二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者
日時: 2012/02/13 17:22
名前: 出雲 ◆9ccBFQYMG2 (ID: 3IH6VK8y)

皆さんどうも!
別名でも書いていますが、気分転換によりこの名前で小説を書くことになりました。出雲といいます。
小説の書き方など、分からないことだらけですが手探りながら頑張っていきたいです。

*注意事項
1,最低限このサイトのルールは守って下さい。他の利用者に迷惑がかかりますし、管理人の方にもとても迷惑です。
2,ノロマ更新の可能性が非常に高いです。少なくとも、週1更新はしていきたいです。遅いのが嫌な方は、ここからは進まないほうがよいかと
3,原作ブレイクなんてメじゃないぜ!な勢いです。
4,一夏は原作より強いです。多分(ほぼ確定)めっちゃ強い。一夏無双だよ!だけど、それより強い千冬さんはどんだけだ\(´p`)/
5,一夏しかり、原作キャラの性格崩壊がかなりヤバイ・・・・・・
6,主人公オリキャラだよ!しかも転生者。テンプレとか言わないでえエエエエ  
7,もちろんオリキャラも(頭の中が)チート並みだよ。オリキャラと一夏で無双しちゃうz・・・・・・げふんげふん


よし。注意はこんなもんでいいかな。あ、あと最後に。
実際の団体、会社、人物、商品などには一切関係ありません。

これでいいかな☆

Page:1 2



Re: ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者 ( No.4 )
日時: 2012/02/19 15:39
名前: ののちん (ID: 3IH6VK8y)

こんにちは。
ののちんといいます。

私、IS好きなんですよ!
すっごく面白いですよ!(といってもまだ二話しか書いてないけど……

この話、一夏とか出てきますか?
翔君可愛いです。

更新頑張ってくださいね!

Re: ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者 ( No.5 )
日時: 2012/02/19 22:51
名前: 出雲 ◆9ccBFQYMG2 (ID: 3IH6VK8y)

お客様だぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!
ののちんさん来てくれてありがとうございます!

話数が少ないのは更新が遅いからです。
すみません・・・・・・orz

もちろん一夏はでますよ。
基本、原作ヒロインのほとんどが一夏フラグでいこうかと思ってますし。
・・・・・・かなり性格崩壊しますけど。

Re: ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者 ( No.6 )
日時: 2012/02/23 19:25
名前: 出雲 ◆9ccBFQYMG2 (ID: 3IH6VK8y)

ののちんさんコメ残してきたのでそちらもどーぞ!
私、出雲が誰だか分かる人はいるかなー((


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*エピソード3「エンカウントしちまった……」 by翔


時は流れに流れて、僕は今小学1年生である。
しかも3月ときた。
2年生まで残り1ヵ月あるかないかのそんなある日。

「ほんっとにごめん!」

「さすがに今回のは逆らえなくてねぇ」

僕と日奈ねえの前でバツが悪そうに謝る父と母。
なんでも、仕事の都合で引っ越しすることになったらしい。

「今まで10回くらい断ってたら、さすがに次はないぞって脅されちゃってねぇ」

いや、それはそうだろう。母よ。
それに、日奈ねえの表情がすごくひきつっているのは気のせいじゃないな。
そして父さん。そんな怯えた目で母さんを見るなよ。
この母は怒らすとむちゃくちゃ怖いけどさ。

「引っ越しは4月の始業式に間に合うようにするから、この学年いっぱいはいられるからね。けど、引っ越しの準備は早めにすること」

はーいと返事したのは僕。
日奈ねえは今から何を持ってくか悩んでいるようだ。

「引っ越しの準備にごみは入れちゃだめだからね?」

いやいや、さすがにそんなことはしな……をい、父さん。
何をビクってしてるんだ。なんかやましいことでもあるのかよ。

「わ、分かってるってば。俺がそんなことするわけないだろ」

母の無言の威圧パネェ。
……父よ。そんな怯えた声で言われても威厳は無いぞ。

そんなこんなで無事に家族会議は終了。
僕は明日の学校の準備へ取り掛かった。ちなみに明日は月曜日である。

「──♪」

鼻歌交じりに鉛筆を削ったり教科書をそろえたりしていると、日奈ねえが部屋に入ってきた。
相変わらずノックはしてくれない。

「翔、引っ越し荷物用の箱持ってきたよ。向こうはこの家とさして広さは変わらないとはいえ、無駄なものは持ってくなよー?」

「そんなことしないよ。日奈ねえじゃないんだから」

「年頃の女の子にはいろいろ必要なのよ♪」

いったいどこが年頃の女の子なんだよ。
風呂上りとか平気で──

「失礼なこと考えてたでしょ」

日奈ねえの拳骨が僕の頭に炸裂する。
絶対今手加減なしだったろ!

「もう、女の子には知られたくない秘密があるんだからね?」

必死に僕が睨むも、どこ吹く風で日奈ねえは部屋を出て行ってしまう。
まだ痛いが、しょうがなく僕は目の前の課題に取り組むことにした。
さて、学校の用意以外には何を持ってこうか悩むなぁ。

   ●

「行くわよ、翔」

1ヵ月なんてあっという間に過ぎて、引っ越し当日。
日付を飛ばしすぎだなんて言わないでくれ。特に言うことなんかなかったんだよ。

「向こうの学校はカッコいい子いるかなぁ?」

日奈ねえは高校生の発想だな。小学生とか以前の問題に男の僕にはよく分からないや。
母さんや父さんは、当分仕事が忙しくなって帰ってくるのは遅いらしいし。
夕飯は日奈ねえと一緒に作ることになるのか?
日奈ねえは料理がうまいからまぁいいんだが。

「じゃあ行くぞ」

車で4時間半。かなり遠い次の我が家へ向かうことにしましょうか。
車酔いにならない程度に早く……ね。
……うん、ならないといいなぁ。

   ●

さらに時間は飛んで引っ越しから3日後。
僕が2年生になってから初の登校日。

教室の中では先生が軽い挨拶をしている。
僕は廊下で待機。転校生ってほんとに待たされるんだな。

「じゃ、入ってきてください」

そういって、先生がドアを開けてくれる。
クラス中の視線がこちらに集まったのが分かった。

「じゃあ自己紹介してもらいましょう」

先生に強制的に真ん中に立たされた。
なんか期待したような視線が突き刺さるのがいたいんだが。
悪いが僕にそんなことを期待してもらっては困る。
宇宙人でも未来人でも超能力者でもないからな。

「えっと、関羽翔です。海南小学校から来ました。運動は苦手です」

はいそこ、あからさまにガッカリした様な態度をとらない!
こういう反応は何歳でも変わらないのな。

「翔くんの席はそこの空いている席ね」

助け船を出してくれる先生。まぁ、特になにも考えていないんだろうけどさ。
逃げるように僕が席に着くと幾分か視線が和らいだ。
先生が今日一日の予定を話してくれたが、どうも今日は適当にプリントなどを配り終了のようだ。
本格的な授業は明日からなんだそうだ。

「ねえ、翔くんって誕生日いつ?」

隣の席の女子が話しかけてきた。

「あ、私は──」

しかし、言い切る前に先生に見つかって注意されてしまう。
アイコンタクトで何か言われたが、生憎僕には理解できなかった。
その後は特に何もなく、配られたプリントをしまったりしているうちにチャイムが鳴る。

「帰りの準備してくださいね」

先生が声をかけるが、ほとんどの生徒は終わって席に座っているので特に動きはない。

「じゃあ、みなさんさようなら」

さようならーと挨拶をして僕は逃げるように教室から飛び出た。
その後ろを追いかけてくるクラスメイト。
正直言ってめちゃくちゃ怖い。顔がマジなんだもん。

「翔くんまってええええええええ!!!!!!!!!!」

絶対待たない!
土間で即行で靴を履きかえると門を飛び出す。
さすがに門の外まで追いかけてくるような人間はいなかった。

「はぁ……」

明日から大丈夫かとか、いろいろ不安はあるが、とにかく今現在の安全は確保されたのでのんびりと僕は家に向かう。
学校から家までの最短距離にはある公園を横切るので、疲れたからそこででも休憩しようかと考えつつ歩いていたら──

「おい」

── ガ キ 大 将 が 現 れ た !
── 子 分 も い る !
いや、三人組がなんか後ろから声をかけてきたではないか。

「なに?」

「ちょっと騒がれたからって、調子のってるんじゃねえぞ?」

あぁ、あれですね。転校初日で、物珍しさにみんな騒いでいたもんでムカついたとかそんなんですね。
高校生でもこんなのいたな。

「調子になんかのってないよ。僕は君みたいにカッコよくなんかないし」

「おいおい、そんなこと言ってても実は心の中で調子のってんだろ」

カッコいいについては何も訂正なしなんですか。

「そんなことないって」

「いい加減認めろよ」

「そうだぞ、認めろよ」

なんかじりじりとこっちによってきたガキ大将。
思いっきりムカついてるのがその表情から分かるね。

「ムカつくんだよ!」

とうとう痺れを切らしたのかこちらに殴りかかろうとするガキ大将。
やばいッ!

「おい、そんなことして楽しいのかよ前ら」

公園の入り口から声が聞こえた。ガキ大将も慌ててそちらを見る。
公園の入り口に立つ人影は2つ。
二人ともランドセルを背負っているので、小学生だろう。

「なんだぁ?ヒーロー気取りか?お前もうぜえよ」

ガキ大将たちは標的をそっちに移すと、攻撃を仕掛けに走っていく。
まず子分らしき二人が石を投げっ……て、おいおい。
その石はきれいに直線に飛んでいき、そのまま人影にあたるかと思ったとき。
ひょいっと人影は右にずれた。
虚空を空しく飛んでいく石二つ。

「そんなんで勝てる分けねえだろ!」

そこからの戦況は早く。
人影に殴りかかったガキ大将は足を引っかけられ、バランスを崩したところにカウンター。
子分二人はガキ大将が倒れたことにうろたえている間に殴られて、地に伏した。

「覚えてろよ!」

完全負け犬のセリフを吐いて逃げていくガキ大将たち。
もう戻ってくんな!塩まいてやるよ。えいっ、えいっ

「大丈夫だったか?」

頭の中で塩をまいていたら、さっきの人影二つがこちらに来ていた。
一人は黒髪を軽く切っただけという髪型の少年。
もう一人は見事なポニーテールの少女。

「って、お前転校生の……」

「関羽翔だったか?」

「うん」

なんか嫌な予感がするんだが……
今から逃げても遅いよな。

「俺は織斑一夏。あいつらはいっつも、ああやってちょっかいかけるんだ。だから気にしない方がいいぞ」

「私は篠ノ之箒だ。一夏の言うとおり気にしない方がいい」

……うん。
どう考えてもIS主人公とヒロインですね。

「もしかして束っていうお姉さんと、千冬っていうお姉さんがいたりする?」

「うお!すげえな。なんでわかったんだ?」

「うむ。確かにいるが……知り合いか?」

「いや、違うよ」

あ、これ確定だわ。うん。


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あとがきかもしれないコーナー


どうも、出雲だよ!
一夏&箒とエンカウントした主人公です。

次回は千冬さんと束さんともエンカウントするから楽しみにしててください(笑

Re: ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者 ( No.7 )
日時: 2012/02/23 21:53
名前: 出雲 ◆9ccBFQYMG2 (ID: 3IH6VK8y)

はい、今回は千冬さんたちとエンカウントですよー。
副題をつけてみましたー

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*エピソード4「世界一の恐怖だった……」 by一夏


side一夏

箒んちに遊びに行くときに通る公園で、誰かがいじめられていたようなので追い払ってみたが……

「えっと……。僕までいいの?」

なんと今日転校してきた翔だったのだ。
ちなみに、翔は家に帰っても誰もいないそうだから遊びに誘ってみた。

「だからいいと言っているだろう」

箒がぶっきらぼうに──それでも少しうれしそうに翔と話している。
それにしても箒がすぐ仲良くなるなんて珍しいよな。
大概は相手が箒のあの調子に気おされちまうし。そう考えると、特に気にしない翔はすごいのか?

「にしても、まさか今日来た転校生がいきなりいじめられてるとは思わなかったぞ」

「僕だっていきなりのことでびっくりしたぞ」

「確かに今回はみんなすごい騒いでたな」

「一夏に言われるまで転校生だと気付かなかった箒が、よく言うよ」

呆れたように言う翔に、箒が軽く睨みつける。
翔はそれを軽く流して俺に話しかけた。

「一夏。変な顔になってるぞ」

「ん?変な顔ってなんだよ!」

冗談だよって翔は笑うが、なんか笑みが黒いような……?

「一夏、ボケッとするな。もう家だ」

あ、ほんとだもうすぐそこに箒の家が見える。
……そういや今日は、千冬姉も束さんも早く帰ってくるとか言ってたような気がするな。

   ●

side翔

さっき一夏に聞いたが、今日は束さんたちが早く帰ってくるそうだ。
そうすると日奈ねえも早く帰ってくるのか。

「翔、ここが私の家だ」

箒が門を開けて待ってくれる。
ん……?道場……?

「箒んちは道場もやってるんだよ」

「へー」

僕の考えを見透かしたように、一夏が補足説明を入れてくれる。
そういや原作でそんな話を読んだ気がする。
ちょっと時間がたってるせいか、記憶がうろ覚えだ。

「こっちだ」

箒が先導してくれる。
この子は相変わらず口数が少ないのな。箒の普通はこれだからいじめられたりしてたのか。

「翔。ゲームの説明するからちょっと来て」

「へ?もしかして自作ゲーム?」

「あぁ。箒の姉ちゃんの束さんがそういうの得意でさ。よく作ってくれるんだよ」

やはり束さん作ゲームでした。
うーんいったいどういうゲームなんだろうか。

「これコントローラーな」

うん……。コントローラってか、アナログスティックつけたキーボードじゃん。
それにしてもこれ、構造は分かるがよく作れたな。こんなの並みの技術じゃ作れないだろ。

「基本的にはこのボタンとこれと──」

あ、意外にも使うキーは少なかったよ。
他のキーはなんに使うんだ。

「じゃあ始めるぞー!絶対負けないからな!」

箒も無言でうなずく。
ちなみにこれは、コマンド入力タイプの格闘ゲームだ。
『ファイト』の文字が出ると同時に、一夏と箒のキャラが一瞬にして別のとこに移動してた。
なんでだよ?!

「は?!何が起こった?!」

「このゲームはコマンドの入力次第でなんでもできるぞ?」

簡単に言うが、お前の手元を見ると真似をしようとは思わないよ……
なんで残像ができるんだよ。

「ん。また腕を上げたか」

箒が楽しそうにいうが、僕にはもう何が起こってるのか分からないよ。
ほとんどキャラが目で追えないのに……
この二人は昔から次元が違ったんだな。
さすがだよ。何がかは自分でもわからないが。

「うお?!」

現実から目を背けていた僕の耳に、一夏の驚いた声が聞こえた。
一夏を見てみると、かなり焦っているようだ。
そしてそのまま画面に目を移して──僕は絶句した。

「うわっ!ちょっ、抜けれねえ?!」

一夏のキャラを箒のキャラが、目に見えぬスピードでひたすらタコ殴りにしているのだ。
抜けれなかった一夏はそのままKO。
え?僕?開始と同時にフルボッコされてたよ。ついさっきまで気づかなかったよ。

「くっそー。負けたー!」

「ふん。まだまだだな」

悔しそうに床に転がる一夏と、憮然とした表情で一夏を見下ろす箒。
箒さん強すぎっす。

「もう一回やろう!」

勘弁してほしいわ!とぼくが叫ぼうとしたら玄関が開いた音がした。
たぶん束さんたちだろう。

「おっじゃましまーす」

ん?

「ちらかってて悪いな」

「いやいや、なんでちーちゃんが受け答えしてるのさ」

「ほんと散らかってますね」

「ひーちゃんひどいよ!」

この声は……

「わぁ、この部屋すげえ?!」

「日奈ねえ?!」

「ほわぁ?!」

やっぱし日奈ねえでした。
てか、よくあの束さんと仲良くなれたな。

「ん?知り合いか?」

「うん。うちの弟だよ」

「へー。確かに目元とかひーちゃんに似てるかも」

えっと、あの、そんな間近で見つめないでください。
しかし、僕は日奈ねえとはほとんど似てないってよく言われるんだがな。

「えっと、関羽翔です」

「おぉ!名字一緒!」

そりゃそうだろう。

「そりゃそうに決まってるだろう。というかいい加減離れてやれ束」

千冬さんも同じこと思っていたようだ。
ところで、束さんはなぜそんなに僕と一夏と箒の背中を押してくるんですか。

「束さん……?どこ連れてくんです」

睨む箒に怯えた一夏。あ、きっと一夏がそんな表情を見せると

「束。一夏に何しているんだ?」

「あいたたた!!!!!!ちーちゃん頭がメリメリいってるよ?!」

……千冬さんが壊れてしまったじゃないか……

「姉さん。一夏に触らないでください」

箒まで壊れたよ。
そういや姉さんは?

「ねね!一夏くんこれつけて翔とツーショットしてくれないかな?!」

「日奈ねえ?!なんでそんなもの持ってるの?!」

日奈ねえの手元にはネコ耳カチューシャ×2
鈴つきリボン×2
獣しっぽ×2
なんでだよ。なんで持ってるんだよ。

「いや、さすがにそれは……」

「一夏つけてみろ」

「「箒?!」」

なんと……箒まで敵なのか。
気づけば千冬さんと束さんもこっちにじりじりとにじり寄ってくる。
正直言って目が怖い。

「千冬姉?!」

「日奈ねえストップ!!」

「「「「おとなしくしてくれればすぐ終わるよ」」」」

いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対すぐ終わることなんてありえない!

   ●

side一夏

翔と一緒に逃げようとしたが、全力の箒と千冬姉に捕まってしまった。

「ち、千冬姉?!」

「大丈夫だ。すぐ終わる」

全然とこも大丈夫じゃないような気がするんだが?!
一縷の望みをかけて、翔にちらりと視線を送るも

──ちょ?!日奈ねえ?!
──だいじょうぶ!これつけたら羊とウサギもやってもらうけど
──どこが大丈夫なの?!

ほんとどこが大丈夫なんだろうか。
というか、この被害の原因は翔のお姉さんだよな。結論は翔が悪いのか。
うん。そうしよう。

「──日奈がこういうのを持っていたのはよかった。こんど買いに行こうと思っていたところだったしな」

訂正。結果的にはどっちに転んでも俺はネコ耳つけられてた。
千冬姉がこんな怖いとは思わなかったよ!

「じゃあ早くしてね♪」

「一夏、翔。逃げるなよ?」

俺たちに逃げ場はもうないらしい……



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一応あとがき的な

ごめんなさい!
やっちまいました……

いや、つけてみたかったんですよね。獣耳。
だいじょうぶ、この後の話は次の更新でちゃんと載せま゛((○=・Д・´)ゴスッ

……うん。のせます!

誤字脱字などありましたらご報告を。
できれば感想など頂けると泣いて喜びます。

Re: ISインフィニット・ストラトス めんどくさがりの転生者 ( No.8 )
日時: 2012/03/08 20:40
名前: 出雲 ◆9ccBFQYMG2 (ID: 3IH6VK8y)

時間が空きすぎた……!
箒さんがどんどん壊れていくよ


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*エピソード5「」

「うぅ……」

「もう嫌だ」

一通り獣耳をつけられ、あまつさえそれを写真に収められてしまった僕と一夏は、二人で公園をぶらついていた。
ちなみに箒は置いてきた。(視線が怖かった的な意味で)

「──翔の姉ちゃん、いっつもああなのか?」

「心外な。普段は──」

「普段は?」

「…………」

「っておーい?!」

そんなに叫ばんでも聞こえてるぞ、一夏。
ちょっと思い出してみたら……うん。いつもはあそこまでオープンじゃないんだよ。

「いつもはあんなオープンじゃない」

「オープンなら普段からあれなのかよ?!」

「だね☆」

「だね☆じゃねぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!」

今日の一夏は叫んでばっかだな。
そんなんだといつか喉つぶすぞ?声でないといろいろ大変らしいしな。
あぁ、もちろん念話とかそんなのはノーカウント。
一夏ならできそうだけどさ。

「そろそろ戻らない?」

ちょっと外にいるのも飽きたので、一夏にそう提案。
駄菓子菓子!じゃなかった、だがしかし!

「僕はそろそろ時間だから家帰らなきゃ」

もちろん戻るのは自分の家さ。
瞬間、一夏が絶望的な表情をしたが無問題。

「あ、あぁそろそろ5時だもんな。じゃあ俺も戻るよ」

「うん。じゃあねー」

「また明日なー!」

軽く挨拶を返して、僕は家路につく。
会話上は普通を装っている一夏の表情は始終逃げるなと訴えてきたが、あんなとこに戻るくらいなら一夏を犠牲にした方がまだマシだよ!
犠牲にされた方はたまったもんじゃないとか、一夏の悲鳴が聞こえた気がした。
きっと、気がしただけだけど。

「気のせいじゃない!」

あれ、まだいたの?

   ●

時がたつのは早いもので数か月後。
ん?略しすぎ?確か、あとちょっとで夏休とか言っていた気がするから7月じゃないかな。
具体的には7月20日だけど。

……明日終業式でした。チーン。

「それでさ、今日はさぁ──」

いつも通り食卓に会話の花を咲かせるのは日奈ねえ。
僕の日常なんて一夏と遊んだとか、箒のとこの道場で剣の練習してる二人見たとか、そんなんだからね。
絶対聞いても面白くないし、まず話す気が起きないや。心労的な意味で。
まぁ、そういうわけでいつも通りの我が家の食卓だったわけだが、

「夏休みにさ、千冬たち止めてもいいかな。千冬んとこ親いないから一夏くんもくるらしいけど」

「ぶほっ」

「もう、翔はもう少し落ち着いて食べなさい」

日奈ねえが爆弾発言くれました。
だからお母さん、吹いてしまった僕は悪くないですよ?

「日奈ねえ、それほんと?」

「え、もしかして嫌だった?!一夏くん翔の部屋に止めようと思ってたんだけど……」

「いや、一夏だけならいいんだよ。一夏だけなら」

そう、『一夏だけ』ならば。
千冬『たち』ということは確実に束ねさんがいるわけで、束さん+一夏も来るということならば確実に箒もついてくる。
そうなれば、またおもちゃにされるのは目に見えている。
それだけは避けたい!

「ひ、日奈ねえ。それだとたぶん箒もついてくると思うよ」

「最初っから呼ぶつもりだよ?」

「へ、部屋はどうするの?箒も入れたら女子だけでも3人いるよ?」

「私の部屋はある程度広めだから布団2枚までなら引けるし、箒ちゃんは束と同じ布団でいいってよ?」

いつの間に確認を取ったんだ。

「えっと……、じゃあいつからいつまで泊める気なの?」

「夏休みいっぱいは泊めても大丈夫よ?なんなら千冬さんたちのところは普段から泊めても構わないわよ」

おう……。思わぬところからの反撃だ。
てか、夏休みいっぱいて……。一夏と千冬さんはまじでいそうだから怖い。てか、うちの母は確実にそうする気だろう。
親がいないことは知っているしな。

「まぁ、いいんじゃないのか?翔」

ダメ押しとばかりに、お父さんからもOKが出ちゃいましたとさ。

「うん、まぁ僕もいいと思うよ」

「よかったぁ。じゃあ明日から呼ぶね!」

早いと言おうとしたが、明日が終業式なんだから特に違和感ないことに気が付いた。
一夏と一緒に朝から遊べるんなら、まぁ良しとしようか。
箒にはゲームも持ってきてもらおうかな。


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【誤字脱字などあればご報告をお願いします。ついでに感想もお願いします】

一夏くんと翔は突っ込みがくるくる入れ替わりそう。
基本ボケるのが千冬さんとか束さんとか箒だから二人とも突っ込んでるけど。

次回から3話くらいお泊り話。
箒はいいお友達ポジションに収まりそう。あれ……?


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