二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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狗×撲・・・じゃなくて  妖狐×僕SS
日時: 2012/04/28 12:48
名前: 栖樺 綯 (ID: zRrBF4EL)


初めまして、こんにちは、こんばんわ。
栖樺 綯です。
此のたびは、二次創作で、いぬぼくしーくれっとさーびすを書かせて
いただきます。
いつものごとく、
オリキャラ中心のご都合主義。
今回は自己満度低めでいきたいなぁ。
多少、本編とずれていても、大目に見てください・・。
そして、この小説はなにより
めまぐるしい
です。
過去と未来と今。
転生前、その後。
転生前、その前
転生後、その後。
転生後、その前
そして、また転生・・と
大変わかりづらいのですが・・。
よろしくお願いします。
頑張ります。
コメントに対する反応が遅いのと、文章のくどさと長さに
定評がありますが・・。
どうぞ。
少しでも楽しんでくだされ。
(そして何より、誰より、自分が楽しもう.]

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おまけ ( No.2 )
日時: 2012/05/03 09:35
名前: 栖樺 綯 (ID: zRrBF4EL)


「・・・・・。?」
「なんだ?どうした。」
「ううん。なんか今思い出しちゃって。」
「あぁ・・。」
少女は涙をぬぐって。
また、別の少女はリンゴの皮をむきながら。
「ホントに、覚えていたんだね。」
「ホントだな。生まれ変わりみたいな。」
「でも、私は《前》の私じゃないんだよね・・。」
「そんなの、みんなそうだろ。」
少女は寂しげに、窓を見て、
別の少女は少女の口にリンゴを噛ませて。
「そうだねぇ・・。」
「あいつは、どうしてるかな。」
「転生・・。してるかなぁ。」
「してるんじゃないか?あいつはしぶとそうだからな。」
少女はまた、涙を零して、
別の少女は、塩水にリンゴを入れて。
「これ、しょっぱいねぇ。」
「涙のせいだろ・・。」
「そうかなぁ、塩多いと思うよ。」
「お前に味覚のことを言われたかないね。」
少女は少し笑って、
別の少女は、2個目に手をかけて、次は形を作る。
「・・・ウサギ?」
「ちがうわ、オオカミ。」
「えと・・。鬼もつくれる?」
「まぁ、なんとか。」
少女はまた窓を見て。
別の少女は鬼を作り始めて、
「ねぇ、今どこなのかなぁ。」
「知りたいのか?」
「うん・・・。会いたい。」
「ちゃんと退院したら、ね。」
少女は別の少女の袖を引いて、
別の少女は少女の手を掴んで。
「早く、退院したいなぁ・・。」
「あぁ、アタシもリンゴ剥くのは飽きた。」
「ごめんね、でも私リンゴ大好きだし・・。」
「別にあたしも嫌いじゃねぇよ?」
少女達はお互いの手を掴んで。
つないで。
「あの子、今大丈夫かなぁ・・。」
「体、弱そうだもんな・・。」
「また、癖がでてないといいねぇ。」
「そうだな、友達もできてなかったもんな。」
少女はドアを振り替えて、
別の少女は手を離して、
「ホント、ひさしぶりだよねぇ。」
「あぁ。そうだな。」
「30年・・ぐらいかな?」
「そんなに!?」
「あぁ。そうだったな。」
「うんそうだよ。」
「遅くなってしまって、悪かった。」
「なんだよかしこまって。」
「そうだよ。でも、ありがとう、【思い出したんだね】」
「あぁ。」
一人また、少女がこちらに近づいてくる
黒い髪の、凛々しい雰囲気で、【狐を連れていない】少女が。
「今日は、おひとり?」
「今日も、だろ?」

「凛々蝶ちゃん。」
「おにちよ。」

それは、他の人から見れば、かなりバランスの悪い3人であった。

 妖狐×僕SS 第一夜 −理由の目的ー ( No.3 )
日時: 2012/05/08 15:25
名前: 栖樺 綯 (ID: zRrBF4EL)


「またか・・・・。」

これは、転生前、僕が妖館に来る前。
幼少期というのか、それくらいだ。
すでに僕の悪癖がついてしまっていたころのことだ。
僕はそのころ、人に悪態をつくと決まって、
逃げるように向かう場所があった。
そこは、保健室だった。
「またか。」といったのは保健室にいる先生だ。
ものすごくぶっきらぼうで、大雑把らしく、
学校に住んでいるという、噂がある程めんどくさがりらしいのだ。
髪が黒く横向きに一つ結いにしていて、その髪はぼさぼさ気味だ。
「お前もヒマだなぁ。白鬼院。」
「お前《も》ということは先生も暇人でしょう?
 暇人には言われたくないです。僕には事情があるんです。」
このとき僕は今ほど悪癖がかたまっておらず、
少し、変な分法で話してた。
彼女は、聞けば生徒にお世話をしてもらっているという
噂もある。
普段人と話さない僕の耳にも届く程の噂だ。
「相変わらずだな。またなんかやったのか?」
彼女は僕の悪態には触れずいつもそうやって、
話をずらしてくれる。
こういうところは僕の近所きいる奴とよく似ていて、
親近感があった。
「何もやっていなかったらこんなところには来ない。
 撲もそんなに暇ではないんでな。」
強がって見せる。
虚勢を張ってみる。
「でもお前、毎休み時間くるじゃん。
 しかも体育の授業は全部ここで過ごすしな。」
「うるさい!
 そ、それはたまたま時間が空いて、ヒマつぶしだ!」
僕の家柄から、
先生たちは僕を特別扱いし、
多少は授業にでずとも、許してくれた、でも。
彼女は僕に言った。初めてココに逃げてきたとき。
『せっかく、学校きてんのに意味ねじゃん。
 給食費とかもったいないじゃん。授業料がなくても、
 来てるんだから、何か、【目的】とか持てよ。』
彼女はそう言って、
僕を廊下に出した。
僕は、驚いた。そして、嬉しかった。
ちなみに、僕を廊下に押しやった彼女はのちに
先生方から説教されたという。(反省はまったくない。)
だから、僕はこの先生が好きで、ココにいる。
それも、ある。
でも、もう一つ。
それは、僕が学校に来ている理由だ。
「今日も、いるぞ。」
「いつも、だろう。」
そうともいう、と彼女は笑い、自分の仕事らしきことを始めた。
「・・・・・。」
ベットのカーテンを開ける。
そこには【彼女達】がいた。
いつもの、様に。
「あぁ、おにちよ。」
「え・・。あ。おはよう。凛々蝶ちゃん。」
「今は昼休みだが・・。」
「あ、ずっと寝てたからわかんなくって。」
そういって、少し笑った。

彼女達二人が、僕の当時の友達だった。
唯一の、たった二人の友達。

第二夜 −出会いと紹介ー ( No.4 )
日時: 2012/05/30 22:16
名前: 栖樺 啼 (ID: zRrBF4EL)


彼女達と出会ったのは、ある日、
僕がいつものごとく悪態をつき、クラスメイトを泣かせてしまった日だ
今でははもう日常的だが、
このころはまだみんな僕の悪癖に慣れずにいたため、
その日、僕は初めて泣かせてしまったのだ。
何を言っていたのかは思い出せないけど、
先生はこう言った。
『白鬼院はすこし具合が悪いようだ、
 だれか、保健室に連れてってやってくれ。』
だ、そうだ。
しかし、当然誰も連れて行こうとはしなかった。
結局僕は先生に連れられ保健室に行き、
あの先生に手荒い歓迎をうけたのだ。
そして、彼女らにであった。

『・・・ベットを借りてもいいですか?』
「あぁ、いいけどよぉ。・・右と左どっちがいい?」
『はい?』
「だからだ、窓際と、壁側どっちがいいかって聞いてんだよ」
この学校に通う生徒の保護者には
過保護な人が多く、あまり、この保健室は利用されない。
だからあまり設備もいいとは言えない
『じゃあ、窓際で』
「あ、ごめん。窓際は先約いたわ、はは。」
『じゃあ、なんで聞いたんですか・・』
そういって僕はカーテンを開けてみた、
窓際のほうのカーテンを
そこには、

「ん?」

とてもこの学校にいそうにない感じの、
なんというか荒っぽい感じの少女が、リンゴの皮を剥いていた

『な、なんで!?』
「なんや、りょーちゃん何?この子?ここの子、
 保健室使わんとちゃうんすか?おかしーなぁ・・」
髪は黒くて、サラサラっぽいが、
横髪の当たりが何故か赤く、
髪を頭の上でしばり、ポニーテールになっている。
服装も私服だった。
とても病人には見えない。
制服は・・・?そもそもこんな子この学校にいただろうか?
あと、[りょーりゃん]て誰っ?!
「いやー、なんか特別待遇らしい、今日から、保健室仲間。」
「そんなてきとーな、
 変な奴がまなほがわるくなったらどーすんの?」
そして、関西弁らしきなまりがある。
まなほ?また聞いたことのない名前だ
そのとき、
少女の後ろから、別の声がした

「保健室で大声出さないでよ。迷惑だよ・・。」

『!? いたのか!』
「え?何が?白鬼院さんどうしたの?」
もう一人の、僕の名前をいった少女はわりと普通の少女だ。
色素が薄く、クリームっぽい色のした髪が
肩の少し上の当たりで少しカールしていて、
目がほんのり茶色だった。
『なんで僕の名前を・・』
「だって白鬼院さんは有名だし・・。」
「そんなに有名なんか?アタシ全然知らんけど」
「だって、みーちゃんは全然授業に出ないじゃない。」
『そうなのか? さぼっているのか?』
「さぼっとるんとちゃうわ!」
なんか変な言葉づかいだなぁ
とか、雑談してるうちに、先生から、指摘をうけた。
「お前らな、今日から、保健室組のりょーちゃんクラスなんだから
 喧嘩すんな、自己紹介したのか?しろ、今すぐ」
とかいいつつ、自分の紹介は一切しない。
渋々といった感じで、黒髪の少女は達上がり僕に手を差し出す。
「アタシの名前は《古猫谷 御》−こねこたに みこーや。
 よろしく、しろきいん?だっけ。」
『ふん。物覚えが悪いんだなキミは。
 僕は《白鬼院 凛々蝶》だ。よろしくお願いします。』
「なんや、ちゃんと挨拶できるやん。」
「私は《袖引暮 愛歩》−そでひき まなほーだよ。
 よろしくね、白鬼院さん。」
僕は二人と握手をした。
見た目より、袖引暮さんの手は小さかった。

ちなみに先生の名前は、楠坂 稜華というらしい。
そんなに華やかそうには見えないんだが。

本編別  凛々蝶の梅雨 ( No.5 )
日時: 2012/06/10 12:07
名前: 栖樺 啼 (ID: zRrBF4EL)


転生前
場所 ラウンジ
人数 みんな集合

「うぅ・・・・。」
一人ラウンジで泣き声を上げている
少女がいた。
手には食べ物がある。
「髏々宮さん・・・?
 何しているんだ?パン?」
かるたが持っていたのはメロンパンで、
よく見ると、
「ちよちゃん・・・メロンパンが。」
「カビたのか・・。」
6月
今は梅雨の時期で、外に出ることもなく、
食べ物類はカビてしまう。
つまり
「かるたちゃんにとっては最悪の季節よねぇ・・。」
「メロンパン・・・。」
どうやらすごく楽しみにしていたらしく
ずっとカビの部分を見つめている。
「メロンパンぐらいならー
 渡狸が買ってくればいいじゃーん。ね?」
「俺は悪だぜ!
 そんなパシリみたいなことするわけねぇだろ!」
「渡狸・・・・。」
「お金なら、ハイ。」
笑顔で夏目が渡したのは、
「15円。」
「買えるか!」
「ふん。不良なら15円でメロンパンぐらい
 簡単にもらえるんじゃないのか?《不良》なら。」
「や、やってやらぁ!!」

凛々蝶の挑発にあっさり乗った渡狸はコンビニへ・・。
「梅雨の対策とかなかったかしら。」
「さぁ、俺は知らないな。」
「あんたに聞いてないわよ
 あんたの黒いのは全部カビなんじゃないの?」
「凛々蝶様はご存知ですか。」
「・・・・・・。」

「ちょ、ちょっと調べてくる!」

「あいつって何事にも全力だよなぁ・・。」
「ホント。」
「ちよちゃん。」
「渡狸とどっちがはやいかなー。」
「凛々蝶さま・・・。」

続別編 結果 ( No.6 )
日時: 2012/06/15 22:31
名前: 栖樺 啼 (ID: zRrBF4EL)


「なんか、エアコンなどにゴミがついてないか、
 部屋の中の水滴なんかにも気を配るのがいいらしい。」
「凛々蝶さま・・・・。」
「な、なんだその哀れむような目は。」
「ちよちゃん。ありがとう。」
メロンパン(渡狸www)を頬張りなが、かるたは
凛々蝶に抱きつく。
「な、べ、別に僕もたまたまこのあいだ、
 実験道具を乾かしていたらカビいたからな!そのついでだ!」
「うん。ありがとう。」
「違うって、言ってるのに・・・・。まったくキミは。」

「美少女の抱き合いメニアック!くっつく顔と顔がたまらないわ!
 ちょっと反ノ塚!ビデオ!神画質てきな奴!」
「は、そんなものあるわけが・・。」
「あるぞー。」
「まぁ。」
「わぉ。」
「蜻蛉の奴が持ってた。」
「使いたくないけど・・。
 背に腹は否! メニアックには変えられないわ!
 さぁ、こっちを向いて凛々蝶ちゃん!」
「や、やめ!?髏々宮さん離れて・・・。」
「メロンパン・・・。」
「き、聞こえてない!?」
(ど、どうしよう。無理やり離すのも申し訳ないし・・・。
 でも映像が残ると厄介なことになりかねん!)
「凛々蝶様!」
「!」
ま、まさか助けてくれるのか!?
こういうときは一番ふざけそうなキミがっ・・・。
「こっちを向いてください!
 できるだけ恥じらいをもって!」
「キミが恥じらいを持て!」

「・・・で結局大丈夫か?」
凛々蝶がかるたに聞く。
「うん。」
と親指を突き出し、

「カビる前に食べればよし!」

「話聞いてたか!?」
この日の映像は、御狐神と、野ばらの永久保存動画となりました。
「俺の活躍は!」
「パシリでしょ〜ちったい渡狸☆」
「かるたぁーーーー!」


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