二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 淡く儚く融けて散れ . / inzm.go...
- 日時: 2012/07/05 18:59
- 名前: 香月 ◆uDMe5UGKd6 (ID: xJkvVriN)
/・・
初めまして、香月、と言う者です。
ずっと前から此方のサイトで二次創作とstk…いえ、覗き見していたのですが、どうしようもなく書きたくなってしまいまして、
というわけで、此処で新しく活動しようかなあ、と思います。
稲妻以外にも手を出すものが多々あるとは思われますが、見捨てずに、のんびりstkしてやってください(/違。)
基本的に飽き性なので、タイトルが変わったり長編が更新されなくなったりしますが、気にしないでくださいね、
title01 「 淡く儚く融けて散れ . 」 120629~...
■ お客様
風風様 / 120630.
さくら様 / 120630.
舞雪様 / 120702.
□ novel
Main
【それはただ一つの美しい、】*表記「それは」
000./序章 [>>003]
001./第一章 [>>007,>>008,>>009,>>012,>>014]
002./第二章[
【ごみ箱】
[>>013] 作者的妄想
■ new 更新まとめは[>>]に、
120629~執筆開始
120630~「それは」+1
120630~「それは」+2
120701~「それは」+2
120702~「それは」+1
120703~「それは」+1
120705~「それは」+1 「作者的妄想」:new
Since 120629~...
- Re: 淡く儚く融けて散れ . / inzm.go... ( No.17 )
- 日時: 2012/07/06 21:31
- 名前: 冬ノ華 神ノ音 ◆Ui8SfUmIUc (ID: Ex55yMPi)
- 参照: http://mb1.net4u.org/bbs/kakiko01/image/439jpg.html
名前は関係ないですよ♪ただの駄作者さんですから!
え?紙が私で神が貴方ですよ。異議は認めん。異議NOw
変な小説ですと?神な小説の間違いではw
- Re: 淡く儚く融けて散れ . / inzm.go... ( No.18 )
- 日時: 2012/07/16 10:07
- 名前: 香月 ◆uDMe5UGKd6 (ID: lrJDaE6x)
♯ 冬ノ華 神ノ音さん
いやいや、!
きっと素晴らしい作者さまに決まってる…!
駄目です、そんなNOとか言われても…!
そうだ、私が紙で貴女が神です!YES!←
変な小説です違います神なんてどこにも!ry
コメント有難うございまする++
.
- それはただ一つの美しい、 / 第二章 . ( No.19 )
- 日時: 2012/07/16 14:12
- 名前: 香月 ◆uDMe5UGKd6 (ID: lrJDaE6x)
♯ side 涼野.
誰も来るはずのない、真っ白なドアが、不意にがらりと音を立てる。
ちらりと其方へ視線を遣れば、女子らしからぬラフ且つ男のような格好をした赤髪の彼女が、今にも泣き出しそうなくらい顔を歪めて此方をじっと見詰めていた。
ベッドに座ったままの晴矢が固まるのを横目に、私は地面に足をつけた。スプリングがぎしりと音を立てる。彼女が一歩、後ずさった。
「——御帰り、美宙」
自分でも気持ちが悪いくらいの、優しい、猫撫で声が出た。ぞくり、と美宙が顔に恐怖の色をにじませる。
彼女はきっと、あの日、何も言わずにお日さま園を出た自分のことを私達が恨んでいるとでも思っているのだろう。本当はずっとずっと私達は彼女のことを想い、慕っていただけだというのに。
それはきっと彼女がとても優しい人間ということであり、私達がそれほど幼かったということでもある。
晴矢が彼女に何か言おうと口を開くのを横目で睨み阻止し、私はゆっくりと彼女へ近付く。
「大丈夫。……私、いや、僕達はキミを待ってただけなんだ」
「……す、ずの、」
彼女の白く細い手首を無理矢理掴み、己の方へ引き寄せる。最初こそ強張った顔をした彼女だが、私達が彼女を恨んでいないということを出来る限りの優しい声で言えば、彼女は少しだけ表情を和らげた。
晴矢がじとりと此方を睨みつけるのも厭わず、彼女をそのまま腕の中に閉じ込める。やや高めか平均ほどの身長の割には細く華奢な体がいとも簡単に私の腕の中に収まった。
彼女は恥ずかしそうな顔をして、ごめんね、とか細い声で呟く。
どれほど彼女を苦しめていたのか、私にはよく分からない。けれど、か細い彼女の声は、私達を悲しませる、というよりは後悔させるには十分だった。
「すまなかった、美宙」
「……ううん、」
彼女が何で病院に来たのかは分からないが、謝るチャンスだったように思える。彼女はごめんなさいと呟いて、私の背中に腕を回した。
「あのね、私、もう、サッカー、辞めたの」
その一言さえなければ、私は再び彼女を想うことができたというのに。
( 何で、私達を否定するんだ )
/・・
002.第二章
サッカーを辞める=サッカーをやる人を否定する。こういう考えが私のセカイにはあるんですy(、因みに涼野さんのところには緑川に言われてお見舞いにきました。かえろっか=緑川のいるところに=病院=涼野たちの部屋行き。緑川はおさーむと一緒なので涼野と南雲とは部屋が違います。涼野と南雲がみそらのことを気にしているのをしって緑川がみそらを寄越したけど緑川!美宙とられるぞ!、← とかいいつつ涼野はこれからみそらを好きになりそうもない。っていうか寧ろ嫌いそう。
- ♯ 赤い薔薇と絵空事の、 / 001. ( No.20 )
- 日時: 2012/07/18 18:56
- 名前: 香月 ◆uDMe5UGKd6 (ID: lrJDaE6x)
かつかつかつ。
少女の履く靴のヒールが、鳴る筈の無い音を立てている。——つまりは、少女の靴は初めから鳴ってはいないということだ。
誰かが居る、と少女は辺りを見回す。
誰か、という言葉ではいけないような、もっと恐ろしいような、危ないものがこの美術館に存在している。
少年の頃、サッカーの、世界の頂点に立った存在で有名な円堂守が手掛けた作品が飾られる廊下は、きっと周りが明るく人が居るならばとても美しく感じたのだろうが、人っ子一人存在せず、寧ろおどろおどろしい雰囲気でしかない。
少女は浅く溜息を吐いて、緊張感から高鳴る心臓を押さえて、そう、っと歩き出した。かつん。足の動きに合わせてまた、成る筈のないヒールがかつりと音を立てる。
「……気持ち悪い、」
誰一人居ない静寂に包まれる美術館に、か細い声だけが響き渡る。
少女は歩き続けて、兎に角広い通路へ出た。
そこにはやはり円堂の描いた作品が飾られている。他とは違い、圧倒的に大きな絵画。「 ———の世界 」。破けて読めなくなった名前の上にある、見たことのない世界が広がった絵画に、少女は息を飲む。
描かれていたのは、酷く楽しげな何物か達。その後ろで微笑む、少女。色鮮やかな絵画は、何故か少女を悲しい気持ちにさせる。
思わず指先でそれに触れると、じわり、と絵の具が滲み、少女の指先を汚した。
ぽたり、ぽた、ばしゃん、!
バケツから水が零れるような音がして、少女は背後を振り返る。そこに広がっていたのは、オレンジ色の——文字、?
" お い で よ ミ ヤ 。 "
少女、ミヤ——美弥は目を見開いた。
己の名前を知る何者かがここに存在する、と考えると堪らなく気持ち悪くなり、美弥は口許を押さえる。
「?……え、なにこれ、」
足元でかさり、と音がして、気持ち悪さを飲み込みながら、落ちていた一枚のメモを拾いあげる。
「"深海の闇、水の中、ひとりぼっちで彼女は待つ。大好きな赤を、信頼する青を、そして何より愛しい橙を"……?」
/・・
ib×稲妻連載、!
本家ibの世界観やストーリーはじーん、ときますが私がやるととんでもないことになりそうですごめんなさい。
ヒロイン明るくとかいいつつ今のところ暗いです。風丸さんに出会ってヒャッホーになります。
美弥はネタバレさんです、実は。それはただ一つの——にも出す予定なので。
というわけで新連載、のんびり見守って下されば、と思います++
- Re: 淡く儚く融けて散れ . / inzm.go... ( No.21 )
- 日時: 2012/07/19 19:41
- 名前: 聖 ◆atevkS7Xtg (ID: LMLu5hTj)
凄い面白いです!
滅茶苦茶神文ですね!
私も見習いたいです。
では、更新応援してますっ!
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