二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【オリキャラ】13’s memory【合作】
- 日時: 2012/06/29 21:18
- 名前: 藤桜 (ID: ylDPAVSi)
はじめましての方、お久しぶりですの方、藤桜です
今回は初音ミクの「13’s memory」を甘味みずのさんと合作することにありました
最低限のルール、チェンメや荒らし以外は大歓迎です!
では、みずのさん、挨拶お願いします
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.10 )
- 日時: 2012/06/30 15:58
- 名前: 甘味みずの (ID: b9FZOMBf)
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ここいらでルトの設定を置きます
ルト
17歳 女
青みのかったボブショート、どんぐり眼が特徴の平凡そうな女子。
ごく普通の性格。すこしオドオドしていることも含めても、どこにでもいそうな女子高生。振り回されることが多い。
最近配属になった少女。料理と散歩が趣味。
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ルトside
「こちらこそ、よろしくね、シェールちゃん」
私は彼女の手を握って、言った。
とても小さくて、綺麗な手。ぱっとみても、シェールちゃんはまるでお人形さんみたいに小柄で可愛い。その紫色の瞳を見つめると、なんだか私とは違う世界の人のようにも思えた。
あまりに見つめすぎてしまって、はっと気づいて目を逸らす。目を向けたのは、彼女の机の上…え?
「えっ…もしかして、これ、全部シェールちゃんの仕事?」
机の上には山積みになった書類。それにびっしりと書かれた字、字、字。あたまの悪い私は、見るだけで頭が痛くなってくるような。
するとシェールちゃんはなんでもなさそうに
「はい…そうですが」
と、きょとんとして当たり前のように言った。
いや、そんな可愛い顔で言われても!?
流石にこの量は大変だろう。私も一応年上だし、少し手伝ってあげたほうがいいかな。そう思ったのだけど…
「大変だね、何か手伝おうか?」
「いえ、大丈夫ですよ、お気になさらず」
彼女はやわらかい笑顔のまま、そう言った。
「そ、そうかな…わかった、頑張ってね!」
なんていい子なんだ、と思いつつ、せめて私にできる応援をした。
彼女は優しく微笑んでいるだけだった。
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.11 )
- 日時: 2012/06/30 16:38
- 名前: 藤桜 (ID: ylDPAVSi)
- 参照: htt http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24011
ルトさまから応援を受けましたものの、頑張らねばならない書類は既に粗方片付いていたりします。
「ルトさま、少し、そちらでお掛けになってお待ち願えますか?」
私はルトさまに椅子を示して言いました
「え…うん、わかった」
ルトさまは少し戸惑いがちに椅子にお座りになってくださいました。
さて…と、机の上の書類を綺麗に整理します。殆ど終わったもの、まだ終わらないもの、どこの部署に提出するもの、などに分類して片付けると、再びルトさまの方へ
「お部屋にご案内致しますね、此方へ」
微笑んで告げると、ルトさまは「あ、うん」と椅子から立ち上がりました、私はそれを確認すると、踵を返し廊下へ歩み出ます。
ルトさまがきちんとついて来られていらっしゃるか…は、無用で失礼な心配ですがせざるおえません。
「シェールちゃん、大丈夫なの?」
「はい?何が…でしょうか」
「お仕事、もしかして中断させちゃった?」
それこそ無用の心配ですよ、もしまだ急な仕事があれば道を教えて帰しますから。
「大丈夫ですよ、あの書類はすべて明日以降に提出するものですから」
「そう…良かったぁ」
安心したのか、くしゃり、とルトさまは相好を崩されました。
基本的には楽しげに笑っていらっしゃいますが、とても表情の変化に富んだ方です。
私も、彼女のようにあれたらいい、と、ふと思いました
人の感情や行動に一喜一憂しては身が持たないのに、何故でしょうか…
ちょうど通りかかったロビーに、イジュさまが読書をなさっておいででした
イジュさまは此方に気づいたらしく
「もう帰るのですか?珍しいですね」
と仰られました
「はい、ルトさまの案内もかねて」
「そうですか」
簡潔に理由を言えば、イジュさまも簡潔に返されました
「では、イジュさま、おやすみなさいませ」
小さく一礼すると、となりのルトさまも私にならって
「イジュさん、おやすみなさい」
と、挨拶なされました
その表情は、やはり底抜けに明るいものでした
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.12 )
- 日時: 2012/06/30 21:10
- 名前: 甘味みずの (ID: b9FZOMBf)
ルトside
どうやら仕事は結構終わっていたみたいで、馬鹿っぽい応援なんてしまったことに赤面しかけてしまう。
ともあれ。彼女は親切にも私を部屋へ案内してくれるのだそうだ。正直方向音痴の自覚がある私にとっては、とてもありがたい事だったので。
あ、そういえば・・・
「シェールちゃん、大丈夫なの?」
「はい?何が…でしょうか」
「お仕事、もしかして中断させちゃった?」
私のせいで、と言いかけるが、彼女はにこりと微笑むと、
「大丈夫ですよ、」
と。
「あの書類はすべて明日以降に提出するものですから」
「そう…良かったぁ」
思わず表情を崩してしまう。そんな私を、シェールちゃんは変わらない笑顔で見上げている。たぶん頼りないうえにテンションの高い年上だと思われてるんだろうなぁなどと考えていた。
彼女のその表情のほんのわずかな変化には、その時は気づかなかったので。
歩いていくと、イジュさん(同い年ではあるが、親しみを持って「くん」と呼ぶことに、気が引けてしまう)が結構分厚い本を読んでいた。
彼は私たちに気づくと、
「もう帰るのですか?珍しいですね」
と、やはり無表情で言った。彼に悪気はないのだろうけど、どことなく仏頂面に感じてしまうのは私が彼の事をよく知らないからだ。
そんなことを考えていると、前を行くシェールちゃんは
「はい、ルトさまの案内もかねて」
「そうですか」
きわめて簡潔な会話を交わす。
え、それだけ?と突っ込みたくなってしまった。でも、ここは自重。
シェールちゃんはイジュさんに一礼すると、
「では、イジュさま、おやすみなさいませ」
と言う。
なんとなく、何も話さずスルーはどうかと思ったので、私は彼女をまねて
「イジュさん、おやすみなさい」
と言ってみせた。
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イジュside
ロビーに行って読みかけだった本を読んでいると、シェールさん達が歩いてきた。
予想していたよりずいぶん早い。大方、締め切りの近いものだけ済ませ早めに切り上げたのだろう。
「もう帰るのですか?珍しいですね」
「はい、ルトさまの案内もかねて」
成程、と内心で納得。
ルトさんには非常に失礼だが、解らないでもない。
「そうですか」
さして気に留めることでもないので、簡潔に応答。
「では、イジュさま、おやすみなさいませ」
彼女が一礼。すると、横に立っていたルトさんも、シェールさんの真似でもしたのだろうか、
「イジュさん、お休み」
と挨拶し、朗らかに笑って見せた。
二人が去った後も、僕は読書を続けていた。
気づけば随分と長い時間がたっていた。腕時計を見ると、もう1時を回っている。
明日の仕事は5時からだ。そろそろ寝よう。
僕は席を立つと、もう誰もいなくなった廊下を歩いて行った。
なんとなく、この違和感が気になって早足になってしまう。
自室のドアを閉め、寝床に寝転ぶとまともに布団もかけずに目を閉じた。
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.13 )
- 日時: 2012/07/01 07:08
- 名前: 藤桜 (ID: ylDPAVSi)
- 参照: htt http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=24011
ロビーからしばらく歩くと、私の…いえ、今日から私とルトさまのお部屋につきました。
「どうぞ」
と一声かけてからなかに入ります。
とはいえ、私自身があまりこの部屋を使用しないので、生活感というものは無きに等しいですが。
置かなくてはいけない私物は最小限、それ以外は殆どなにもありません。
せいぜい、備え付けの家具があるばかり。
「ここ…ほんとにシェールちゃんの部屋?」
「はい、そうですよ」
あまりの生活感のなさに、きっと普通な方ですので辟易されなのでしょう。
「寝る以外、あまり使用しないので」
そもそも時期によって睡眠にさえ使用しませんが、今はそういう仕事はありませんから、寝ることには使用しております。
「さて…もっとお話したいのですが、また明日…今日はもう遅いですし、ねましょう、ルトさまのベッドはあちらです」
私の使っていないベッド…つまり今日からルトさまのベッドを示して私はベッドに入ります。
「あ…そうだね、おやすみ、シェールちゃん」
「おやすみなさいませ、ルトさま」
電気が消えてしばらく、私は浅い眠りに落ちました。
……………
……………
翌朝…と言ってもまだ日も昇らない午前4時に目を覚ましました。
睡眠時間は三時間と言ったところですか…久々に長く寝ましたね。
ルトさまを起こさないように細心の注意を払ってベッドから降りて、シャワーを浴び、身支度を整えて事務室へ向かいます。
所要時間は事務室に着くまでおよそ四五分、問題なく間に合いました。
「おはようございます、イジュさま」
「おはようございます」
事務室にはやはりイジュさまが先におりました、なので、儀礼通りに挨拶をしたところやはり儀礼通りの挨拶が帰って来ました
- Re: 【オリキャラ】13’s memory【合作】 ( No.14 )
- 日時: 2012/07/01 22:22
- 名前: 甘味みずの (ID: b9FZOMBf)
イジュside
「おはようございます、イジュさま」
そんな声に、顔を上げるとやはり彼女。
「おはようございます」
儀礼的な挨拶を交わしそれぞれ事務へ。
いつも通りの会話。簡潔な礼儀、それさえも、多分僕らの最小レベルの
事務だった。
職務開始五分前。わざわざきちんとこの時間から職場に来るものなんて僕らくらいなものだ。
ほかの人が何をしているのかは知らない。寝ているのかもしれないし、雑談でもしているのかもしれない。なんにしろ、こんなところ(研究所)でストレスを解消できることなんてほとんどない。まぁ、どうでもいい事なのだけど。
「彼女はどうしましたか?」
彼女とは、ルトさんの事だ。同じ部屋だったはずだが。
「あぁ、まだ寝ておられましたので起こさないように出てまいりました。」
「そうでしたか」
納得はした。確かに、ルトさんの勤務時間はまだ先だ。
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だいぶ短くて済みません!><
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