二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- † 光の道 † 【学園アリス】
- 日時: 2011/12/16 18:38
- 名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: 2N4onKWr)
くりっくThank you⌒☆
卍.はじめに
この小説は、キャラとストーリー(妄.想)を加えてます(・ω・`)
原作では、蜜柑が過去の出来事を知って、
母・柚香と外に逃げる(最終的に幽閉される)のですが、
外に行かず、 危力系に入る という設定です。
卍.目次
*01話>>01 *02話>>02 *03話>>03 *04話>>04
*05話>>05 *06話>>06 *07話>>19 *08話>>26
*09話>>54 *10話>>60 *11話>>86 *12話>>126
卍.お客様
*ココドコ(略)様_ *キナコ☆様_ *夜琉様_
*\かにゃん/様_ *あやのん様_ *優奈様_
*黒魔女様_ *sor様_ *紫苑様_
*水仙様_ *シオン様_ *音様_
*通りすがり様_ *亜衣様_
卍.お知らせ
*記事の修正をしました。詳細>>52
*参照700突破しました。詳細>>53
*全話のタイトルを消しました。詳細>>66
*参照800突破しました。詳細>>73
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- Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/20 17:35
- 名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330
*4話—蜜柑side—*
「やめ・・・て・・・くれ・・・・」
何処かの病院。目の前にいる男の人は
今にも途切れそうな声をだして、うちにその細い手を
伸ばしてくる。
「・・・・・・ごめんなさい・・・」
うちはそう言うと、初校長から貰った瞬間移動の
アリスストーンを握り締め、瞬間移動で学園に戻った。
・・・・・・きっと、このアリスストーンもお母さんが盗ったモノ
なんだろう。
学園に戻り、初校長室へ入ると、
初校長が待ってましたと言うように、
微笑みながらこっちを向いた。
うちはさっき盗った、白いアリスストーンを初校長に差し出した。
初校長はストーンを受け取ると、「よくやった」と
うちの頭を撫でた。
そして、アリスストーンが入ったビンが
たくさん並べられてる部屋に入った。
そして、まだ何も入ってないビンを取り出し、
白いストーンを入れて、棚に並べた。
「・・・・・・これは、“人魚のアリス”でね・・・」
「・・・人魚?」
「君は初めて聞いただろう?人魚のアリスなんて、
君の無効化と盗みと同じ位、珍しいアリスでね・・・。
私も長年生きていたが、人魚のアリスは5回ほどしか
見たことがない・・・」
初校長はそう言うと、机の引き出しから何かと取り出した。
「これをあげよう・・・」
初校長が見せたのは、星型のバッチだった。
「これは、今まで君が頑張ってくれたお礼だよ。
これで今日から君は、ダブルだ」
「・・・・・・ありがとうございます」
うちは星を受け取るとポケットにしまって、
初校長室をでて、自分の寮に戻った。
寮に戻って窓からキラキラ輝く星空にバッチを
添えながら見てた。
・・・きっと、棗もこんな風に星階級が上がっていったのだろう・・・。
嬉しいはずのダブルなのに、全く嬉しくない・・・。
この星は、誰かの犠牲の上に貰ったモノなのだから。
ルカぴょんも、自分の星が増えていったとき、
こんな気持ちだったのだろうか・・・。
蛍や委員長みたいに、もっと違うカタチで星を貰いたかった。
月の光でキラキラ光るバッチを見つめてたら、
眠くなってきて、そのまま星空の下で寝てしまった。
*4話end*
◇MYKコーナー◇
・アリスストーン
⇒能力石の事で、アリスの一部を封じ込めた石。
能力が安定した者にしか作れない。
出来た石はアリスもしくは個人の性格を反映した
色になり、使うたびに色が薄く、小さくなっていく。
異性でアリスストーンを交換すると付き合っている
ことの証になる、という昔からの恋の慣わしがあるらしい。
闇アリスストーンにて蜜柑と棗は交換している。
蜜柑の盗みのアリスの場合、アリス全部を盗るので
返さない限り、アリスがないということになる。
[2010/01.07]
- Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/20 17:36
- 名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330
*5話—蜜柑side—*
「あら、蜜柑。その星どうしたの?」
次の日の朝、早速蛍がバッチに気づいて聞いてきた。
本当に蛍は鋭い。
「ぁ、えっと・・・ウチにもよう分からんのや・・・」
「・・・・・・そう・・・」
うちはまた笑ってごまかした。
みんなは「蜜柑ちゃんすごーい」とか言って来たけど、
蛍は真剣な顔でうちの事を見つめていた。
・・・なんか、気まずい空気だ。
「はーい、みなさん席に座って〜」
そこに、ナイスタイミングで鳴海先生が入ってきた。
「1ヶ月後には、みんなが待ちに待った、文化祭でーす」
鳴海先生がそう言うと、みんな目をキラキラさせて騒ぎはじめた。
任務続きで、疲れてたうちも文化祭はすごく楽しみに
していたから、喜んだ。
しかし、それもつかの間。自分が危力系だったことを
思い出した。
楽しみにしてたのに・・・。大きなため息をつく。
いや、危力系だけど、うちは世間的には
特力のままなのだ。
もしかしたら、参加できるかもしれないという
期待が大きく膨らんだ。
「——・・・蜜柑ちゃんっ?!」
「えっ!あ、委員長・・・」
「もう、HR終わったよ?」
「え・・・・・・」
周りを見渡すと、とっくにHRは終わっていた。
「次、移動教室だから、早く行きましょ」
蛍に手を引っ張られて、教室を出た。
蛍が、手を引っ張ってくれるなんて珍しい。
なんか・・・嬉しいなぁ・・・・・・。
ボーっとしてたら、角を曲がる所で誰かに
ぶつかって、しりもちをついた。
「す、すいませんっ」
「いえ、こちらこそ・・・・って、蜜柑じゃない」
顔を上げると、ぶつかった人は珠璃ちゃんだった。
珠璃ちゃんの隣にはのばらちゃんもいる。
「ちょうど今、蜜柑に会いにいこうとしてたんだよ」
「ウチに?」
「・・・・・・任務が入ったの」
珠璃ちゃんは、うちの耳元で小さい声で言った。
“任務”という存在をせっかく今、
忘れていたのに、一気にテンションが下がった。
「蜜柑ちゃん、この人と知り合いなの?」
委員長が心配そうな目できいてきた。
「う・・・うん、友達なんや。・・・委員長知ってんの?」
「だって・・・」
委員長が言いかけたとき、予鈴が鳴った。
「あ・・・、2人共、先行ってて」
「うん・・・・」
2人が見えなくなってから、うちは珠璃ちゃんたちと
一緒に任務に向かった。
*5話end*
[2010/01.08]
- Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.6 )
- 日時: 2010/08/20 17:36
- 名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330
5話の続きですね-(・ω・`)
*6話—蜜柑side—*
今日の任務は早く終わった。
なんせ、そのグループにはアリス保持者がいなかったからだ。
・・・いや、元はアリス保持者だったらしい。
その元アリス保持者達は、能力に痔命があるタイプ、
子供のうちだけの能力者たちで、今はただの人間。
しかしその人達は、とても珍しいアリスの能力石を
持っていたので、初校長が狙ったのだ。
学園に着くと、時計は1時半をまわっていた。
今日からはアリス祭に向けて2時間授業。
あとは能力別クラスでの、アリス祭の出し物準備なので、
今頃みんなはアリス祭の準備をしているだろう。
「特力の準備行かんと・・」
「蜜柑、アリス祭でれんの?」
「いや、・・・・・出れへんのやけど・・」
先程、初校長に聞いたのだが、
『確かに君は表向き特力だが、もう正式に
危力系に入っているから、準備の参加はいいが、
当日は休みなさい』
・・・と、言われたのだ。楽しみにしていたアリス祭。
まだ1回しか参加したことないのに・・・。
「———ふーん・・。そっか・・・」
「・・・ウチ、特力いったら泣いてしまいそうや・・・・・」
ただでさえ蛍や棗、ルカぴょん、クラスのみんなに
嘘ついてるのが精一杯なのに、特力のみんなにまで
嘘つくなんて・・・・・・。
「何 今更くよくよしてんのよ」
その言葉に顔を上げて、珠璃ちゃんを見上げた。
珠璃ちゃんの目は、強い目をしていた。
でも、その目にはどこか切なさを感じた。
「嘘にはね、2つ種類があんのよ」
「・・2つ・・・?」
「1つは、“自分の為の嘘”。
もう1つは、“他人の為の嘘”」
珠璃ちゃんは足を止めて、さっきよりも
強い目でうちのことを見てきた。
「蜜柑さ、危力系に入るとき決心したんじゃないの?
“みんなを守りたい”って。
アンタの嘘はみんなを守る為の嘘じゃないの?」
そう。うちはあの時、決心した。
蛍や棗・・・みんなを守りたいと、心の底から思った。
だから自分は、危力系に入ったのだ。
「人の守り方なんて、みんなそれぞれ違うんだから。
これがアンタの選んだ守り方なんでしょう?
だったら、胸を張って堂々としてればいいじゃない」
珠璃ちゃんの言葉を聞いて、さっきまで
くよくよしていた自分がバカらしく思えた。
今更、自分は何を迷っていたのだろうか。
「・・・・・うん。そうやね!ありがとうな!!」
珠璃ちゃんはニッコリ笑った。うちもつられて笑った。
自然に笑ったのは久しぶりだった。
*6話end*
[2010/01.08]
- Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.7 )
- 日時: 2010/01/07 19:09
- 名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: no72hslI)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330
流されないようあげまふ(・ω・`)
6話の続きわ明日あたり書きます。
- Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.8 )
- 日時: 2010/01/07 20:02
- 名前: ( (ID: GzJPdjfy)
了解!
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