二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【薄桜鬼】狂気ノ華。
日時: 2011/02/24 20:20
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

くりっく感謝しますッ!
取り敢えず、成り代わり小説を書き綴ろうと←
南雲薫成り代わりと雪村千鶴成り代わり。
では、宜しくお願いします。
※オリジナルですb


【設定】>>1
【序章—南雲 奏—】>>2
【序章—雪村 桜—】>>3
【幼少期:壱】>>6

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Re: 【薄桜鬼】狂気ノ華。 ( No.4 )
日時: 2011/02/23 20:51
名前: チョコレート (ID: VhEuMHpJ)

わーっ!
ハノやっぱ文才あるな…♪

いいなぁ。。。。!(*´・ω・´*)ゥ

頑張れ続き!
あたしは楽しみになったよ♪

Re: 【薄桜鬼】狂気ノ華。 ( No.5 )
日時: 2011/02/24 17:46
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

>>チョコレート

文才無いよ、うん無い←
良くないよくない、気にしない((((ぇ

頑張る!
良かったら見てネ(((

【幼少期:壱】—南雲 奏— ( No.6 )
日時: 2011/02/24 17:58
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

この時はまだ、どうでも良かった。
彼女が、桜が前世の記憶を持っていようが居まいが、今傍に居れるという事だけで良かった。
何時も俺を励ましてくれる可愛い妹。
俺は、おまえが大好きになっていたよ。

「おねえちゃん、あげる!」

にこりと笑って花冠を差し出してくれる可愛い俺の妹。

「ありがとう、さくら」

俺も舌足らずな口調ではあるがそう返す。
おまえは、何時でも明るかった。(前世は多少ロリコンだったようだが)
——なぁ、おまえは【雪村千鶴】という立場で嬉しいか?
俺は、俺は【南雲薫】という立場で嬉しいよ。
こうして、おまえとまた笑いあえる日が来るなんて思ってもみなかったから。

「おねえちゃんのためだもん、いつでもあげるよ!」
「——だいすき、」

可愛らしい笑みを浮かべる妹の頭を撫でてやる。
この時は、周りの大人の蔑んだ視線も桜のお陰であまり気にしない事にできた。

—————世界が、家が、赤く染まるあの日までは。

幸せ、だったのかもしれない。
一緒に寝て一緒に起きて(否、おまえの方が起きるのは早かったな)、一緒に食べて一緒に遊び、一緒に学び一緒に風呂に入る。
それだけでも、幸せだったのだろう。

俺は、良い人間じゃないと理解していた。
血のつながった妹すら憎む、そんな人間だと。
だけど、俺はおまえの事が好きだというのは事実。
———だから許せはしなかったのさ。

「ずっと、いっしょにいてね」

俺の言葉に桜はぽかん、とした表情をした後に小さく笑みを浮かべて、

「あたりまえだよ!」

と頷いてくれた。
その時、俺の心は幸せで満たされていた。
この時はまだ知らなかったんだ。待ち受ける酷な運命さだめも、壊れていく繋がりも。

だから、俺はのうのうと笑っていられたんだ。





【幼少期:壱—南雲 奏— / 薄れかけた記憶の欠片】

【語り:壱】—南雲 奏— ( No.7 )
日時: 2011/02/24 20:27
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

俺とおまえの、細やかでそれでも楽しい日々を、俺は一生忘れないと誓うだろう。
だけど、だけど。

おまえへの憎しみを、憎悪すらも、俺は一生忘れないと誓う。

それがおまえへの復讐で、報いるべき事なのだから!!
南雲家へ来て、俺はかなり歪んだだろう。
おまえだけが楽しい日々を送っていると聞いたから、俺は更にさらに歪み始めた。
初めて憎しみが芽生えたのは何時だっただろうか——…

「おまえなぞ、望まれた子では無いだろうっ!!」

罵詈雑言ばりぞうごん
罵倒の言葉に俺はただ、黙って耐えていた。治癒力の高い鬼の躰を良いように痛めつけ、傷が塞がればまた傷が増える。
————そんな、下らない繰り返し。

俺は何時の間にか妹に対して憎しみを、憎悪を募らせていたようだ。
おまえに対する愛情なんてあったのかと問われれば、はて、少しばかり自信が無いが——…あっただろうと答えてやるさ。

「————————報いを受けろ」

それは南雲家の鬼に対してでも、おまえに対してでもあった。
俺はいつしか憎しみだけを抱いて生きているようになっていた。
おまえが俺の事をわかってくれたという事は幸せだったよ。
——その幸せも、すぐに消えたのだが。

【薄桜鬼】——…

そう名付けられた鬼が、おまえを奪っていくまであと少し。
それまで俺は、ただおまえだけを気に掛けていた。

風間千景という鬼に殺される運命を知っていながら、俺は最後までその運命を変えようと抗った。
無駄?——やらなければわからないだろう?

その運命が変わるかどうかなんてわからないし、別に死んでも構わないと俺は思っている。
ただし、それはおまえが俺を想ってくれている場合だけで。

嗚呼、この歪んだ愛情はどうなるのだろうか。





【語り:壱—南雲 奏— / 歪んだ愛情と募る憎悪】

【替え歌:壱】magnet ( No.8 )
日時: 2011/02/28 18:46
名前: ハノ (ID: Gz/gGLCR)

【ミク=桜 ルカ=奏】

か細い火が記憶の隅に灯る
何時の間にか思い出していく過去
私の姉 憎しみに呑まれつつ
静かに手を 差し伸べてくるわ

射殺すような視線からは
見え隠れしてる狂気
狂おしい双子の姉
笑って 殺めていく

思い出していく 悲しい記憶を
楽しかったあの頃は 戻ラナイ?
抱き締めて 笑い合えた時
もう二度と 戻れない 私達ノ家—…


束縛して もっと虐げてやる
憎しいから 執着を見せつける
苦しいから 余計に壊したいよ
おまえの仲間モノ 全部奪ってく

揺れ動く心なら
簡単に堕ちてゆく
甘い夢と恋人と
おまえは 何を選ぶ?

抱き寄せてやるよ 縛り付けてやる
おまえだけは 絶対に 渡サナイ
想ってよ? 俺の事だけを
人間ヒトなんて 裏切って 着いておいでよ


思い出すのが怖くて
泣いてしまう私に
大丈夫と笑ってた
貴方は 一体ダレ—…?

抱き締めてくれた 笑いかけていた
何もない 楽しいあの時は
二度とない もう戻レナイ?
狂気へと堕チテ行ク お姉ちゃんッ!

引き寄せる マグネットのように
例え何時か離れても 会いに行く
染まってく 全てが狂気に
迷い込んだおまえは 誰の物なの?



【替え歌:壱 / magnet】


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