二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【夢ヲ見タイ】     —銀魂
日時: 2010/12/12 12:57
名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: X9vp/.hV)
参照: 返信200突破、参照1000突破ありがとうございます*

    ( 貴方達トナラ見ラレルノカナ )


銀魂小説でははじめまして。お知り合いの方にはこんにちは。
空梨逢クリアと申します。
では早速、注意事項を申し上げたいと思います。

1,荒らしは即刻バックプリーズ
2,暴言・中傷目的の方は電源を連打しよう
3,読んだ後目が腐ります。責任は負いません
4,オリキャラ苦手な方は戻るをクリック
5,更新速度は亀以下。かたつむりですね


以上の事を踏まえた上で、お入り下さい。


*~本編~*

プロローグ >>2

用語説明(随時更新) >>4

登場人物紹介(随時更新) >>5

第一章 「純白と夢と」 >>12  「ぬくもり」 >>27
    「こんにちは、御三人」 >>49 「おともだち?(うん、って言ってね)」 >>77
    「表裏一体の感情」 >>86 「闇の小作品ア・ラ・カルト」 >>93
    「崩壊協奏曲」 >>127 「愛しき貴方に(サヨナラ)」 >>132


第二章 「鬼さん鬼さん、」 >>158 「夢は消えた(幻の様に)」 >>167
    「華が咲いたら散らねばならぬ」 >>173 「君が、」 >>189
    「狂気の満月は紅く染まる、」 >>208 「決意」 >>215
*~番外編~*

01,「着せ替え人間夢幻ちゃん!」 >>102
02,「10月10日は何の日だ?」 >>121


*~替え歌~*

「ヅラリアット」(ダブルラリアット) >>68
「ラビット★ナイトシューター」(ブラック★ロックシューター) >>85

*~キャラ絵~*

・緩月様作「夢幻」 >>162
・緩月様作「現世」 >>196

*~イメソン~*

・初音ミク「ローリンガール」 >>197
・THE YELLOW MONKEY 「バラ色の日々」 >>214


*~素敵なお客様~*

アリス様
月兎様
月芽麻様
李逗様
氷橙風様
宮園 紫奔様
柚莉(●>ω<●)様
智那様
ヴィオラ様
みんと水飴様
灰色の空様
ゲコゲコ様
小春様
瑠々様

*~

スレッド生成日 9/14

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Re: 【夢ヲ見タイ】     —銀魂 ( No.211 )
日時: 2010/11/18 16:55
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

ヅラも含めて?
つか、じゃなきゃ駄目だろ←

Re: 【夢ヲ見タイ】     —銀魂 ( No.212 )
日時: 2010/11/18 16:57
名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: LwOm547C)

>>アリス

ヅラも勿論!
tk、和月ちゃんと遊乃ちゃんの一騎打ちが書きたい(

Re: 【夢ヲ見タイ】     —銀魂 ( No.213 )
日時: 2010/11/18 17:16
名前: アリス (ID: /jbXLzGv)

あぁ、其れは良いね!!
和月ちゃんと遊乃ちゃんかぁw

現世キャラクターソング ( No.214 )
日時: 2010/11/20 11:52
名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: hDs6F9Z9)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=Dp1XZA5USOY

◆ 現世キャラソン

THE YELLOW MONKEYの「バラ色の日々」です。
夢幻と別れて、再会した現世の心境に似てるなと思いまして。

ちなみに、銀魂verです。

銀サン→アホの坂田さん
桂→ちゃげさん
高杉→くす魂さん
坂本→まおうさん

Re: 「決意」 ( No.215 )
日時: 2010/11/20 11:55
名前: 空梨逢 ◆IiYNVS7nas (ID: hDs6F9Z9)

*~「決意」~* 


 月が落ちる。夜が終わる。太陽が昇る。朝が来る。……鬼兵隊の元で、何度この光景を見つめたんだろう。
 ぼんやりと空を見上げながら、夢幻は思った。
青を段々薄くして、下の方に少しだけ橙を塗った様な綺麗な空。白い雲が少し浮かんでいる。まるで白い絵の具を絵筆に付け、巨人が気まぐれで線を引いた様。

 桂とはあれ以来会っていない。当然だ。自分から別れを告げたのだから。
 急に懐かしさがこみ上げて来て、其れと同時にこみ上げた涙を夢幻は手でごしごしと拭った。
 やる事も無いので、又空を見つめる。飽きもせずじぃっと。

 部屋に満ちていた沈黙と言う空気は、急に取り払われた。


 ———カンカンカン!

「……あ……!」

 夢幻は小さく声を上げる。窓際から離れ、扉を開けようとしたが又窓際へ戻った。
窓に手をかけ、力をこめて窓を下ろす。目をこらして侵入者を見ようとする。……そう、先程の鐘は鬼兵隊の侵入者警報だったのだ。


 そして、夢幻は有り得ない光景を目にした。

「どくアル!夢幻は何処ネ!」

 鞠の様に跳ね回る何か。赤い服をなびかせ、次々と回し蹴りを鬼兵隊員に決め、尚もこちらに進んで来る。軽やかに跳ねて相手をかわし、傘を突き出して弾丸をお見舞いして行く。
 ———そう、紛れも無く神楽だった。

 目で侵入者を追う夢幻の目が、更に数人を捕らえる。

「どいたどいた!邪魔だよっ!」
「夢幻は何処だコノヤロー!」
「ちょちょ銀サン!ちょ、無茶ですよォォォォ!」

 長刀を振り回し、的確に相手を倒して行く和月。同じく木刀を振り、天人を次々に倒す銀時。
 二人の少しだけ色の違う銀髪が風に舞い、和月の桜色の着物も風に舞う。背中合わせで戦っている二人は、いかに信頼し合っているかが分かる程息ぴったりだった。
 その後ろで銀時を必死で抑制しようとしている新八。時々後ろを振り返っては天人を倒す。


「私、の……ため……?」

 元々大きな夢幻の瞳が更に見開かれる。思わず窓を開けて叫びたくなった。私は此処に居るよ、と。

(でも……)

 そうしたら鬼兵隊はどうなるの?また子は?いつも面倒を見てくれた人を裏切るの?私なんかが?
 考え、夢幻は決断した。

(駄目なんだ)

 私は、此処に居ちゃ駄目なんだ。確かに皆優しかった。でも、でも……。
 昔大好きな人がくれたあの言葉。


『夢幻、夢幻』
『なーに?現世』
『あたしねー、気付いたの』
『えー?何に?』
『自分のいっちばん好きな所に居るのが、いっちばん幸せなんだよ』


 にこっ、と笑顔を浮かべて自分の手を握ってくれたあの人の、くれた言葉が嬉しかったから。自分と一緒に居て、幸せだと言ってくれた。
裏切る事になってしまうけれど、でも……。

「……こた、ろ」

 ぽつんと呟いた。そうだ、まだ少し仕事が有ったんだ。
 鬼兵隊での最後の仕事。

「また子、さん……。銃、ほら……」

 自分の前に、かがみ込んでまた子の二丁銃を置く。何度も何度も磨いて、ぴかぴかになった銃。夕暮れの光を反射して、ぴかりと又光った。
 最後に銃をそっと撫で、夢幻は立ち上がる。


「行かなきゃ」

 口から漏れた、強い決意の声。



(大好きなあの人の、言葉が有ったから)



                       ———「決意」


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