二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- Life in nether world 【日和】
- 日時: 2010/10/03 16:49
- 名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)
どうもこんにちは。初めましての方もいるかもしれませんが、獅乃です。
承知の方もいらっしゃるかとは思われますが、私は『桜、雪、夕日和!』を書いております。
これと同時進行で行きたいと思いますので、お願いします。
それが「いいよー」という神様仏様な方はどうぞお読み下さい。
「それはちょっと…」という方は、「戻る」を押してください。
注意事項
・日和ですよ?
・オリキャラが当然の如く(というか主人公)出てくる。
・オリキャラ×原キャラあり。
・亀更新。
・原作無視。とことんオリです。
以上も許せるという方は、下のオリキャラ紹介か、目次へどうぞ。
主人公。
名前【亜爽 詩織(あそう しおり)】
年齢【17】
性別【女】
誕生日【5月29日(双子座)】
身長【152cm】
備考【黄昏高校に通う高校2年生。勉強は中の上で、体育は5以外取った事が無い。一人称は「俺」で、よく男に間違えられる。(しかし本人は全く気にしていない。むしろ喜んでいる。)口調は男そのものだったりする。制服は黒のブレザーにネクタイで、黒の半ズボン。髪は地毛の茶色。明るい方で、何かと人を笑わせたりする。一人暮らしで、家事はお手の物。】
サンボイ
「俺は亜爽詩織!あんたは?」
「野菜もちゃんと食えよ…。」
「う、うるせぇ!人の心配してねーで自分の心配しろよ!!」
その友人。
名前【市原 秋葉(いちはら あきは)】
年齢【17】
性別【女】
誕生日【7月27日(獅子座)】
身長【170cm】
備考【詩織と同じく黄昏高校に通う高校2年生。勉強も運動もこなし、ルックスもよく「神は二物を与えた」という言葉が合う女子。一人称は「私」で、かなりクールで、あまり人とは喋らない。しかし詩織とはぼそぼそ喋ったりする。感情はあらわにせず、詩織と対になる存在と言われていたりする。制服は黒のブレザーに赤のリボンで、黒のスカート。髪は漆黒で、かなり手入れが施されていたりする。こちらも一人暮らしで、何かと詩織に心配されている。】
サンボイ
「…市原秋葉よ。」
「…何?用でもあるの?」
「…少し、黙ったらいいんじゃないかしら。」
作者には高校の名前を考える事はかなりむずいことなので、つっこみはいれないでください…。
目次。
来てくださった神様達。
- Re: Life in nether world 【日和】 ( No.3 )
- 日時: 2010/10/24 15:42
- 名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)
黒雲>>おおおお久しぶり——!!
また性懲りも無く書き始めてごめんなさい——!!
でも頑張って終わらすよ——!!
- Re: Life in nether world 【日和】 ( No.4 )
- 日時: 2010/10/24 17:42
- 名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)
真っ暗かと思ったら、急に視界が開いた。
見えたのは、赤と黒のマーブル模様。
そして、恐怖に慄く≪おののく≫クラスメイト達。
泣いて、喚いて、叫んで、苦しんで…人間の『負』の感情が渦巻いていて…。
—気持ち、悪い。
コレが夢なら、早く覚めて欲しかった。
けれど、そんな俺の思いとは裏腹に、事態は悪化するばかりだった。
人が、倒れて、人が、死んでしまって、人が、消えて、人が、人が…。
—もう、消えてくれ、目を、覚ましてくれよ、俺…!
ハッと気がつくと、俺は立っていた。
—…覚め、た…?
とりあえず安堵のため息をつく。
—しかし…ここは何処なんだ…?
辺りを見回してみると、人が一列に並んでいる。勿論俺もその中の一人だ。
その列には、気のせいか年寄りばかり並んでいる。
まぁ俺みたいな高校生もちらほらいたりするが…
何なんだろうと首を傾げていると、前に並んでいたおばあさんが俺に話しかける。
「貴方、何か辛いことでもあったの?」
「辛い…こと?」
「貴方みたいな子がこんなとこにいるなんて…神様もひどいことをするわ。」
—こんな、とこ…?
その言葉が引っかかって聞こうと思ったのだけど、おばあさんは前を向いてしまった。
暫くその列に並んでいると、俺達は建物の中に入った。
前のほうから人の声が聞こえる。
男の人の声と、今並んでいる人たちの声。
ある人はため息をつき、またある人は喜んでたり…。
前に近付くにつれ、声がはっきりしていく。
「あぁ、貴方は天国ですよ。」
と、男の人の声が聞こえた。どうやらそれを言われたのは俺の前に並んでいたおばあさんだったようだ。
—天国?
さっきのおばあさんの言葉、並ぶ人々、そして天国。
—もしかして、
考えていたその時だ。
「次の方ー」
と、(多分)俺が呼ばれる。
一歩前に出てみると、そこには和服を着て頭に『大王』と書かれた帽子を被った青年(?)と、頭に角の生えた男の人がいた。
「ん?えーと…」
和服の人が俺の顔を見て急に考え込む。
「…キミはたしか…」
「…?」
すると、隣の人がこう言う。
「しっかりしてください。この人で最後ですよ、誤って死んでしまった高校生は。」
「…あーそうだ!!」
ぽんと和服の人が手を打つ。
「……誤って死んだ?」
その言葉を俺は聞き逃していなかった。
「うん、そう。」
にこにこと和服の人は言う。
「どういうこと?」
「うん、君の乗ってた新幹線はね、ほんとはあんな事故起こさなかったんだよ。」
またも引っかかる言葉が出てきた。
「あんな事故?」
「いやね、ここに来て間もない魂が現世で暴れちゃってさあ。」
「…それに、俺達は巻き込まれたって言う事?」
「うん。」
…なんてこった。
「…でも、それとこれと何が関係あんだ?」
「えっとね、これは俺達の不注意でもあるからさ、まだあっちの世界で生きたいって人を蘇らせてるの。」
「………は?」
何て言った、こいつ…。
「だから、早い話キミはまだ生きていたいの?」
と和風の人にキレられた。
—あっちの世界で、生きる…。
第壱話、『Nether world』、終
- Re: Life in nether world 【日和】 ( No.5 )
- 日時: 2010/11/03 17:34
- 名前: 黒雲 (ID: 3xFJQilA)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=19270
きゃあああああ———www
覚えててくれたのねぇ———((殴
いやいやいや、獅乃の文大好きだからいつでも新しいのを書き始めてくr((殴蹴自重
あたしも月光歌のほう煮詰まりすぎちゃってなにかいてんのか分かんなくなっちゃったから、気分転換に新しいのを作ってみた((笑
詩織ちゃん冥界へwww
つづきが楽しみだっ!!
お互い受験生だし勉強もあると思うけど頑張ろう(^^ゞ
- Re: Life in nether world 【日和】 ( No.6 )
- 日時: 2010/11/03 21:40
- 名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)
黒雲>>見ましたよー。
……うん、やっぱ黒雲神だね。オイラのが霞んでみえるなぁ…。
受験イヤだけど(ヲイ)がばしょっ!!
- Re: Life in nether world 【日和】 ( No.7 )
- 日時: 2010/11/03 22:16
- 名前: 獅乃 (ID: A9wxTbZM)
俺は、あっちの世界に戻っても良かった。
クラスの皆は明るくて付き合いやすいし、部活も順風満帆でいい感じだし…。
だけど——あまりにも普通だった。
ごく普通の人間が、ごく普通に通る道——。
その道を通っていたら、その横にある“何か”には永遠に気付けない。
—だったら、
俺は、こんな事を言っていた。
「ここで、生きたい。」
そんな事を言ったら、前の二人は目を丸くしている。
—まぁ、そうだよなぁ。死後の世界なのに生きたいって…。
ごめんなさい、と言いかけた時だった。
「…っく、くく、…」
和風の人は急に声を発し始めた。そして、
「…あ、あはははははははは!!」
目の前で転がりながら大笑いをした。
それに俺は「えぇ?」と素っ頓狂な声を上げる。
「キミ、はは、おもしろいよ、あはは、ははは!!」
言葉を混じらせながらもいまだ笑い続ける。
「…あのー」
「はは、うん、何?」
「つまり、俺の言ってる事が理解出来たって事スか?」
「うん。ここで、生きたいんでしょ?」
…驚いた。ちゃんと、『生きたい』で通じてたのか…。
「そう…なんですけど、それってアリなんですか?」
そしたら和風の人はあっさりと、
「そうだけど?」
ニコニコと笑顔で返してくれた。
そこまでの反応を受けると、それを言った俺がどうすればいいのかわからない。
「えと…じゃあ、どうすればいいんでしょう?」
「そうだね、とりあえず—」
和風の人が何かを言いかけたそのときだった。
「—大王!ちゃんと仕事をしてください!!」
今まで黙っていた角の人(ごめん名前わからないんだ)が和風の人を怒鳴る。
「…鬼男くん、俺セリフいいかけなんだけど。」
和風の人がそうおどけると、
「そんなのはどうでもいいんです!!この子に時間をかけすぎて列が長くなってしまったんですよ!?」
そうだ。俺は死者の列に並んでいたんだ。
普通だったら天国が地獄か言われるだけだった俺は、かなりのロスになってしまったんだ…。
「す、すいません!」
俺が頭を角の人に下げると、ゴンッと机(?)に頭をぶつける。
「ぅぐっ!!」
思わずしかめっ面をして額を触ると、
「だ、大丈夫ですか!?」
角の人に心配されてしまった。
—は、恥ずかしい…!
「平気、っス…」
額と共に赤くなる顔を隠すと、和風の人が、
「あーあ。鬼男くんのせいで亜爽くんが怪我しちゃったなー。」
と(かなり)愉快そうに言う。
「…すいません、僕のせいで…」
「あ、いや…俺が悪いんですよ…」
二人して謝り合う。
「ちょうどいいや、彼を救護室…なんてあったっけ?まぁいいや、そこに連れてってあげてよ。その後は空き部屋に連れてってあげてね。」
和風の人はやはり笑いながら言う。何がそんなにおかしいのだろう。
角の人は少し考えて、こう言った。
「…わかりました。僕がいなくても仕事してくださいね?」
—なんか、目が怖いんですけど。
心の中でごちると、角の人はこちらを向いて、
「それじゃあ亜爽さん、ついてきてください。」
とにこやかな顔(だと思う)をしながら言った。
「は、はい。」
返事をし、俺はその人についていく。
心の中で俺は、これから始まる冥界での生活に、心を弾ませていた。
第弐話、『The second life』、終
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