二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 銀魂 蛍はどこまでも旅をする——
- 日時: 2011/03/20 13:44
- 名前: SIGNAL (ID: 4mrTcNGz)
はじめまして! SIGNAL(しぐなる)と申します。
銀魂(空知英秋様 原作)を書かせていただきます。
宜しくお願いします。
登場人物(オリキャラ)
浮世絵輪廻(うきよえ・りんね)
年齢 十八歳
性別 女
職業 旅人&思想家(吉田松陽先生と旧知)
容姿「琥珀色の、透き通った瞳をしている。髪は漆を塗ったように黒く、普段は後ろで束ねている(桂っぽい髪型?)年齢の割りに、大人っぽい見た目で、二十歳くらいに間違われることがある。身長166cm、体重五十㎏と、小柄な矮躯。
性格「全てを悟ったような、老人のような雰囲気を持つ。クールで、涼やかな印象を与える。蛍が好きで、よく縁側で蛍を鑑賞する。哲学も得意で、作中のキャラにロマンチックな一言を漏らしたりと、格好良い女性。」
一人称「わたし(あえて、漢字で書きません)」
サンプルボイス
「わたしは、浮世絵輪廻という名だ」
「蛍は、死者の魂を背負って光るのさ」
「孤独でいられる人間は、一人で完成している人間さ。わたしたちは、この広い世界のひとかけらでしかないのだから、みんなで世界をつくる」
- Re: 銀魂 蛍はどこまでも旅をする—— ( No.11 )
- 日時: 2011/03/21 19:27
- 名前: 悪魔ビビ (ID: GsLNLUDc)
- 参照: http://www.kakiko.cc
はい☆おたがいがんばりましょう!!タメでいいですか?
私の小説は沖田の恋愛です(*^_^*)
よかったら見て下さい!!
- Re: 銀魂 蛍はどこまでも旅をする—— ( No.12 )
- 日時: 2011/03/21 19:28
- 名前: 如月葵 ◆iYEpEVPG4g (ID: 4uYyw8Dk)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=20887
え、ちょ、ええ?!文章のまとまり方半端ないです分けて下さい((
銀魂と聞いてやって来ました。
突然すみませんが始めまして葵です。
更新期待してます*
これからも宜しくお願いします。
- Re: 銀魂 蛍はどこまでも旅をする—— ( No.13 )
- 日時: 2011/03/21 19:55
- 名前: SIGNAL (ID: 4mrTcNGz)
弐
わたしは、夢を見た。
それは、現実へ帰ろうともがくけれど、幻想から抜け出せないような。
死のうとしながら、生きている感覚を全身で感じているような。
人を殺しながら、自分も殺されるのではないかと恐れているような。
まるで、球体の上で鬼ごっこをして、逃げているのに、実際は自分が追いかけているかのような。
すぐ隣に誰かがいるのに、間には高い壁が立ち塞がっているような。
そんな、矛盾と恐怖とが入り混じったような夢だった。
嫌な夢だったことは間違いない。
いくら嫌でも、矛盾していても、恐怖しても、所詮は夢なのだ。
夢は現実に成り上がることも、成り下がることも、成り代わることもない。
夢は夢であり、夢でしかないのだから。
ましてや、わたしが生きているのは現実の世界だ。
全ては、それでいい。
そう、それでいい。
滲んだ視界に入ってきたのは、黒い塊だった。
まるで紙粘土のように、徐々に輪郭を取り戻していく。
うっすらと白い背景に、人形(ひとがた)が浮かび上がった。
鋭い光りを放つ、二つの目。
真っ黒い、短めの髪。
男性らしい。その人は、じいっとわたしを見下ろしていた。
そして、今気が付いたというように、
「……目ェ覚めたか」
と、男性は訊く。
わたしは、黙って頷いた。そして、
「ここは何処だい?」
と、質問した。
病院ではないらしい。
ただの和室で、襖があり、縁側がある。
外は、夕闇の赤に染まっていた。
「屯所だよ。真撰組……警察のな」
「警察、警察ね……わたしは、なんで逮捕されたのだろう」
「逮捕してねえよ……勝手にぶっ倒れたんだろ」
少し呆れ顔で、男性は突っ込む。
逮捕されたのではないらしい。
「日射病だってよ。こんなクソ暑い中、そんな暑い服着てりゃあ、そうなるだろ」
「日射病か。では、きみはわたしを助けてくれた人なのかい?」
「助けたっていうか、成り行きだな」
逡巡したあと、男性は頷く。
「しっかしよお、見るからに怪しい格好してっけど……お前、攘夷浪士じゃねえよな?」
「だったらどうする?」
「逮捕する。即刻な」
「ふうん。しかし、わたしはそうでないから、安心したまえ」
「ハナから、てめーみたいな貧弱そうなのが攘夷浪士だなんて思っちゃいねーけどな」
「人は見かけによらないさ」
わたしは起き上がり、ゆるゆると首を振る。
少し、身体が重い。地面に引っ張られているような感覚。
そのとき、襖の向こう——廊下になっているのだろう、どすどすと、足音が聞こえてくる。部屋の前で止まった。
「……その娘、起きやしたか? 土方さん」
「? おう」
「じゃあ、今度はっ……」
そこで、言葉が止まる。
わたしは首を傾げた。
「お前が永久に眠れ土方ァァァ!!」
と、爆発音が聞こえた。
- Re: 銀魂 蛍はどこまでも旅をする—— ( No.14 )
- 日時: 2011/03/21 19:59
- 名前: SIGNAL (ID: 4mrTcNGz)
>悪魔ビビさん
沖田の恋愛っ!?
信じられない! 初めてなかんじです!
見てみます!
>如月葵さん
初めまして、ですね。
文章まとまっても、自分の性格にまとまりないですもんね。
更新頑張ります。
- Re: 銀魂 蛍はどこまでも旅をする—— ( No.15 )
- 日時: 2011/03/22 12:58
- 名前: SIGNAL (ID: 4mrTcNGz)
弐.五
きっと、この世界に『常識』なんて存在しないのだろうと、わたしは思う。
きっと、この世界に『平凡』なんて存在しないのだろうと、わたしは思う。
きっと、この世界に『日常』なんて存在しないのだろうと、わたしは思う。
『常識』が自分の当たり前と思う知識なのであれば、それは主観的な押し付けに過ぎない。自分が育ってきた環境での根本となる知識を、他人にも強要しているのと同じなのだろうと思う。
『平凡』が自分の当たり前と思う状況なのであれば、それも主観的な押し付けに過ぎない。自分が育ってきた環境での素の状態を、他人にも強要しているのと同じなのだろうと思う。
『日常』が自分の当たり前と思う毎日なのであれば、またそれも、主観的な押し付けに過ぎない。自分が育ってきた環境での平常を、他人にも強要しているのと同じなのだろうと思う。
くだらない、実に戯言ではあるけれど、事実だから。
自身の『常識』は他人にとって、『非常識』でしかないし。
自身の『平凡』は他人にとって、『非凡』でしかないし。
自身の『日常』は他人にとって、『非日常』でしかないのだから。
だから、自分が他人に代わることはできないのだ。
その逆も然り——他人が自分に代わることができないように。
世界共通の『常識』は存在しない。
世界共通の『平凡』は存在しない。
世界共通の『日常』は存在しない。
だから、人間は、自分だけの『常識』と『平凡』と『日常』を。
ちっぽけに、地球の片隅で、守り続けるだけだ。
それだけだ。
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