二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.Gray-man †運命の歯車†
- 日時: 2009/12/17 22:48
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† クリックありがとうございます †
どーも、悠(ゆう)です^^
これで何回目?っていうくらい消えておりますが、
これで何回目?っていうくらい復活し続けております(汗
URLで検索したらあったので、今までの話(三話分)は載っけます。
「今回こそ、消えませんように!!」(手をあわせ、空に向かって祈り中)
〔†〕注意
・更新はカメ並と言ったらカメに失礼なほど遅いです
・グロ+流血表現多数出現!!!苦手な方は即Uターンをお勧めします
・これいつの時期の話やねん!っていうくらいマンガと合っていません
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●プロローグ >>1
●第一章「ヴァル」
・第十一夜 >>2 ・第十二夜 >>3
・第十三夜 >>4 ・第十四夜 >>11
・第十五夜 >>16
●第二章「操り人形」
・第一夜 >>19 ・第二夜 >>22
・第三夜 >>25 ・第四夜 >>28
・第五夜 >>29 ・第六夜 >>32
●登場人物ご紹介
・レギ・インフォルト >>5
・シュピア >>6
・イーゼル >>7
・ヴァル・インディーズ >>12
※話が進むと更新します。こまめにチェック!!(笑
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〔†〕お客様
・なさにえる様 ・秋空様
・音賂様
- Re: D.Gray-man †運命の歯車† ( No.21 )
- 日時: 2009/12/06 20:44
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† なさにえる †
もうなんか〝謎〟ばっかりになっちゃってるけどね^^
やっぱりリナリーは強いんだよ。これこそがリナリーって感じ?(笑
- Re: D.Gray-man †運命の歯車† ( No.22 )
- 日時: 2009/12/06 22:39
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第二章「操り人形」 第二夜 †
「ねぇ、兄さん」
「どうしたんだい?リナリー」
面倒臭そうに任務に行ったヴァルを見送ってから、
少したまっている書類を片付けながらリナリーが言った。
その声は少しだけ小さいように思える。
「ヴァルっていう一族はヴァルに関係ないよね……?」
本気でそう思っている訳じゃない。でも、心の奥のどっかでそう思ってしまう。
声は少しだけ震えているが、リナリーは真っ直ぐに兄を見る。
関係ない、という安心できる言葉を欲しい。ただ、それだけだ。
その真摯な瞳に少し視線を逸らしてしまう。マグカップに入ったコーヒーを見つめる。
黒い水面には返事に困る自分の顔が映る。
だが、自分もそんなことは無いと思っている。本心から思っているはずだ。
「……ヴァルは関係無い。それに、あの一族は滅んでいる。ずうっと昔に。
今、なんでここにいるかは分からないけれど……。
あんな面倒臭がり屋が関係あると思う?ボクはそう思わないけどね」
リナリーに、いや。自分自身にも暗示をかけるように。ゆっくりと言っていく。
「そう……ね。そうだよね」
「そうだよ」
なんとなく、心が満たされていくように感じた。
不安が少し減った。安心が少し増えた。
「あの面倒臭がり屋だもんね」
汽車の中で不機嫌というか面倒くさそうな面をしてヴァルは資料を読んでいた。
場所はスペイン。
滅茶苦茶遠くは無いが、さほど速くも無い汽車で行くのは面倒臭い。
それに、遺跡の調査というヴァルには無縁の内容の任務。
面倒臭いという言葉意外に表しようがあったら是非教えて欲しいものだ。
「あー面倒だなこの任務。このままサボッちまおうか……」
いつまでも続く同じ景色を見ながらぼやく。ヴァルが言うと全く冗談に聞こえない。
すると、半分思考が停止した脳にコムイの野郎が出てくる。
「ヴァル君、それは冗談じゃないよね?」
どっからか銃器類を出し、こちらに向けて今に撃とうとしている。
背中がゾクッとして振り返るが、勿論後ろは座席である。
頭を軽く振り、頭の中のコムイを吹っ飛ばす。
「あー早く帰りてぇ」
汽車はもうすぐスペインへ入ろうとしていた。
つづく
- Re: D.Gray-man †運命の歯車† ( No.23 )
- 日時: 2009/12/08 08:44
- 名前: 哭辿 (ID: l4scGqhv)
第二章第一夜のヴァルの最後の台詞が気になる所です………
ヴァルに関係有るとしてヴァルはどう動くのかな??
って,何か分り辛い文章ですね!
あっ,面白い言ってくれて有難うですvv
- Re: D.Gray-man †運命の歯車† ( No.24 )
- 日時: 2009/12/11 19:51
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 哭辿 †
まぁ私もヴァルがヴァルに関係するかどうか考えてたら頭が狂ってくるよ^^
さて、ヴァルはどう動くでしょうね?
- Re: D.Gray-man †運命の歯車† ( No.25 )
- 日時: 2009/12/12 00:03
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第二章「操り人形」 第三夜 †
「あーやっと着いたか」
大きく背伸びをしながらスペインの街並みを見回した。
別に都心のような場所ではなく田舎の中の田舎といううような感じで、
辺りには緑と遺跡関係の石しか見えない。
今乗っていた汽車はフランスの方まで走っているというのに客はほとんどおらず、
今降りた駅ではヴァルしか降りなかったようだ。
「で、遺跡はどれなんだよ……」
さっさと帰りたいヴァルは遺跡を探し始めた。
任務内容は〝遺跡調査〟の一言だけ。
どんな遺跡か、何を調査などという具体的な事は何一つ記されていない。
教団一面倒臭がりのエクソシストには全く無縁の任務。
_________何故、こんなにも面倒な任務が自分に回ってくるのだろう?
とまぁ、考えていても帰れないのでそれっぽい遺跡を探し歩いてみる事にした。
「ヴァル一族の遺跡って何書いてんだろ?というより、俺読めるのかよ?」
〝遺跡〟というものに無縁なので文字なんて読めるわけが無い。
それに、ヴァル一族は古くに滅んだ。多分、文字は蛇ののたくった字なのだろう。
「あ、……これか?」
しばらく歩いていると一際目立つ石の塊があった。
この周辺では一番大きくて綺麗な形で残っていた。
両端にとてつもなく大きい飾り付きの柱が何本も並び、
地面は少しばかりか汚れているが綺麗なタイルが敷き詰められている。
奥に進むと大きい丸い形の空間があって、
ど真ん中に赤茶色の訳の分からない文字が並んだ丸いものが描かれている。
この丸い空間も周りには飾りつきの大きい柱が並んでいる。
一番奥にはこれまた訳の分からない文字の並んだ石版がある。
所々は欠けているがちゃんと読もうと思えば読めるのだろう。
そして、その文字の下には絵が描かれていた。
明らかに人種が違う二人の人間の絵。
二人が手を合わせ、光り輝く物を持っている絵。
二人の周りに沢山の人が倒れている絵。
その他にも沢山の繋がりも分からない絵が描かれている。
その時、自分に影が被っている事に気づいた。
確か最初にここに足を踏み入れた時は石版の方に太陽があって、
少し離れた位置に立っていたヴァルの前辺りに石版の影があった。
よって、ヴァルに影が被るという事は石版の上に何かがあるという事。
勢いよく見上げてみると鎌を持った人物がいた。
逆光で見にくいが、帽子を被っていて帽子から溢れるばかりに長髪が風でなびいている。
反射的に石版から離れる。背中で背負っていたイノセンスに手をかける。
「誰だ!!!」
「_________答える必要は無い」
「ただ、答えられる事はある」
「何が言いたい」
相手がどんな表情で話しているか分からない。
晴天で少し暑いくらいなのに冷たい汗が頬を伝っていく。
「お前はここでオレに葬られるって事!!!!!」
つづく
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