二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】
日時: 2010/03/15 17:49
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: Se9Hcp4Y)

−・−・クリックにマジで感謝!!−・−・


前スレが消えたのと、
もう1回書きなおしたいと思ったため
建て直しました!

元くろーばーのぺりどっとと申します。

イナズマイレブンの鬼道を中心に、
恋の短編集をかいていきたいと思います。

読みにくいかと思いますが、
温かく見守ってくれると嬉しいです><

   *−・−・目次でっす−・−・*
 プロローグ >>1 キャスト >>2 >>9 NEW!
第1章 春という季節
 >>5>>6>>8>>10>>11>>12>>14>>15>>16>>17
>>18>>21>>24>>25>>26>>29>>30>>31
第2章 夜空に咲いた大輪の花
 >>36

番外編 >>13>>23>>32
 
 
−・−コメしてくれたお客様-・-

 水晶 月光 かのん 愛羅

  −・スゲーッマジで感謝!!−・

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Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.7 )
日時: 2010/02/06 17:46
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)

忙しくて更新がなかなかできず、
予告もなくロックしてました……

みなさん、ほんとごめんなさい。

まだ忙しい日々が続いてますが、
よろしくお願いします><

これから更新を再開させます!

Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.8 )
日時: 2010/02/09 22:17
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)

第3話 休み明けボケ


突然、肩に何かが当たった。
そしてツンツン、俺を攻撃しはじめた。

横を見ると、シャーペンを持った
洋本が俺を睨んでいる。

「他の男子みたいにボケッとして、
 どうすんの?」

小声で注意する洋本。

「いや、ちょっと考え事をだな……」

「全く……確かにヒマだけどさぁ」

今は5時間目。おまけに道徳ときた。

担任が物語りの中盤あたりを
読んでいるが、教室を見回すと副読本を
立てて居眠りしているヤツもいる。

そして、先生が本を読みながら、
ソイツの頭をはたく。そして起きる。

「鬼道もあんなふうにされるとこ
 だったんだよ?ったく危ないんだから」

「……すまん」

「ねぇ、もしかして昼休みにさ、
 何かあったわけ?」

洋本が興味深そうに尋ねてきた。
図書室で、名前を知らない女子に
会った、なんて言ったら……

「え、じゃあ恋しちゃったの?」

と、大騒ぎになることは間違いない。

「図書室に行ってただけだ」

「え、でも貸し出し
 始まってないでしょ?」

「……習慣だから、つい」

「なんだ、運命的な出会いをして、
 恋してドキドキしちゃって、その人
 のこと考えたらボーッとしてた、みたいな
 ことかと思ったのに」

長い台詞を言い終えると、
洋本は急に黙って本を見た。

恋——。あまり聞かない言葉だが、
意外と身近な問題でもある。

例えば円堂や吹雪はモテモテで、
豪炎寺には密かに想いを寄せる女子も
いたりして——。

ちょうど、今日の物語も中学生の
幼馴染が初恋をする内容になっている。
学校では珍しい題材だ。

確か、洋本は豪炎寺のこと……

「はい、では恋とは何だと思うか?
 じゃあ蒼空、野球部を代表して
 答えてみろ」

教室のあちこちからクスクス笑う声が
聞こえる。

「えっと、抑えられない気持ち」

そのときクラスメイトがどっと
笑いこけた。クールな蒼空でも、こんな
こと言うのか……変な感動が生まれた。


Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.9 )
日時: 2010/02/06 18:20
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)

新オリキャラ紹介!


洋本 菓奈子 kanako youmoto (14)

基本的に明るい。頭に帽子をかぶってて
恋の噂話に超敏感。鬼道と隣の席。
両親の影響で、洋菓子作りが得意。

容姿は金髪で、後ろ髪は帽子の中に
束ねてある。瞳は透明な空色。小柄である。


蒼空 春人 syunto aozora (14)

野球部だが、円堂などサッカー部とも
仲が良い。クールそうだが、後輩などには
優しく接するみんなのお兄さん。

容姿は水色のハネハネヘアーで、右目が
前髪で隠れている。瞳は青い緑。高身長。

Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.10 )
日時: 2010/02/09 22:19
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)

第4話 謎の感情


「恥ずかしい……」

蒼空は授業後、伏せながら言った。

「でもアレは正論だと思うぞ」

俺がフォローしようとすると、

「鬼道にはわかんねぇよ……」

とかえって機嫌を悪くさせて
しまった。

抑えられない気持ち、衝動、か。

部活の時間になった。
いつも通り、グラウンドに出て
練習をしていると、アイツがいた。

昼休みに会った、あの女子が……。

そのせいかはわからないが、
俺は合計で5回くらいトラップミスを
してしまった。

格好悪い……。

そう思って、俺はアイツが見えない
フリをしようとした。
だが休憩に入ると、

「鬼道くん、お疲れ」

と言って、俺にタオルを差し出して
くれたのだった。

戸惑いつつ、タオルを受け取った。

「ありがとう。えっと……」

「笠峰玲華。3組」

「そうか」

名前がわかった瞬間、何かが
すっと抜けていった。

「鬼道くんは、今日調子悪いの?」

「えっと……ちょっと……」

語尾をあいまいににごし、
俺はうつむいてしまった。

顔が熱くなるのが、自分でも
よくわかる。

このような感情は、初めてだ——。


続く!!

Re: 君の笑み、そして涙。【イナズマ短編集】 ( No.11 )
日時: 2010/02/09 22:22
名前: ぺりどっと(元くろーばー) (ID: SLKx/CAW)

第5話 データはアイツの心に
 

「笠峰は何部だ」

何気なく聞いてみたが、笠峰は
うつむいてしばらく黙り込んでしまった。

「す、吹奏楽部だけど……」

「そうか、楽器は」

「……一応、ホルン」

本当に音楽が好きなら、ホルンの良さや
難しいと思うところを言うのが普通だ。

でも笠峰はそういうのを一切話そうとせず、
ただ哀しげな瞳で何かを見つめていた。

もしかしたら、部活でケンカとか
嫌味を言われたとか、あったのかも
しれない。

「あ、部活のジャマだよね。ゴメン」

そういって、笠峰は去っていった。
俺はなんだかアイツのことが心配に
なってきた。

春奈を守りたい、みたいな感情に
近いかもしれない。(少々大げさだが)


部活後、豪炎寺と帰ることになった。

円堂は部活動委員会(部長が必ず入る委員会)
があり、その他も用事があったりしたので、
今日はいつもと比べて静かだった。

「今日、何かあっただろ」

「あ?」

ふいに質問されて、思わず変な声を
出してしまった。

「やっぱりな……気が抜けてるぞ」

「すまん」

「3組の笠峰、アイツが気になるか」

これまた鋭い指摘だ。(別に気になるわけ
じゃないんだけど)

「おまえは知ってるのか」

「ああ、クラスが一緒だからな。
 やっぱり気になってるんだろ」

いつもとは違って、茶化すように
からかってくる豪炎寺。

「まぁ、他の人のことを何でも知りたがる
 おまえのことだ。帝国時代は、円堂や
 俺のデータも全部持っていた」

いちいち辛口な言葉使うな、コイツ。

「笠峰のことだって、わかるようになる。
 だが、アイツのはセキュリティーが
 かなり頑丈そうだからな」

「なぜ断言できる」

「同じ班だから」

即答された。余計に気が抜けて、
うっかり小石につまづきそうになった。

「春だし、今のところ暖かい日が
 続いているからな。気をつけろよ。
 ちょっとした油断が、怪我につながる」

「サッカーみたいにな」

「さすが天才ゲームメーカー」

よく言うな、エースストライカー。
今日は色々な意味で、長い1日だった。


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