二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- No.6 学ぶということ
- 日時: 2012/09/07 00:14
- 名前: はるうさぎ (ID: XURzUbRL)
大人気小説、No.6のお話を書こうと思います。
今回は、紫苑とイヌカシのお話です。
小説初心者ですが、頑張って書いてみるので、覗いてくださると嬉しいです!!
●お願い●
・荒らしはやめてください。
・でも、「こうした方がいいと思う」のようなご意見は大歓迎です!
・亀更新です。がんばりますが! 気長に待ってやってください。
・コメントいただけたら嬉しいです(*≧∀≦*) !
- Re: No.6 学ぶということ ( No.2 )
- 日時: 2012/09/08 21:26
- 名前: はるうさぎ (ID: y36L2xkt)
2
「ネズミと同じ事を…」紫苑がぶつぶつ言っているのをききながし、仔犬に集中する。
気持ちよさそうに洗われていた仔犬が、閉じていた瞳をふいに開いた。イヌカシと目が合う。
知性を含んだ瞳がこちらをみている。
この仔犬は、イヌカシの従兄弟の子ども、つまり甥っ子だった。
こっちをみている純粋な瞳が、紫苑に重なる。
まったく、何でこんな坊っちゃんを飼っているんだろう、あいつは。
ふと、そう考える。一瞬、ある男の顔がイヌカシの頭をよぎった。
灰色の瞳を持つ、ここらじゃちょっと信じられないくらいに綺麗な男。
だがイヌカシは身震いしながらその姿を頭から追いだした。
あんなやつの事なんか、考えちゃいけねえ。
とっさに魔除けのまじないをする。効くのかは分からないが、事あるごとに必ずする仕草だった。
あいつは、悪魔だ。綺麗な面をベリベリ剥がせば、狡猾で残酷な顔が見えてくる。関わったやつを、皆自分の手駒にしちまう。
嫌なやつだ。ずるくて、恐ろしい。
一瞬でもあの灰色の瞳を思い出したことを後悔した。
イヌカシは、仔犬に少し乱暴に水をかけた。泡が流れていく。
仔犬はぶるぶるっと体をふって、水滴を飛ばした。
- Re: No.6 学ぶということ ( No.3 )
- 日時: 2012/09/09 01:31
- 名前: はるうさぎ (ID: MGziJzKY)
「イヌカシ。」
「なんだよ。…紫苑、手を止めるな。まだ洗って無いやつもいるんだぞ。日が沈むまでに終わらせなきゃいけねえんだ、てきぱきやれ。」
「あっ、ごめん。」
やれやれ、腕はいいのに、時間がかかるんだよなあ。
あわてて手を動かし始めた紫苑を見て、イヌカシは苦笑した。
- Re: No.6 学ぶということ ( No.4 )
- 日時: 2012/09/10 06:25
- 名前: はるうさぎ (ID: Ft4.l7ID)
「あ、それでさイヌカシ。」
「だからなんだって。」
「君はじゃあ、勉強したこと無いの?」
最後の一匹を洗いながら、イヌカシは空を仰いだ。
「ねえな。」
「本当に?」
「まあな。モノゴコロついた頃から、生きるのだけに必死だったからな。生憎、そんな御大層な脳みそは持っちゃいねぇ。」
軽い皮肉を混ぜたつもりだったが、紫苑は気づいていないらしい。
タオルで手を拭くと、脇に置いてあったコートのポケットを探り始めた。
- Re: No.6 学ぶということ ( No.5 )
- 日時: 2012/09/10 07:40
- 名前: 東洋の帽子屋 (ID: Y4EbjjKp)
- 参照: http://
初めまして……じゃあないですね。
どうも。神咲です。こちらでは一応帽子屋。
先日は小説への感想ありがとうございました。
サクサクしてて読みやすいですね。テンポ感は充分です。
背景描写もその場にあった雰囲気を使っていていい感じ。
ただ、No.6の二次ならもっと背景描写を濃密に、綿密に。その方があっているかと思います。
テンポ感はこのまま、背景描写のセンスはハンパないので崩さないように。
もとが小説ですからね。なかなか難しいと思いますが、頑張って下さい(*^^*)
それでは、失礼。
- Re: No.6 学ぶということ ( No.6 )
- 日時: 2012/09/10 19:57
- 名前: はるうさぎ (ID: MGziJzKY)
こんにちは、神咲さん! いや、帽子屋さん?
二次のほうでは帽子屋さんでしょうか?
ご意見、ありがとうございます!! ものすごく嬉しかったです♪
背景描写…はるうさぎが苦手なものですね… やっぱり、小説は奥が深いです。
苦手なところがすぐわかる…… いや、がんばります!! やって見せますとも、息が詰まりそうな程の背景描写!! (そんな事言われて無い)
誉めていただけたのも嬉しかったです。誉められると伸びる子なので!
神咲さんの小説にもまたお邪魔させていただきますね。神咲さんのお話を読むの、はるうさぎの日課になりつつあります。
ご意見参考にしながら、また頑張って書いていこうと思います(*^-^*)
では、ありがとうございました♪
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