二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夜は雲に染まる—REBORN— 《第三期・存在編》
日時: 2010/05/05 06:51
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—僕は、リボキャラの世界へ転生していた—

—しかも、雲雀恭弥の娘として—

—・・・前世じゃ、男だった僕には、きつすぎる現実だった—



消失です。
最近暑くなってばてそうになります・・・(涙)
では、頑張っていきます!



登場人物設定

—僕は、雲雀恭夜—
・雲雀 恭夜
雲雀恭弥の娘。
本編主人公で、男装をしている。
容姿:雲雀そのまんまです・・・。美形ですよー。
武器:トンファー。手錠。
属性:雲・霧・大空だったり。《追加:青空・夜空》
所属:ボンゴレ11代目雲の守護者。
・サンプルボイス
『・・・僕って、本当変な父親を持ったよ』『恭夜あぁぁぁぁ!』
『・・・咬み殺す!』
『・・・キミ、誰?』


《第一期・転生編》《第二期・中学生編》《第三期・存在編》

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Re: 夜は雲に染まる—REBORN— ( No.7 )
日時: 2010/05/04 18:59
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第六話


「・・・ちのにおい・・・」

こういうのに僕は敏感だ。

特に、濃い血の匂いは。
「・・・とうさんのせいだ」
前世の、父さんの所為だ。

認めたくない父の血筋の所為。

僕は顔をしかめる。

「・・・」

「・・・きょうやくん?」

現れたのは、吉綱だった。
「・・・よしつな。何?」
「あ、えっと、はなしがあるんだけど・・・いいかな?」
「・・・」
僕はゆっくり、吉綱に近づいた。
「・・・」

—ドスッ

「ガッ・・・!」
「ぼくに、そんなげんかくつうじないよ」

僕はトンファーで吉綱——いや、トリカブトの腹を殴った。

「クッ・・・」
「ハハン、良くわかりましたね」
「・・・」
僕は桔梗を見据える。
て言うかなんで桔梗が。トリカブトが?

「あくしゅみ」

ボソッと僕は呟いて、トンファーを仕舞った。
「おや・・・何をするつもりですか?」
そこで僕はボックスとリングを取り出した。

紫と、灰色の色のボックスだ。

リングは、紫と灰色の二色の色が混じった石の付いたリングだ。

「何ですか、ソレは・・・?」
「オリジナルボックスだよ」

僕はハッキリといった。

何故彼等が僕の前に現れたかはわからないが——今は、自分の身を守るのが先決だ。

僕の闘争心がそう言っている。

ボァッと炎が燃え盛る。

色は、灰色と紫の混じった同系色の炎。

「・・・ルネイ・・・でておいで」

ガチッとボックスにリングをはめ込みそういった。
出てきたのは——。
「・・シャーッ・・・」
「霧雲猫・・・」
「・・・!」



桔梗とトリカブトは去って行った。

ボックス兵器に驚いたらしい。
僕は、説明書を一回見ればそれでいいんだよ。
自作のボックス兵器と自作のリング。

リングの方は未完成だったためか、壊れてしまった。

「・・・ハァ・・・」

このことは、父さんには言わないで置こう。
後々、五月蝿いからね・・・。



(僕のボックス兵器)(二つの属性を持つ、ボックス)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— ( No.8 )
日時: 2010/05/04 19:06
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

—アトガキ—

主人公のボックス兵器とリングの話でしたが——。
主人公の属性、追加したいと思います。←今更かよ

属性は《夜空》と《青空》。(色は黒と半透明な蒼)

特徴は《夜空》が《支配》
《青空》が《包容》。

《支配》は、その名の通り相手の体かボックス兵器を支配する特徴です。
《包容》は全ての属性を操る特殊な炎です。

これからも頑張りますんで!

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.9 )
日時: 2010/05/04 20:33
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第七話


あれから・・・10年がたった。

僕は《中学一年生》に上がった。

夏吉と吉綱も。
また、幻も転校して来た。
正直言ってまだ抵抗があるこども、仕方ない。
それだけは我慢する事にした。

「・・・僕、こんな部屋用意して無いんだけど」
「ハイ、ここの校長がどうぞお使いくださいと・・・」

僕は後ろにいる草壁を見た。
ちなみに草壁は草壁哲也の息子だ。

正直最初会った時引いたけど。(リーゼントに)
今では右腕になっている。(勝手にしてくれ)

「・・・フゥン・・・」

どうせ、父さんか草壁の父さんがやったんだろう。
僕は奥にあるデスクのイスに座った。
中々気持ち居座り心地だ。



「・・・ん・・・」

ある資料が眼に入った。
「・・・草壁、コイツ、転校生?」
「ハイ・・・何でも帰国子女らしいです」

・・・フゥン・・・。
面白いじゃないか。

「・・・そう」

僕は少しだけ、口の端を吊り上げた。



「・・・」
「どうしたの、ナツ?」

吉綱が聞いてきた。
何故か嫌な予感がする。

ガララッ・・・

「全員席に座れ。今日は転校生を紹介する。入ってきなさい」

—ガララッ

スタスタッ・・・

「お、おい!」

—ガコンッ

「うわっ!」
「吉綱!?」

すると転校生がギッと俺たちを睨んできた。
俺も睨む。

「お前が沢田か・・・」

そう呟いて、ハッと鼻で笑った。
「おい、転校生、自己紹介しろ!」
チッと舌打ちをして、転校生は自己紹介をした。

「獄寺夜兎だ」


(これからどうなるかな?)(委員長がご機嫌だ・・・)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.10 )
日時: 2010/05/04 20:49
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第八話


「・・・」

屋上で昼寝をしていると、勢い良く扉が開いた。

「夏吉・・・抑えて」
「抑えられる訳が無いだろ・・・あの転校生・・・!」
「・・・夏吉に吉綱・・・転校生とトラブルがあったの?」

僕は給水タンクからヒラリと降りてたずねた。

「雲雀さん!?」
「雲雀・・・・・・まぁな」
夏吉は間を空けてそういった。
僕はクスッと笑う。

「まぁ、彼の性格じゃね・・・」
「知ってるのか?」
「そんな訳でも無いけど・・・」

あの獄寺隼人の息子だ。

性格くらい大体わかるよ。
「それより、あの転校生に会った方がいいよ」
「なんでだよ」
将来、彼は役に立つ、なんて言える訳が無いじゃないか。

彼は将来11代目嵐の守護者になるのだから。

リングを受け継ぐのだから。
「まぁ、ゆっくりやりなよ」
「ハ、ハイ!」
何故か吉綱が反応した。

僕は笑った。



「・・・」

廊下を歩けば、元気のいい声が聞こえてきた。

声はグラウンドからだ。
僕はグラウンドを見る。
「・・・野球・・・」
僕はボォっとしていると、

—パキィンッ

ガキンッ

ドゴッ

窓を割って入ってきた野球ボールをトンファーで跳ね返した。
野球ボールは壁にめり込む。

・・・僕、跳ね返しただけだよ?

「大丈夫か!?」
「・・・キミは」

何処かで見たような顔立ち。
スポーツマンらしい顔立ちだが—。

「あ、俺、山本時雨っていうんだ!よろしくな!」

山本、時雨・・・。

山本武の息子、ね・・・。
僕は彼の顔をジッと見ながら、彼の投げたボールなら壁にめり込んでもおかしく無いと思った。

しかもそれが失敗なら尚更だ。

「うっわ、めりこんじまってる!」

そう言って野球ボールを引っ張って取った。
僕はその壁を見ながら。
「・・・ねぇ、」
「何だ?」
「・・・キミ、もしかして骨折とかしてる?」

そこで、初めて彼の顔が曇った。

「・・・ああ、何で判ったんだ?」

「キミほどの野球選手が謝ってこんな部屋に投げてくるなんて思わないしね、何か、あったとしか思えない」

ましてや、山本武の血筋なら、ね。

「だけど、自殺は止めなよ」
「なんでそのこと・・・」
「自殺は、ダメだよ」
僕はそう言って、彼を見た。
ゴクリと彼がつばを飲むのが判る。

「・・・ああ、判ったよ」



(気が付けばよかった)(彼の闇に)

Re: 夜は雲に染まる—REBORN— 《第二期・中学生編》 ( No.11 )
日時: 2010/05/04 21:04
名前: 消失 (ID: X9/3/8Rv)

第九話


「大変だ!山本が飛び降り自殺をしようとしている!」

ブフッ!

飲みかけのコーヒーを噴出した。
「委員長!?」
「・・・」

あの馬鹿。

昨日三山言ったはずなのに。
僕はイスから立ち上がった。
「ちょっと行って来るよ」
「あ、はい!」

僕は翔けてあった学ランを羽織り、急いで屋上へ向かった。



「山本!冗談だよな!」

他の生徒がそんな風に叫んでいた。
そこで僕は勢い良く屋上の扉を開けた。

「キミ達・・・授業中だよ。早く去りなよ」
「で、ですが「去りな」・・・ハイ・・・」

大人しく去って行った生徒を見た僕は山本時雨を見た。
「雲雀・・・止めるなよ」
「昨日三山言ったのに。自殺は止めなって」

僕は彼に近づく。

「ッ・・・だけどッ・・・」
「骨折ごときで何言ってるのキミ」
「!骨折、ごとき・・・!?」

僕は彼の腕を掴んだ。

「コレくらい、僕が直してあげるよ」
「え・・・」
手元が燃える。

それは僕が作った、《コア》と呼ばれる属性を持っていなくても特定の属性の炎を使える特殊な物体だ。
だが、その後の疲労が酷い。
あまり使わないようにしていたが。

「・・・治った・・・」

呆然と腕を見る山本時雨。
僕は疲労した体で彼の腕を掴んだ。
瞬間・・・!

—バキッ

「「!?」」

フェンスが壊れた。

「なっ・・・」
僕はそこである物を見た。

黒い小さな人物。


・・・リボーン!?


「クッ・・・!」
僕は彼の腕を掴んだまま、落下する体を着地体制に起こした。
「何を・・・!」

オレンジ色のコアを取り出し、炎を灯す。

「———!」
炎が飛び散る。

—バサァッ・・・

「クッ・・・」
「羽・・・?」

背中に羽根が生える。
だが、それは炎の羽根であり、実際は無いものだ。
羽根は一瞬にして火花となり、飛び散った。

「ウッ・・・」
「雲雀!?」

僕はそこで、意識を飛ばした。



(最後に見たのは、)(山本時雨と吉綱、夏吉の顔だった)


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