二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜
- 日時: 2012/05/05 15:16
- 名前: ルナ (ID: YvnkZX8x)
初めまして、ルナです。
初めて書く小説なのであまり自信がありませんが読んでいただけたら嬉しいです。
話がややこしいので、内容がわからなかったりする場合はドンドン聞いて来てください!
では、どうぞごゆっくり。
ちなみにこの物語は、アリス=リデルのいる世界と違う世界のアリスのお話です。クローバーの国の人たちはかわりません。
*人物紹介*
アリス=ディラム
**********************
この物語の主人公。
アリス=リデルとは違うセカイに住む16歳の女の子。
学校では「優しい」「明るい」と、思われている。
実際には、優しいが明るくはない。
夢ではいつも追いかけられる側。
髪: 黒っぽい茶色で、腰ぐらいまでの長さ
瞳: 海のような青色
身長:160くらい
服装:白いワンピースのような、太ももあたりの長さの黒のラインが入ったコートを着ている。コートの首元は赤いリボンでとめてある。
コートのなかは白いキュロット。
黒のニーハイソックス、膝まであるブーツを履いている。
持ち物:伸縮可能の鉄製の棒
ハンカチ
ばんそうこう
*目次*
人物紹介: No.33、No.63
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- Re: クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜 ( No.75 )
- 日時: 2012/05/08 23:16
- 名前: ルナ (ID: QQmxnDsv)
2話 危険なマフィアたち
*******************************
アリス「とにかく歩くしかないわね…」
私はペーターが下りていった階段へと向かった。
〜・〜森〜・〜
アリス「…迷っちゃった」
私はあの後、確かに道を歩いていた。
…はずだったのだが、私は方向音痴なのでいつのまにか道をそれていた。
アリス「あれ?おかしいな〜」
それでも私は進む。
ガサガサ…
草をわけたらやっと道を見つけた。
道の先には、大きな屋敷があった。
アリス「道を聞こう…」
そう思い、門に近づくと何かの気配がした。
思わず後ずさる。
前には斧を持った、2人の少年がいた。
「誰か来たね。兄弟。」
と、青い服の少年。
「悪い人かな?兄弟。」
と、赤い服の少年が言う。
「悪い人なら…」
そう言って2人は斧を構える。
アリス「ちょっと待って!私は悪い人じゃないわ!!」
この状況はまずい。とにかく武器をおろしてもらわないと。
「本当?」
赤い服の少年が言う。
アリス「ええ、本当よ!ただ、道を聞こうと思っただけよ。」
「でも、悪い人が自分のことを『悪い人』ですっていうわけないよね。兄弟。」
と、青い服の少年。
「そうだよ、兄弟。言うはずないに決まってる。」
と、赤い服の少年。
「じゃあやっぱりこの人は悪い人だよ、兄弟。」
「それなら門番として入れるわけにはいかないね。減給されても困るしね。
」
「「じゃあ…行くよ!」」
そう言って2人は斧を振り落とした。
交渉不成立か…
《ガキン》
アリス「危ないわね(怒)」
私はいつも持っている護身用の棒で斧を受け止めていた。
「お姉さん凄いね。どこから出したの?それ。」
《カキン》
戦いながら話してくる。
こっちはろくに戦えないのに冗談じゃない。
アリス「…くっ」
《カキン、ガキン》
「教えてくれないの?子供が聞いてるのに。教えるのが大人の役目でしょ?」
と、青い服の少年。
アリス「私はまだ、大人じゃないっ!」
《カチャン》
「でも、僕たちよりは年上でしょ?」
私の棒が宙を舞う
《カラン…》
弾かれた。
「お姉さんの負けだね。」
じりじりと、よって来る。
ダメだ。もう死んじゃう…
「何をしてるんだ、お前たちは。」
この空気に全くあってない帽子をかぶった男性と、オレンジの頭からウサ耳をはやした男性が後ろに立っていた。
「「ボス!!」」
「このお嬢さんを困らせていたのか?すまないね、お嬢さん。」
そういい、落ちた棒を拾ってくれた。
変な帽子…
アリス「いえ、こちらこそ。誤解されるような事を言ってしまったんです。たぶん。」
そういいながら私は棒を短くして胸ポケットになおした。
「「そこから出したんだ。」」
2人の少年が言う。
「ところでお嬢さん名前は何という?」
アリス「私は、アリス=ディラム。あなたたちは?」
名前は聞いておかないと。
ブラット「私はブラット=デュプレだ。」
ディー「僕はトゥイードル=ディー」
ダム「僕はトゥイードル=ダム」
エリオット「俺は、エリオット=マーチ。」
アリス「またウサギ…」
と、つい言葉をこぼしてしまった。
エリオット「俺はウサギじゃねぇ!」
アリス「そう、勘違いだったわ…ごめんなさい。」
ディー「馬鹿ウサギなんかにお姉さんが謝る必要ないよ!」
ダム「そうだよ!どう見たってウサギだもん!ウサギは黙ってニンジン食べてなよ!」
うん、見た目はね。でも本人が言うんだからきっと中身は…
エリオット「だから、ウサギじゃねぇって言ってんだろ!俺はニンジンは嫌いだしな。」
ほら、やっぱり中身は…
エリオット「言っとくけどな、俺が好きなのは」
エリオット「ニンジン料理だ!」
ほらね。見た目だけなのよね…って
アリス「え?じゃあやっぱり…」
エリオット「だから違うって!ブラットからも何とか言ってくれ。お礼に美味しいニンジン料理おごるから!」
エリオットがそういった瞬間ブラットの顔は真っ青になった。
ブラット「お嬢さん、後は頼む。私は気分が悪くなったので部屋に戻るが、来たかったらいつでもきてくれ。紅茶を用意して待っているよ。」
アリス「え!このタイミングで行くの?!待ってよ!」
ブラット「では、また会おう。余所者のお嬢さん。」
そう言ってブラットは中に入って行った。
アリス「この状況をどうしろと…?」
後ろでは3人が言い合いをしていた。
さっきまで昼だったのに、夜になっていた。
聞きたいことが沢山あるのに話せる人がいない。
アリス「はぁ…どうしろって言うのよ。」
3人を見ながらアリスは肩を落とした。
*__________________________________________*
アリスは、この国の仕組みをいつになったらわかるのか。
それともこのままわからないままこの国にいるのか。
続きはまた明日。
- Re: クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜 ( No.76 )
- 日時: 2012/05/08 23:35
- 名前: ルナ (ID: QQmxnDsv)
3話 チェシャ猫
*******************
私は遊園地に向かっていた。
あの後3人のケンカはどうにかおさまった。
ダム :「今日はこれぐらいにしとくよ。」
ディー :「ボリスと遊ぶ約束もしてるしね。」
と、2人は歩き出した。
エリオット :「お前らはまだ仕事の時間だ。」
そう言って、歩き出していたディーとダムの襟をつかむ。
ディー:「何を言ってるんだよ馬鹿ウサギ。もう休憩だろ?!」
エリオット:「お前ら、さっきサボってただろ?しっかり給料分働け!」
ダム:「給料分ならお姉さんと戦ったでしょ?!」
ディー:「休憩ぐらいくれたっていいじゃんか!」
しかしエリオットは
エリオット:「じゃあ、あと2時間帯後に休憩だからな。サボるなよ。」
と、言って屋敷に入って行った。
…で、2人が会えないからそれを伝えるために私は遊園地に向かっていた。
アリス:「着いた!」
目の前にはメルヘンな世界が広がっていた。
しかし問題があった。
入るためにはパスポートが必要だが、私は持ってない。
それどころかチケットを買うお金すらなかった。
アリス:「どうしよう…」
「何を困ってるの?」
後ろから誰かが、たずねてきた。
アリス:「えぇっと、実は…」
アリス:「...!」
振り返るとそこにはピンクがあった。
いや、ピンクすぎない?
ピンクの髪にピンクの猫耳、ピンクのファーにピンクの尻尾。
そして、パンクっぽい服。っていうかパンクファッション?
「どうしたの?そんなにジロジロ見て。俺、なんか変?」
私は首を振った。
アリス:「そんなことない。ただ驚いただけ、急だったから。」
「そう、ごめんな。おどかして。」
アリス:「いえ、あやまることないわ。あなただって悪意があったわけではないし…」
「そっか。ところで、なに困ってたの?」
アリス:「遊園地に入りたいけどお金がなくて。」
「遊びにきたの?」
アリス:「いいえ、違うわ。ボリスさんっていう人に伝言があって…」
ボリス:「俺がボリスだけど。」
と、自らを指差した。
アリス:「あなたがボリスさん?初めまして、私はアリス=ディラム。」
ボリス:「おれは、ボリス=エレイだ。よろしくな。…ところで伝言って?」
アリス:「ディーとダムが、仕事時間追加されたから遊べないって。」
ボリス:「うん、わかった。そういえば、アリスは帰るのか?ここまできたのに。」
アリス:「お金がないから帰るしかないわ。帰る場所もないけどね。」
するとボリスはいいことを思いついたらしい。
ボリス:「じゃあ、遊園地に一泊泊まっていったら?お金なら俺が払うし。」
アリス:「でも悪いわ。」
ボリス:「滞在地決まってないんだろ?なら決まるまでここにいればいいじゃん。」
さすがに野宿は危ないしね…
アリス:「じゃあ、滞在地が決まるまでお世話になります///」
ボリス:「おう、俺はおっさんに言ってくるからそこらへんで待ってて!」
ボリスはそう言って遊園地のなかに消えて行った。
アリス:「…に、しても1人で待つのって退屈よね。」
「なら、俺の相手でもするか?」
アリス:「誰?」
振り返ると男性がいた。
銃を持った男性が近づいてくる。
銃は応戦しにくい。ただでさえ戦えない私には分が悪い。
ティンキルを出す用意を一応する。
男が近づいてくる。
やるしかない…!
ボリス:「あんただれ?アリスと知り合い?」
振り返るとボリスがいた。ボリスはかまわずに言葉を続ける。
「…って、んなわけないか。」
そう言ってボリスは、
《パン、パン、パン》
発砲した。
ボリスの弾は命中し、男はその場に崩れ落ちた。
ボリス:「大丈夫?」
アリス:「うん、大丈夫。ありがとう。」
ボリス:「そっか。よかった。」
「そうそう、おっさんに許可貰ったぜ。」
アリス:「ありがとう。ところで、さっきから言ってる『おっさん』って誰?」
ボリス:「簡単にいえば、遊園地のオーナー。」
アリス:「オーナー…?」
いったいどんな人なのだろうか。
ボリス:「まぁ、会えばどんな奴かわかるからっ!行こうぜ!!」
*____________________________________________*
ティンキル=主人公の持ってる棒の名前。
前回 言い忘れてた。
- Re: クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜 ( No.77 )
- 日時: 2012/05/09 00:38
- 名前: ルナ (ID: QQmxnDsv)
4話 公爵と不協和音
*************************
遊園地の中は人で溢れていた。
そんな中、1人だけバイオリンを持っている男性がいた。
ボリス: 「おっさん!アリス連れてきたぜ!!」
男性が振り向いた。
この人がこの遊園地のオーナー…
ゴーランド:「この子が、さっき言ってたアリスか。初めまして、俺はゴーランドだ。」
ゴーランド…
何だったかな?似た名前のものがあった気がするんだけど…
アリス:「初めまして、私はアリス=ディラム。滞在地が決まるまで、お世話になります。」
ゴーランド:「別にそんなにかたくならなくていいぜ?」
「あ、そうだ!緊張をほぐすために1曲演奏してやろう。」
演奏か…こんな花のないおじさんでもバイオリンを弾くことってできるんだ…
アリス:「じゃあ、1曲だけ…」
ゴーランドはバイオリンを構えた。
さっきまで違う場所を見ていたボリスが目を見開く。
ボリス:「よそ見してた間に何があったんだ?!」
ゴーランド:「今からアリスの緊張をほぐすために一曲弾くところだ。」
それを聞いてボリスは真っ青になる。
ボリス:「初対面でいきなりアリスを殺す気か!?おっさん!」
その言葉を聞いてゴーランドは
ゴーランド:「前は確かに下手だった。だけど俺はあの後密かに練習していたんだ!お前の気づかないうちになっ!」
従業員:(聞こえてましたけどね。)
ボリス:(近所まで丸聞こえだったけどな。)
お客さん:(最近その音のせいで寝不足ですけどね。)
ゴーランド:「だから聞いてくれ!」
アリス:(何故だろう。お客さんが逃げて行く。)
(お客さんだけじゃない…従業員まで。)
ゴーランドが弾き始めた。
《ギイィィィ、ギイイイイ》
アリス:「なにこれ?!耳が…!」
今までに聞いたことのない不協和音が…!
ボリス:「アリス!逃げるぞ!!」
不協和音のせいで、何を言っているのかわからなかったけど、ついて行くことにした。
ゴーランドの騒音がようやく聞こえなくなった。
アリス:「この世の終わりが来るのかと思った…」
ボリス:「同感だ…」
まだ耳が痛む。
ボリス:「大丈夫か?部屋に行くか?」
アリス:「うん。そうする…」
*アリスの部屋*
《ガチャ》
ボリス:「部屋の鍵先にもらっといて良かったぜ。」
アリス:「何から何までありがとう。ボリス。」
本当にボリスがいてくれて助かった。
ボリス:「別に気にすんなって」
「また後で気分がよくなったら、レストランにでも行くか?」
アリス:「ええ。行くわ!」
ボリス:「じゃあまた後で迎えにくるから。」
アリス:「うん、待ってるわ。」
《ガチャ》
ボリスが出て行った。
アリス:「今日は疲れたな…」
寝よう…
私はすぐに眠りに落ちた。
- Re: クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜 ( No.78 )
- 日時: 2012/05/10 22:34
- 名前: フルーラ (ID: asn158NG)
ルナ久しぶり〜ww
(もしかして忘れちまったかもしれないが、ブラックだぜ)
フルーラも居ます!!
(まぁ、バカはほおって置いて………。)
バカって何よ、バカってn((うるさい!!!
(とにかく最近忙しくってホンとすまん)
・・・・・・ごめんね・・・・。
- Re: クローバーの国のアリス〜違うセカイで〜 ( No.79 )
- 日時: 2012/05/10 23:32
- 名前: ルナ (ID: QQmxnDsv)
フルーラ、ブラック‼
久しぶり!
忙しかったんだから仕方ないよ☆
私、受験生だからたまに来れなくなったりするし…
でもね「複雑・ファジー小説」に新しい小説書き始めてて…
でも勉強しないと…って、いうのを繰り返してます(笑)
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