二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【銀魂】空は只、青く。
- 日時: 2010/07/28 12:20
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: paGZ.mPE)
- 参照: 名前変えました。元煌謎です。
初めましての方は初めまして。
二度目ましての方はこんにちわ。
スレ主の瓦龍、(Garilyuu)と申します。
建て直しスレのようで、そうではないスレです。
以前の「太陽と、」と設定が似ている処が御座いますが、お気に為さらず。
又もや設定が曖昧ですが、読んで下さると嬉しいです。
アドバイスや誤字脱字注意等でも良いので、気軽にどうぞ。
▼注意事項、
1)オリキャラ主(5、6人)
2)キャラ崩壊有り
3)更新が遅いです
4)最低限のルールは守って下さい(荒らし、中傷など)
5)駄文
6)グロ有り
以上です。
一つでも「此れ無理!!」というものがありましたら、戻るを連打して下さい((((
▼contents.─────────────
>>000 ─→御挨拶,注意事項
>>001 ─→登場人物,用語集
>>002 ─→sky00、夏枯れ
【Episode01】
>>003 ─→sky01、闇討ち
>>011 ─→sky02、闇に陶酔
>>015 ─→sky03、雨森巡り
▼御客様.─────────────
・紫陽花サマ ・輝咲サマ ・あやかサマ ・アリスサマ
・柚莉サマ ・月芽麻サマ
▼My作品.─────────────
+【3Z】死に損なった少女。(二次)
〔ht★p://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=18202〕
─→土方夢、切なめで短く連載。
- Re: 【銀魂】 空は只、青く。 ( No.1 )
- 日時: 2010/07/21 00:31
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: f5Sjb9jT)
▼登場人物1。【Episode01】
嘉神 雅焔/カガミ ガエン
14歳。女。陽空族。此の名前は真名ではない。
好奇心旺盛だが長続きしない。物事を突詰めて考えるのが苦手。ドS。
自分の過去を話したがらない。少し自嘲的。
彪瀬 乙霧/アヤセ イツム
17歳。男。陽空族。
曲がった事の大嫌いな性格。人の輪や修羅場等に真っ先に乗り込む野次馬根性。
関西弁で、奏羽と仲が良い。雅焔とは甘党同士気が合う。
陰 奏羽/イン ソウハ
8歳。女。陽空族。
優しい性格。何時も明るく活動的。知識が豊富で、また勘が鋭く、相手の力量や気配を察知する事が出来る。
姉のような存在の雅焔が好き。常に雅焔の傍に仕えている。
▼アリスs特別提供キャラ
九条 アリス/クジョウ アリス
15〜20歳。女。
天然。ドS。元気で明るい。脳天気。鈍感。KY。ツンデレ(だったりする時もある。面倒臭がり)
大食いで、雅焔とはお菓子友達。稀に戦闘放棄したりする。
────────→
▼用語集。
陽空族/ヒカラゾク
夜兎の親戚みたいな一族。結構強い。
夜兎と違い、定期的に陽や月の光に当らないと弱ってしまう。
既に絶滅した一族だが、雅焔等の他に生き残りは数多い。
零番隊/ゼロバンタイ
真選組の10の隊に新しく構成された隊。
- Re: 【銀魂】空は只、青く。 ( No.2 )
- 日時: 2010/07/18 15:15
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: mkn9uRs/)
継ぎ接ぎだらけの記憶の中で、
想い出すのは、あの日、あの時の空。
あの日みたいに、空の青を刳り貫いた様な雲を見る度に、何時も僕等は想う。
「 普通の人間だったら 」と。
けれど、僕等の想いは届く事無く、
夏の日の陽射しに溶けてしまった言葉。
此れは大きな夏の青空が見ていた。
僕 等 の 小 さ な 小 さ な 物 語
▼sky00、夏枯れ
夏。
僕は見晴しの良い高台から、澄み渡る空をぼんやり眺めている。
僅かに視線の高さを下げれば、懐かしい町、懐かしい景色が陽炎により揺れていた。
「やれやれ、長期出張も楽じゃないな」
「そうですね。此の町も、2年振りでしょうか??」
「うん。僕等が主張に出てから、もう2年も経つんだ。なんかそんな気がしないな」
「そうですか?? 奏はとても懐かしい感じがします。
土方さん達、大怪我とかしてなければ良いですが」
「奏羽」
妙に堅苦しい語り口の少女────陰奏羽に呆れ半分といった表情を向ける。
「土方」という名前が出た時、一瞬自分の唇の端に笑みが浮かんだ。
「皆がそう簡単に浪士にしてやられると思う??」
「あ、確かに」
真選組の皆は、今まで何度も窮地を潜り抜けてきたんだ。
そう簡単に崩れてしまうような弱い人達じゃない事位、僕等はちゃんと理解してる。
そうでしょ??
「はい。申し訳御座いません」
「別に責めたわけじゃないけど。
其れに、特に土方さんなんかは、殺してもタヒななさそうな人だし」
「…………」
「あ、でもさぁ。一番心配してあげないといけないの近藤さんかもね。
今頃妙ちゃんにボッコボッコにされて寝たっきりかも。まぁ、自業自得だど」
「アハハハハ……」
上機嫌に微笑む僕の顔を見上げながら、彼女は返答に悩んでいるらしく、只苦笑していた。
冗談っぽく言ってみたが、近藤さんの事だから有り得るっちゃあ有り得るから、本当に心配になってくる。
毎日妙ちゃんのストー……じゃなくて身辺警護に明け暮れている近藤さんの姿が目に浮かぶ。
「てか……何時見ても、つまらないなぁ」
行き交う人の波を見れば、僕は口癖のように毎回愚痴めいた呟きを洩らす。
其れは何時でも、何処でも共通なのか、主張中も呟いていた覚えがある。
己の愚暗を知ろうともしない人間の哀れな生き様等、興味はなかった。
僕から見れば、其れは滑稽なだけだ。
「相変わらず時化た顔してんなぁ、雅焔」
聞こえてきた軽薄な声音に、僕は思わず溜め息が出た。
────────やっと来た。
「約束の刻限に遅れておいて、其の第一声が馬鹿馬鹿しい嫌味とはね」
最早怒りより、呆れの方が強い。
僕は振り向き、軽口を叩いた男────彪瀬乙霧に冷たい目を向ける。
「其れに、常に阿呆面のアンタに言われたくない」
「オイオイ、んな怖ぇ顔すんなや。てか此れでも俺、年上なんやから敬う気持ちとか────」
「精神年齢で言えば、断然僕の方が上だから、敬う前に嘲笑っちゃう」
「なんやて、雅焔!!」
僕が言った最後の事実が、如何やらお気に召さなかったらしい。
ぎゃあぎゃあ騒ぐ乙霧の相手等面倒になった僕は、退屈を紛らわそうと空を見上げた。
別に思い悩む程の事ではないのだけれど、どうにも割り切れないものがある。
其れが何なのか判らぬ侭、僕は知らず知らずに、小さく溜め息を吐いていた。
「何、溜め息吐いてんの?? 嫌な事でもあったんかいな」
「う、ううん。別に」
僕は無理矢理笑顔を作りながら答えたが────
「何かあったんですね?? 話して下さい。力に為れるかもしれませんから」
僕の様子がおかしい事に気付いたのか、奏羽が僕に真剣な眼差しで問い掛けてくる。
そんなに真剣な眼差しを向けられると、僕は目を伏せる他無くなる。
変に心配させてしまったか。
「何でもないから、本当。気にしないで」
と、「何でもない」の一点張り。
余計心配を掛ける事は判ってる筈なのに。
何か察してか奏羽は「帰りましょう」と僕の袖を引いた。
理由もなく躊躇ってから、僕は素直に頷いた。
「……あのさぁ、花屋寄ってって良い??」
「良いけど、どないしたん??」
「いやぁ、ちょっと考えたんだけど。もしもの為に、近藤さんに見舞の花でも買っておこうかと」
「オイ、其れ如何いう意味ィィィィィィィ!?」
/next
- Re: 【銀魂】空は只、青く。 ( No.3 )
- 日時: 2010/07/19 16:28
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: fNW8Dqgc)
————血生臭い。
昔からそう言われてた。
自分では判らなかった、そんな匂い。
昔から嗅ぎ慣れた、一族の匂い。
戦いで疲れ、流れた己の汗と血。
そして、傷つけた相手の血が交じり合った匂い。
其れが自分達の匂いだと知っていた。
そんな匂いが嫌いで、皆離れていった。
自分の一族は独りぼっち。寂しい一族。
でも戦わないと生きていない。
其れは自らの血が言う本能。
本能には逆らえない、
其 れ が 生 き 物 の 本 能
▼sky01、闇討ち
暑い。
書類整理をしていた彼の額から、何粒か汗が流れていた。
ポタリと、其の内の一滴が書類に垂れて紙が其の水を吸収していた。
書類に汗がかかるのは厄介な為、額の汗を腕でぐしぐしと拭き取っている。
ふう、と溜め息を吐き、再び書類に目を通す。
「あ─……其れにしても暑ィな……」
季節は夏真っ盛りだ。故に暑いのは仕方が無いのかもしれない。
加えて彼の部屋は風通しが悪く、勿論クーラーはついておらず、頼みは扇風機のみ。
扇風機を強にはしてみても、此の室内が暑い為、扇風機の風も生温い。
意味があるのか解らないが、まぁ無いよりはマシなのだろう。
しかし、此の侭では脱水症に為りかねない。
そう察した僕は、黙々とペンを動かす真選組副長・土方十四郎さんの前に、此れ見よがしに湯飲みを置いてみた。
「ああ、すまねぇな…………ッてお前等!?」
「お久、土方さん」
不意に書類から顔を上げた土方さんは、僕等の存在に漸く気付いたらしい。
顔を見るなり、目を見開いて上擦った声を上げた。
「いやぁ。全く僕等の存在に気付いてくれないから、殴り蹴飛ばそうかと思っちゃった」
にっこり微笑む僕に、土方さんは厳しい視線向ける。
しかし、僕は睨まれたって怖くない。少なくとも、今は。
静かな睨めっこの後、土方さんは溜め息混じりに言った。
「帰ってくんのが早ぇんじゃねぇか?? 予定では明日の筈だろ」
「其のつもりだったんですが、予定より早く仕事が終わったので帰ってきました(笑)」
「いや、(笑)じゃねェよ奏羽。つーか笑えるか。じゃあ何で連絡を寄こさねェんだ??」
「皆驚かそーと思って、敢えて連絡しぃひんかってん」
悪戯っぽく笑う僕等に、呆れた表情をする土方さん。
けれど、はっきりと口に出さなくとも、僕等を心配してくれていたんだと思う。
だって、何時もより穏やかな瞳で、僕等の事を見ていてくれたから。
「随分と絵になる光景ですねィ」
不意に聞こえてきた声は、からかいを含んで弾んでいた。
土方さんは其の声を聞いた途端、苦い顔をする。
態々足音を殺して副長室を訪れるような趣味を持つ隊士等、僕と彼以外思い当たらない。
「アハハハハ、総悟もお久し振り」
何時から隠れていたのか、真選組一番隊隊長の沖田総悟は襖の陰から姿を見せた。
そして、楽しげに笑いながら副長室に立ち入る。
「其の侭、向こうに居ても良かったんだぜィ??」
「嫌だよ。其れじゃ土方弄りが出来なくて、僕が楽しくない」
「何お前等本人の前で堂々と悪事計画考えてんだ!!」
「自意識過剰なお人だなぁ。嫌がらせじゃないですよ。ほら、あれ。イジメってやつ」
「尚更、質悪ぃわァァァァァァァ!!」
青筋を立て瞳孔を全開にし、力一杯シャウトした。
鬼の形相とは、こういう事を言うのだろうか。
周りにいた奏羽達が、其の顔を見るなり後ずさりしていた。
そんな顔を見ても微動だにせず、尚も口元を緩ませニヤリと笑う総悟。
爆発寸前の土方さんに追い討ちをかける様に、総悟と一緒に口元を手で軽く押さえ、「プププッ」と笑う。
其の時、プツンと何かがキレたような音がした。
「テメェ等……、今直ぐ此処で叩き斬ってやらァァァァ!!!」
土方さんは刀を振り回しながら、僕と総悟を追い掛け回す。
そんな彼等の背中をジッと見ながら、溜め息を吐く乙霧はフッと小さく笑った。
「やっぱ俺達には、此処(真選組)が一番合ってるわー」
「乙霧さんの意見に奏も同感です。此処が一番、落ち着きますね」
そう。人間誰だって、家が一番なんだ。
/next
- Re: 【銀魂】空は只、青く。 ( No.4 )
- 日時: 2010/07/18 23:00
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
ちゃっすっ.vノ(誰だ御前
どもっす、不束者の紫陽花です(
......あの、文才下さい!!!(((
神小説、更新楽しみにしてますねvv
応援してまーす!w
- Re: 【銀魂】空は只、青く。 ( No.5 )
- 日時: 2010/07/19 16:30
- 名前: 瓦龍、 ◆vBOFA0jTOg (ID: fNW8Dqgc)
▼紫陽花様──────────
ちゃっす((((←
どもです。瓦龍、と申します。
好きなように呼んで下さいな。
わああああ((((((
てか、初コメ有難う御座います!!
其の上、文才なんてッ。ぼ、ぼぼぼ僕にはそんなもの御座いませんよ;;;
神小説じゃないですよ、紙です。ペラッペラの紙ですはい。
頑張りますね^^**
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