二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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fortissimo Akkord:参戦者募集
日時: 2011/11/27 12:58
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)
参照: http://lacryma.info/fortissimo/top_b.php


ととものが詰まってしまいもう新しいもんでも書いて詰まるのを解決しようと言うとんでもない理由で作られた小説がこれでございます。
はじめましてみなさんこんにちわ。気まぐれ初心者痛い子こと冒険者というます。なんでか詰まるたびに新しいもんを作りまくる俺ですが、これはお気に入りの世界観なんで多分飽きないかな……。というわけで、今回はフォルテシモアコルドビーサスフィーアというパソコンのギャルゲーを基にしたオリジナルの小説を気まぐれで書こうと思います。
簡単にいえば、知ってる方は知ってるかと思いますが、フェイト・ステイナイトのようなゲームです。13人の召喚せし者(マホウツカイ)が舞台でバトルロワイヤルをするというお話です。といっても俺は友達の話をのぞいてふむふむ言ってただけなんで詳しくは知りません。原作破壊覚悟してますw。URLにそのホームページを乗っけときましたので行ってみると読みやすくなるかな……できるだけわかりやすく書くつもりですが!用語集はそこにありますのでそこを参考にして下さい。
基本キャラは別行動で、オリジナルの主人公が適当に観戦したり乱入したり遊んでたり特定のキャラに味方したりと色々壊れます。シナリオも後で分岐します。しかも主人公最強伝説を顕現してみたり!というある意味もう暴挙のような小説ですが、それでもよければ読んで下さい。文章力は紙です。雑魚です。底辺です。


ってなわけで、オリジナルの参戦者もう募集しちゃえと。5名ほど。
多少強くてもまぁそういう話なんでもうおk。原作を無視しない程度なら俺の腕で頑張って小説内で暴れて……もとい、活躍してもらいます。
じゃあ早速募集の紙を…。能力とかもHP参考にお願いします。強すぎは制限をかけさせてもらいます。ちなみに死ぬときは死にます。殺されます。それでもよければお進み下さい。



名前/読み
性別
年齢 
外見
性格
基本ステータス Sが一番高いが全てSは理論上無理。
破壊力
スピード
射程距離
持続力
精密動作性
魔力総量
成長性
基本能力 詳しく説明。多少現実をぶち壊してくれた方が分かりやすいっす。ですが度が過ぎないように。
アビリティ 特殊な能力がある場合、ここに明記してください。
必殺技 切り札の名前。これも必須に明記頼みます。
戦略破壊魔術兵器 簡単に言うと武器。必ず召喚せし者には存在するので必須。
詳細 その他、用語集などに載っていることで追加したいことがあれば。後はどういういきさつでこれに参加した、などは必要なのでお願いします。
一人称
人間関係 これもあると助かります。必須ではありません。
死んでもいいですか? 死んでも生きてもどちらでも。
サンプルボイス

最後に。ここに参加する方は大体舞台の学校で過ごしている方か、何か用事でこの島に訪れている方になります。主人公はここにすむ家族のところに着ている設定っす。それでは、まずは主人公紹介と行きましょう。

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Re: fortissimo Akkord:参戦者募集 ( No.21 )
日時: 2011/12/09 10:45
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)




     新しい参加者っす!



名前/読み 水面神長夜/みなもかみ ながや
性別 ♀
年齢 17(外見年齢)
外見 茶髪の短髪、白い瞳の色、愛くるしい顔立ちとアイドル顔負けの容姿
性格 全ては当夜のために。当夜が正義、当夜が生きる意味。当夜の言葉が真実、当夜のために戦い当夜のために死ぬ。
基本ステータス 
破壊力 EX(埒外)
スピード S
射程距離 A
持続力 A
精密動作性 S
魔力総量 EX(測定不能)
成長性 A
基本能力 『羅刹』
元々持っている水面神の特殊能力に加え、召喚せし者としての能力まで覚醒している非常識チート。当夜顔負けの身体能力に加え、致命傷すら瞬時に再生する治癒能力、通常状態でも当夜とやり合えるだけの高すぎる運動能力など、最早非常識とすらいえる。そのため理論的に不可能な筈のオールSに近い能力を持ち、本気でやれば当夜を唯一この世界で殺せる。
アビリティ 『百鬼夜行』 汰癒の『召喚』と真由の『天神』の能力を合わせた様なアビリティ。空間から物の怪、俗に言う妖怪を無限に呼び出し使役する能力。日本の妖怪限定であり、その意思はそこにない単なる人形のような状態で呼ばれる。強さはそれぞれ。
『神殺し』(クロノスリーパー) 神をその身に宿す者、魂に何かくっついているもの、つまりは化け物に対してどんな攻撃でも致命傷になりかねないほどの威力を付加する能力。当夜、真由、汰癒、その他召喚せし者に対して有効。
『森羅万象』 当夜の劣化バージョンの森羅万象。不完全とも言え、全てにおいて中途半端な状況でしか使えない。
必殺技 『鬼殺し』
自身の武器である鬼の黒金に膨大な魔力と生命力を込めて放つ打撃攻撃。膨大と言うより規格外の魔力の前にあらゆる魔力を吸収、加速させぶん殴るため防御を無視して打ち砕き、回避を無視して余波で粉砕し、などと鋼の究極バージョンと言える必殺技。当たれば体はともかく当夜ですら魂を粉砕されて二度と再生しないような強烈な一撃。
戦略破壊魔術兵器 巨大な黒金の金棒。鬼がよく持っているといわれる突起のついた黒い棍棒をそのまま出したような外見である。とてつもなく重く、しかも硬いため長夜と当夜しか使えない。地獄の業火と地獄の黒金で作られていると言われているため自ら発熱し、殺傷能力を上げることも出来る。
詳細 最終戦争(ラグナロク)に参加した15番目の埒外と呼ばれる途中参加者。本来は13人で行われる最終戦争に後から入ったためNO15などと呼ばれる。ちなみにNO14はあずさ。同じく埒外と言われる。
故郷にいたはずの当夜、汰癒、真由の家族。というか本当は分家の娘。当夜とは婚約関係にある。一応遠縁とはいえ水面神の血筋であり姉妹以上に力に覚醒している。長夜もまた悠久とはいかないが長年生きており彼此半世紀ほど若い姿のまま当夜に寄り添っている。
羅刹と呼ばれる神様と鬼の両面を持つ神様の生まれ変わりであり、人を喰いたいなどとする衝動を持つ危険な思考をする。全ては当夜のためにという壊れたを超えた絶対的愛情を当夜に抱く。〜〜っすという喋り方をし、一人称が小生と長夜、と変わる。
一人称 小生/長夜
人間関係 参加者、当夜たちの味方
死んでもいいですか? 多分死なない
サンプルボイス
「当夜先輩、久し振りっす。長夜、遥々当夜先輩に会うためこんな場所までやってまいりましたっす!」
「先輩、小生も。参加者っすから戦うんすよ?久々に本気で殺しあいましょう!先輩!大好きっすよ!!」
「大丈夫っす!汰癒ちゃんも真由ちゃんも長夜の家族っすから!」
「小生は、全部の参加者ぶっ殺して先輩たちとの幸せな未来を築くんすよ!!」
「喰いたいっす。先輩、あの女、喰ってもいいっすか?……ダメっすか。まぁそうっすよね。小生、水面神の血筋ですし……」

Re: fortissimo Akkord:参戦者募集 ( No.22 )
日時: 2011/12/09 11:11
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)





         壊れ行く日常



日常が、非日常に変わる瞬間を、当夜は感じた。
まず消えたのは音だった。昼休み、楽しそうな生徒たちの話し声、心地よい喧騒が徐々に小さくなり、そして完全に消え去る。
次は視覚。先ほどまでいたはずの生徒たちが全員、例外なく消えうせていた。立ち尽くす廊下は当夜ただ一人。闇の中に似た静寂だけがここにはあった。辺りを見回しても、誰もいない。無論教室内部にも、誰もいない。
最後は肌で感じる空気だった。先ほどの日溜りのような穏やかな雰囲気は何処かに消え、今は無人の闇を思わせる酷い孤独感が学校を支配していた。
そんななか。
「〜〜〜〜♪」
どこか、音の外れている鼻歌が聞こえてきた。可愛らしい、幼女のような声。楽しそうに調子の外れた鼻歌を続ける。かつーん、かつーんと静寂に廊下を靴で叩く音。
「当夜先輩〜♪超久し振りっすね〜♪」
「お前……」
姿を現せたのはこの場に相応しくない少女。染めた茶髪の短髪、愛くるしい顔立ちに白い瞳の色が彼女の無垢さを加速させる。今は白い薄手のブラウスに黒の無地のスカートと年相応の格好をしている。
水面神長夜。当夜たち宗家の人間とは違う、分家の一人娘……だったもの。今では孤独な化け物だ。
「先輩、月読島に行ったきりなかなか帰ってこなかったんで心配したっすよ!何してんすかこんな小生たちに似合わない場所で?」
「そういうお前は……参加者か?」
全ての状況を無視して当夜は問う。当夜と長夜の仲に余計な言葉など不要。全て、一言でかたがつく。
「そうっすよ。小生は、『召喚せし者』に目覚めた……水面神の血筋唯一の存在っす。目覚めたのはごく最近っすけどね」
「そうか。じゃあ参加してんだな?」
「そうっすね。だから、詳細は主催者のおっさんに聞いてるっす。究極なんチャラだか知らねえっすけど、随分阿呆なこと考えてんすね。あれ、新手の馬鹿っすか?」
「言うな。あの人の決意は俺たち化け物とは違うもんだ。理解できねえのも仕方ない」
「だからって普通家族まで巻き込みます?ぶっちゃけ化け物からみても非常識っすよ」
と長夜は肩を竦めた。だがその顔が楽しそうだ。
「そうそう。この『最終戦争』の参加者の殆どがこの学園の人間だって、当夜先輩知ってました?」
「知ってるよ。だから今こうして『悠久の幻影』が起動してんだろ?」
「そうっすね。そーいやNO14とも戦ってみましたけど、弱すぎて話しになんなかったす」
「NO14?……東雲さんのことか?」
「ああ、先輩やっぱ知ってんすね。ええ、多分そうっす。っつか弱すぎませんかね。これ、長夜の一人勝ちじゃないっすか?」
「甘いよ。化け物だって潜んでる。表面上だけ調子に乗るのはお前の悪い癖だ。昔から」
「そっすか?すいません、先輩」
二人はしばらく雑談していた。今がそんなことしてる時じゃない事位分かってる。だが、二人は久し振りに再会したのだ。そして、これから待つ宿命に従うため。
「さて」
と一頻り笑った後極めて野蛮な笑みを浮かべて長夜はいった。
「先輩、そろそろ始めていいっすか?マジの殺し合い」
「……どうしてお前はそう好戦的なんだよ」
「だって久々の大暴れっすよ?愛しの先輩相手に愛を伝えられるなんて最高じゃないすか!」
「知るか!」
「ちなみに汰癒ちゃん、真由ちゃんは今回ここにはいないっす。だから先輩、単体で長夜を相手してもらうっす」
「負けてるじゃねえか!」
「あと他の参加者もドンパチ始めてるみたいっす。そっち二人で強襲します?」
「……どーでもいいや」
「じゃあ先輩、命、もう一回貰いまっす」
「……簡単には、やらねえぞ」
水面神の血筋同士の戦い。それは時として神々の戦いを彷彿とさせるほど、激しい戦いになるのである。

Re: fortissimo Akkord:参戦者募集 ( No.23 )
日時: 2011/12/09 12:55
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)






           MonsterBattle


本来、長夜と当夜は戦ってはいけないと決めていた。
少なからず周りに被害を出してしまうに、それに互いの内部にある神々を戦わせることはそれこそ神話に出てくるような大惨事になりかねない。
だが、この『悠久の幻影』では関係ない。いくら壊そうが、いくら戦おうが回りのことなど気にせず思い切り戦える。
だから。
これは。
必然だったのかもしれない。神々の戦いとは、即ち人々の入る場所なんてないのだから。






「あっははははははは!!!やっぱ先輩は!強い、っすよぉぉぉぉ!
今度こそ!今度こそ、この長夜の手によって墜ちて下さいっすぅ!!」
「ながやぁぁぁぁぁ!!!!!」
3階の教室が爆発したの如く、窓ガラスが粉々に吹き飛んだ。校庭で戦っていたほかの参加者たちは、その爆音で全ての者が例外なく動きが止まった。呆けた、というのが正しいのかもしれない。所詮人の子、日常に生きている以上こういったことには少なからず弱い。
「マスター、あれって!?」
「……なんだ、あいつら!?」
そしてこのバトルロワイヤルの主人公、芳野零二はその光景をみて絶句した。先ほど見かけた来客が、謎の女の子と戦っている。それも、空中で。重力を無視するかのように。
「ながやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「せんぱぁぁぁぁぁい!!長夜は武器すら出してないっすよぉぉ!」
「ながやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「化け物が何いってんすかぁぁぁ!!!」
空中を泳ぐように高速移動、長夜の拳が当夜の顔に直撃。砲弾のような爆音を立てて当夜は零二たちの近くの地面に墜落した。だがそれすら一瞬。
「ガァァァァァァ!!!!」
獣の咆哮。血走った目で長夜を睨む当夜、大きく跳躍すると空中に飛翔、瞬く間に長夜の背後に回り、踵落としを首筋に叩き込む!
「いったぁぁぁぁ!」
それもまた砲弾の音。墜落する長夜目掛け、当夜はどこからともなく何かを取り出していた。巨大な槍だった。
「ながやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
それを容赦なく投擲、無防備な長夜に突き刺さる。
「あぁぁぁぁぁ!!!!」
突き刺さった箇所から、鮮血が弧を描いて空中に舞った。
「あははははははははは!!!!
そうでなきゃ戦争になりませんよっぉぉぉ!!
もっと、もっと全力をみせてくださいぃ!」
狂ったように笑い声をあげて、体勢を立て直し、乱雑に槍を引き抜き投げ捨てる。傷口から鮮血を地面にぶちまけるが無視。
また空中に飛び上がり当夜に目掛けて飛び掛る。
「ながやぁぁぁ!墜とすんだろ!?この俺を!!
だったらやってみろ!人を喰らう悪鬼風情が!!
人を喰ろうてお前は何を得た!?人を貶めてお前は何を得た?!
答えろ『羅刹』ーーーーーーーーーー!!!」
「だったらあんたは何をしてんすか『神様に近い者』(カミツキ)!?
人を消してまで何を守ってんすか!?一族のしきたりっすか!?
それとも、自分の平穏っすか!?どのみちあんたじゃ無理っすよ!!
その傲慢ごと食い尽くしてやるっすーーー!!!」
もう、『長夜』という意思はなく。
もう、『当夜』という意思はなく。
内部に秘めていた者。『羅刹』と。
そして最強の水面神、『神様に近い者』と。
純粋に怒りのみで戦う当夜、純粋に喜びで戦う長夜。
真の名前を呼び合い、殺しあう。だが致命傷となりえる攻撃は長夜にしかない。しかし当夜の回復力はそれ以上。平行線で何時までも勝敗は就かない。
そうこういってる間に長夜の回し蹴りが当夜を蹴り落とし、校舎にたたきつけた。校舎自体に伝わる震動。立ち昇る煙。傲慢な笑い声を上げる長夜。吼える当夜。当夜の放った瓦礫の一撃は音速を超えた速度で長夜の頭部にぶち当たり、脳漿をぶちまけて頭を粉砕する。
高速で再生。
「あはははははは!!!容赦って言葉を忘れやがりましたみたいっすね!」
「うるせえええええええええ!!!!!」
次々と瓦礫が飛んでいく。中には車のような大きさの残骸まで。次々長夜に当たっていく。
「痛いっす!でも痛くても痛くても、長夜は先輩のお傍にいたいっす!」
「人を喰らわないという約束すら守れない鬼風情が、俺の傍らにいられると思うなぁっ!!!」
「仕方ないんすよっ!!!人を喰らわないと長夜は生きていけないんす!!それは先輩も理解してるはずっすよ!!!!」
「ああそうさ!だから俺を喰らえといったはずだ、『羅刹』!!!」
「鬼だろうが神だろうが、喰えないっすよ!先輩化けモンじゃないですかぁぁぁ!!!!」
言い争う内容は、零二には理解できない。しかしこれだけは分かった。
あいつらは化け物、だと。

Re: fortissimo Akkord:参戦者募集 ( No.24 )
日時: 2011/12/09 13:57
名前: 冒険者 ◆6ITp4OKtkc (ID: Y8BZzrzX)







             最悪最強の組み手



「長夜……もう無理だ……体が壊れちまう……」
「先輩……奇遇っすね。長夜も、そうっすよ」
「なぁ……もう、現世に帰ろうぜ……」
「まだ、ダメっす。終わってないです。まだ、召喚せし者、残ってるっす」
ぜえぜえと息を吐く長夜、当夜。
その体は生傷が多少残ってる程度で、致命傷や大怪我など一切無い。
大の字にぶっ倒れ、二人して空を見上げて会話する。
「先輩、これ……小生の、負けですっすよね?」
「俺の負けでいいよ。一時的にとはいえ、あいつらに意識支配されてたみたいだし……」
「テンション上がりすぎてお互いのタガ外れたみたいっす。大丈夫っすか?」
「俺なら大丈夫だけど……長夜、お前は大丈夫なのか?」
「へーきっすよ。伊達に、先輩の嫁公言してるわけじゃないっす」
「嫁じゃなくて婚約者な?」
「否定するところが可愛いっす!」
「馬鹿いってねえで立てよ……次の戦い、終わってねえ」
「りょーかいっす」
二人はノロノロと立ち上がり、とある一方を見る。桜色の光が煌き、黒い禍々しいひかりがそれとぶつかり、相殺しあっている。彼らは当夜と長夜を無視して戦いを続行している。どうやらどうでもいいと判断したらしい。
「あー……頭いてえ」
「……長夜なんて頭先輩に砕かれてんすけど」
「ごめん……」
「いいすよ。愛してますから」
「そりゃどうも」
体力もあっという間に全快。やることは一つ。
「介入するか?」
「するっすね」





……すげえことになっていた。
眼鏡の巫女服の女の子が、単体で5人を相手していた。
一人は雷光のきらめきを放つ拳を持つ少年。まるで雷の化身のように対峙するその姿は神々しいとすらいえる。
さらには桜色の光を射出して撃ち貫こうとしている女の子と。姿そっくりの邪悪な桜色をした女の子が戦い、七つのクリスタルを浮かべた赤毛の女の子放った魔法の砲撃、空色の短髪の女の子が放った二挺拳銃の援護射撃を何かの光の壁で弾き、それをそっくりそのまま跳ね返す。
黒い西洋剣を持った女の子が光の斬撃を放つが無効化された。
「めちゃめちゃっすね……」
「あぁ……どうでもいいが、どっちを支援する?」
「どっちに手ぇ出すかの間違いじゃないっすか?」
「それもそうか」
「小生は当夜先輩に従うだけっす」
「じゃあ数の多いほうに便乗する!」
「了解っす!」
二人は駆け出す。
目指すは戦場の真ん中。その前にやることをやっておく。
「長夜!」
「はいっす!『魔術兵装』!!!!」
力の限り叫ぶ長夜。その手には。
「お前、それ!?」
「そうっす!長夜の武器は、鬼の黒金っすよ!!」
巨大な金棒。鋭い突起のついた黒光りするスケッギヨルドと同等の大きさと太さを持っている。それは当夜の故郷にある、社に封印されていたはずのもの。それを彼女は虚空から取り出した。
「戦略破壊魔術兵器っていうのは個人の形で変わるらしいっすよ!だから長夜にとってはこれが武力の形ってわけっす!」
それをしっかり両手に持つと、音速で戦場に乱入、勢いそのまま思い切り禍々しいほうの女の子をぶん殴った!
「え!?」
「15番目の『召喚せし者』、水面神長夜っ!ここに参入させてもらうっすよ!!」
突然の乱入者に途惑いを隠せない皆。だが長夜は止まらない。
ぶん殴られたことで大きく吹き飛んだ女の子を無視し、巫女装束の女の子に向かって疾走する。
「お前の名前は、確か……なんとかっ!別に恨みあるわけじゃないっすけど、取り合えずお前をブッ飛ばすっす!」
金棒を振り上げながら女の子に向かって。
「『鬼殺し』!!!」
埒外の実力を見せ付けるべく一撃をぶち込んだ!

Re: fortissimo Akkord:参戦者募集 ( No.25 )
日時: 2011/12/09 21:36
名前: フェイト (ID: GSdZuDdd)
参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html

名前/読み 桐凪 伊織/きりなぎ いおり
性別 女
年齢 15歳
外見 ピンク色の髪(染めている)を両側の低い位置で二つに結っている。かなり小柄で、身長は140ない。しかし背意外は発育良好。
性格 明るくフレンドリーな性格だが、嗜虐嗜好。自らの武器も相まって、相手を虐げるのが趣味。一見すればどこにでもいる明朗軽快な少女だが、真実は人格破綻者。

基本ステータス Sが一番高いが全てSは理論上無理。
破壊力 F(武器はA)
スピード C(武器はD)
射程距離 F〜C(武器により変化)
持続力 C
精密動作性 D
魔力総量 S
成長性 A

基本能力
《模造実体》(ノン・イミテーション)
偽物を本物にする能力。玩具などの「実在する物体を真似て創られた物」を模造ではなく実態にする。具体的には、モデルガンを本物の拳銃にしたり、模造刀を真剣にすることができる。また元の物体よりも縮小されているものは実物大にまで大きくする事ができ、複雑な機構を持つ場合もその機構が再現される。なおこの能力はすべての物に適応されるが、伊織は基本的に武器のみ実体化させる。何故なら自由に操作できるのは戦略破壊魔術兵器だけだから。

アビリティ
《鉄の処女》(アイアン・メイデン)
女性の形をした、高さ2メートルほどの大きさの、中が空洞の人形。全面は左右に開くようになっており、内部には無数の棘が突き出している。使用法は内部に人間を閉じ込め、棘で突き刺す。基本的に遠隔操作で動かすが、巨大なため普通に操ってもまず避けられる。なので予めキーホルダーの状態でセットしておき、相手が来たら本物に実体化させて閉じ込める。つまりは罠のように使うのが正解。
《断頭台》(ギロチン)
普通のギロチンと違い、首を固定する台がなく、鳥居のような枠から直接肉厚の刃が落下する仕組み。《鉄の処女》と同じように罠として使うのが適切だが、《断頭台》の場合は牽制や、落下時の刃を盾としても使える。
《磔刑》(グランドクロス)
巨大な十字架。重量があるのでそのまま振り回して鈍器のように使える。しかし本来の用途は相手を張り付けること。キーホルダー状態の《磔刑》を相手に押し付けて実体化させることで、相手を十字架に張り付けることができる。《魔女狩り》とセットで使うことが多い。
《魔女狩り》(ペインフレイム)
小型の火炎放射器。形状はほとんどチャッカマンだが、炎の出力は半端ない。そのまま相手に炎を放射して使う。《磔刑》と組み合わせて火炙りにすることが多い。
《串刺し公》(ブラド・ツェペシュ)
巨大な杭。長く鋭いので槍のように使え、鎖で繋いでおけば投槍としての使用もできる。他にも地面から突き出すことも可能。

必殺技
《無に帰す虚構》(ライ・エンプティ)
魔力を全て使い、周囲の偽物を全て本物に変える。また《無に帰す虚構》で実体化された物体は全て伊織の支配下に置かれ、戦略破壊魔術兵器でなくとも遠隔操作が可能。一件強力そうだが、場所によってはまったくの無力になる事がある。基本的に屋外だと使えない。

戦略破壊魔術兵器
《処刑遊戯機》(エクスキューション・ゲーマー)
五種類の処刑器具がセットになっているキーホルダー。それぞれ鎖で繋がっているが、分離は可能。これらの処刑器具は使用者の意思で遠隔操作ができる。処刑器具という名目だが、《鉄の処女》など拷問器具も混じっている。

詳細
幼少期から親に虐待を受けてきた。しかし伊織本人は虐待を受けたという感覚はなく、むしろ虐待こそが愛情表現だと思っている。そのため特別親しくなろうとする相手は必ず虐げる。
能力が発現したのは、おそらく非力な彼女が「玩具で愛情表現ができたらいいのに」と思ったことがきっかけだと思われる。この場合の愛情表現は勿論、虐待。
ちなみに、伊織の虐待を受けた一人の男曰く、「小学生並の少女に虐げられるのは精神的にもキツイ」らしい。

一人称


人間関係
星見学園に通う高校一年生。なので汰癒や真由の後輩にあたる。

死んでもいいですか?
OKです。

サンプルボイス
「戦いですか……なんだかワクワクしますね」
「虐待? 拷問? 処刑? いえいえ、これが私なりの好意の形ですよ」
「私が愛情を示した人は、何故か皆死んじゃいました。 何ででしょう?」
「虚構は全て現実に。偽物は全て本物と化す。私の前では、玩具は全て凶器です」
「ではでは、触れ合いという名の拷問処刑を執行します」


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