二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 白ノ娘【悪ノシリーズ】 完結
- 日時: 2010/11/21 10:34
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
- 参照: http://クラリスは好きなキャラ♪
はじめまして&こんにちは
初!悪ノシリーズです!
注意!
・荒らし?出て行けなw
・中傷?やめてくれw
・スレ主嫌い?なら来るなw
以上!
ちなみにキャラの名前は
「悪ノ娘 黄のクロアテュール」
の名前です!
- Re: 白ノ娘【悪ノシリーズ】 ( No.8 )
- 日時: 2010/10/20 18:49
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
「すみません!ここで働かせてもらえないでしょうか?」
もう何件周ったことだろうか、全然働き口は見当たらない。すべては私の醜い白い髪のせい…
「ここで働かせていただけないでしょうか?」
「悪いねぇ…白い髪の人はお断りだよ。そこの緑の髪のお嬢さんならいいけど…」
「私…このコと一緒に働きたいので…」
ミカエラは何度も私の為に断ってくれている
今、何十件目だろうか…ここで奇跡が起こった…
「働かせてもらえますか?」
同じ質問の形で問う、
「悪いけど白い髪の子は…」
また同じか…と諦めたときだった
「ん?君ってネツマ族の末裔かい?」
「えっ?」
急に低い声の持ち主が自分の前に現れた
「ネツマ族?」
ミカエラが首を傾げて言う
「うん、ネツマ族って言うのは昔にいた一族なんだ、もうとっくに滅びたんだけど…」
「あの…私達の一族をお知りになっていらっしゃるのですか?」
私達といっても今となっては私だけなのだが…
「勿論!あっ…自己紹介が遅れたね、僕はキール・フリージスだよ、よろしくね」
「はっ…はぁ…」
私は少し身を縮こまらせた
「ねぇ…君たち、働き口を探しているのなら僕の所に使用人としてこないかい?部屋もあるから…」
私はこの言葉を聞いたときに自分の頬を抓ってしまった、すると
「あははは!夢じゃないさ、現実だよ」
この言葉に安堵した
「やったぁ!クラリス、これでやっと働けるよ!」
ミカエラが私に抱きついてきた。私は両手で顔を覆い、静かに泣いていた
「あっ…ありがとう…ござ…ヒック…います」
涙ながらにお礼を言った。キールはニコリと微笑み、私達を中へと案内した…
- Re: 白ノ娘【悪ノシリーズ】 ( No.9 )
- 日時: 2010/10/23 15:23
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
「広い…この敷地覚えられるかしら」
本当にそう思うほどキールの屋敷を広かった。
「本当に広いね…」
ミカエラも隣で驚愕の声を上げていた
「じゃあ…君たちの部屋はここだよ、ちょっと狭いけど我慢してね」
「私の家のリビングより広い…」
私は目を丸くして言った
「じゃあ…僕は広間に行ってるから」
キールは部屋を出て行った
キールのもとで働き始めてから一週間が経過した。私はいまだに仕事には慣れないけどミカエラはとっても上手にこなしている
「クラリス、ちょっと用を頼まれたから街まで行くけど一緒にいく?」
「………」
「クラリス?クラリス!クーラーリースッ!」
「はっ……あっ…御免」
「あははっ…またその癖でたね」
そう…私はよくボーッとする癖がある
この癖で何度もクビになった、だけどここではまったくクビにならない。むしろ笑顔で『人には癖があるものだよ』と…
「それで…何の話だっけ?」
私はミカエラに尋ねた
「だから、買い物しに街まで行くけど…一緒にいく?」
「うん…じゃあ、私もいくよ」
そのままの格好で私とミカエラは外に踏み出した
- Re: 白ノ娘【悪ノシリーズ】 ( No.10 )
- 日時: 2010/10/24 12:35
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
「クスクス」
ああ…外に出たら地獄のようだ、また私を蔑み笑う人がいる
「クラリスを笑う人は許さないっ!」
「へ?」
マヌケな声を出してしまった…だけど無理もないと思う。だってミカエラが私を笑った人に大声でああ言ってるんだもの
「いいよぉ…ミカエラ」
私はミカエラをなだめた
「いいわけないよ!友達を馬鹿にされてたまるもんですかっ!」
この態度が嬉しくてつい笑ってしまった
「クスクスクスクス」
「えっ…笑ってる…なんでっ!?まさか…言われて嬉しいって感じ?マゾ?」
「人を勝手にマゾにしないでよ」
楽しかった この時は…
でも…
『どんっ』
「きゃっ…」
「わっ…大丈夫、ミカエラ」
「平気よ」
この子が…
「すみませんっ!前を見ていなかったもので…」
この子と…ルシフェニア王国の王女のせいでミカエラが…この世からいなくなるなんて考えもしなかった
買い物をすませてキールの屋敷に戻った
「ねぇ…ミカエラちゃんとクラリスちゃん、あなたにマーロン国の王子が用があるって」
「はい…分かりました」
ミカエラはさすがにキールの奥様の前では敬語だ
キールとキールの奥様の前では必ず敬語と決めているのだ、二人は敬語じゃなくてもいいと言うのだが
私達はマーロン国の王子の待ってる場所に行った
「失礼します」
私から先頭に中に入っていった、とても綺麗な青い髪の男の人
「やぁ…君達が新人の方かい?」
「はい…そうです」
ミカエラが恐る恐る返事をする
「可憐なお嬢様だ」
この言葉はミカエラに向けて発せられていた。目線がミカエラのほうへ、向いている
「じゃあ…これで僕は失礼するよ」
「もうお帰りになるのですか?」
さすがに早いだろうと思い、私は話しかけた
「ああ…もう用件は済んだのでね」
「そうですか…」
考えてみればこの男のせいでもあったかも知れない
この後の悲劇は…2人の気まぐれからだった…
- Re: 白ノ娘【悪ノシリーズ】 ( No.11 )
- 日時: 2010/10/27 19:26
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
青の王子こと、カイルは彼女を…ミカエラをとても深く愛した、この屋敷に毎日通い、私が洗濯をしようと庭にでると必ずミカエラを抱きしめている
「ミカエラは嫌そうな顔をしてるのに…これも逆らったらいけないという権力からなのかしら…」
最初はそれだけで済むことかと思ったのに…
私はいつも毎日ミカエラと通っている千年樹に行き、祈りを捧げていると
「早くしろ!リリアンヌ様がお怒りだ!」
千年樹の隣を兵士達が素早く走っていった
「何かしら?」
ミカエラは千年樹に祈りを捧げ終わり、先ほど兵士達が通っていった方向を見た
「あの鎧はルシフェニアの鎧ね」
私は言った
「詳しいのね」
「ええ、私…全然仕事につけなくて、ルシフェニアのほうまで行ったから」
「そうなの…大変ね」
ミカエラは何故か申し訳なさそうな顔をしていった
「大丈夫よ、今はこうしてとてもいい仕事につけたんだもの」
私達は共に笑った
ここまで!
- Re: 白ノ娘【悪ノシリーズ】 ( No.12 )
- 日時: 2010/10/28 14:46
- 名前: 夜坂 (ID: L11BZFL.)
私はこの屋敷にお客様が来たと聞いたので紅茶とブリオッシュを持って客間に行った
「それでは…エルフェゴートが消えてしまいます!」
何の話をしているのだろう、キールがお客様に一生懸命に話している
「それが王女の望みなのだから仕方あるまい」
「僕は…ここがなくなるのは困るのでね…」
「あの〜…すみません」
話の途中だったが私はお茶が冷めないうちにと中へ入っていった
「クラリス君か」
「お茶とお茶菓子をご用意しましたので…
「ご苦労だな」
相手の黄色の髪の男が言う
「失礼しました」
ゆっくりとドアを閉めて外へ出た
会話の内容…エルフェゴートが滅びるとか言ってたけど…聞き間違いよね♪
これは決して聞き間違いではなかったのに…
私は何故素早くミカエラに伝えなかったのだろうか
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