二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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No.6 学ぶということ
日時: 2012/09/07 00:14
名前: はるうさぎ (ID: XURzUbRL)


大人気小説、No.6のお話を書こうと思います。

今回は、紫苑とイヌカシのお話です。

小説初心者ですが、頑張って書いてみるので、覗いてくださると嬉しいです!!




●お願い●

・荒らしはやめてください。

・でも、「こうした方がいいと思う」のようなご意見は大歓迎です!

・亀更新です。がんばりますが! 気長に待ってやってください。

・コメントいただけたら嬉しいです(*≧∀≦*) !

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Re: No.6 学ぶということ ( No.1 )
日時: 2012/09/07 22:39
名前: はるうさぎ (ID: UcGUlfNK)

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「イヌカシ、君は、勉強したりしないの?」

紫苑がふとそんなことを聞いたのは、昼を少し過ぎたころの事だった。

冬にしては陽が暖かく、コートもいらないような、そんな昼下がり。

紫苑はイヌカシのところに犬洗いの手つだいに来ていた。

「勉強?」

手元の仔犬をわしゃわしゃと洗いながら、イヌカシは眉をひそめた。

「何の役にもたたねぇ代物だな。机の上で教わるようなものが、西ブロックで通用するってかい。」

するわけない。確信はある。だが紫苑は、真面目な顔でこう言ってきた。

「使い方によっちゃ、充分武器になる。」

「甘ちゃんだね、あんたは。」

思わずそう言った。でも、本当にそう思った。

出会ってまだ一月もたっていないが、紫苑が西ブロックでは暮らしていけないくらいに甘いことは、痛い程に分かっていた。


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