二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
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- ナゾトキ×ナゾカケ
- 日時： 2010/06/09 18:03
- 名前： 亜衣 （ID: QC3W30nO）
「さあ、犯人はだあれ？」
＿プロローグ１＿
・・・事件の起こる数年前。
森の奥の、大きな屋敷でのこと＿＿
その屋敷には、小さい時に身寄りを無くした大人達が
暮らしていた。時が経ち、彼らはそれぞれに新しい家庭を築き、共に屋敷で暮らしていた。
＿その広い屋敷の中で、子供達は出会った。
歳の近い子供は少なく、すぐに二人は仲良くなった。
いつのことだったろうか。ある日のこと、
屋敷に、数人の人間がやってきた。
男ばかりではなく、女も２、３人いる。
まだ若い集団は、屋敷の大人達と何か言い争っているようだった。
それからしばらく、若者達は何度も屋敷に訪れ、その度に口論が続いた。
そしてあの夜。
女の子は大人達の大きな声で目を覚ました。
窓は夜なのにすごく明るかった。
なぜかとても怖くて、言葉にできない恐怖に女の子は飛び起きた。隣をみると、お父さんが怖い顔をしていた。
「どうしたの・・・？」
震える声で聞くと、お父さんは女の子の顔をみた。
そして、優しい顔をして言った。
「 。お父さん達はこれからちょっと、お屋敷を離れられなくなるんだ。 は、少しだけ、お屋敷の外で・・・いや、ずっと遠くへ行こうね。」
「どうして？」
「もう時間がないんだよ、 。この前知り合った子がいたね。その子と一緒に、ずっと遠くに行きなさい。」
お父さんは女の子の手をひいて、廊下に連れ出した。
廊下では女の子よりもほんの少し年上の男の子が立っていた。お父さんは女の子の手を離すと、後ずさりして、後ろへかけだした。
お父さんの後を追いかけようとした女の子の手を、男の子がつかむ。
「こっちだよ。僕たちは、行かなくちゃならない」
真っ暗な廊下を、二人は歩いていく。
廊下は気のせいか蒸し暑く、上の方は曇って見えた。
裏口に続く道に来たときだった。
ゴオオオゥ
頭上で激しい音が鳴り、いよいよ本当に熱くなってきた。
男の子は女の子の手を引いて、走り出した。
「っ！？」
暗い道は炎に包まれて、真っ赤になって燃え上がり、
火の粉が髪にふりかかった。
ミシッ！！
裏口のドアを開けた時、大きな音がして、上を見ると柱が崩れ、落ちてくるところだった。
目の前にはもう出口が見えているのに、こんな所で。
女の子が呆然としていた時だった。
男の子が手を離し、女の子の腕をつかんで引き寄せたかと思うと、いきなりその背中を強く押した。
「っ！！？」
勢いよく押し出され、女の子は外に出た。
しかし、それと同時に、女の子の背後で、柱ととびらが崩れる音がした。振り返ると、炎に包まれた屋敷があった。どの窓からも火の手が上がり、屋敷は崩れかけていた。
「・・・・・」
女の子は、目の前で起こっていることを理解しようとする。
オトウサンタチハ・・？
ドウシテ・・？
ナンデオウチガモエテルノ？
アノコハ？
ミンナハ？
シンジャッタ・・？
「・・・いやああああああああああぁっっっっ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
目を開けると、白い壁、白い天井。
頭の中まで、真っ白だった。
- Re: ナゾトキ×ナゾカケ ( No.3 )
- 日時： 2010/06/09 20:04
- 名前： 亜衣 （ID: QC3W30nO）
yukiさんはじめまして！
すみませんすぐお返事できなくて・・。
こんな小説にもったいないお言葉、ありがとうございます。（でも嬉しいです・・！）頑張らせて頂きますね。（←ん？日本語おかしいかな？）
yukiさんのボカロ小説も一部ですが読ませて頂きました＊良かったです！
これからも読んでくれると嬉しいです。
（私が最後まで書き上げられるかが問題；）
でゎ。
- Re: ナゾトキ×ナゾカケ ( No.4 )
- 日時： 2010/06/09 20:23
- 名前： 雨宮メグ ◆hjAE94JkIU （ID: ULeWPiDO）
……………(言葉が出ない。)
……………………えっと………
……一言。
なんなんですか!?うますぎですよぉぉ!!
…暴走失礼しました。
ラブコメ書いてるけど実はこういう謎解き系が大っっ好きなメグです!
早速なんですけど、質問いいですか?
亜衣さんの「亜衣」という名前って、はやみね先生のあの小説から取ったんですか?
それとも、ご自分でお考えなさったんですか?
…少し堅くなりすぎたね……。
(ワクワクドキドキ)返信待ってます^^#
- Re: ナゾトキ×ナゾカケ ( No.5 )
- 日時： 2010/06/09 20:31
- 名前： *yuki* （ID: yjS9W/Zh）
もったいない？
何を言ってるんですか、私馬鹿だからあんな誉め言葉しか思いつかなかったんですよ。
来ていただいたんですか！
嬉しいです、ありがとうございます！
呼びタメおkですか？
よろしくお願いします！
- ナゾトキ×ナゾカケ ( No.6 )
- 日時： 2010/06/09 21:22
- 名前： 亜衣 （ID: QC3W30nO）
＿プロローグ２＿
ろうそくの炎が揺れる
暗い部屋で少女は大きなデスクに軽く腰掛け、ろうそくの明かりだけでなめらかに手を動かす。
静かな部屋に時折響く紙の音。
少女の虚ろな目は、書き終えた手紙の文字を追っていく。
少女は立ち上がると、天井ほども高さのある大きな窓に近づいて重いカーテンをめくった。
冷たい窓ガラスに触れてみる。
ピッシャーンッ
大粒の雨が窓を打ち、雷鳴がとどろいた。
急に大雨が降り出す。
少女の真っ赤な唇が笑みをつくり出した。
「さあ・・・はじめましょうか」
ろうそくの火がふっと消えた。
- Re: ナゾトキ×ナゾカケ ( No.7 )
- 日時： 2010/06/09 21:52
- 名前： 亜衣 （ID: QC3W30nO）
メグさん、yukiさん、返事遅れてすみません！！
書いてるとどうも時間がかかってしまいまして・・
＞メグさん、ありがとうございます！素直に嬉しいです・・うう・・
亜衣の名前ですか！？はい、あれから頂きました！
夢水清●郎（う〜ん、隠すべきだろうか）シリーズは私に本のおもしろさを教えてくれた本です。知ってる方いたんですね！（あの本は一度は読んでおきたい本。）大袈裟にいうと、あの本がなければ今の私はここにいませんでした・・って感じです。
＞yukiさん、恐縮です。ありがとうございます。
呼びタメは全っ然おＫですよ！！
お二人とも、気軽にお呼び下さい＊私の方も、慣れ次第そうさせて頂くかもしれません♪
よろしくお願いします
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