二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ローリンガール【部長無口】完結
日時: 2010/11/07 16:02
名前: 蜘蛛 (ID: YLB79TML)
参照: 眠いです。

知ってる人は知ってる、蜘蛛です。

最近、分かった事なんですが、私って暗い小説しか書けないんだ・・・と気付きました。。。

というわけで、真面目な暗い曲、といえば・・・
ローリンガールが4個目ぐらいに思いつきました。


なので、誰もが注目できない作品を更新していこうと思います←するなよw

頑張ります(笑)←ごめんなさい

Page:1 2 3 4



Re: ローリンガール【部長無口】 ( No.1 )
日時: 2010/10/06 21:21
名前: 蜘蛛 (ID: YLB79TML)
参照: 眠いです。

ローリンガールとは。転がる少女、まんまだ。


そのローリンガールは、ウチの部活の部長だ。
音楽部、という部活を部長がつくり、適当に入った俺。

活動内容は、CDを聴いたり、作詞作曲したり。


俺はただ、CD聴きながら、部長をちらちら見る。



部長は日々、作詞作曲に励んでいる。
作った曲は、軽音部や吹奏楽部に提供する。

かなり、イイ評判だと聞く。


そりゃまぁ、部長は音楽の才能あるし、容姿端麗といえよう。





そんな部長の夢は、世界一の音楽家になり、映画などのサントラ(サウンドトラック)を作ると、届きもしない夢をみている。


ホント、スケールだけは、でかいよな。


「あーもーっ・・・」

部長は何かにムカついて、自分の頭をかきまわす。

「何に、ムカついてるんだ?」
「・・・ ・・・自分に」

無口なことだけあって、返事が短い。

「何か手伝おうか?」
「・・・ ・・・歌詞」

「・・・え?」

「・・・歌詞、考えて」


「か、歌詞・・・?」

Re: ローリンガール【部長無口】 ( No.2 )
日時: 2010/10/06 21:45
名前: 蜘蛛 (ID: YLB79TML)
参照: 眠いです。

歌詞、ですか・・・。


部長は、カバンからカセット(久しぶりに見たよ・・・)を取り出し、曲を流し始めた。



ピアノが印象的で、少し、悲しげだった。



「一人で作ったのか?」

「・・・。」

「すげーな」

「これ位出来ないで、音楽家になれるわけない」



まぁ、そーだよな。



「この曲、いつまでに出来ればいいわけ?」

「・・・再来月。」


「・・・結構、あるじゃねーか。」

「足りない位だよ、音楽祭までに作らなきゃ」

ふ〜ん、と適当に返事し、軽音部宛への曲だと思った。



「ちょっと、行ってくる」

そう言って、どこかへ走って行った。



俺は、ゆっくりと歩き、部長を追った。








部長は、体育館で、回り続けていた。


「・・・何してんの。」


「転がってるの」


それぐらい分かるよ。


「なんで、転がってるの」

「何か、思いつくかと思って。頭からネタが落ちてこないかなーと思って・・・」


落ちちゃダメじゃん。


少し笑うと、部長はこっちを見ながらこう言った。





「・・・笑わないでよ・・・ ・・・」


Page:1 2 3 4



この掲示板は過去ログ化されています。