
「ばれてたんだ…。」
璃會ちゃんはニッコリと笑って、ベットの上から
起き上った。
そして、その怪我した手首に包帯をまいて、
僕の手を引っ張り、部屋から出た。
そして、地下の部屋に連れていかれた。
「りあのじっけんべやなんだぜ!」
と、平仮名表記で書いてある。
「ここは?」
「見ての通り、実験部屋。」
ふと見ると机の上にあったのは
「おちみず!?」
「あー違う違う。」
璃會ちゃんは、机の上に置いてあった紅い液体を
手に持ち、すこし揺らした。
「言ったよね、キミ達はアニメの世界の人たち。
だから、エリクサーをずっと研究してた。
同じものを作れるか。」
「へぇ、そんなこともできるんだね。」
「大学でも優等生だから。
で、良く分かったね。怪我の事。」
「まぁね。様子がおかしかったから。」
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