二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- -ONE PIECE- 月追う兎 \返信300突破!/
- 日時: 2011/08/02 18:44
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: ffVqqris)
クリックありがとうございます\(^o^)/
二次小説は初! なまくら将汰と申します。
この小説はワンピースの二次小説です。
といっても原作沿いでないことのほうが断然多いです。というか、完全オリジナルで行く予定なので原作はほとんど無視です(ё)しかも、仲間が増えるところとがかなり省いたりしてますが、「気にならないぜ!」という人はぜひごゆっくり、読んでいってください(^ω^)
また、更新は気まぐれなのでご了承ください。
話1つ1つの題名も気まぐれで、ついてるときとついてないときとかあります(´・ω・`)
主人公設定 >>1 >>39(武器・悪魔の実について)
主人公イメージ絵 >>68
主人公の兄と母について >>154
その他主人公の周りのオリキャラ紹介 >>17 >>30
\番外小話/
◆スイーツの行方 Ⅰ>>44 Ⅱ>>45
◆我輩は犬である >>93
\お客様/
◎・。*星空姫*。・サマ
◎青銅サマ
◎ 柚麻.サマ(元(梓!*、サマ)
◎春華サマ
◎右左サマ(元氷兎サマ)
◎アオイサマ
◎Aerithサマ
◎遊サマ
オリキャラ募集は一旦締め切りです(´・ω・`)
また、オリキャラ募集はするつもりなので、そのときはよろしくお願いします!!
\オリキャラ/
◎ジャック・スカル 【青銅サマ】 >>9
◎デス・ベイリー 【 (梓!*、サマ】 >>12
◎グレイズ・スバル 【春華サマ】 >>18
◎マナ・ローリス 【氷兎サマ】 >>20
◎ソラ・ハートクロスシー 【・。*星空姫*。・サマ】 >>26
◎フォールビット・カシブ(ガシュラ・カシブ)【柚麻´`.サマ】 >>47
◎カイト・ラファル 【アオイサマ】 >>66
◎アンジール・リィフ 【Aerithサマ】 >>146
\INDEX/
Episode0>>2 Episode1>>4 Episode2>>6 Episode3>>7 Episode4>>8 Episode5>>5
Episode6>>14 Episode7>>15 Episode8>>16 Episode9>>21 Episode10>>23 Episode11>>24
Episode12>>28 Episode13>>29 Episode14>>31 Episode15>>34 Episode16>>35 Episode17>>36
Episode18>>37 Episode19>>38 Episode20>>50 Episode21>>53 Episode22>>56 Episode23>>57
Episode24>>60 Episode25>>63 Episode26>>69 Episode27>>70 Episode28>>74 Episode29>>75
Episode30>>81 Episode31>>84 Episode32>>88 Episode33>>91 Episode34>>104 Episode35>>111
Episode36>>119 Episode37>>123 Episode38>>132 Episode39>>133 Episode40>>137 Episode41>>161 Episode42>>162 Episode43>>170 Episode44>>180 Episode45>>183 Episode46>>192 Episode47>>193
Episode48>>195 Episode49>>196 Episode50>>198 Episode51>>203 Episode52>>210 Episode53>>215
Episode54>>219 Episode55>>223 Episode56>>236 Episode57>>244 Episode58>>263 Episode59>>269
Episode60>>283 Episode61>>289 Episode62>>295 Episode63>>310 Episode64>>313 Episode65>>314
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- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.34 )
- 日時: 2010/12/26 21:12
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode15
「さて・・・・・・」
ジョフは先ほどと同じ柔らかな表情のままルフィを見た。
「君は、確かルフィくんと言ったな?」
「ああ」
ニカッと笑うルフィ。
「まず、はじめに言っておかなければならない」
ルフィを含めクルーたちもその口から紡ぎだされる言葉を聞き逃さないよう、真剣な目をジョフに向ける。
「あの子の母は・・・まあ私の妹なのだが。とにかくラフィアはロジャー、シキなどに並ぶ大海賊なんだ」
先ほどの表情とは違い、真剣な顔のジョフ。
「あの子の背負った運命は壮絶なものだ。共に旅をするというのなら、君たちにも迷惑がかかるだろう」
「迷惑、だって?」
ルフィの真剣な声がジョフの言葉をさえぎった。
「デイルはもうおれの大事な仲間だ。いや、あの日。あの約束した日から大事な仲間なんだ」
話すのをやめ、ルフィの言葉に真剣に耳を傾けるジョフ。
「デイルの母ちゃんがどうとか、そんなん関係ねえよ。デイルにどんなに大変なことがあっても今度はおれらがデイルを守るんだ」
「・・・・・・ははは!」
急に笑い出したのはジョフ。
「デイルが気に入るのも、わかる気がするよ」
とびっきりの笑顔にクルーは驚く。
「じゃあもうひとつ、言っておこうか」
「どんなことだ?」
「デイルはああ見えて自分の感情を殺してしまうことが多い・・・」
少し遠い目をするジョフ。
「自分から素直に甘えることも大の苦手だ」
母親に似ていてな、と優しい声音でこぼすジョフは今までの中で一番穏やかな表情をしていた。
「でも、君たちと一緒にいるときはいつもと違う雰囲気だった」
「そうね・・・私もそう思ったわ」
優しく笑うマール。
「きっとデイルは君たちとならありのままの自分でいられるんだと思うんだ。だから、デイルをよろしく頼むよ」
「あったりめえだ!!!」
「もちろんだぜ!!」
ルフィとウソップが元気な返事をしたとき、デイルが2階から降りてきた。
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.35 )
- 日時: 2010/12/26 21:40
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode16 -さよなら-
デイルは先ほどとは違い、薄い水色のYシャツに紺色のネクタイをして黒いひざ下のズボンを履いていた。
「準備万端だぜ!!」
「ワン♪」
チップも嬉しそうにデイルの横に寄り添う。
「チップも連れて行くの??」
問いかけるマール。
「ああ。いいだろ?ルフィ」
「もちろんだ!その犬おれも気に入ったしな!!」
そしてデイルを仲間に入れた麦わら海賊団とジョフ、マールはメリー号が待つ港へ向かった。
他のクルーに続いてメリー号に乗り込むデイル。
「デイル・・・元気でね」
「マール姉ちゃん」
メリー号が少しずつ、進み始める。
ジョフとマールが自分を見ていて、デイルは今までがまんしていた涙があふれそうになる。
それをぐっとこらえて、デイルはわざとらしく大きく笑った。
「おれ、ぜってえ母ちゃんよりもすげえ海賊になって帰ってくるから!お宝いっぱい持って帰ってくるから!!」
「デイル・・・・・・」
マールはデイルが涙をこらえているのを分かっていた。
だから自分も涙を流さないようにと強く思っていたが、ついに一雫の涙がマールの目から零れ落ちた。
「デイル・・・っ!行かない、でよ・・・」
「っ・・・・・・」
マールがはじめてデイルに言ったわがままだった。
「あたしを置いて・・・いかないで」
「ごめん。それは聞けない」
デイルはついにうつむいた。
あんな風に自分を引き止める家族がいたことを再確認した。
それと同時に、もうこれ以上マールの泣き顔を見ていたら、いままでせっかくがまんしていたものがあふれてしまいそうで・・・。
「おれ、絶対戻ってくるよ。安心して・・・・・・」
「デイル!!」
今まで黙ってデイルを見つめていたジョフが叫ぶ。
反射的にデイルの顔が上がる。
「行ってこい。ラフィアの夢を・・・ルフィくんたちと一緒に・・・必ず叶えてここに戻ってこい!!!」
「おじさん・・・っ!!!!」
もうだめだ。
デイルがそう思ったのと同時に、彼の深緑の瞳から涙がとめどなくあふれる。
「おじさんっ!!マール姉ちゃんっ!!!」
「デイルうっ!!」
マールの顔は涙でグジャグジャだった。
「おれ・・・おれ・・・!!」
言いたいのに、うまく言葉に表せない。
ふと、懐かしい母の言葉がよみがえる。
『大切な人に、何か言いたいけどうまく言えないときはこう言うのよ・・・』
デイルは涙をゴシゴシと乱暴にぬぐって、それからとっびっきりの笑顔を見せた。
「ありがとう!!!2人とも、本当にありがとうっ!!!!!」
「デイル・・・」
どんどん小さくなるデイルを見つめているジョフの瞳はうるんでいた。
そして泣き崩れてしまったマールを抱きしめ、言った。
「さあ、帰ろう。今日の夕飯はデイルの大好きなハンバーグにしよう」
「・・・・・・うん」
マールはやっと、少しだけ笑った。
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.36 )
- 日時: 2010/12/27 19:13
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode17
デイルはいつもならルフィの指定席であるメリーの頭の上にあぐらをかいて座っていた。
夕日がデイルのクリーム色の髪を美しく輝かせていた。
「あら、ルフィ・・・あんたがあの席とられて黙ってるなんて珍しいわね」
「いいんだ。今はデイルに譲ってやる!!」
ナミの問いかけに少し大人びた笑顔で答えるルフィ。
「それにしても・・・」
タバコに火をつけながらサンジがしゃべり始める。
「あいつ、ずっとあの調子だぜ?涙はもう出てねえみてえだが・・・」
「そうね・・・」
心配そうなサンジとナミをよそに、ゾロはいびきをかいて甲板で寝ていた。
そこでウソップがずいと前へ出てくる。
「そういうことならこのキャプテンウソップに任せなさい!!」
そう言ってデイルの元へ歩み寄るウソップ。
サンジ、ナミ、ルフィは心配そうに2人を見守る。
そしてウソップのずかずかという足音で目を覚ますゾロ。
「んあ?何やってんだウソップ」
「いいから黙ってなさい、ゾロくん」
ウソップはデイルの横に立つ。
座っているデイルがウソップを見上げた。
「デイル、元気出せよな!!さっきまでの威勢はどうしたっ??」
≪ドンッ≫
思いっきりデイルの肩をたたくウソップ。
それと同時に——
≪グラリ≫
船が大きめの波で揺れた。
そしてそのダブルアタックでデイルがバランスを崩し——
「うわあああっ!!!」
≪ボチャンッ≫
「「「ああ!!」」」
クルー全員が驚きの声をあげ、あわててデイルが落ちた海を見た。
「・・・やべえ」
落っことしたウソップはナミの渾身のビンタを食らった。
「なにしてんのよ!!任せとけとか言っといて!!!」
「ずびばぜん・・・」
「ほんとだぞ!ウソップ!!デイルがこれ以上沈んだら困るぞ!!」
「ごべんなざい・・・」
異変に気づいたのはゾロとサンジ。
「おい、あいつ・・・上がってこねえぞ?」
「ああ・・・」
ルフィは慌てて船から身を乗り出す。
「デイルうううっ!!!」
≪ぼごごご!!!≫
誰かがしゃべったような泡が海底から浮かんできた。
「おい、今“助けて”って聞こえなかったか?」
「確かに・・・そういう風にも聞こえた気がする・・・」
「まさか・・・あいつ!!!」
悪魔の実の能力者っ!!!?
と、クルー全員の声がそろったときルフィは船のふちに立つ。
「よっしゃ!!今助けるぞ、デイル!!」
「ちょ、待て!ルフィ!!!」
≪ボシャン!!≫
大きな水柱を立て、ルフィが海に飛び込んだ。
「あんのアホ船長!!!自分もカナヅチのくせに!!」
「ったく、しょうがねえな!手伝え、ラブコック!!」
「うっせえな、言われなくても!!」
ゾロとサンジも同じように海へ飛び込む。
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.37 )
- 日時: 2010/12/27 19:26
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode18
「はあっ・・・はあっ・・・・・・」
「う゛う゛〜じぬがとおもったあ・・・」
その後、デイルはサンジ、ルフィはゾロによって助けられた。
「こんのクソゴム!!いくら助けたいからってなあ!悪魔の実の能力者が自分から海に飛び込むか??」
「だってよお・・・デイル、助けたかったからよお・・・」
「はは・・・っ。ありがと、ルフィ」
ウソップが申し訳なさそうにデイルの元に。
「悪かったな、デイル。おれのせいで・・・」
「ううん。いいよ。だってウソップ、おれを元気付けようとしてくれたんでしょ?」
ちょっとびっくりしたけどさ、と軽く笑うデイル。
そんな彼にナミが問いかける。
「デイル、あんた悪魔の実の能力者なの?」
「ん?・・・ああ。まだ言ってなかったな」
するとデイルはその辺にあった小石を手のひらにのせる。
「ちょっと見てて・・・」
グッと力をこめるデイル。
すると小石がふわりと浮いた。
「うわっ・・・すげえ」
「はは、でもね軽いものしか浮かせられないし、長くは浮かせられない。もちろん人は無理だよ」
「なんて名前の実なんだ?」
「“ウサウサの実”。といってもまだ未完成だから・・・」
「未完成??」
「うん。ほんとの能力はどんなのかわかんねえの」
ヘラヘラと笑うデイル。
「そうそう。そんな正体不明の実食っちゃったからさ・・・」
デイルは自分が持ってきた荷物の中から1枚の紙を取り出した。
「賞金かけられちゃってさ!!」
その紙切れを受け取るナミ。
クルーが全員でその紙を凝視する。
「なになに・・・“跳び兎”フォールビット・デイル・・・賞金、8500万ベリー??!!!!!」
クルーの叫びは茜色の空に吸い込まれていった。
- Re: -ONE PIECE- 月追う兎* \オリキャラ募集中!/ ( No.38 )
- 日時: 2010/12/27 19:35
- 名前: なまくら将汰 ◆yKq/Ct0zKs (ID: /gSTfiqf)
[>Episode19
「デイル!!おめえ賞金首だったのかよ?!」
「そうそう」
相変わらず軽いデイル。
「もう少し、なにかできねえのか?」
サンジの問いかけに自信満々に立ち上がるデイル。
「ああ・・・えっとね・・・」
デイルが思いっきり甲板を蹴る。
するとデイルは空高く飛び上がった。
「うわあ・・・!!」
全員が見上げると満足そうに下を見下ろすデイルの姿。
そしてゆっくりと甲板に降りて来る。
「あとね、こんなんもできるよ!!」
そういって貝笛を吹くデイル。
すると先ほど山賊をなぎ倒した武器がまた出てくる。
「これはねジャンプ・ラッシュっていう武器ね。なぎなたと槍が一体化した奴。・・・まずこれを浮かす」
そういって先ほどの小石のようにジャンプ・ラッシュを浮かせるデイル。
「おれはね、これに乗れんの!」
「まじでか!!」
うん、と短く返事をしたデイルはひょいっとその上にまたがる。
「で、ちょっとなら飛べるよ」
そう言って空に円をぐるっと書いて、また戻ってきたデイル。
「すげえな!!おれも乗せてくれよ!!!」
「うーん・・・ルフィは無理かな」
「ええ・・・」
残念そうな表情のルフィに
ごめんね、と言った後、デイルはナミに目を向ける。
「ナミくらい軽かったら乗れると思うぜ?」
「ほんと??・・・あ、でもなんか危なそうだしあたしパス」
「そうなのか?つまんねえな」
そう言って、もう一度貝笛を吹いてジャンプ・ラッシュをしまうデイル。
「まあ、こんな感じかな?」
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