二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【遊戯王5D‘s】 護〜チームラグナロク〜
日時: 2010/12/10 19:58
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)

はじめまして!
氷結界の小説家と申すものです!

今回は、氷結界(以下、略)が好きな遊戯王の(おそらく)短編小説を書こうかと思います。

荒らしさん、チェンメさん、遊戯王嫌いさん、氷結界嫌いさんは来ないで下さい。

ちなみに氷結界の好きなキャラは、鬼柳、ブルーノ、チームラグナロクです。



では、始まります。

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Re: 【遊戯王5D‘s】 短編小説、スタート! ( No.3 )
日時: 2010/12/10 18:52
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)

第一話 「三極神の巫女」


「カミュ、お前は逃げろ。」
ハラルドがカミュにそう告げたのは、神の居城「アーククレイドル」がネオ童実野シティの上空に現れた数十分後のことだった。


事の発端は、数時間前にさかのぼる。



遊星達チーム5D‘sはアポリアとの激戦の末、勝利をおさめた。

「やったな、チーム5D‘s。」
「チームラグナロク!」
喜ぶ5D‘sのメンバーの前に、ラグナロクが現れた。
おなじみの三人の後ろには、フードを深くかぶった少女が立っている。
その姿を捉えた遊星は、不思議そうに尋ねた。

「ハラルド、お前達の後ろに立ってるあいつは一体誰なんだ?」
「ああ、今紹介する。」

そう言うと、ハラルドは少女に手招きした。
それに気づいた少女が歩いてくる。

「この子は私達の仲間。名を、カミュという。」

少女がフードを脱いだ。
白く、長い髪の色白の少女。
その左目は、他の三人と同じルーンの瞳だった。

ブレイブがカミュの肩を叩きながら言う。
「こいつは凄いんだぜ。」


「三極神の、巫女なんだ。」
「巫女!?」
遊星が驚いて大きな声をだす。
それに気づいた仲間達が集まってきた。





「この子は私達を補助する役割を担っている。だが、私達の誰よりも強い力を秘めているんだ。」

Re: 【遊戯王5D‘s】 短編小説、スタート! ( No.4 )
日時: 2010/12/10 19:27
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)


第二話 「巫女の力」


「三極神よりも強い力を持っているということか?」
「そういうことになる。」
「ならば何故デュエルに出さなかったんだ?」

空気が重くなった。

ジャックが顔をしかめる。
「何かあるんだな?」
ハラルドが目を閉じた。

「この子には・・・出してはいけない理由がある。」
「理由?」

「この子には、アーククレイドルを止めることができる可能性がある。イリアステルがそれを知れば、この子は奴らに殺されるだろう。」
「そんな・・・っ!?」
アキが口を押さえる。

──それが「イリアステル」のやりかただから。

ドラガンが言葉を繋ぐ。
「だからしばらく・・・この件が終わるまで、こいつには表に出てこないように言ってあったんだ。」
「そうだったのか・・・」

皆の哀れむような視線が、カミュにむけられた。
その思いを吹き飛ばすように、カミュは小さく笑った。
「でも、もう大丈夫。イリアステルを倒したから、アーククレイドルは・・・」


「現れないよ」と言いかけた、その瞬間だった。
















──空が、音をたてて割れた。

Re: 【遊戯王5D‘s】 護〜チームラグナロク〜 ( No.5 )
日時: 2010/12/10 20:55
名前: 夏茱萸 (ID: CsDex7TB)

お久しぶりデス♪
最近は顔を見せなくなってしまってすみません…


やっぱり君神だョ…凄すぎでしょーーーっっ!!
めっちゃうまく遊戯王世界再現できてるし!

まぁこれからぼち×2来るのでよろしくネ☆

Re: 【遊戯王5D‘s】 護〜チームラグナロク〜 ( No.6 )
日時: 2010/12/11 16:02
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)

ういっす☆
ありがと、来てくれて!!(泣)

うん?神?カオスの間違いDARO?
いや〜、今回はネタ帳書いてないからヤバイのよ?

でわ、また来てちょ。

Re: 【遊戯王5D‘s】 護〜チームラグナロク〜 ( No.7 )
日時: 2010/12/11 17:01
名前: 氷結界の小説家 (ID: 8kUUPb.W)


第三話 「神の居城」


空にどんどん罅が入っていく。

空が崩れ落ちていく。

「空がっ・・・!?」

その割れ目から姿を見せたのは、

神の居城。


アーククレイドルだった。

「何故っ!?イリアステルは倒したはず!?」「ななっ!?なにあれーーー!?」





数十分後。
セキュリティの研究員から、アーククレイドルの中心に位置するモーメントが逆回転をしていることが告げられた。

「しかも、あの物体は徐々に下降し始めていまーす!このままではあと十二時間後に、この街に落ちてくると思われます!」
「十二時間!?」

すかさずイェーガーが近くにいた隊員に、住民全員を避難させるのにかかる時間を尋ねる。

「住民全員だと・・・少なくとも二十四時間は必要です・・・」
「二十四時間だと?全然足りんではないか!!」

イェーガーが目を閉じる。

「もはや我々にできることはないのかも知れません・・・」

少しの沈黙の後、意を決したようにイェーガーが全隊員に言い放った。

「貴方達は早くお逃げなさい!!」
「で・・・ですが、長官は・・・!?」
「私は長官として、最後までここに残ります。
・・・貴方達の無事を、祈っています。」

ビシッとイェーガーが敬礼をする。
すると、それで上司の意を読み取ったかのように、隊員達も敬礼を返した。


隊員達が部屋を出て行くのを見守ったあと、イェーガーは遊星達の方を向いた。
「貴方達も、逃げなさい。」
「・・・・・・」

もう逃げることしかできないのか・・・。皆がそう思ったとき。

遊星はモニターにうつるDホイールを見つけた。
「これは・・・」
画面を拡大する。

「チームラグナロク!?」


セキュリティの正面玄関にチームラグナロクは止まった。
ブレイブの後ろには、カミュが座っている。

「チームラグナロク!何故君達のDホイールは走っているんだ?」

Dホイールから降りたブレイブが自分の左目を指しながら言う。
「気づいてねーのかよ?これだ。」
「ルーンの瞳!」

四人の左目──ルーンの瞳が光り始める。





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