二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】—2章《2》更新—
- 日時: 2010/05/30 18:35
- 名前: 箕遠 ◆rOs2KSq2QU (ID: CROAJ4XF)
—————私は、どれだけのことをすれば、幸せになれたんだろう。
***
Hey今現在中間試験中なのに勢い余ってマウスを動かした結果がこれだよ!!
とりあえず注意事項から。
・デュラ嫌い
・二次嫌い
・ネタバレあり
・お前の妄想は知りません
以上。……まぁ最低限のマナーとルールと礼儀は守ってくださいね。
後、一行レス(「あげ」や「おち」等。)や、荒らし行為に相当するものはおやめください。不快極まりないので。
*【0章】−【十人十色】 >>3
*【1章】−【前途多難】
《1》>>6 《2》>>8 《3》>>12 《4》>>15
*【2章】− 【合縁奇縁】
《1》>>18 《2》>>19
- Re: 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】 ( No.3 )
- 日時: 2010/05/16 18:16
- 名前: 箕遠 ◆rOs2KSq2QU (ID: tVOKPYTM)
00. 【十人十色】
「————これが不幸だなんて、自分は思っていませんよ。まぁ、不可思議な関係だとは思っていますけど。でも、これが自分の出来る最大限の仕事ですから、そうするしかないんですよ。だって、これは自分が背負っている十字架なんですから。……って、そちらから聞いたのに何で貴方は黙ってるんですか、臨也さん」
「……いやいや、饒舌に話すなと思ってね」
「……嫌味ですね、この変態人大好き野郎が」
彼女は未だ、考えている。
自分の幸せの可能性を。
「駄目らしいですよ、自分が。自分が吸血鬼ってことが嫌で嫌でたまらなくなるらしいです。私は、それで良いのに。十分なのに。吸血鬼だからって、人間じゃない訳じゃないのに……セルティ、どう思うですか?」
『うーん……大人な恋愛だね』
「ですです」
少女は未だ、驚いている。
彼が自分を拒むことに。
「ぎゃはぎゃはー!! 俺にゃあ密(ひそか)がいるならそれで良いんだっつーのー!! にゃーあ、密ー! ねー静雄さーん! ぎゃはぎゃは」
「要(かなめ)……嬉しいけど胸を弄るのはアウトだと思うよ……てか女の子なのにそんな俺とか言わないで……し、静雄さん助けて……」
「頼むから、仕事している途中にセクハラしながら来るのやめてくれ、お前等」
双子は未だ、見つめている。
己が選んだ道を。
—————これは、歪んだ物語。
—————これは、歪んだ愛の物語。
- Re: 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】 ( No.4 )
- 日時: 2010/05/16 18:20
- 名前: 箕遠 ◆rOs2KSq2QU (ID: tVOKPYTM)
……わっ、わっ、私はただの女子高生なのにー!!
01. 【前途多難】
保留
- Re: 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】 ( No.5 )
- 日時: 2010/05/16 18:30
- 名前: 牡丹 (ID: Rl.Tjeyz)
- 参照: 元Iveですー!!「ぼたん」って読みます!!
いえいえ^^
はいw
いつでも良いですよ!!
わーい^^
- Re: 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】 ( No.6 )
- 日時: 2010/05/18 22:48
- 名前: 箕遠 ◆rOs2KSq2QU (ID: 4TjuuFmy)
……わっ、わっ、私はただの女子高生なのにー!!
【1章】− 【前途多難】
池袋市内、某路地裏にて
午後9時—————
♂♀
「う……う、う……」
少女の感情を押し殺した声は、弱弱しく路地裏に響いた。少女の心中に渦巻いている恐怖と焦燥の原因は、目の前の現状にある。
少女は目の前の現状から顔を反らすと、鞄を抱える両手に力に力を込めて、心の中で思い切り叫んだ。
(————な、何で私がヤンキーに絡まれなくちゃいけないのよー!!)
————そう、少女の目の前には、下卑た笑いを浮かべるヤンキー5人組が立ちはだかっていた。少女が見る限り、凶器に値するものは持っていない。しかし、どいつも体の一部に緑色の装飾物を身につけている。
地方から出てきたばかりの彼女にとって、目の前のヤンキー達の格好は些か風変わりなものに思えていたが————まぁ、そんなこと今の私には関係はない、と彼女は頭を振った。
(……というか、私ここからどうやって逃げよう……)
こんな人気のない路地裏だ、大きな声を出しても気付かれるかどうかだろう。……そんな夢も希望を果てそうな彼女に、追い討ちをかけるようにヤンキーの1人が嘲笑を浴びせかけた。
「……あーれーぇ? ねーちゃん、何考えてんのーぉ? 早く俺らと遊びに行こうよー」
「そうだよー」
「ま、どうせお持ち帰りしちゃうんだけどねぇ」
「ちょ、タカヤンぶっちゃけんなっつーの!」
「あはははははは」
(し、知らないよっ! わ、私はただの女子高校生なのにーい……)
5人は脅えている少女なんか目もくれず、個人で低俗な話題を出し合っては笑いあっている。少女はそんな男らを出来るだけ強い眼光で睨みつけた。虚勢だということは分かっていたが、それしか出来ない少女にとって、それは最大限の防御であった。
と、その挑発的な目線を送っていると、たまたまヤンキーの1人と視線が合ってしまった。
視線があってしまったことにより、身を竦ませる少女。そんな少女を生意気だと感じ取ったのか、ヤンキーの1人は不機嫌そうに詰め寄った。
「ああッ!? 何だ、テメェ。何で睨んでんだよ、ああッ!?」
「い……嫌……違っ……」
「はあっ!? ざけんなよコラあっ」
ガシャーンと音を起てて、少女の隣に位置していたゴミ箱が崩れ落ちる。男が蹴った部位が浅く凹んでいるのを見て、少女は背筋にぞわぞわと這い上がるものを感じた。
「……ちっ! ……ちょ、お前、来い」
「え? やだ、やめてくださいっ」
「うるせぇ、黙れ! 他の奴等に聞かれたら面倒なんだよ! ……おいタカヤン、よっちん。手伝え。この女運ぶぞ」
無理矢理少女の腕をとって車に連れ込もうとした男は、その手伝いを他の2人に命じる。少女はこれから自分がこれから何をされるのか大方予想が出来—————一瞬にして青ざめた。
(ちょ、何で何でっ!? 私はただの女子高生なのに、最近地元から出てきたばかりの、池袋の新米なのにっ! もっとハッピーな楽しいことばっかだと思ってたのにぃ! やだやだやだーっ! た、助けて……誰かー!!)
そこで、ようやく彼女は初めての抵抗を見せる。
「やだっ! やめてくださいっ! 行きたくないっ!」
「くそっ、お前、じたばたすんなっ!」
「嫌だ、嫌だっ! 誰か、誰か助けて—————」
無理だと思っていても、彼女は叫ばずにはいられなかった。だって彼女は今まで日常を歩んでいたのだから。こんな非日常に巻き込まれるなんて、計算、いや、予定には無かったのだから。
————だから、少女はありったけの力をこめて叫んだ。助けてくれという願いをこめて。
しかし、無情にも、男達の腕力と彼女の力には差が有り過ぎて。
少女は、最後にありったけの叫びをあげた。
日常に戻りたいという一心で。
「やだやだ、行きたくな……! ……あ、れ?」
—————刹那。
自分に群がっている男達の肩越しに、少女は何か光を見た。赤いような、青いような、不思議な光を。
それは幻覚か、現実か。
- Re: 【デュ.ラ】池袋浪漫【ララ!!】《1章執筆開始》 ( No.7 )
- 日時: 2010/05/19 22:03
- 名前: 箕遠 ◆rOs2KSq2QU (ID: sDjU3pW8)
♂♀
同刻 チャットルームにて
—————甘楽さんが入室されました—————
甘楽《こんばんわー!》
セットン[こんです]
田中太郎【あ、こんばんは甘楽さん】
保留
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