二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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BLEACH =雷皇と焔姫=
日時: 2010/05/21 00:16
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: A2yHVZ/p)

おはようございます、こんにちは、こんばんは、バララです。

今回、初めてBLEACHの小説を書こうと思いました。

正直、勢い&気分で書いているので更新は不定期、いつ書かなくなるかわかりません。

あと、色々と細かい設定までは覚えてないので、そこんところは見逃してください。

あと、キャラ設定おかしいとこがあるかもしれませんので、こちらは指摘してもらえれば直せる部分は直していきたいです。

それでは、よろしくお願いします。

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Re: BLEACH =雷皇と焔姫= ( No.4 )
日時: 2010/05/21 14:48
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)

第1話『邂逅』


=木暮町=

「ほら、弘輝! そこよ!」

「了解! おりゃあ!」

弘輝は萌に言われた場所に向け、剣を振る。

直後、何かが斬れる感触と同時に唸り声が響く。

『ぐがああああ!!』

弘輝に斬られた虚は、痛みに耐えられず、その場に倒れこむ。

「やれやれ、やっとか」

「もう、弘輝が取り逃がしたのが原因でしょ」

「いや、悪かったって」

彼ら—東風谷弘輝と炎城萌がコンビで虚を倒し始めて、早数ヶ月。

始めの頃は萌の怪我と死神の力が戻っていなかったため、弘輝一人で虚を倒していた。

しばらくすると、萌も完治したので、二人で虚を倒している。

その間に、弘輝は浦原喜助・四楓院夜一と出会い、過酷な修行をして始解と卍解を会得する。

また、仮面の軍勢の平子真子と接触、虚化のことを聞いたあと、弘輝もその兆しがあったので、虚化を制御する方法を真子たちに教えてもらう。

そして、現在に至る。

「それにしてもさ、最近なんか虚の数多くない?」

「知らねぇよ」

「もう、つれないなぁ」

「それにしても、俺とお前が会ってからもう3,4ヶ月か」

「結構経ってるねぇ」

「ま、色々あったしな」

「ホントだよね。まさか弘輝君が卍解まで出来るようになっちゃうなんてね」

「それに仮面の軍勢って奴らとも会ったしな」

弘輝が仮面の軍勢のことを口にすると、萌は顔をしかめる。

「どうかしたか?」

「うん、あのさ。虚化って・・・使ってて大丈夫なんだろうかなって」

「あ〜・・・大丈夫だって。ホントにやばいときしか使わねぇから」

「それは・・・そうだけどさ」

二人がそんな話をしている時、急に巨大な霊圧が現れた。

「っ!? 弘輝君!」

「あぁ! 先に行ってるぞ」

「うん!!」

そう言うと、弘輝は自身の斬魄刀を上空へと投げ上げる。

「迸れ、雷撃丸!」

直後、空から一筋の雷が、斬魄刀目掛けて落ちる。

そして、弘輝の元に落ちると、その形状が変わっており、微かに電気を帯びていた。

「行くぞ・・・雷撃電飛!」

叫びながら、弘輝は走り出す。

数秒後には、先に走っていた萌を追い越して。







「おい、ルキア。ホントにこいつだったのか?」

「あぁ、そのはずだが」

先程の巨大な霊圧を感知した一護とルキアは、その霊圧を放っていたと思われる虚を、今しがた倒したところだった。

「だけど、何の手応えも無かったぞ」

「うむ、一応連絡しておこう」

そう言ってルキアは尸魂界に報告し始める。

一護は辺りを見渡していると、段々とこちらに近付いてきている霊圧が2つあることに気付く。

「ルキア!」

「あぁ、片方は速い。もうすぐ来るぞ!」

一護とルキアは戦闘態勢をとり、待ち構える。

直後、一瞬その場が光ると、そこには弘輝が姿を現した。

「貴様、何者だ」

「ん、あんたこそ誰だよ」

「私は護廷十三隊、十三番隊所属、朽木ルキアだ」

「そして俺は、死神代行、黒崎一護だ」

「はぁ!? 朽木さんに黒崎!?」

「な、なんだよ、俺たちのこと知ってるのか?」

「知ってるも何も、俺はお前と同じ空座第一高校に通ってるし、それにお前らと同じクラスだぜ!」

「マジかよ、全然知らねぇぞ」

一瞬、弘輝は心に傷を負うが、すぐに立ち直る。

「そんなことはどうでもよい。それより、貴様は何者だ」

「ん、俺か? 俺は———」

「やっと追いついた!」

と、弘輝が名乗ろうとしたちょうどその時、後方から追ってきていた萌がやっと到着する。

急に現れた人物を見たルキアは、少し驚く。

「あなたは、十番隊第三席『焔姫』と呼ばれている炎城萌殿ではありませんか!」

「あれ、その声って・・・あ、やっぱりルキアちゃんだ! どうしたの、こんなところで?」

「それはこちらのセリフです。あなたとの連絡が途絶えてから数ヶ月、尸魂界にいる日番谷隊長がかんかんでした」

それを聞いた萌は「あはは・・・」と苦笑した。

「それより萌殿、そちらの方は一体・・・」

「あ、彼はね、私の代わりって言うのかな?」

「代わりというと・・・まさか!?」

「そう、俺は萌の死神代行、東風谷弘輝。こいつは相棒の雷撃丸だ」

「「死神代行!?」」

その単語を聞いたルキアたちは驚きを隠せなかった。

「あ〜、やっぱまずいですよね」

萌は頬を指でかきながらどうしようかと考えて、ふと一護の存在に気付く。

「そういえばルキアちゃん、その子は?」

「はい、こいつは黒崎一護といって、そこの東風谷弘輝と同じ死神代行です」

「ま、俺の場合はちゃんと許可貰ったからな」

「へっ? 許可?」

すると、ルキアたちは今まで会ったことを話し始める。







「つまり、ルキアちゃんたちは何のお咎めも無かったってこと?」

「まあ、多少はありましたが、そこまで重いものでもありませんでしたし」

「そっかぁ・・・・」

そう呟くと、萌は何か考え込み始める。

「それより、もう帰ってもいいか?」

一護がそういうと、「そうだな」とルキアが頷く。

「どうせもう何も無いだろうしな、帰ってもよいだろう」

「んじゃ、俺らは帰るけどそっちはどう———」

「見ての通りっス」

弘輝の視線の先を見ると、いつの間にか近くのちょうどいい高さの石に腰掛けていた。

一護たちは苦笑しながら一言別れを告げると、その場を去っていく。

ちなみに、その後、萌が帰ろうと言ったのは、一護たちと別れてから4時間は経っていたとか。

Re: BLEACH =雷皇と焔姫= ( No.5 )
日時: 2010/05/21 19:25
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: JiXa8bGk)

第2話『尸魂界』



「さてと、お〜い、萌! 朝ごはん置いとくからちゃんと食べろよ!」

「あ〜、分かってるわよ」

「ホントかよ・・・」




昨日、黒崎一護と朽木ルキアにあった後から、萌はずっと何かを考えている。

どうしたものかと考えるが、

「・・・・・ま、どうでもいいか」

と思い、弘輝は高校へと向かう。







「はよ〜、一護」

「ん? あぁ、確か・・・東風谷弘輝だったか?」

「お、覚えてたのか?」

「まあな」

「珍しいな、一護が東風谷と話すなんて」

「と言うか初めてじゃない?」

弘輝と一護が話していると、後ろから浅野啓吾と小島水色が話に加わってきた。

「ん? お前らは確か小島と・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんか用か?」

「俺は!?」

「いやぁ、一護が他の人と話すなんて珍しいからなんとなくね」

「無視っすか!?」

「そんなわけありませんよ、浅野さん」

「ちょ、水色!? なんで敬語!?」

「あはは〜、なんでもありませんよ、浅野さん」

「頼むからいつも通りに戻ってくれ、水色!」

そんな感じでくだらない話をしていると、チャイムが鳴り、担任が教室に入ってきて出欠をとる。

今日はこんな感じで、1日が過ぎていった。








「ただいま〜、萌〜、晩飯どうする?」

弘輝が家に戻ってきてすぐに晩飯のメニューの確認をする。

しかし、いくら待ってもなかなか返事が来ない。

「萌?」

リビングを覗いてみると、テーブルの上に書置きが置いてあった。

弘輝はその書置きを読む。

———————————————————————


ちょっと尸魂界に行ってきます。

帰りは2,3日後になると思います。

そっちの虚とかはよろしくね〜。


———————————————————————


「えっと、確か尸魂界って死神のいる世界だったっけか?」

弘輝はそんなことを思い出しながら、1つ確かなことがあった。

「・・・・・食費が浮いた」

Re: BLEACH =雷皇と焔姫= ( No.6 )
日時: 2010/05/22 23:38
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: hH8V8uWJ)

第2話『報告』





「炎城! お前今まで何してたんだ!」

「す、すみませんでした」

「まあまあ隊長、こうして無事に戻ってきたんですから」

炎城萌は今、音信不通になってからの数ヶ月間に何があったのかを報告するために尸魂界の十番隊隊舎へと戻ってきていた。

案の定、日番谷から小一時間ほど説教を受けた。

「とりあえず、俺はこの事を総隊長に報告してくるから待ってろ」

「わかりました」

そういって、日番谷は十番隊隊舎を出ていく。





日番谷が報告後、全隊の隊長が集められた。

「ほう、そのようなことがあったとはのう」

「どういたしましょう、総隊長」

総隊長は顎に手をあて、暫く考え込む。

「前例があるからのう」

そういって、総隊長はある判断をする。







「は? 俺を尸魂界に連れていく?」

「えぇ、あなたが尸魂界にとって有益かどうかを判断するためだそうよ」

「へぇ・・・で、いつ行くんだ?」

「今からよ」

「そっか・・・・・って、はぁ!?」

「ほら、早く喜助んとこ行くわよ」

「ちょ、ま!?」

弘輝のことは気にせずに、萌は浦原喜助の店に行く。

少しの間、呆然としていたが、すぐに萌のあとを追う。







「は〜い、や〜っと来ましたね!炎城さん」

「やっとって、さっき別れてから40分くらいしか経ってないじゃない」

「まぁ、そんなことは気にしないで」

「いや、まあいいけど」

「それにしても、東風谷君は遅いですねぇ」

「そう言えばそうね。どうかした————」

『ぐわあああぁぁぁぁぁーーーーーー!!!』

「こんにゃろぉ、雷閃!」

「「・・・・・・・・・・」」

いつの間にやら、店の上空で戦闘をしている虚と弘輝。

浦原喜助は「あはははは」と笑い、萌は額に手をあてる。

すると、萌がポケットから義魂丸を取り出し、即座に飲み込む。

瞬間、死覇装姿となり、速攻で二人の間に割り込むと、斬魄刀を突きの構えに持つ。

「燃え散れ、灼銅鬼!」

同時に、萌が虚を切り裂く。

「初乃太刀、炎熱」

斬られた虚は、次の瞬間には身体が炎に包まれ、燃えカスとなって消えた。

「も、萌?」

「あんたは何してんのよ! 早くしないと私が隊長に怒られるのよ!」

「わ、分かったから落ち着けって」

萌は怒り心頭といった感じで、今にでも弘輝に斬りかかりそうだった。

「ほら、早く行くわよ!」

「りょ、了解です」

そう言うと、弘輝と萌は浦原喜助の元へと降りる。

「ども、東風谷君、お久しぶりです」

「どもっす、浦原さん」

「挨拶なんていいから早く行くわよ。喜助、早く準備して」

「わっかりました〜、それでは行きますか」

すると、浦原喜助は弘輝と萌を部屋に案内する。

Re: BLEACH =雷皇と焔姫= ( No.7 )
日時: 2010/06/07 08:54
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)

第3話『模擬戦 その1』




「へぇ、ここが尸魂界か」

「ちょっと、早く来なさい。置いていくわよ」

現在、弘輝は萌に連れられて護廷十三隊・十番隊隊舎へと向かっていた。

理由はもちろん、今回のことの説明を詳しく聞くためである。

「あ、もゆるんだ!」

と、弘輝達が歩いていると、突如後ろから声をかけられた。

振り向くと、死覇装で身を包んだ少女が近寄っていた。

「あ、やちる副隊長。こんにちは」

「ふ、副隊長!?」

「やっほ〜! もゆるん、そっちのが噂のコッキー?」

「こ、コッキーって・・・」

自分に変なあだ名が付いていたことと、この少女—草鹿やちるが副隊長ということに、多少不安な気持ちになる。

「(こ、こんなんで大丈夫か?)」

「それじゃ、行くわよ。弘輝君」

「レッツゴー!」

「——って何時の間に俺に乗ってるんですか!?」

少し考え事をしていると、知らない間にやちる副隊長が弘輝の肩に乗っかっていた。

しょうがないので、弘輝はそのまま十番隊隊舎へと向かう。







「俺が十番隊隊長、日番谷冬獅郎だ」

「あたしが副隊長の松本乱菊よ。よろしくね〜」

「あ、初めまして。東風谷弘輝です。よろしくお願いします、日番谷隊長に松本副隊長」

「もう、堅苦しいわね。乱菊で良いわよ。それにタメ口でいいし」

「そ、そうっすか? なら、よろしく、乱菊さん」

「はい、よろしくね・・・隊長、どうかしました?」

「い、いや、なんでもない」

弘輝が日番谷の顔を見ると、どこかしら満足しているような表情に見えた。

「それよりだ、この後、模擬戦をする事は聞いてるな」

「はい、こちらに来る間に聞きました」

「そうか・・・それでだな、その相手なんだが・・・・」

そう言うと、日番谷は一拍間を空けてから言う。

「・・・六番隊・副隊長、阿散井恋次が対戦相手に決まった」

「阿散井副隊長ですか」

「恋次が相手ねぇ。ま、がんばって」

「はあ、がんばります」

「炎城、そろそろ道場の方に連れて行け」

「はい。それじゃ行くわよ、弘輝」

「あぁ、分かった」

そうして、弘輝は萌の案内で道場に向かう。

Re: BLEACH =雷皇と焔姫= ( No.8 )
日時: 2010/05/24 14:27
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)

第4話『模擬戦 その2』





「うわ、すっごい人だな」

「そりゃそうよ、各隊の隊長・副隊長はもちろん席持ちに、平の隊員だって居るわよ」

萌と弘輝は、道場入口から中の様子を覗いている。

「それにしても、道場って言うか、なんだか闘技場みたいだな。天井無いし」

「あ〜・・・まぁ、あんまり気にしないで」

二人が他愛も無い話をしていると、後ろから一人の男が近付いてくる。

「よう、お前が俺の相手か?」

「え?」

「あ、阿散井副隊長。こんにちは」

「おぅ、炎城か。こいつが俺の相手で間違いないんだよな」

「はい、彼が今回の模擬戦の相手、東風谷弘輝君です」

「ふ〜ん」

そういうと、その男—阿散井恋次は弘輝を品定めするような目で見る。

「ま、よろしくな」

「あ、はい、よろしくお願いします」

一通り見終わると、弘輝の横を通り、中に入っていく。

「ほら、弘輝君も速く行った行った」

「あ、あぁ」

その後、少ししてから萌に急かされた為、弘輝はすぐに道場に入る。







「それではこれより、死神代行と六番隊副隊長、阿散井恋次による模擬戦を開始する。両者、準備は良いな」

「「はい!」」

恋次と弘輝は、お互い向き合い、自身の斬魄刀を構える。

「恋次さん、全力で行かせていただきますよ!」

「こっちこそ、負けるつもりはねぇよ!」

その場に、多少の緊張感が張り詰める。

「それでは・・・・始め!」

「迸れ、雷撃丸!」

開始の宣言がされた瞬間、弘輝は瞬時に斬魄刀の始解をする。

「咆えろ、蛇尾丸!」

対する恋次も、蛇尾丸の始解を完了する。

直後、恋次は瞬歩で弘輝との間合いを詰めようとする。が、

「雷撃電飛!」

弘輝は、それに即座に反応し、回避行動を行う。

「ちぃ!」

互いが互いに、なかなか決定打を入れられずに数分が経過する。

「くそ、こうなったら本気を出しますか」

「何ぃ? まだなんかあんのかよ」

「えぇ、取って置きの奴が」

「だったら、その前に倒すまでだ!」

そう言うと、恋次は蛇尾丸で連撃を繰り出す。

「我が刃は武器に非ず。我が刃は我が心」

だが、恋次のその攻撃を避けならが弘輝は何かを言い始めた。




「彼、何かする気だね」

「炎城の話だと、あいつも卍解は出来るらしいが、発動条件があるらしい」

「条件付の卍解? 珍しいね」

「あぁ、そして今あいつが口にしている言葉が多分条件だろうな」





「森羅万象全ての物を、貫く覚悟を決めし時」

「くそ、ちょこまかすんな!」

恋次が何度も攻撃を繰り出すが、弘輝はそれを雷撃電飛で回避する。

「我が刃、裁きの雷と化す!」

すると、上空より雷撃丸に向け一筋の雷が落ちてきた。

「全てを消し去れ、雷撃轟咆!」

次の瞬間、雷撃丸を中心に爆風が巻き起こる。

恋次はすぐに防御体制をとるが、爆風が起きるだけで、他には何も無かった。

「な、なんだよ、一体」

少しずつ煙が晴れていくと、弘輝の手には彼の身長には不釣合いな銀色の大剣を肩に担ぐように持っていた。

「卍解、蒼天霹靂!」

「くそ、卍解しやがったか。だが、だからどうしたって言うんだよ!」

すると、恋次がすぐさま攻撃を再開する。

その直後、攻撃を放った瞬間にはすでに、弘輝の姿はそこには無かった。

「・・・疾風迅雷」

「なっ!?」

弘輝は、いつの間にか恋次の後ろへと回り込み、首元に大剣を押し付けていた。





「隊長、今何が?」

「・・・あの卍解のおかげだろうが、阿散井の攻撃に対して瞬時に反応していた」

「いや、あれは反応と言うよりは反射に近いんじゃないかねぇ」

「しかも阿散井くんが攻撃を放とうとして、腕を動かし始めた瞬間にはすでに彼の後ろを取っていた」

「ほんと、末恐ろしい子だねぇ」





「そこまでじゃ!」

模擬戦終了の宣言とともに、弘輝は斬魄刀を通常の状態に戻す。

「恋次さん、どうもありがとうございました」

「あ? いいって、気にすんな。あと、敬語も使わなくていい。一護の奴もそうだからな」

「はい、わかりま——っとと、わかった」

恋次と弘輝が話をしていると、白い長髪の男が近付いてきた。

「やぁ、初めまして。僕は浮竹十四郎。十三番隊の隊長だ」

「あ、よろしくお願いします」

「早速だけど、判断としては、君を死神代行として認めるそうだ」

「そうっすか、了解っす」

「それで、これが死神代行の証、死神代行戦闘許可証だ」

そういいながら、浮竹は不気味なドクロが描かれた絵馬のような形をしたものを差し出す。

弘輝は「どうも」と言ってから受け取る。

「それじゃあ、これからも頑張ってくれ」

そう言うと、浮竹は戻っていく。

「弘輝、それじゃあ戻るわよ」

「あ、そうだな」

するとすぐに萌は弘輝と一緒に現世へと戻っていった。









「炎城のやろう・・・始末書書けって言っただろうが!!」


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