二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.Gray-man †運命の歯車†
- 日時: 2009/12/17 22:48
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† クリックありがとうございます †
どーも、悠(ゆう)です^^
これで何回目?っていうくらい消えておりますが、
これで何回目?っていうくらい復活し続けております(汗
URLで検索したらあったので、今までの話(三話分)は載っけます。
「今回こそ、消えませんように!!」(手をあわせ、空に向かって祈り中)
〔†〕注意
・更新はカメ並と言ったらカメに失礼なほど遅いです
・グロ+流血表現多数出現!!!苦手な方は即Uターンをお勧めします
・これいつの時期の話やねん!っていうくらいマンガと合っていません
‾‾‾‾‾‾■□■□■□■□■□■□‾‾‾‾‾‾
●プロローグ >>1
●第一章「ヴァル」
・第十一夜 >>2 ・第十二夜 >>3
・第十三夜 >>4 ・第十四夜 >>11
・第十五夜 >>16
●第二章「操り人形」
・第一夜 >>19 ・第二夜 >>22
・第三夜 >>25 ・第四夜 >>28
・第五夜 >>29 ・第六夜 >>32
●登場人物ご紹介
・レギ・インフォルト >>5
・シュピア >>6
・イーゼル >>7
・ヴァル・インディーズ >>12
※話が進むと更新します。こまめにチェック!!(笑
______■□■□■□■□■□■□______
〔†〕お客様
・なさにえる様 ・秋空様
・音賂様
- Re: D.Gray-man† 運命の歯車 † ( No.1 )
- 日時: 2009/11/29 16:40
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† プロローグ †
___________チク、タク、チク、タク、チク、タク。
ボーン、ボーン、ボーン、ボーン、ボーン。
荒れ果てた街で、壊れかけの時計が鳴った。
空を見上げると闇に支配されようとしている朱色の夕日がある。
カラスが森から飛んで来る。
何かが腐ったような腐敗臭があたりをプーンと漂っている。
視線を地面に向けるとそこには、無残な姿となった人の屍骸。
少し、黒ずみはじめている血。
噴水に関しては、透明ではなく赤色で綺麗に染まっている。
その中に一際目立つ光を放っている物があった。
_______________古代文字のような字が書かれたキューブ。
イニシエ チカラ
____古が与えた大いなる能力が戻る時・・・・・・により世界は滅びるだろう。
古が与えた大いなる能力が戻る時・・・・・・により世界は救われる。
字は汚れたり欠けたりしているため全ては読めない。
風が吹いた。
闇から顔を出す月の灯りが大きな少し曲がった刃に反射した。
運命の歯車は廻り始めた。少しの歪みも赦さずに。
誰にも"止める"ことは出来ない。だが"歪ます"ことは出来る。
努力は虚しく叶わず必死でもがき苦しみ最後に叫んだとしても運命通り進むか_____?
_________________それとも?
この先、どうなるかは私も知るはずが無い。
知るのは貴方のお好きにするが良い。ただ、私は命の保障はせぬ。
知りたくなければ、このまま運命を待ちたまえ。
知りたければ、運命の扉を開け先を進むが良い。
さぁ!この扉だ。そう、その扉だ。早く開けたまえ!
___キィ。
_______________バタン!!
(神のご加護を祈る。)
___I pray for the saving grace of God.
- Re: D.Gray-man † 運命の歯車 † ( No.2 )
- 日時: 2009/11/29 16:40
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第一章「ヴァル」 第十一夜 †
神田とレギの戦闘はまだ続いていた。
神田は“二幻刀”で立ち向かうが、レギの衝撃波には簡単に勝てはしない。
魂狩りから放たれる衝撃波は直線だけではなく、曲がりながらも進んでくる。
「オレの衝撃波、“撃狩”をかわすとは……。なかなかやるな、お前。
でもな。_______かわすだけじゃ意味ねぇぜ?」
「……どういう意味だ?」
「ヒントな。分かると思うがオレは第二解放している」
レギの言うとおり。魂狩りが少しだけ形を変えていた。
鎌の形はそのままだが、捧の刃がついている反対側の先っぽに鎖が伸びていて
トランプのダイヤを細くしたような刃がついていた。
そして、さっきまでなかった淡い光が魂狩りから漏れ出していた。
しばらくすると、
神田の立っている地面の周りの衝撃波で斬られた所からフワッと白いものが出て来た。
それは、人型になり神田の周りをグルグルと回りながら近づいてくる。
神田は素早く、高くジャンプしてその場を離れる。
そのフワフワとした得体の知れないものは、
神田を探すようにうねうねと回り始める。
「何だ……?これは、一体……?」
二人の戦いを見ていたアレンたちも白いものから遠ざかる。
白いものは、半透明で顔部分のところに目と口らしき穴がある。
空中を飛んで、まるでゴーストのようだ。
「これも魂狩りの能力なんだ。第二解放、“魂の輪(ソウルリング)”。
このゴースト化とした魂に触れれば様々な効果が発動する」
そう言って鎌を水平に構えた。その鎌からもゴースト化とした魂が出てきている。
「人間の壊れた魂(精神)は、お前の動きを止める“鎖連縛(されんばく)”となり、
破壊したAKUMAは、お前に攻撃する“鎖連刀(されんとう)”となる。
ちなみに、魂の輪に捕まらないかぎり意味ないけどな」
鎌を振りながらレギはまた突っ込んできた。
今度は、衝撃波の攻撃ではなく舞うようにしながら。
「こっからが、本番だぜ」
「あの能力、厄介ですね」
「そだな」
「AKUMAも利用するなんて……。やはり、結晶型だからでしょうか?」
「いーや、分かんねぇさ。イノセンスを武器化せずに戦う奴だ。
あいつ自身が、普通とは思わないさ」
アレンとラビが話していると後ろで一瞬光った。
ほんの一秒たらずの事で、本当に光ったかどうか分からなかった。
第一後ろは壁だ。さっきのホールみたいな部屋の中じゃないのに。
_______________なぜ?
二人の頭の中に疑問が浮かんだ。
不思議に思い、二人で頷き合ってから後ろを見た。
「_____!!!」
「……あ、アレン。見間違いじゃねぇよな?」
「み、見間違いじゃないでしょう。第一、目の前にあるんですから」
目の前に現れたのブラックホールのような黒い大きな穴。
穴の先は、真っ暗すぎてよく分からない。
驚きのあまり、そこで腰を抜かしていた二人は慌ててその場を離れた。
そして、中から人が二人歩いてくるのが確認できた。
途端に辺りに地響きのような、ズンッとした音とともに、
身体全体に重みを感じた。
「________あーあ、あんまりイノセンスのネタバレしないでよ?」
つづく
- Re: D.Gray-man † 運命の歯車 † ( No.3 )
- 日時: 2009/11/29 16:41
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第一章「ヴァル」 第十二夜 †
「________あーあ、あんまりイノセンスのネタバレしないでよ?」
そう言いながらブラックホールのような穴から出てきたのは、
お坊ちゃまと言える服装の白髪で黒い瞳の子供。
そして、執事のような格好の焦げ茶色の髪に藍色の瞳を持った男。
そこにいるだけで、威圧感が感じられる。
まるで、首に刃物を突きつけられていているような感覚。
周りの空気が重く感じる。身体全体も重い。
頬から冷や汗が流れ落ちる。身体は金縛りにあったように動かせない。
その二人から目をそらすことができない。
もし、そらしていたらいつの間にか、二人が後ろにいてる。
なんてことがありそうだった。
二人はそのまま歩いて空を歩いた。カツ、カツ、カツと靴音が聞こえる。
丁度、アレンとラビのいる位置と神田とレギのいる位置の真ん中ぐらいの位置で二人は動きを止めた。
自然にレギ以外の三人は構えた。イノセンスもゆっくりと発動する。
心臓の音が聞こえそうだった。
「レギ、僕は戦えって言ったけどそこまで能力出さなくてもいいんだよ?」
黒い瞳はレギを真っ直ぐ見つめる。レギは答えず、魂狩りをそっと下ろした。
「聞いてる?……まぁ、いいけどね」
そして、今度はアレン達の方を向いた。
「君たちに質問するよ。君たちはエクソシストだったりする?」
「あ、あぁ、そうだ」
「じゃあ、この街には異変を調べに来たんだね?」
実際は違うが、結局はそのことを今調べているのでそうなる。
少し考えてからアレンは頷く。
「最後の質問。……僕ら、“ヴァル”のことをどれだけ知ってる?」
その瞬間、黒い瞳には殺気が宿ったような気がした。背筋がゾッと寒くなった。
__________ヴァル。
聞いたことがない。“僕ら”と言ったのだから人種かなにかなのだろうか?
「知らないなら別にいいんだけどね。じゃあ最後に自己紹介。
僕はヴァルのシュピア。こっちは同じくヴァルのイーゼル。以後よろしくね」
そう言った瞬間風が唸った。風に包まれて二人の姿は見えなくなる。
「待て!」
叫ぶが、時は既に遅し。
そこには何も残ってなく、ブラックホールもいつの間にかなくなっていた。
神田が急いでレギの姿を探すがレギの姿もなくなっていた。
三人だけがそこに残されたのだった。
つづく
- Re: D.Gray-man † 運命の歯車 † ( No.4 )
- 日時: 2009/11/29 16:42
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 第一章「ヴァル」 第十三夜 †
________________ここは黒の教団本部。
アレンたちの行った任務は思わぬ方向へと進む事となった。
ヴァルのシュピア、イーゼルという人物とレギ・インフォルトと名乗る者。
それと、ユアーシュというもの。
「____室長、本当にそう名乗ってたんスか?」
「電話ではそう言ってたよ?」
と、コムイは返事をするがこんな単語は聞いた事は無い。
“ヴァル”というのは出身の街や人種とかそういうもので、
“ユアーシュ”というのも街などと推測されるが、歴史上には載っていない。
「この任務の最初の目的なんでしたっけ?」
「_______確か、ファインダーとイノセンス探しだったかな?」
「ファインダーとイノセンスどうするんですか?」
「……引き続きアレンくん達にしてもらうしかないじゃないか」
「でも、どうやって?無理ですよ、絶対」
「______なんで?」
「ファインダーが行った所ってその街の人達に案内されたんでしょ。
最後の連絡してきた電話で言ってましたよ」
ザワザワと、科学班の声が大きく聞こえた。
リーバーとコムイのあいだに長い長い沈黙が続いた。
沈黙を破ったのは、コムイだった。
「じゃあやっぱりアレンくん達には帰ってきてもらおう!」
「_____連絡してきます」
『_______ってことだから、帰ってきてくれ』
「あ、はい。分かりました」
アレンたちは勝手に人の家の電話をゴーレムに繋ぎ電話をしていた。
あれから。少し、あの三人組を探したが見つからないのでとりあえずコムイに
電話をしよう、ということになった。
「コムイさんが一旦、帰ってきて欲しいんだそうです」
「それなら仕方ねぇ。帰るさ」
「ただ、ここに来ただけじゃねぇか」
扉を開けて外に出るともう空はオレンジ色に染まり始めていた。涼しい風が吹いていた。
リーン、リーン、と虫も鳴いている。
「なぁ、これって不法侵入とか言わねぇの?」
ラビがさっきまで入っていた家を指差して言う。
「仕方ありませんよ、これは。誰も見てないし、いいじゃないですか」
「_____おい、アレン」
______________さて、ここは真っ暗な空間。
三人分の足音と吐息しか聞こえない。風景も真っ暗なまま。
不意にシュピアが足を止めた。そして、振り向きレギの真正面に来る。
「無駄な行為はしてないよね?あと、余計なことも言ってないよね?」
「____あぁ、言ってない」
「本当?
______でも、イノセンスを第二解放までしてたじゃない」
「____あれは敵が強くてだな……」
「まぁいい。今度から君一人で行くんじゃないし。
助けも求められず、ユアーシュも助けられず、僕らに協力するしかないんだよ」
「____え?……ちょっと待て!話が違うかないか?
オレが協力すればユアーシュは壊さないって……」
「__________________信じてたの?」
今の数秒間がもっと長く感じられたような気がした。
嘘であって欲しいと何十回も思ったかもしれない。
胸にその言葉が突き刺さる。何も言えない。反応できない。
ドン________________!!!!!!!!!
首にかなりの痛みを感じた。意識が薄れる。二人の姿が見えにくい。
頭がクラクラする。声が出ない。自分が倒れていくということが分からなかった。
__________ドサ。
そのまま、レギは気を失った。
つづく
- Re: D.Gray-man † 運命の歯車 † ( No.5 )
- 日時: 2009/12/12 00:05
- 名前: 悠 ◆FXzmrZiArI (ID: w3Re2V0V)
† 登場人物ご紹介 †
○名前 : レギ インフォルト
○性別/年齢/出身地/一人称 : ♀/不明/ロシアのどっか/オレ
○容姿 : 腰まである銀色の長髪に灰褐色の瞳。
白いTシャツに黒いジャケット、黒のジーンズにブーツ。
だいたいは帽子を被っている。身長は170cmくらい
○性格 : 男まさりな性格で負けず嫌い。
何も縛られないで結構自由に生きている。
人とあんまり関わろうとしない。
○イノセンス/フリガナ : 魂狩り/ ソウルハンター/結晶型
○形状 : 発動前はキーホルダーみたいな黒いリング。
発動後は少し長めの捧に少しだけ曲がった刃のついた鎌
○能力 : 壊した人間の魂(精神)と破壊したAKUMAが原動力でいくら壊れても修復可能
○第二解放〔魂の輪(ソウルリング)〕
刃のついている反対側の捧の先端から鎖が伸びて、
鎖の先にトランプのダイヤを細くしたような刃がついてる。
白くて半透明でフワフワしたゴーストみたいなのが出てくる。
輪をつくり、その輪に触れると様々な効果を発する。
壊れた人間の魂(精神)だと、相手の動きを止める“鎖連縛”という鎖になる。
破壊したAKUMAだと、相手を攻撃する“鎖連刀”という鎖のついた刀になる。
○ワザ : 撃狩(ゲキシュ)…威力が絶大な衝撃波をブッ飛ばす
○その他 : ユアーシュというもののため、シュピア側につく
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