二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【銀/魂】夜兎の恋【神威】
日時: 2010/12/10 16:42
名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
参照: http://__________________11/23

 血に染まるわたしを、
    貴方は見つけてくれた—



 こんにちわor初めまして!祁兎っていいます/
駄文だらけですがどうぞ読んでいってくださいね(´`)
できるだけ早く更新できるように頑張ります!



◆prologue\character>>01
Chapter( 01 )>>07 Chapter( 02 )>>08 
Chapter( 03 )>>09 Chapter( 04 )>>13

Chapter( 05 )>>19



  読者様
◆紫陽花様 ◆アリス様 ◆無幻様
◆ユキナ様

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Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.7 )
日時: 2010/12/03 20:23
名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
参照: http://__________________

◆( 01 )

—血のにおい。
きつく濃い血の匂いで眼がさめた。
その匂いのせいで頭が、痛い。

あれ、何で 血?
よく見るとわたしの手も赤。それも真っ赤で
わたしの手は赤一色で染められている。
不思議な状況に辺りを見渡し気力なく眼を瞑る。

「 あぁ、そっか。わたし…… 」

ま た や っ た ん だ 。 
怖い、怖い。狂ってしまう自分が 正気に戻れない自分が
本能さ故、他人だけでなく家族まで殺してしまった残酷な自分。
こんな人生、イヤ。苦しむくらいならいっそ—

わたしの手に握られている日傘。
それをぎゅ、と握り締め自分に向ける
—これで終わり 一瞬で終わる それだけの話

その瞬間腹部に激痛が走った。
その痛みに耐えられなくなり、その場に倒れこむ。
意識朦朧としているわたしが眼にしたものは、
オレンジ色の髪と綺麗な青い瞳。そして微笑む口元。

「 君、まだ死んじゃ駄目だよ。だって— 
     女は強い子を産むかもしれないだろう 」

そしてその口元が怪しく笑うところと
男の人の声が
意識を失くすわたしに届いた最後の言葉だった。

Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.8 )
日時: 2010/12/02 20:43
名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
参照: http://__________________

◆( 02 )

額に冷たさを感じた。
驚いて起き上がると頭痛に襲われ頭を抱える。

「 いったぁ…… 」
「 おいおい、お前さんまだ動くなよ 」

見上げると、大きく栗色っぽいお兄さんがこちらを見ている。
この状況についていけず、一旦落ち着いて確認してみることにした。

よく見るとわたしは布団に寝かされている。
そして先刻の起き上がった拍子に取れた冷たいタオル。
そして…… 服も寝巻きようの着物。

「 あ、あの…服って貴方が…? 」
「 さあな 」

恐る恐る尋ねるとニヤニヤしながら返答がきた。
どっちなのかはよく分からないけど、
やってない…ように見える。お兄さんて感じて何故だが落ち着いた。

「 ほらまだ寝てろよ。すっとこどっこい 」

とんと肩を押されわたしは布団の上に再度倒れた。
わたしの長い髪を撫でる手が暖かい。
ありがとうございます とわたしは微笑んだ。

「 あれ-?阿伏兎。いつの間にそんなに仲良くなったの?俺のと 」

声のするほうを見るとあの男の人が笑みを浮かべて襖に凭れかかっている。
その手には日傘。よく見れば阿伏兎と呼ばれた人も日傘を側に置いている。
しかもあの白い肌…白い肌と日傘ときたら夜兎族の特徴。
それに何でだろう、あの人わたしと同じオレンジの髪に青い瞳をしている。
——… これは、偶然?

Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.9 )
日時: 2010/12/02 21:26
名前: 祁兎. ◆mHqJ7otKZM (ID: Dfaev/X/)
参照: http://__________________

◆( 03 )


オレンジ色の髪の人が近づいてくる。
何故だか寒気がして背筋がぞっとした。

ゆっくりとわたしに触れようと手を出す—

「 いやっ! 」

わたしはその手を振り払った。
あまりにも突然の出来事だったので吃驚した。
そして阿伏兎さんの腕にしがみついた。

「 …ふふ、面白い。やっぱりこうでなくちゃ強い子は産めないからね 」

期待できるよ、とその男の人は笑ってる。
…この人、先刻からにこにこしているのね

「 …なぁ、先刻から思ってたんだが、お前さんたち何か…似てんな 」

阿伏兎さんが意味深にわたしたちを眺める。
似てると言われれば似てる。髪に瞳まで

「 その髪にその瞳 」

阿伏兎さんに指摘された。
わたしは自分の髪を手で掬って見てみた。
そして同じ髪と瞳の人を見ると瞳が合ってしまった

「 うん、そうだね似てるよ。…でもその子の髪は長くて綺麗だネ 」

綺麗。そう言われると少し照れてしまう。
そしてわたしの髪を男の人が触れる。

「 綺麗、だね 」

掬った髪に優しく唇が触れ微笑んだ。
次第にわたしの顔は真っ赤になった。

Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】 ( No.10 )
日時: 2010/12/02 21:26
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)
参照: ずっと信じてたのに。運命は、私を疑ってばかりだ。


初めまして!!無幻です。

今日の夕方(?)にコメを下さったのでコメ返しに来ました!!
いや……神ですね、ぬはは。
私も応援させて頂きまする!!

Re: 【銀/魂】夜兎の恋【神威】-→1-3話更新 ( No.11 )
日時: 2010/12/02 21:31
名前: 葵 (ID: DrxGkANi)
参照: 元アリスです。

女は殺さない、ってゆー神威の主義←

頑張って下さい♪
そして、神文最高!


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