二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施
日時: 2011/08/13 21:47
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

注意
イナズマイレブンとREBORNの混合で、双方の原作に沿う予定です
キャラ崩壊はもちろん原作大幅改編があります。
主人公、初期はイナズマイレブンキャラにかなり冷たいです。
逆が多いと思います。
イナズマイレブン世界では最強になります。
FFとFFIは参加する可能性があります。
以上に不快感を示された方はお読みにならない事をお勧めします。

目次
主人公設定>>1
一話>>3
二話>>8
三話>>9
四話>>10
五話>>11
六話>>16
七話>>20
八話>>21
九話>>24
十話>>25
十一話>>26
十二話>>27
十三話>>28
十四話>>31
番外編1>>32
アンケート>>17

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Re: 稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.23 )
日時: 2011/07/19 22:05
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

アラン様
ありがとうございます。
イナズマイレブンは超次元ですからね、千代の突っ込みはこれからも続く予定です。
これからも宜しくお願いいたします。

稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.24 )
日時: 2011/07/19 23:12
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

足が少しふらつくものの、何とかその場に立ち続け乱れた息を何とか整えようとする。突っ込みしすぎで倒れたなんてどんなギャグだよ。
しかしちょっとこのゴーグル少年の態度何かおかしい。何がおかしいと言われたら答えられないけど、何かを狙っている感じがして仕方ない、
私はゴーグル少年の突っ込みどころのない部分を見ようとするが突っ込みどころのない部分が少なすぎるので止める事にした。
というかこの状況、かなりやばい。何とかして他の人を入れてもらわないと。


「円堂君!」
「あれ?あいつ……」
「彼、サッカー部に入ってくれるって!!」


弾んだ声を出してこっちに来る木野さんとその後ろをついてくる一人のメガネ少年。これはもしかしなくても救世主が来た?
私は呆れているような絶望しているようなサッカー部の中、内心で喜んでいた。だってもう限界に近いんだよ、私。
メガネ少年はやたらと自信過剰にわがまま言ってくるが、この際どうでも良いよ。こいつらといる方がずっとが疲れるし。
なんか円堂の言葉にずっこけてるけど、既にずっこけ所満載ですから!!
もうこの試合、メガネ少年に任せて私はベンチにしてもらおう。心の中でそう決めていると突然顧問らしきモシャモシャなおっさんが私達の元にやってきた。


「円堂君、円堂君!どうなっているんですか!?」
「冬海先生。えっと…今壁山がトイレに…」
「もうこれ以上お客様を待たせられませんよ?さっさと……」
「あ、はい!」


せかされるような言葉を発せられ、慌てるように男子達は壁山を探しに走る。
それにしても随分慌ててるな、このモシャモシャナおっさん。ちょっと様子がおかしいけど一体どうして?
首をかしげていると突然肩に感触を感じる。その感触に思わず振り返るとそこにはモシャモシャなおっさんがメガネを光らせていた。


「え?」
「貴方も探しに行きなさい」


はい?私は女子なんですけど!?
女子に男子トイレに入れと言うんですか!?このセクハラ教師、訴えてやろうか?
いくら相手校を待たせてるとは言え、さすがに女子に男子トイレに入れは無い。その変な服のボタン取ってやるぞ。


「沢田も来いよ!」
「あんたらもか!?」


中学生とはいえ、誰一人突っ込まないってどういう事よ!?
男子が女子トイレに入っちゃいけない、女子が男子トイレに入っちゃいけない。これは当たり前の事でしょうが!?


「何で私まで!?」
「オレたち仲間だろ?」
「仲間だからって男子トイレに入りたくないわ!!」


このセクハラサッカー部、なんとかして。絶対にさっさと並盛に帰ってやる。
こんな生活、嫌過ぎる。並盛でダイナマイトに巻き込まれる方がマシだよ。
いや、痛いからマシかは微妙だけど。

稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.25 )
日時: 2011/07/21 22:41
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

ツナと母さんへ。今何をしてますか?
いつものようにヒバリさんにいちゃもんつけられて追いかけまわされてますか?獄寺君の暴走につきあわされて困ってますか?山本の天然に白眼で驚いてますか?
千代はもう限界です。


「ああ、もうどうしたら」
「どうしたの?」
「何でも無いよ……」


木野さんには何の罪は無いからね。全ては人の話を聞かないアホの円堂と突っ込みどころしかない帝国学園、そしてセクハラのモシャモシャオッサンってほぼ全員だな。
取りあえず木野さんに気を使わせるのはよろしくないので、軽く手を振ってベンチに座る。帝国学園はウォーミングアップを終え、何かを話しているようだ。
帝国学園が何を話してようと私には関係ない。しかし、一つ何とかして欲しい事がある。

「ああ、時間が過ぎていくー…。帝国学園の皆さんがー……」


モシャモシャなおっさん、ものすごくうっさい。長いおっさんと同い年くらいなのにビビり過ぎだろ。
帝国学園だってさすがに待つくらいの常識はあるでしょ。なのに、一々時間を見ては騒いでうるさい。
うん、一度しめよう。決めた。
私は立ちあがるとモシャモシャなおっさんの頭を一発はたく。そして、間髪いれずにこう言ってやった。


「うっさいの!!人が円堂達を待っているのに一人騒ぎすぎです!あのさ、いくらなんでも帝国学園は幼稚園児じゃないんですよ!?人くらい待てますよ!!貴方どんな人生歩んできたんですか!?これくらいでビビってたら毎日爆弾が振って来たら死にますよ!?」
「無いわ!!」


帝国学園から突っ込みが来ちゃったよ。なんか屈辱。
眼帯、ヘッドフォン、ゴーグルマントの突っ込みトリオ持ちのくせに。私に突っ込むなら自分の仲間に突っ込んでくれ。
というかこれ、私の日常だったんだけどね。取りあえず、モシャモシャなおっさんが黙ってくれたから結果オーライかな。
ようやく静かになり、円堂達が来るまでのんびりと待てるようになった。


「沢田、木野!壁山、ロッカーにいた!」
「どうやって入ったの!?」

あの体型で入るの無理でしょ!?無理に入ったとしてもロッカー壊れるでしょ?
話によると完全にすっぽり入ったらしいが、壁山は人形か!?そして、それを出したのが少林の蹴りって無理だろ……。
もう疲れ果ててしょうがないよ。

稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.26 )
日時: 2011/07/27 00:58
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

「挑戦です!これは、我が雷門に対する帝国からの挑戦です!!」
「というか完全に見下されてるだけ。ってあんた何なの?というか何で実況やっているの?」
「どんな場所にも実況あってこそのサッカー。小生は将棋部の角馬桂太。角馬、角馬と覚えてください」


いやいや、こんな練習試合で実況って普通おかしいから。本当にこの学校の人って影濃いなー。
さっさと帰りたい、本当に帰りたい。
その時の私は帝国の試合なんてどうでも良く、これから起こる事も全く考えていなかった。


「おしかったー、おしかった…!」
「……」


染岡のゴールをフェイスペインティング野郎に止められ、がっかりする周囲。モシャモシャなおっさんだけは笑っており、さすがにしばき倒したくなった。
だけどモシャモシャなおっさんに対する怒りより、帝国に対する妙な違和感が私の中では渦巻いてた。
コイツら、全然本気を出しちゃいない。そして、これから何かが始まる気がする……。


「鬼道!オレの仕事はここまでだ!!」
「……」
「さあ、始めようか…。帝国のサッカーを…」


フェイスペインティング野郎の自信過剰すぎる言葉にもお前ら専用のサッカーなんてあるのかよと言いたいゴーグル少年の言葉にも突っ込みを入れる気になれない。
何か恐ろしい何かが始まる。そんな予感がする。


「いけ…」


やたら冷たい、そうたまにリボーンが垣間見せる感情に似た声が聞こえると共に人に何かが当たった音が響く。
そして気がついた時には円堂がボールと共に吹き飛ばされた。
いつもならお前らどんな脚力してるの?と突っ込みを入れる所だが、あまりにも帝国の雰囲気が冷酷過ぎて何も言えなかった。


「円堂…」


圧倒的な力を見せつけられたのに、それでも頑張って以降の一言で試合を続行する円堂。
はっきり言って円堂の気持ちが全然理解出来ない。何故あいつは圧倒的な力を見せつけられ、その所為で怪我しかけているのに諦めない?
心底バカだなと思ってしまう。自分の身体すら大切に出来ないっておかしいだろ。
円堂守が理解出来ない。そうしているうちに前半が終了した。


「何言ってる!?まだやるぞ!!勝利の女神がどっちにほほ笑むかなんて最後までやってみなくちゃ分からないじゃないだろ!?」
「それ、本当に言ってるの?」


ヘトヘトで泣き言ばかりのメンバー。円堂以外のメンバーは完全に諦め状態で試合をするだけ無駄と言うばかり。
それでも、円堂だけは諦めずに皆に試合をやろうと必死に訴えかけている。
だけどその円堂に理解が示せず、私は至極真剣な声で彼に問いかける。


「沢田…」
「自分を大切に出来ない人間にどんな女神だろうと神だろうとほほ笑みはしない。今のあんた、自分を虐めてるよ」


随分私らしくない言葉。いつもならハイテンションで突っ込みを入れるかしかしないのに。
ただやっぱり私には円堂の行動は自分を虐めているようにしか思えない。サッカーにそこまで真剣になるの?
怪我してまでこの試合に勝ってどうしても得たいものって何なの?
すると円堂もいつものアホな表情からは想像できない真剣すぎるまなざしを向ける。


「沢田、オレはどうしてもフットボールフロンティアに出たいんだよ」
「だから何?」
「今頑張らなくちゃいけないんだよ。オレの夢をどうしてもかなえたいんだよ」

Re: 稲妻×復活-グラウンドの中心で大空に向かって叫ぶ-アンケ実施 ( No.27 )
日時: 2011/07/31 22:05
名前: 美津子 (ID: 278bD7xE)

「……」
「集まって!エンド交代、後半戦を始める!!」


円堂の真剣な言葉と目に私はなにも言えず、ただ彼の背中を見つめる。夢の為に自分の全てをかけるってわけね。
正直そんな情熱、私には分からない。私はただ綱と一緒にまい地に平和に暮らせたらそれで良い人間だから。
だけどこれだけは言える。初めて円堂を格好良いと思い、少しはこいつの為に何かやっても良いかと思えた。
そして、その思いが後の行動につながる事となる。


「何じゃありゃー!!」


三人がくるくる回ったと思ったら、三人でボールを蹴った…!?そんなサッカーがあってたまるかい!!
というか完全に吹き飛ばされてたぞ…。円堂、大丈夫なのか?
円堂はあんな事言ってたが、このままじゃ大怪我しかねない。せめて試合を止めるくらいはしないと…。私は走って審判の元に向かおうとする。
しかし、それを鬼道が冷徹な言葉で遮る。


「続けろ。奴をあぶり出すまで…」


こいつらにも事情が何かしらあるのは分かった。だけど円堂こんな状態なんだぞ?
何の気遣いもなしに試合を続行させるってのはどうなんだ?さすがに人の道っていうもんから外れてないか?
ヒバリさんみたいに我儘で自己中で自分の為に以下生きない歩く迷惑製造気無人間なんて普通にいるけどさ。円堂のあの言葉を聞いちゃうとちょっとどうなのと思うわけで。
内心複雑な思いを抱きつつ、私はいったんベンチに戻る。


「一体何の為にそこまでする?」
「沢田さん」


さすがにこのサッカーは酷過ぎる。帝国に事情があるにしてもだからってここまで人を傷つける理由は無い。
こいつらはサッカーをやってるんじゃない。何かの為にサッカー部をつぶそうとしているだけだ。
私にはサッカーなんて分からない。だけど野球が好きで敵なくなったと思って自殺未遂しようとした野球バカの気持ちやその姿勢は良く知っている。
野球は決して人をつぶすためにはやらない。ダチ同士で楽しんでやるもんだって山本は言っていた。
なのに、円堂の情熱を平気で踏みにじり、円堂のダチである風丸をあんな目にあわすのはどうかしてるだろ。


「お前らはオレ達から一点すら取れない」
「それはどうかな?」
「沢田さん!?」
「沢田…」


気がつくと私はフィールドの中に入り、帝国の目の前に立ちはだかっていた。
あんなに面倒事を嫌っていたのに、どうして私がこんな事をしたのかは説明がつかない。ただ言える事は一つ。


「私は強い者いじめが趣味でね、あんたらに勝ちに来た」


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