二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2
- 日時: 2012/05/21 18:47
- 名前: さくら (ID: te9LMWl4)
- 参照: 第01回SS大会テーマは「恋」です。
キミにしか叶わぬコトバで (どこまで落ちたって感情ごとあなたが受け止めてくれた)
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*last up!
0519 開設
Hello.‖0519
日頃とても温かくてぽかぽかの木漏れ日が目立ちます。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
初めましての方は、初めまして。ご無沙汰してますの方はご無沙汰してます。常連の方はこんな駄スレですみません。
主スレは二次創作(紙ほか)の「アリスと兎の逃避行」、副スレは同じく「金木犀で創るシャングリラ」です。覗いてみて下さい。
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‖Attention!
当方はイナズマイレブン全般の短編小説を掲載し合う大会です。
一大会毎に私がお題を発表します。その縛りに沿ってエントリーされた作者様は小説を書いてください。
作者様一人が応募出来る短編は一つです。その長さはフリーですので3万文字等長い物から300文字以内など短いものでも構いません。
投稿期間中なら全体書き直しも部分書き直しも、エントリーの取り消しも可能です。只、投票期間へと移行した場合は難しいので気をつけてください。
初心者でも神作者様も大歓迎です。
転載された短編の無断転載、パクリは禁止です。荒らし、晒し、中傷はやめてください。
その他何かありましたら、遠慮なくコメントを残して下さい。出来る範囲でのサポート・努力は致します。
投票期間は、私が応募用紙をうpします。原則で、自分の作品に投票するのは無しです。名前を変えて自分の作品に何回も投票するのも駄目ですよ?
投票は、小説を投稿してない人でも気軽に良いと思う作品に投票してくれると嬉しいです(´∀`*)
このスレは、私だけでなく、皆様と一緒に育てていくスレです。是非気軽に投票して下さい。
‖About master!
thread Name...第01回SS大会 ( inzm ) >>000
master...さくら/sakura >>001
好きな子中心にまったりと。かめこーしん^^
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良くある質問 >>002
第01回SS大会「恋」エントリー作品 >>008
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240519 開設
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- Re: 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2 ( No.6 )
- 日時: 2012/05/20 12:22
- 名前: 海穹 (ID: fQORg6cj)
- 参照: 投稿させていただきます!
「その言葉に満たされる」
「秋ってさ、好きな人いるの?」
円堂の口から零れたのはもの凄い威力を持った爆弾だった。
教室に二人っきり、という恋愛マンガのような状況でしっかりこちらを見てのこの発言はまずくないだろうか、と秋は考える。
そして、何でこんなことになったんだっけ、とも考える。
そもそも、こうなったのは今週と来週が受験生にとって重要な重要な週であるからで。
* * *
「なあ、秋」
「なあに?分からないところでもあるの?」
秋はそう言って円堂の机に広げられた数式を見た。展開の途中で止まっているそれは絶賛テスト期間中の円堂たちの中間テストの範囲に入っている問題だ。円堂はサッカー馬鹿で、まあ言うまでもなくサッカーに打ち込み過ぎているせいで成績は中の下。その上今回は内申にかなり関わる大事なテストなので秋に付きっきりで数学を教えてもらっているのである。
その結果、今二人は教室に二人っきりという状況が出来上がっているのである。
「ちょっと休憩!いいだろ?聞いてほしい話があるんだ」
背筋を伸ばしながら円堂はそう言う、秋は仕方ないなと言うふうに椅子の背に凭れかかった。聞いてほしい話なんてサッカーの話なんだろうなあ、と思いながら。
そして、話を聞いた結果、そんな爆弾発言が飛び出したのである。
教室中にも、外にも生徒の姿は見えない。鳥の囀りさえ聞こえない静かな放課後。
爆弾発言をした後、円堂は沈黙を保っていた。
秋が何か言うまでアクションを起こすつもりはないらしい。
「え、っと……それは、あの……」
「恋愛対象って言う意味で」
しどろもどろになっている秋とは対照的に、円堂は至極真面目に、こちらを見ながらそう返す。真剣な眼差しに、あぁ、でも逃げ場はないのだな、と秋は覚悟をした。
秋に好きな人はいる。太陽のような笑顔を持った、サッカー馬鹿、円堂守だ。
いつからか、と聞かれれば、はっきりとは分からないが一年の頃、サッカー部を二人で作った頃が一番当てはまる気がする。二人で頑張っていて、そんな頑張る姿と真っ直ぐな目を見て、惹かれて。それを恋だと自覚したのはもう少し後だった気がする。
でも、ちゃんと隠せているとは思っている。何せ円堂は鈍感だから。
「……いる、よ」
恥ずかしくなって少し顔をそらしながらそう答える。すると、そうか、と素気ない返事が返ってきた。質問しておいて、と思うがその顔に悲しみが滲んでいる気がしてその思いは消え去っていった。
「円堂君?どうかしたの?」
「ん、いや、ちょっとさ」
彼にしては歯切れの悪い返事。これは何かあったのだな、と直感的に思った。
「なに?好きな人でもできたの?」
聞き返してやれば、うっ、と分かりやすい反応が返ってきた。突き止めるべきか迷って、やめておいた。凄く気になるけれど、なんだかこれ以上聞くのはいくらなんでも酷な気がして。
「……秋」
円堂は急に凛々しい声を出し、秋を見据えた。
真っすぐなその目は秋が好きな彼らしい目で。引き込まれるようにその瞳を見ていた。
「お、俺——————
秋が好きだ!!」
大音量のその声は少し教室の中で木霊した。
そして、あまりの唐突な告白に秋はその言葉の意味を把握するのに数拍の時間を要した。
「……え?」
我ながら間抜けな声が出たと思う。でも、これは仕方ないのではないだろうか。好きな人に、唐突に、二人っきりの教室で、大声で、告白されたのだから。
今までの話は確かに色恋沙汰の話ではあったが、なんで唐突に告白に移るのだろうか。そう言う一直線なところが彼らしい気もするが。
「あ、ごめん、急に……吃驚したよな、うん、ごめん」
さっきまでの勢いは何処に行ったのか、円堂はあたふたして何か言っている。
あんな爆弾を落とした後では今更な気もするのだが。
「返事、していい?」
そうしなければいけないと思った。一方的に思いを受け取るだけでは円堂が可哀想だし、自分の思いも知ってもらいたかった。だから。
うん、と円堂がこちらを少し居た堪れなさそうに見たのを確認してから、言葉を紡ぐ。
「私は———、円堂君が好きです!」
彼と同じように少し元気よく、言って見せた。
すると、
「…え?……え??」
円堂は目を丸くしながら、秋をしっかりと見る。真っすぐな、秋の大好きな目がそこにはあった。まあ、少し驚愕に染まっているから、本当に真っすぐではない気もする。
「ホントか!?」
「ホントだよ!ふざけてこんな恥ずかしいこと言うわけないでしょ!」
ちょっとやけになりがならそう言えば、顔がみるみる内に嬉しさに染まっていくのが見える。反対にこちらは恥ずかしくて顔が熱くなっていくのが分かった。耳まで熱くなっている。
「秋!!」
「きゃぁっ!」
机越しに抱きしめられて悲鳴じみた声が上げてしまった。
何が起こったのか把握できなくて数回瞬きをして、何とか状況を把握した。なんとも唐突な抱擁だが、顔が見られないのは嬉しい。こんな真っ赤な顔見られたくないから。
「大好きだ!秋!」
「……わ、私だって……!!」
なんだか凄く恥ずかしい言い合いをしている気がする。でも、いい気がした。
——心が満たされている気がしたから。彼の、言葉に。
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中三の円秋でした。何だこれ。
もうお目汚し申し訳ありません。
私のスレで切ないやつ書いたからこれは甘くしてみました。
対照的になる様に書いてたら大変なことになってた……
でもすごく楽しかったですww
- Re: 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2 ( No.7 )
- 日時: 2012/05/20 21:14
- 名前: アーシェ (ID: ZGo4Gnz1)
- 参照: いきなりきて、いきなり参加します^^;
彼女は強がりで責任感も強い人だった、成績優秀で理事長の娘で
他の人から見たら何もかも整っている人に見えるはずなのだが、実際俺がそうだった
だが彼女は誰よりも強く気高く意地っ張りで——その分誰よりも不器用で脆い人だった
家事が苦手だったのはしょうがないとは思ったが、いろんな意味で不器用だった
いつも冷静近着なのに、時々一人で泣いてるのを見かける、それに心配性になる事もある
そして俺が何より驚いたのは、彼女が思いを寄せた相手に一途だという事だった
最初は敵対する、と言うより彼との出会いはあまりいいというものではなかったと聞いたのに
そんな彼女が今俺の目の前でただ一人でつぶやいていた
「恋って難しいわ、暖かくて辛くて、思ってるだけでも苦しいときがあるなんて」
こう言う時は口を挟まないほうがいいのを俺はもう学習していた
「それに、誰もが幸せになれる恋なんてないのに、わた、しは」
声が今にも泣き出しそうだった、いやすでにないている
彼女は彼と両想いだった。でもそれは同時に——彼女の親友の失恋をさす
彼女はそれを知っていた、彼女達の思いを知っていたからこそ今返事に困って悩んでいる
「嬉しいのに悲しいの、私だけ幸せになっていいのかしら、あのひとたちのおも、いを」
それはあの時俺にあの言葉をつげたときの彼女とは正反対であの時の
淡々と僅かに微笑んで話す彼女と今の彼女は違って見えた
こんなに苦しんでいるのにそれでいて他の人を気遣うのはすごいと思う
普段は意地っ張りなくせに陰ながら努力家で優しい
だからこそ俺はそんな不器用な彼女の為に何か言ってやることしかできない
「お前が幸せにならないと、他のあいつを思ってた人たちも悲しむんじゃないか?」
「・・・・で、も」
「・・・誰だって大好きな人にはしあわせになってもらいたいだろう」
そういった瞬間彼女は少し微笑んでうなずいた、——涙をこぼしながら
「・・・・・・あり、がと、う」
もうここにいちゃいけないと思ってすぐに立ち去った——そうしないと悲しくなる
俺も彼女が好きだった、誰よりも強がりで優しくて儚い彼女の事が
でも最初見たときすぐに分かった、あいつは彼に——俺の親友に惹かれているんだと
まぁかれは鈍感で気付かなかったがそれでも一途に彼を思い続けてる彼女は健気だった
応援はしていたがやっぱり少し羨ましくもあった、笑顔を見ると寂しくなった
でも彼は俺の親友だしずっと彼女のその思いが実ればいいと思っていた
だから彼女から彼から思いを告げられたと聞いた時驚いた、そして安心した
やっとコレで幸せになれるんだと、彼女と彼がやっと、そう安心したはずなのに
胸が痛くて苦しい、そして何かカラッポだった、心臓も正直だと思った
本当は本当は
————俺はそんな強がりで不器用で優しい彼女が好きだった
確かに誰もが幸せになれる恋なんてない
それでも彼女が笑顔でいられるのならばこの思いをずっと胸の奥に封じ込めて願い続けよう
((鍵を掛けたラブレター))
****
豪→円夏みたいな
本当は夏美さんの事好きなんだけどふたりにはしあわせになってもらいたいな、みたいな
でも夏美さんは円堂の事も好きで告白されたけれどこのまま付き合ったら
アキさんたちが苦しむかもって言うのをきにしてるって言う・・・
なんか悲しいのになっちゃったゴメンね
- Re: 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2 ( No.8 )
- 日時: 2012/05/22 18:11
- 名前: さくら (ID: te9LMWl4)
▼第一回SS大会。テーマ「恋」エントリー作品▼
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[ 深海、ふたりぼっち。 ]/蟻様/クラガゼ/>>003
[ あんたを好きになりました ]/風風様/マサ蘭/>>004
[ いつか大人になったとき ]/夜桜様/ふどたか/>>005
[ その言葉に満たされる ]/海穹様/円秋/>>006
[ 鍵を掛けたラブレター ]/アーシェ様/豪夏→円/>>007
[ 紅色に燃え滾る少年少女の苦悩 ]/さくら/晴矢夢/>>009
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以上の 作品がエントリーしました。
投票期間は6/3〜です。どんどん投票して下さい。
さて、総合優勝と各部門優秀作品賞を受け取る作品はどれでしょう!?
- Re: 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2 ( No.9 )
- 日時: 2012/05/21 21:58
- 名前: さくら (ID: te9LMWl4)
「お前見てると、何処かしら元気出て来んだなー」
そう言って、晴矢君は私の頭をわしゃわしゃと撫で回した。折角髪の毛綺麗にしてきたのに、その努力も皆無だ。晴矢君に会えると思って、朝早くに起きて整えてきたのに。
ぐちゃぐちゃになった髪の毛を手櫛で整えながら頬を膨らませる。
それを見た晴矢君は、
「わりィわりィ」
と、私より丁寧に、それと何処か愛おしそうに私の髪を整えてくれた。
少し見上げた晴矢君の顔が、何時も頭から離れない。
最近沖縄に越してきたという晴矢君。そんな燃え滾る様な髪を持つ晴矢君に初めて会ったのは、極最近の事だった。
ふと飲み物が飲みたくなって、自販機に買いに行った。「おい、此処に雷門は来てねぇか?」突然聞こえた声に、振り返った衝撃で、欲しかった飲み物と別のボタンを押してしまい、私も晴矢君も目をかっ開いた。
あの後、突然驚かしてごめんって、晴矢君が奢ってくれたっけ。私ブラックコーヒー押しちゃったのに、とっても顔しかめながら飲んでくれた。
それから喋るようになって、晴矢君からサッカーを沢山教えて貰った。晴矢君はとってもサッカーが上手で、でも教えてもらう度に晴矢君にはまだ足元にも及ばないけど、私も上達してくのが分かって、その度に「上手い上手い」って何時もの様に頭をわしゃわしゃって撫でてくれるのが凄い心地よくて、大好きで。
私は知らない間に恋をしていたのだ、晴矢君に。
「そう言えばさ、どうして晴矢君は雷門中を探してたの?」
何気ない質問だった。別に、初めて会った時の事を思い出してたら何となく聞きたくなっただけ。
だけど晴矢君にはちょっとした衝撃を与えてしまったのかな、急に瞳の色を変えて、言った。
「・・・・・、いいや、お前には関係ねぇ事」
“関係ない”なんて、そんな事無いじゃないか。そんな風に言わなくても、教えてくれたって。でも関係ないという言葉が妙に威厳があって、それ以上聴き込めなかった。
だけど今度は立場が逆転、晴矢君が私に聞いてくる番だった。
「・・・お前、そういやその傷、何時付けたんだ?」
「え?・・・嗚呼、これ、」
晴矢君は、私の腕に付いた深い傷の痕に触れる。ピリッ、少し痛みがあってちょっと目を瞑った。
「あ、ごめん。痛かったか?」
「ううん。大丈夫だよ、これね、前居た学校でね、突然来た男の子に付けられた傷」
確か、エイリア学園だと言っていたっけ。私の学校を壊して、目の前に居た私が邪魔だったのか、私を思いっきり蹴飛ばして、切れた腕から血が出た私を嘲笑った、紅い男の子。
ギラギラに光る金色の瞳がとても怖かった。こんな事言うのは失礼だけど、何処か晴矢君に似てる。でも違う、外見は似てても中身は全然違う。だって晴矢君は優しくて、面白くて、とても格好良い男の子だから。
その紅い男の子が打った炎のシュートは校舎を全壊させた。私の大好きな学校、友達、皆離れ離れになって、私はこの沖縄に越してきた。逃げる様に、越してきた。
ぐだぐだ言い続けるのは嫌だけど、でも私はエイリア学園が嫌い、怖い。だから雷門の力になれるなら出来る事は絶対にする。私サッカー出来ないけど、知ってる事なら離して、そして、
「エイリア学園をやっつけて欲しいな、なんて」
「・・・・・」
それから晴矢君はずっと黙ったままだった。何を考えて居るんだろう、分からないけれど、晴矢君はサッカーがとても上手だから、雷門に加入してエイリア学園をやっつけてくれるといいな。私も大好きな、晴矢君の炎のサッカーで、怖いあの紅い男の子を、やっつけて、そして紅い男の子にサッカーは楽しいものだって教えてあげられると良いな。
その時私は、晴矢君なら絶対出来る、そう確信した。
私の大好きな、私が恋をした男の子。それは燃えるように優しい男の子。
「俺も、お前を傷つけたソイツが、エイリア学園が許せない」
本当にどんな事を考えていたのだろうか、それがまだ分からなかった私は愚かだ。
晴矢君は、酷く泣きそうな顔をしていたのに。
それから数日後、雷門が来ていたので見に行っていた時に晴矢君がエイリア学園のあの紅い男の子になる所を見てしまった私は、一日中泣き続けた。
大好きで大嫌いな晴矢君。気持ちの整理はまだつかなくて、それからずっと、晴矢君とは会わなかった。
「大好きだよ、晴矢君っ・・・、」
(( 紅色に燃え滾る少年少女の苦悩 ))
(俺の、馬鹿やろッ、)
(私、本当に馬鹿だ、)
240521
スレ主の私もちまちま参加しますので、宜しくお願いします。
晴矢夢。時期的には雷門イレブンが沖縄に来る前です。晴矢は少し早く来て、雷門を探してたら良い。
- Re: 第01回SS大会 ( inzm ) 投稿期間5/19〜6/2 ( No.10 )
- 日時: 2012/05/26 15:53
- 名前: 蟻 ◆v9jt8.IUtE (ID: hTgX0rwQ)
参加者少ないですねえ…
とりあえずあげさせてもらいます。
もっと盛り上がればいいなあだとか。
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