二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夜は雲に染まる—REBORN— 《第三期・存在編》
日時: 2010/05/05 06:51
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—僕は、リボキャラの世界へ転生していた—

—しかも、雲雀恭弥の娘として—

—・・・前世じゃ、男だった僕には、きつすぎる現実だった—



消失です。
最近暑くなってばてそうになります・・・(涙)
では、頑張っていきます!



登場人物設定

—僕は、雲雀恭夜—
・雲雀 恭夜
雲雀恭弥の娘。
本編主人公で、男装をしている。
容姿:雲雀そのまんまです・・・。美形ですよー。
武器:トンファー。手錠。
属性:雲・霧・大空だったり。《追加:青空・夜空》
所属:ボンゴレ11代目雲の守護者。
・サンプルボイス
『・・・僕って、本当変な父親を持ったよ』『恭夜あぁぁぁぁ!』
『・・・咬み殺す!』
『・・・キミ、誰?』


《第一期・転生編》《第二期・中学生編》《第三期・存在編》

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Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.12 )
日時: 2010/05/04 21:14
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第十話


「・・・」

眼を開けるとそこは保健室だった。
「雲雀!眼を覚ましたか・・・」
「良かった!」

ギュウッと抱きついてきた吉綱。

「・・・吉綱・・・まだ、体がだるいから、止めて・・・」
「あ、ごめんなさい!」
バッと離れた吉綱。
夏吉は山本を連れてきた。

「・・・雲雀、すm「何やってんの。君」」

僕は山本の眼を睨んでいった。
山本は目を伏せる。

「歯、食いしばりなよ」
「え・・・」

—バキッ

山本時雨の顔をトンファーで殴った。
「おい、雲雀!」
「雲雀さん!?」
「骨折なんて直ぐに直るのに何でキミ、死のうとか思ったの?」
「ッ・・・」
「僕はそんな草食動物が一番嫌いだ。簡単に死ぬとか言う奴は特に、ね」

ガチャンッとトンファーを仕舞う。

「ッ・・・ゴメン・・・」
「・・・まぁ、いいよ。その代わり」
「?」
「絶対に死なないでね」
「!」

「将来キミは、強くなるだろうからね」

そう言って僕は保健室を去って行った。



「・・・」
「委員長、どうかしたんですか?」
「・・・何でもないよ」

僕はそう言って、コーヒーを飲んだ。



(彼はきっと、強くなる)(将来、きっと。)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.13 )
日時: 2010/05/04 21:23
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第十一話


「・・・何?獄寺夜兎」

目の前にいる獄寺隼人の息子を見る。
キッと僕を睨んでいる。

「お前が雲雀恭夜か・・・」

シュッと、ダイナマイトを何処からか取り出した。
僕はソレを冷めた眼で見据える。

「ここで果てな!」

バッとダイナマイトを投げてきた。
ダイナマイトを仕込みトンファーのギミック、鎖を使い、全て切る。

「なっ・・・」
「弱いよ、獄寺夜兎」

僕はそう言ってギミックの鎖を振り回す。

「ッ・・・!」
殺気を出して彼を黙らせる。
今は僕、眠いんだ。
コアとか使って結構体が疲労してるんだよ・・・。

「テメェ何かファミリーに認めねェからな!」

・・・ハ?
え、もう出会ったの?吉綱と夏吉。

つまりコイツはボスとして二人を認めたってことか・・・。
「フゥン。別にそんなのどうでもいいけど」
「なっ・・・」

「僕には関係ないことだよ。・・・草食動物が集まるだけだ」

そう言って僕はトンファーを仕舞った。
去ろうとして彼が叫んだ。

「お前ッ・・・ぜってぇみとめねぇからな・・・」



その影で。
スコープを除いていた赤ん坊はニヤリと笑う。

「おもしれーな。雲雀恭夜・・・」

僕はその時、悪寒が走った。



(どうしました?)(・・・嫌な予感がする)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.14 )
日時: 2010/05/04 21:25
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—軽い二度目のアトガキ—

やっと中学生に入りました!
これからも頑張りたいと思います!
宜しく御願いします!

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.15 )
日時: 2010/05/04 22:10
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第十二話


「・・・ただいま」

嫌な予感を抑え、家に帰ってきた僕。

沢田綱吉などは34歳になる。

僕は少し息を吐き、彼等の若さに驚いていた。
だって、二十代で結婚してるんだよ、出産してるんだよ、彼等。

凄い若さだ。

「・・・父さん」
「なんだい?」
「今日、転校生と生徒が自殺を図ったんだけど」
僕は思いっきり声を低くして言う。

「コレ・・・誰かが企んだ事だよね?」

確定した言葉。
あの後フェンスを見れば、弾丸の跡が残っていた。
僕は怒り心頭だ。

「・・・」

ソッポを向いた父さんに、僕はニヤリと冷笑で言う。

「僕が父さんたちの職業、知らないとでも思ったのかい?」

「!」
父さんと同じ口調で僕は喋った。
ていうか・・・生まれたときから知ってるんだけどね。
「まぁ、言わないで置くよ?只——」
僕は冷笑のまま、言う。

「今日の自殺騒動をたくらんだ奴・・・に、言って欲しいんだよね。あの自殺騒動の後。誰が一番苦労して誰が一番処理して誰が一番」

—ドガンッ

僕はトンファーを壁にめり込ませた。


「怒っているのかをね」


僕はそう言って去って行った。

「・・・フゥ・・・」
「お前の息子もお前ソックリだな」
「・・・赤ん坊、あの子を怒らせれば命は無いよ」
下手すれば——僕よりも、強いのだから。

「ならますます興味が増したぞ」
「・・・」

赤ん坊——リボーンはニヤリと笑った。



「・・・イライラする・・・」

僕は屋敷の外でイライラしていた。
不慮を殴ってもいいのだが——そんな事して何になる。
僕は道路をイライラしながら歩いていた。

「究極!」

—ヒュッ

僕は飛んできた拳を本能で交わした。

「雲雀!我がボクシングに入らぬか!」
「無理だよ」

一応僕、女の子だし。
僕は目の前にいる人物に眼を通した。

確か彼は笹川太陽。
笹川良平の息子だ。

僕は息を吐き、彼を見据えた。
飛んでくる拳を避けながら。

「そこどいてくれる?」
「究極に断る!」
「・・・そう」

—ビュガッ

太陽の顎を殴った——が。
「これしきの事で!」
「——ワオ」

ゾクゾクと。
何かが競りあがってくる。
もう、歯止めが利かない・・・——!

「雲雀さん!」

ピタッ・・・——。

トンファーが笹川太陽の顎を砕く寸前で、僕は止まった。
「何してるんですか?」
「———何もして無いよ」

サッとトンファーを隠す。

吉綱に眼を向けて、僕は去って行った。

「あれ・・・お兄さん何してるんですか?」
「究極にひばりをボクシング部に誘っていた!」
「———それだけはダメです」


(一応女の子、なんですよ。雲雀さん)(それに、俺がそんなの許さない)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.16 )
日時: 2010/05/04 22:31
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第十三話


暇なのであの後。
僕は川沿いでボォッと空を見ていたとき。

「・・・何してるの?」
「・・・誰」

第一キミ、誰なの。

僕はそう想いながら彼を見た。
綺麗な黒髪を一つで結び、整った顔立ちをした少年。
本当、誰なんだよ・・・。

「俺は、ルナ」
「・・・ルナ?」

月って意味か・・・。
うん、いい名前。
「で、キミが僕に何のよう?」
「・・・キミは、この世界に居て幸せ?」
そこで、僕は時が止まったような気がした。

彼の顔を鋭い眼で見る。

「・・・キミ、何者?」
「・・・」
「・・・さっきの質問の答え。僕は幸せだよ」

そう言って、僕はルナを見る。

「僕は、吉綱も、夏吉も。皆が大切だし、初めて楽しいと思った。だから——僕は幸せだ」

するとルナはフッと笑って、僕の顔を見た。
優しい笑みを浮かべている。

「そう———。なら、コレをあげる」
「・・・——リング・・・!?」

それも、ボンゴレリング。

黒いクリスタルが中央に嵌った綺麗なリングだった。

《その思いを、最後まで忘れないでね》

バッと、僕は顔を上げた。
そこに、もうルナの姿はなかった。



(彼は、何者だったのだろう)(神か、それか・・・)


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