二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- とんがりボウシと魔法のお店 陽光と月光の魔法学校
- 日時: 2012/02/05 14:58
- 名前: minmin (ID: 6B38yoz9)
注意!
・更新がのろすぎる!!
・当たり前だが、荒らしは絶対禁止!!
荒らしに来た方は即効で戻ってください
・変かもしれないけど 大目に見てください!
・ゲーム内ではありえないことがいっぱい書いてるよ!(つまりなんでもアリ)
・物語はコロコロ改良する可能性アリ
・文の書き方はその時の気分などにより変わることがある
・パクリがあるかもしれないけど、わざとじゃないんで許してください
・作者は呼びすて&タメ口オッケー←注意関係ねぇ
上のが全て大丈夫な方のみ、通ってくださいね♪
キャラクター
ムーンライト サンシャイン
千秋>>1 ドルチェ>>9
海斗>>7 シフォン>>10
のえる>>8 ビター>>11
楓
物語
一話>>2
二話>>3
三話 第一部>>4
三話 第二部>>5
三話 第三部>>6
四話 第一部>>17
四話 第二部>>18
五話>>19
六話>>40
七話>>26
八話>>45
九話>>59
十話>>62
十一話>>63
十二話>>64
十三話>>66
十四話>>67
十五話>>68
十六話>>69
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- Re: とんがりボウシと魔法のお店 ムーンライト魔法学校だより ( No.1 )
- 日時: 2011/06/07 19:55
- 名前: minmin (ID: GlcCI1C/)
千秋 (♀)年齢は作者と同じ
ムーンライト魔法国
クレセントタウン
ムーンライト魔法学校に通っている
金持ちのお嬢様(らしい)
だけど、普通の学校に通い、一般人のように暮らしている。
理由は誘拐防止のためとか(?)
親友はドルチェ
ペットに、猫のジュエルがいる
いつも空想、妄想などばかりしている。
読書好きで、特に神話などが好き。
そのため、魔法なども初日からばっちり☆
少し変な事を考える事がある(少しだけ馬鹿)
選ばれし魔法使いで、
そのために魔力も魔界で一番高く、怒ると怖く、誰にも止められない。
そして、暴走するといろんな意味で凄くなる。
人を見た目で判断してしまうことがある。
勘はまぁまぁ鋭いほうなので、
よく深読みしすぎて大変なことに…。
- Re: とんがりボウシと魔法のお店 ムーンライト魔法学校だより ( No.2 )
- 日時: 2011/04/06 18:29
- 名前: minmin (ID: BKGAQbzV)
- 参照: http://ameblo.jp/busuke1031eri/
第一話〜魔界に迷い込んで〜
それは、私が本を読みに行ったときのことでした…。
「何?この本。」
私は、一冊の古びた本を見つけ、取り出した。
このような本は、今までは無かったはずなのだが…。
その本を開いてみた。
けれど、中に書いてあったのは文字ではなく、記号のような物だけであった。
私は、興味本意でその本を解読することにした。
しかし、この本の表紙に描いてある2匹の猫の絵…
ジュエルに似ているような気がするのは気のせいではないだろうか。
ジュエルとは、
我が家で飼っている猫で、
これよりも綺麗な白は無い位純白で、
頭から尻尾まで毛がふわふわしている。
そして、首に黒いリボンが付いている。
しかし、ジュエルは尻尾の先が黒いのだ。
私は、それが不思議で堪らなかった。
…さすがに解剖まではしなかったけど。
「さて、そろそろ始めますか。」
私は、山積みになった資料を部屋へ持ち込んだ。
その日は、その本の解読をするため、夜中まで起きていた。
————…
私は目を覚ました。
いつごろから眠ってしまったのだろうか。
私は時計を見た。
睡眠時間が浅いと頭が良く回らない。
時間が有るのであれば、二度寝をしようと思っていたのだが…
…7時55分?
…嘘でしょ?
ちょっと待って…寝始めたのは何時だろう…。
って、そんなことを考えている暇は無い!
これは走っていかなければ遅刻をしそうだ。
とは言っても、朝食はとらなければならない物なので、
朝食を食べ終えてから向かうことにしよう。
慌てて食べるのもいけないので、落ち着いて、よく噛んで食べなければならない。
遅刻してしまっても、現代では廊下に立たされるようなことも無い。
廊下に立たせれば、授業の内容が分からないからだ。
作者「あっという間に中休みだぞー!」
…あれだけがんばって、解読できたのはたった5行。
その5行に書いてある内容は…
”ゆめまくらのまじない”
まじない 寝る デート (相手の名前)
相手と仲良くなれるまじない
ラピスラズリをベッドの周りに置く
夜に変身し、呪文を唱えベッドに横になる
5日間続けることで、効果を発揮する
後は読めない。
夢枕って、たしか死んだ人が夢に出てくるっていう物だったような…。
それに、変身とは、一体どういうものなのだろうか。
もしかして、二次元の世界に入れたりして…。
「千晶、何をしているの?」
親友のドルチェが来た。
彼女は私の同士で、私の数少ない中の友達である。
まぁ、ネット友達ならば沢山いるのだが…。
「ちょっと、面白い本を見つけたから読んでいたの。」
と、正直に言うと、ドルチェはぎょっとした。
「どうせ、『文字なんて書いてないよ?どうやって読むの!?』とでも言いたいんでしょ。」
図星のようだ。
口にしなくても、表情に表れているからすぐに分かった。
「そういえば、同じようなものがポケモンbwの深海遺跡にあったよね。」
そういえば、意味不明な文字があったような…。
まぁ、あれとは法則が違うけど。
次にドルチェが口を開いた途端、チャイムが鳴った。
「ノシ。」
そう言って、ドルチェは自分の席へ戻っていった。
———そして夜
その日は早めに寝ることにした。
理由は、最初に解読した5行、ゆめまくらのまじないをやってみたかったからだ。
「まじない 寝る デート ドルチェ」
私は呪文を唱え、ラピスラズリを置き、ベッドに横になった。
「まぁ、同性なのにデートはちょっとおかしいけれど…。」
すぐに眠気が来て、私はすぐに寝てしまった。
気が付くと、私は見知らぬところにいた。
「…ここはどこ?」
正面には、太陽のような顔をした人(?)が座っていた。
「ようこそ。選ばれし魔法使い。
魔界へ行き、魔法学校へ通ってください。」
状況が判断できないのに、急にそんなことを言われても困る。
…あれ?
いつもの夢なら、ストーリーに流されて、自分の意思とか無いはずなのに…。
ということは、これは夢ではないのか?
まず、整理をしよう。
確か、ゆめまくらのまじないをして、
そのまま眠りについて、
気が付いたらここにいて、
あの人が魔法使いとか何とか言ってきて…。
「ねぇ、ボクと契約して、魔法少女になってよ…。」
急に、後ろからそんな声が聞こえた。
ていうか『魔法少女マドカ☆マギカ』の台詞だよね。それ。
私は振り返ってはいけないような気がしつつも、
気になって仕方なかったため、振り返ってみた。
後ろにいたのは…。
って、これはジュエル…だよね?
確かに見た目はジュエルだけど…。
このジュエルは後ろ足で立って、日本語を話している…。
「何でジュエルが後ろ足でたって、日本語喋っているの!?
こんなの、非現実的だし!第一ここは…」
と、言い終わる前にジュエルが遮った。
「だから、ちゃんと話を聞くミャ!
ま、話すことといえば、初代校長先生の言ったとおりだミャ。
行き方については、自分で考えてやるミャ!」
拒否する…と言う選択肢はないの?
「ミャッミャミャ〜。」
ジュエルは煙と共に姿を消した。
っていうか、アレは瞬間移動?
…あれ?
なんか急に…意識が…途切れ‥て…
千秋は目の前が真っ暗になった!▼(ポケモン風)
私は目を覚ました。
見回してみると、そこはいつもと変わりの無い、自室だった。
あれは夢だったのかな…
そんなことを考えながらクローゼットを開けた。
あれが夢だとは、私は思えなかった。
そこにあった暖炉は暖かかったし、リアルだった。
何も変わりが無いのがおかしい…。
まぁ、そのほうが楽なのだが。
しかし、着替え終わった後に、私はいつもと違うところに気が付いた。
クロゼット中に鍵が入っていたのだ。
勿論、鍵なんて入れた覚えはない。
そして、何かのスイッチみたいな物も有った。
ボタンを押したとたん、とても大きな音がした。
きっと、何か重いものが動いたのだろう。
気が付くと、目の前には不思議な扉があった。
扉を調べたけれど、その扉はびくともしなかった。
調べれば調べるほど、謎は深まるばかり…。
「この鍵を使えば開くとか?」
そう思い、鍵を使ってみた。
すると、扉が開けられるようになった。
千秋はしばらく「どうしよう」と、戸惑った。
そして、勇気を出して扉を開いてみた。
扉を開けると、そこは、見たことがないところだった。
少なくとも、室内であることは確かだった。
前を見ると、そこには変な顔をした人(?)が立っていた。
「ほ………ほ……!
干し柿のおばけえぇぇぇぇ!!!?」
思わず、叫んでしまった。
普段、思ったことを口には出さない千秋にしては珍しいことであった。
「誰が干し柿のお化けだ!!!!
俺はこの寮の管理人のテツだ!!!」
と、テツが怒鳴り、いきなりお説教を始められた。
(テツの声も、十分大きかったと思うけど…。)
「第一に…「テツさん!」
千秋は、テツの声を遮った。
「ここ、どこですか…?」
そう言ったら、テツは呆れて言った。
「そんなことも知らずに来たのか…
ここはお前らで言う、魔界だ。」
…へ?
魔界…?
私、二次元の世界に着ちゃったの…?
- Re: とんがりボウシと魔法のお店 ムーンライト魔法学校だより ( No.3 )
- 日時: 2011/04/26 18:28
- 名前: minmin (ID: BKGAQbzV)
第二話 新しい生活
「まぁいいや。
お前、新入りだから挨拶でもしてこい。」
あ…挨拶…だと!?
「じゃ、がんばれよ〜。」
大丈夫なのだろうか。
私は不安だった。
変な人がいない事を、ただただ祈ることしか出来なかった。
とりあえず、近いほうから行くことにした。
コンコン
「…?」
ノックしてみたが、反応が無かった。
中に人はいない、なんてことはないはずだ。
理由?それは、朝だからだ。
でも、朝が早い人とかもいるし…。
コンコンコンコン!
「……。」
もう一回ノックしてみたが、やはり反応が無かった。
私は冷や汗を描いた。
だんだん不安が募っていった。
コンコンコンコンコンコンコンコン!!
3回目で、やっとドアは開いた。
「なんだよ煩いな…まだ三時じゃね〜か。」
イケメン君が出てきた。
いかにも眠そうで、
寝癖であっちこっちに髪の毛が重力を無視して跳ねている。
しかし、彼は朝早くに起こされたので、
めちゃくちゃ機嫌が悪そうだった。
千秋の心の奥の声(テツさんにああ言われたから、ノックしてみたけど…。
しつこくやるんじゃなかった!
なんかイライラしているようだし…! 不良だ!うん、絶対そうだ!どうしよう!
不良だから、きっと奴隷にされるんだぁぁぁ!!!(考えすぎ)
「って言うか、お前誰。」
と、そんなことを考えていたら名前を聞かれた。
不良だし、個人情報はなるべく出してはいけないような気がしたが、
テツさんに挨拶をしとけと言われたし、同じ寮に住む仲間(?)だから言っておいた方がいいような気もしたので
少し戸惑ったが、とりあえず名乗っておくことにした。
「わ、私は千秋と申しまふっ!(いてっ、舌噛んだ…)
え、えと…寝ているところを起こしてしまって、すみませんでしたっ!」
千秋は逃げ出した!▼
「あ〜痛いっ!
舌をかんじゃった…。」
そして、私はまた不良が出ないことを祈りながら
次の扉の前へ向かった。
コンコン
「はぁ〜い。」
少し眠そうな声が聞こえた。
あの人(最初に出てきた不良君)よりかはマシだけど、
やっぱり、寝癖で髪の毛がはねていた。
こっちは良い人のようなので、私は少し安心して自己紹介をした。
彼女は、にっこり笑って簡単に自己紹介をした後、「よろしく!」と返してくれた。
「お〜い千秋!お前の家から電話だぞ!!」
テツさんが呼ぶ声が聞こえた。
二次元なのに、電話は三次元に繋がるのは何故なのか、
考えながら電話に出た。
「申し申しお電話変わりました…。『あ、千秋!今すぐ戻ってきて!話さなきゃいけないことがあるから!』
母はそう言って、電話を切った。
私はめんどうくさいと思いながら、始まりと終わりの扉という所へ向かった。
—————中略
私は、両親から魔界についての話しを聞いた後、重い荷物を持って寮へ戻ってきた。
話の内容は、魔界のことだった。
魔法学校へは、先祖代々通っていた(らしい)
私は転校することが決まって
早速荷造りを始めた…は、良かったが、
宅急便等は魔界へは届けられないため、私は思い荷物を抱えながら
「うう…ドルチェをおぶる事もできないくらい非力なのに…。」
と、独り言を言っていたら、
急に荷物が軽くなったような気がした。
振り返ってみると、のえるちゃんが荷物を運ぶのを手伝ってくれていた。
「有り難うございます…。」
私がお礼を言うと、彼女は
「困ったときはお互い様でしょ!」
と言って、笑ってくれた。
世の中にはいい人が居るんだなぁ…と、私が少し人間を見直した。
荷物を置き、家具を調え、壁紙を変え、カーペットも敷いた。
これで、大体のことは出来るだろう。
「ん?千秋、まだお金を変えてないんだ。
この世界のお金は、円でもドルでもベルでもなくて、リッチなんだよ。
後で銀行へ行って変えてもらいな。」
こんなことまで気を使ってくれるのえるちゃんって、結構優しいな…。
そう思いながら、私は出かける準備を始めた。
のえるちゃんが、壁掛け時計を見た途端、急に叫びだした。
「え…!もうこんな時間!!?
そろそろ学校行かなきゃ!じゃあね、千秋!」
そう言って、のえるちゃんは部屋を出て行った。
私を手伝ったからのえるちゃんは学校へ遅刻する…。
そう思うと、何だか自分の存在が邪魔に思えてくる。
しかし、そんなことはもう何年も前から分かっていたこと。
それに、私が死んだらお墓を造るため、どっちみち迷惑をかける事になる。
私は、これからはポジティブに生きようと、決心した。
その時、テツさんに呼ばれた。
どうやら、学校へ案内してくれるらしい。
———学校———
キーンコーンカーンコーン
朝活動開始のチャイムが鳴った。
それと同時に、席に着くのえる。
後ろの席からきた、「おせーぞ。」という声に、
のえるは「わりぃわりぃ。」と、返した。
チャイムが鳴り終わった後、先生がやって来て話し始めた。
「では、HRをはじめます。
今日は、転校生がきました。」
自己紹介をしなくてはいけない雰囲気だ。
ここは、空気を呼んで自己紹介をすることにした。
「初めまして。千秋です。
宜しくお願いします。」
その後、先生は私の席の場所を言った後、
教室から出て行った。
海斗の隣、か…。
海斗とは、一体誰なのだろうか。
のえるちゃんみたいにいい人であるといいのだが…。
そう思い、空いている席を見つけ、座った。
隣の席の人は、女子が集っていてよく分からなかった。
けれど、皆が集まっていると言うことは、いい人ということなのだろう。
そう思っていたら、急に私の周りに人が集まってきた。
「ねぇどっからきたの?アタシはビスカス。ヨロシク!」
ビスカスは、オカマだった。
オカマは悪い人しかいない!
まぁ、男の娘とかショタっ子とかは別だけど♪←
「僕はイナバ。僕のことは結構へんだと思われてるけど、
別にひどいことはしないから!代わりに、後でじっくりと…。」
イ…イナバ怖い!
ウサギの癖に!
まぁ、グロイ表現をしてくれなかったのは残念だけど。
「あたしはメグよ!ねぇね(ry」
鹿!鹿はダメ!!
転校初日から死にたくないし!
鹿煎餅あげるからこないで!あと、殺さないで!
「あのさ、あなたどこから来たの?」
「ねね、なんでこの学校へ?」
次々に質問されて戸惑う私。
その中で、私を助けてくれる心優しい人物が居た。
「はい、ストーップ!」
それは、のえるちゃんだった。
「もうすぐ先生来ちゃうよ!見つかったらどうすr「もう来ているぞー。」
皆…鈍すぎです。
まぁ、唯一気が付いている人が隣の席に居たけど。
「えっ…嘘!」
「速く戻らなきゃ!」
そういう声が口々に聞こえてくる。
優しい上、なかなか勘がいい、隣の席に座っている海斗って、一体どんな人なんだろう!
皆も席に戻ってきたし、やっと正体(?)が分かる!
そう思って横を見てみたら…
海斗とは、実は今朝会ったあの不良だった。
千秋は失望した!▼
まぁ、そんなこんなで
いろんな意味で疲れた一日となったのでした。
めでたしめでたし♪(めでたくありません
- Re: とんがりボウシと魔法のお店 ムーンライト魔法学校だより ( No.4 )
- 日時: 2011/06/07 20:20
- 名前: minmin (ID: GlcCI1C/)
- 参照: http://ameblo.jp/busuke1031eri/theme-10030056571.html
今回から魔法のお店の方へ行きます。
そして第三話は千秋の親友、
ドルチェ視点で行きたいと思います。
第三話 新たな魔法使いの三日間
一日目
「ふぅ…。接客にもだいぶ慣れてきたな…。」
私は、親に内緒でちょっと一息つくことにした。
本当、いつも仕事仕事と言ってカリカリしているのだから…。
少しくらい休憩は取らないとね!
私はちょうどそこにあった段ボール箱に腰を掛けた。
立ちっぱなしだったので結構足が疲れてきている。
こんなに長い間動き回ってばかりだったの、何年ぶりだったかな…。
私は、今までのことを思い出してみる。
たしか、千秋が転校した後にここで接客をさせられる破目になって…。
あの時と比べたら、だいぶ接客の方も上達してきた気がする。
「千秋が転校して一年か…。
千秋は本当に良いお客さんだったな…。」
そう呟いたら、後ろから聞きなれた声が聞こえてきた。
「良いお客さんじゃなくて良い友達でしょ。
それより、そんなことを言ってる暇があったら手伝いなさい!」
これが千秋だった、だなんて漫画みたいなことがあるわけが無い。
台紙から分かるとうり、これは母の声だ。
サボリが見つかったため、今月のお駄賃は危うい所だ。
母が訴える正論も、
「本当の事だから別にいいか。」
という私のポジティブな思考によって何の効果も持たなくなる。
「口答えしないの!
お小遣い減らすわよ!」
「それは嫌だ!」
私は即答する。
…今から仕事を再開すれば、お駄賃も平常通りになりそうだ。
ポ○モンを買うためなら、何だってやってやるよ!
「ちゃんとマジメに働くのよ。
次サボってたら本当にお小遣い減らすから!」
そう言って、母は仕事を再開した。
私もそろそろ再会しようかな…と思ったとき、
二階からエルがやってきた。
この黒真珠のような毛並みは、
いつ見てもため息が出るほど美しく、飽きることは無い。
母は大の猫好きなので、エルを見つけるたびに「かわいいでちゅねー」等の気持ち悪い発言をして抱きしめている。(ただし仕事中を除く)
しかし、気になる点が一つある。
それは、尻尾の先が白いところだ。
さすがに解剖しようという気にはならないが、体全体が黒いのに尻尾だけ白い猫なんてかなり珍しい。
というか、この世に存在する生き物なのだろうか。
…まぁ、いまさらなんだって言う話だけど。
そして、「…あっ!」っと言う間に夜が来た。
「そういえば、今まで気にしてなかったけど…。」
↓ドルチェの部屋の一部
|__
| た|
| ん|
| す|
|__|_
|隙間|机|
↑この隙間って何・・・(汗)
「調べてみよっと。」
ドルチェは、机の下を潜って隙間のほうへ行った。
「・・・あたしでもぎりぎりで入れる大きさなのに、
この扉、鍵がかかってる。」
ん?確か鍵といえば・・・。
「おばあちゃんの形見の鍵。
これを使ってみたら開いたりして。」
ガチャッ
「・・・まさか本当に開くとは(汗)
入ってみよう。」
ドアを開いたとたん、私はドアに吸い込まれ、
真っ白で、何もない空間の中にいた。
「って、何!?この空間!
ぎゃああぁぁ!
ディ○ルガ様!
パ○キア様!
あたしを見捨てないで!!」
・・・・・・
「・・・・ぃ!」
「・・・ぉぃ!」
「大丈夫か?」
「?ここはど・・・「お、気がついたか。」
・・・
「ぎゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
渋柿のお化けええええぇぇぇぇぇ!!!!!」
「誰が渋柿のお化けだ!!!!!
それに、そんな大声で叫んだら
近所迷惑だろうがっっ!!!!!!!」
そっちの方が大きい声で怒鳴ってたくせに
お説教始められた(泣)
なんかリ○ットさんみたい。
そして一時間後(長!
「お前がドルチェだな。」
やっと本題に入った?
「俺はこの寮の管理人のテツ。
そしてここは、お前らで言う、魔界で・・・」
魔界!?
「そしてこの町には、サンシャイン魔法学校・・・」
まだお話は続くの?
いい加減開放してくれ〜(泣)
また一時間後(いいかげんなんかやらせてbyドルチェ
「まぁ、地図を渡しとくから好きなとこ行って来い!」
「ら、らじゃ〜。」
やっと開放された!
突っ立ってるだけって
案外つらいと実感できたかも・・・。
本当に話てきとうに聞いてたから
へんな扉のことも、戻り方もよく解んないや。
・・・やっぱりちゃんと聞いておけばよかったかも。
でも、今日はもう眠いから
このまま部屋で寝ちゃおっ!
がちゃっ
「・・・なんで!?
三千リッチとクローゼットしかない!
でも、眠気が・・・。
いっそこのまま寝るか・・・。」
作者「まだまだ続くぜ☆」
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