二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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† 光の道 † 【学園アリス】
日時: 2011/12/16 18:38
名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: 2N4onKWr)

くりっくThank you⌒☆



卍.はじめに
この小説は、キャラとストーリー(妄.想)を加えてます(・ω・`)
原作では、蜜柑が過去の出来事を知って、
母・柚香と外に逃げる(最終的に幽閉される)のですが、
外に行かず、 危力系に入る という設定です。


卍.目次
*01話>>01  *02話>>02  *03話>>03  *04話>>04
*05話>>05  *06話>>06  *07話>>19  *08話>>26
*09話>>54  *10話>>60  *11話>>86  *12話>>126


卍.お客様
*ココドコ(略)様_ *キナコ☆様_ *夜琉様_
*\かにゃん/様_ *あやのん様_ *優奈様_
*黒魔女様_    *sor様_   *紫苑様_
*水仙様_     *シオン様_  *音様_
*通りすがり様_  *亜衣様_



卍.お知らせ
*記事の修正をしました。詳細>>52
*参照700突破しました。詳細>>53
*全話のタイトルを消しました。詳細>>66
*参照800突破しました。詳細>>73

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Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.1 )
日時: 2010/08/20 17:33
名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330

*1話 —蜜柑side—*



「嬉しいよ。君がこちら側に来てくれて・・・」


薄暗い部屋に不気味に響く初校長の声。


「・・・ほんまに、ウチが危力系に入ったら棗を開放してくれはるん?蛍も海外に行かなくてすむん?」

「あぁ・・・。約束するよ」


その日、うちは危力系に入った。
これもすべて、棗や蛍を守るため。
過去の事をすべて知った。自分が危力系に入る事が
どんなことかも知った。
でも、うちが危力系に入れば棗はもう苦しまなくてすむし、
蛍だって海外に行かなくてすむのだ。

自分は今までみんなに守ってもらった。
だから今度は自分がみんなを守らなきゃいけない。


「失礼しました・・・」


校長室から出ると、重い足取りで教室へ向かった。


「あ、蜜柑ちゃーんっ」
「委員長、蛍・・・」


向こうから委員長と蛍が手を振りながら、こっちに走ってきた。


「委員長達はこんなとこで何にしてはるん?」
「ちょっと先生に用があって・・・」
「あんたこそ、こんな所で何してるの?」


さすが、蛍様。鋭いツッコミ。
そんなことよりも、どうすればいいのだろう。
なんて言おうか・・・。


「蜜柑ちゃんどうしたの?元気もないけど・・・」
「えっ?!・・・その・・・せ、先生に怒られてもうてな」


とっさに嘘をついて、笑ってごまかした。
けれど、こんなバレバレな嘘、蛍にすぐにばれてしまう。
でも蛍は、うちが聞かないでほしいって思ってるのが
わかったのか、何も言ってこなかった。


「・・・・・・早く教室に行きましょ。遅刻するわよ」
「え・・・うんっ」


きっと、蛍のことだから気をつかってくれているのだろう。
嬉しいし、それが蛍の優しさだ。
そんなこと分かっている。けど、
ほんとは少し、寂しいと思った。






*1話end*



◇MYKコーナー◇ (漫画を読んでない人の為の解説コーナー)
第2のアリス「盗みのアリス」を初校長に狙われた蜜柑は、高等部に逃げ込みます。

しかし、蜜柑を誘き寄せようとした初校長は、
蛍の海外留学を無理矢理、決定したのです。

過去を知る為、のだっちのアリスでタイムトリップ中、
棗の秘密を知ってしまう蜜柑達。
その秘密が、能力のかたちでした。

棗の能力の容は、予想通り4つ目の
「アリスを使うたび痔命を縮めてしまうタイプ」で、
1年前からアリスを使うと、血を吐くようになっていたのです。


・久遠寺初等部校長 kuonzi
⇒クローンのアリスの持ち主。
蜜柑の実の父をペルソナを利用して殺した。

そして、安積柚香>>3により、
蜜柑の父の無効化とペルソナの腐食のアリスを入れられ、
その副作用で子供の姿になっている。

中等部・高等部校長達よりも長く生きていて、
2人以上の権力を持っている。

自分の中のアリスストーン>>4を取り除こうと、
蜜柑の盗みのアリスを狙ったのでした。



以上、MYKコーナーでしたっ(((*>ω・)b

[2010/01.04]

Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.2 )
日時: 2010/08/20 17:34
名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330

*2話—蜜柑side—*



「今日、君達に集まってもらったのは新しい仲間を紹介するためだ」


現在、初校長室にて危力系の集まり。
というより、うちの紹介だ。
もちろん、棗はいない。うちが危力系に入ったって
知ったら怒るのは目に見えている。
それに、棗のことだからまた自分が犠牲になろうとするだろう・・・。


「佐倉蜜柑です・・・アリスは無効化と盗み・・・」


ザワつく。けっこう事件も起こしたし仕方ない。


「おいっ!あいつ花姫殿の時の・・・?!」
「あら、ほんと・・・」


後の方に花姫殿の時にいた呪いのアリスの瑠衣って人と
空気使いで蛍に付きまとってた颯という人がいた。


「み、蜜柑ちゃん・・・何でっ・・・」


その隣に悲しそうな顔ののばらちゃんがいた。
・・・そんな顔しないで。胸が痛い。

その時、ピンクの髪がチラっと見えた。
それはのばらちゃんの隣にいる子のものだった。


「校長、彼女のアリスは戦闘系ではないのに任務だなんて・・・」


のばらちゃんが力細い声で言う。


「それには問題ない。彼女は珠璃とのばらとペアを組んでもらう」
「・・・私達ですか?」


そう声をあげたのは、のばらちゃんの隣にいた
ピンクの髪の子だった。
さっきは顔が見えなかったから
分からなかったけど、かなりの美少女だ。


「・・・さぁ、もう解散しなさい」


みんなぞろぞろと出て行く。うちは一番最後に出た。
廊下に出ると、その珠璃って子が待ってた。


「私は七海珠璃、中等部3年。よろしく蜜柑」
「あ・・・よ、よろしくお願いします・・・・・」
「敬語なんて使わなくていいからね」


そう言って、珠璃ちゃんは微笑んだ。
それは、蛍のような強く優しい笑顔だった。

危力系って暗くてやなイメージだけど、
この人みたいに、ちゃんと優しい人もいる。
任務も、のばらちゃんも珠璃ちゃんもいるなら、
なんとかなりそうだ。

・・・棗、うち頑張るから。







*2話end*



◇MYKコーナー◇
・花姫殿
⇒結界のアリスを持つ中等部校長の、お正月に行われる
美少女サロンのような会。大の男嫌い。

・周 瑠衣 amane rui
危力系で呪いのアリス(罰則印)。瑠衣は高等部生で
翼の頬に星印をつけた人。オカマで男好き・女嫌い。

・松平 颯 matudaira hayate
⇒危力系で空気使い・通称“かまいたち”。翼と同じクラスで、
蜜柑曰く「空気のよめない空気使い」。
蛍が、昔大好きだったアニメ・「美少女戦隊☆ファイブカラー!」
に登場する「クール☆ブルースカイ」にそっくり
だという理由で蛍に一目惚れしてしまう。

・茨木 のばら ibaragi nobara
⇒危力系で氷のアリス・通称“氷姫”。中等部2年。
能力自体は強力なものの、上手く制御できない。
学園生の間では棗に並ぶ有名人で美少女。
実は二重人格で、普段はおどおどしているのに、
任務時は残忍で冷酷な性格になる(トランス状態)。


珠璃わ樹愛のオリキャラです(・ω・`)


[2010/01.06]

Re: †光の道†【学園アリス】 ( No.3 )
日時: 2010/08/20 17:35
名前: 卍樹愛 ◆z/nee8jSw. (ID: C4aj9LgA)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=15330

*3話—蜜柑side—*



次の日から任務生活がはじまった。
任務っていっても、棗達がやっているのと
自分がやっているのはちょっと違う。

のばらちゃんの氷、珠璃ちゃんはフェロモンと爆破。
珠璃ちゃんは、強すぎるアリスのせいから危力系に
はいったらしい。
その2人が攻撃して、弱まった所でうちがアリスを盗む。

もう1つは、・・・・・・お母さんがやったのと同じ、
もうすぐ死.ぬ人のアリスを盗むこと・・・。
両方とも、最初は盗むことが辛くて、
泣きながらやってた。

でも、のばらちゃんも棗も珠璃ちゃんも
みんな同じ思いをして、乗り越えたんだ。
だから、自分も乗り越えるべきだ。そう思ったら、
任務にも段々なれてきた。

・・・・・・本当は、慣れてはいけないんだろうけど。









「おはよー」
「おはー」


朝の食堂は、今日もにぎわっている。
それにイマイチ乗れない自分。
任務が夜中だから、寝不足だし体力的に疲れがきている。


「ふああぁぁ〜・・・」


大きなあくびをついて、席に座った。
すると、委員長と蛍とルカぴょんがきた。


「おはよ蜜柑」
「蜜柑ちゃんおはよー」
「佐倉おはよう」

「ルカ君ーっ」


ルカぴょんにつられて、パーマも来た。


「佐倉さんおはよう」
「・・・おはよ」
「あら、元気ないじゃない。いつもはウ.ザ.いくらい、元気なのに」


いつもなら、反発するけど、今日はそんな体力も
ないからスルーした。


「佐倉、大丈夫?」
「うん、大丈夫や。寝不足なやけやから・・・」


みんなに心配させないように、無理に笑った。
自分でも分かるほど、苦笑いで不自然だ。
・・・・・・笑うのって、こんなに辛かっただろうか?
まぁ、いつか慣れるかな・・・。





*3話end*


◇MYKコーナー◇
・蜜柑のお母さん
⇒本名・安積柚香 azumi yuka 。アニメでいう「あの女」。
盗みのアリス・瞬間移動のアリスを持つ。Zの一員。
鳴海・のだっちの先輩で神野の元生徒。
中等部校長に信頼されている。
初校長に蜜柑の父・行平泉の無効化のアリスストーン>>4とペルソナの
腐食のアリスストーンを入れ、今の子供の姿にし、
その後学園を脱走。そしてZへ。

[2010/01.07]


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