二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- しゅごキャラ!〜同窓会〜
- 日時: 2011/02/11 11:46
- 名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)
これは、あむちゃんたちが中学を卒業した時に同窓会をする約束をするところから始まります。
プロローグ
今日は、聖夜学園中の卒業式。あむちゃんたちは、ちょっぴりさびしい気持ちをこらえていた。
あむ「あーあ、とうとう卒業かぁ。早いなあ」
ラン「あむちゃん、唯世君と高校一緒でよかったね!」
ミキ「イクトも戻ってくるし!」
スゥ「ですねぇ〜あむちゃんはラッキーですぅ」
あむ「あんた達ねえ!別にあたしはそんなこと、言われたくなーーーい!」
卒業式終了後
やや「あむち〜!唯世〜!りまたん〜!ふええええ!」
あむ「やや、そんなに泣かないでよ。会おうと思えば、いつでも会えるでしょ?」
やや「でもぉ〜さびしいよぉ〜」
りま「海里がいるくせに」
唯世「そうだ、おとなになったら同窓会しない?」
三人「あ、いいかも!」
- Re: しゅごキャラ!〜同窓会〜 ( No.8 )
- 日時: 2011/08/09 13:16
- 名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)
第七話 あむの危機
Mrエッグにとらえられ、利用されてしまったあむ。そんなあむを彼の魔の手から救うため、みんなは話し合いを重ねた。
そして、決まったことは…
Ⅰ利用されたあむが現れるところに行き、話し合う(たぶんムリ!!)
Ⅱ、Ⅰが無理だったら、Mrエッグの基地に忍び込み、あむを操っている何か(!?)をぶっ壊す!!
「あっ…×たま!」
りまが×玉を見つけ、声をあげた。みんながわらわらと集まり、キャラなりをする。そして身をひそめ、あむが現れるのを待った。ところが、後ろから忍び寄る気配に、みんなは気付かず。
「そこで何をしているの」
ぞっとするほど冷たい声にはっと振り返ると、そこには操られたあむが立っていた。
「自ら死にに来たというわけね。いいわ、お望みのことをしてやる。それが私の使命だから」
あむは手に真っ黒なやりを握っていた。そしてそれを、まずはややに向かって振り上げた。
「!!」
槍の穂先は、ややを庇った唯世の膝あたりをかすって滑った。じゅっと焦げるような音がする。あむの握っていた槍は、当たった者の体をむしばむほどの威力をもっていた。
唯世は激痛のあまりしゃがみこむ。膝から血が流れ、白いキャラなり服に鮮やかに血の色が映えた。
「唯世ーーー!!」
ややが悲鳴を上げた。
「だ、大丈夫だよ結木さん。あむちゃんを助けるんだ。僕は傷を治さなくちゃいけないから、ちょっと下がってる。その間に、あむちゃんを救って」
その時、あむの身に変化が起きていた。槍を握っていた手が赤くはれ上がり、槍が落ちた。
「あむ…?」
りまがつぶやくと、あむは頭を押さえた。
「ううっ…り、ま?やや…唯世君…」
「!!あむ、記憶が…」
あむは涙を浮かべながらりまに手を伸ばした。…次の瞬間、りまの後ろからMrエッグが現れる。
「りま!下がってて!」
あむは両手を広げ、親友を庇うかの如く立ちはだかった。
「あたしのココロ…アンロック!」
まばゆい光が立ち込める。光が消え、あむはまた新しいキャラなりをしていた。
「キャラなり…アミュレットエンブリオ!」
- Re: しゅごキャラ!〜同窓会〜 ( No.9 )
- 日時: 2011/08/23 13:20
- 名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)
第八話 全部終わらせるから
あむの新しいキャラなり…アミュレットエンブリオ。髪は四つに束ね、ゴムにハート・スペード・クローバー・ダイヤがそれぞれついている。服は、ひざ丈のスカートで裾ごとに色が変わっていた。上はパステルカラーのジャケットだ。
「もう、すべて終わらせる。あのときからの因縁を、すべて。穢れたココロを浄化するの!!」
あむは手でハートを形作った。上、下、ななめ、前、後ろ。手を動かすと、渾身の力を込めて天に舞い上がる。
「ネガティブハートにロックオン!」
あむが昔と変わらないセリフを高らかに叫ぶと、みんなが持っていた武器がふわりと浮きあがった。武器は空気に溶けて消え、美しいほのかな光に代わる。そして、あむの手に吸い込まれた。
「あたしが解き放つ!ガーディアン・オープンハート!」
あむの手から放たれた眩しい光は、世界中を照らす。人々の抱えていた×たまが、すべて浄化されている。
「こ、これが…日奈森あむの、ちから!!?」
Mrエッグも、苦しそうに胸をかきむしっている。その胸から、ふわりとたくさんの×たまが浮かび上がった。それは浄化されると、またMrエッグの胸に吸い込まれていった。そして、Mrエッグの表情は穏やかになる。
それを確認すると、あむたちはキャラなりを静かに解いた。そして、しずかにその場を去った。
そして病院に戻ったあむは、抜け出した(ということになっていた)ことをこっぴどく叱られ、記憶が戻ったのなら退院してもかまわないと言われたのだった。
「じゃあ、二週間お世話になりました」
退院の日。両親が仕事で、妹が学校のため、あむはりまとややに迎えに来てもらった。
「あむ、ほら車のってよ」
免許を持っているりまが、あむを突き飛ばすように車に押し込めた。
「いたあっ!ちょっとりまあ、あたし病人なんですけど」
あむが不満げな声で言うが、りまはついっと顔をそむけてしまう。ややがくすくすと笑うが、ふと周りにしゅごキャラがいないことに気づく。
『みんな……』
しゅごキャラの声が聞こえ、三人ははっと周りを見た。
「ラン!ミキ!スゥ!ダイヤ!」「クスクス!」「ぺぺちゃん!?」
『あのね、あたしたちはがよみがえったのは、このためだったの。もう、すべて終わった。だから、たまごの揺りかごに帰るね。…ずうっと、見守ってるから』
声はそこで途切れた。三人の目には涙が揺らめく。そして車に乗り込み、ぽつぽつと思い出話をしながら帰宅の途に就いたのだった。
- Re: しゅごキャラ!〜同窓会〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/09/09 14:09
- 名前: メガネ& (ID: /2F25v/O)
第九話 そのあと…
ピピピピピピピッ……………
目覚まし時計の音が響き、あむは思いっきり目覚ましを止める。
「ん〜っ…よく寝たあ!」
あむは大きな声で言い、ベッドから滑り降りた。季節は三月下旬、まだかすかに冷たい風が通っている。
窓を開けるとその冷気が吹きこんできて、あむは思わずカーディガンを羽織って厚い靴下をはいた。そして、壁にかかったカレンダーを透かし見る。
「いよいよ、今日かぁ…」
クローゼットを開けると、あむは淡いピンク色のスカートと白いブラウスを取り出す。小学生のころから憧れていた、洋服だ。いつもは着ないが、今日はいいだろうと直感で思う。
机の上に開き鏡を広げると、薄くファンデーションを施す。つけまつげは二枚重ね、アイシャドーもばっちりだ。明るいピンク色の口紅とグロスもした。
そう、今日は…。
「二回目の同窓会か…早いなあ」
場所は、唯世の実家だ。女たちは得意な料理を持ち寄り、またここでもキッチンで料理を作っている。
「ごっめーん、遅れた!」
念入りにメイクしたあむが飛び込んでくる。
「あむ、久しぶり。もうみんな来てるわよ」
「歌唄!なんでいるの?」
歌唄がいることにびっくりしたあむが言うと、歌唄は恥ずかしそうに眼を伏せた。
「大事な話があるの。とりあえず、料理出してよ」
「で、大事な話ってなに?歌唄」
料理をあらかた食べ終え、ひと段落したころ。あむは屈託なくそう尋ねる。みんなも興味津津だ。ただひとり、空海を除くと。
「あのね…あたし、結婚するの」
歌唄がそういった。一瞬の静寂。そして…。
「え、え、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
見事な大絶叫である。歌唄がみるみる真っ赤になる。
「ちょっと、恥ずかしいわよ!」
「でも、すっごい!おめでとう!で、相手は誰?」
ややが言った。みんなはもうすでに相手を理解し、その人をちらちらとみている。
「え…まさか、空海?」
「………………………」
みんなの沈黙が、ややの言葉を肯定していた。
- Re: しゅごキャラ!〜同窓会〜 ( No.11 )
- 日時: 2013/09/21 01:19
- 名前: MF (ID: 6.Nua64i)
続編を楽しみにしてます♪
早く読みたいです。
- Re: しゅごキャラ!〜同窓会〜 ( No.12 )
- 日時: 2013/10/12 12:51
- 名前: ルナ☆ (ID: exZtdiuL)
すごい面白い!
続編楽しみにしています!!
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