二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】
- 日時: 2012/01/06 19:11
- 名前: ライト (ID: ia9Umcvq)
初めまして!
駄文ですが頑張りたいと思いますんで、よろしくお願いします。
注意
荒しはお断りです。パクリもね。
更新が亀より遅いです。
内容変わるかも。
全尾獣を集めないと出てこないはずの十尾が出てきます。
主人公は女です。
- Re: NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】 ( No.2 )
- 日時: 2012/01/06 22:00
- 名前: カノン (ID: L0v6OTPI)
こんにちは!!ナルト大好き、カノンです!
えっと、面白そうなのでがんばってください!
- Re: NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】 ( No.3 )
- 日時: 2012/01/06 23:08
- 名前: 梨香 (ID: ia9Umcvq)
一話 『最後』
タク「カーナタ!!何やってんの?」
カナタが花壇の水やりをしていると、タクが走って来た。
こいつの名前は朝霞タク。小学校の頃からの幼馴染だ。
カナタ「タク、見れば分かるだろ。花壇の水やり。」
タク「うん。見れば分かるよ。」
カナタ「何しに来た?」
タク「カナタを見に来た。」
カナタ「ならもう見ただろ。さっさと戻れ。」
タク「まったく、相変わらず冷たいな。そんな事言ってたらモテないぞ。」
カナタ「モテたくない。」
カナタは優しくしていれば絶対モテるのに、いつも眉間にシワを寄せてるから、タク以外の友達はいない。
別にそれを嫌だと思った事はないし、居ない方が気楽でいい。
タク「カナタ、何で日直の仕事やってんの?」
カナタ「悪い?日直になれば一人になれる。タク、花壇を踏むな。」
タク「おっと、ごめんごめん。」
カナタ「もういいだろ。どっか行けよ。」
タク「やだよ。カナタと一緒にいるのがいいんだから。」
カナタ「なら私がどっか行く。」
タク「どこ行くの?」
カナタ「教えない。」
カナタは学校の裏庭に行った。
その裏庭からさらに奥に行った所に、カナタしか知らない場所があった。
カナタ「もう・・・・出て来ていいよ。」
カナタが言うと、カナタの中から白い毛並みの狼が出てきた。
カナタの中にいる、尾獣の十尾だ。
名前をカオルと言う。
カオル「まだ時空のひずみは開かないのか?」
カナタ「死んでもなお、あいつの術が解けないんだ。あのくそジジィめ。」
カオル「向こうで何が起きてるかは分かるんだろ?」
カナタ「ああ、今は木ノ葉が壊滅してるよ。あいつが言った事が本当なら、もうそろそろで開くと思うがな。」
カオル「あのジジィもめんどくさいことをやったもんだな。安全のためだか何だか知らないが、俺達をこっちの世界に送り込むなんて・・・」
カナタ「まったくだ。」
カナタは怒りながらその場にドカッと座る。
カオル「怒ったって仕方ないだろ。」
カナタ「だって・・・・」
カオル「とにかく、今夜またここに来よう。出るとしたら今夜なんだろ?」
カナタ「まあね。」
タク「カナターーー?どこーーーーー?」
カナタ「あのヤロー、どこまで私を追ってくるつもりだよ。」
カオル「珍しいな、お前がこっちで友達作るなんて。」
カナタ「私が作ったんじゃない。あいつが勝手についてくるんだ。」
カオルはカナタの中に戻り、カナタはその場から遠回りをしてタクの後に行った。
カナタ「何しに来た。」
タク「カナタ!何ってもう昼休み終わるから呼びに行こうって。」
カナタ「余計なことするな。分かってるから。」
タク「ならいいけど。カナタってよくここにくるよね。何で?」
カナタ「何で知ってんだよ。」
タク「いつもカナタを見てるから。」
カナタ「はぁ・・・タク。」
タク「ん?」
カナタ「さよなら。」
タク「へ?」
カナタ「先生に言っといて。私、もう学校やめる。」
タク「な、何で!?ねえ!」
カナタ「タクにだけ教えてあげる。私の・・最初で最後の話。」
カナタはタクの腕を掴んで教室に行った。
カナタがこんなことをしたのは初めてで、タクも動揺を隠しきれない。
- Re: NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/06 23:12
- 名前: ライト (ID: ia9Umcvq)
すみません。↑のは私が書きました。
後、初コメありがとうございます。
- Re: NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】 ( No.5 )
- 日時: 2012/01/07 09:24
- 名前: ライト (ID: ia9Umcvq)
二話 『元の世界」』
その日の放課後、カナタはタクと一緒に帰った。
タク「カナタ、学校やめるってどういう事?教えてよ。」
カナタ「教えてやるから、黙って家に来い。」
タク「へ?カナタん家に?何で急に・・・」
カナタ「知りたいのなら来い。嫌ならいいけど。」
タク「もちろん行くよ!」
タクはさっきの驚きとは裏腹に、すごくうれしそうな顔をしている。
それを見た瞬間、カナタを一瞬だが笑ってしまった。
タク「カナタ今笑ったよね!!」
カナタ「笑ってない。」
タク「で、でも・・・」
カナタ「しつこい。」
カナタはアパートに入って行った。
タクもカナタについていく。
タク「おじゃましまーす。」
カナタ「別にいいよ。一人暮らしだから。」
タク「親さんは?」
カナタ「いない。」
タク「あ、海外に行ってるとか。」
カナタ「合ってるって言えば合ってる。私、この世界の人間じゃないんだ。」
タク「この世界?どう言う意味?」
カナタ「話してやる。私がこの世界に来た訳を。」
カナタは今までの事を全部話した。
タクは真剣な表情で話を聞いていた。普通の人間なら、驚いて訳の分からない事を喋りまくるだろう。
カナタ「・・・・と、言う事だ。」
タク「そっか、カナタはナルトの世界から来たんだね。」
カナタ「意外だな。驚かないのか?」
タク「うん。だって、カナタの幼馴染だもん。」
カナタ「なら話しは早い。私は今日、元の世界へ帰る。」
タク「いつ?いつまでこっちにいられるの?」
カナタ「日付が明日に変わる直前まで。」
タク「つまり、深夜の12時・・・ってこと?」
カナタ「正確に言うと、11時59分だけどな。」
タク「そっか。」
その後、タクはカナタの家で少し遊んで帰った。
そして、深夜11時30分。
カナタはしたくをして、学校の裏庭に向かった。
カナタの中からカオルが出てくる。
カオル「いよいよだな。」
カナタ「ああ。」
深夜11時58分。
ついに時空のひずみが開いた。
ひずみの向こうには、跡形もなく消し飛んでいる木ノ葉の里が見える。
カナタ「行くよ。」
タク「カナタ————!」
カナタ「!!?」
カナタが後ろを振り返ると、タクがこっちに向かって走ってくる。
カナタ「タク!?」
タク「カナターーー!!」
タクがカナタのそばに来た瞬間、ひずみの範囲が広がり、タクとまでもがひずみが出す光に呑みこまれてしまった。
カナタ「バカ者!!何をやっている!!まだ間に合うからさっさと戻れ!!」
タク「俺、考えたんだけど、やっぱりカナタと一緒にいたい!!」
カナタ「お前は現代の人間だろ!!お前がきたら、歴史に大きな影響が・・・」
タク「それでも俺はカナタと一緒にいたいんだ!!」
カナタ「お前の体が、こっちの世界に溶け込めるわけがないだろ!!」
タク「俺の父さんが確かこっちの世界の人間なんだ!!前に一度だけ聞いたことがある!!」
カナタ「なっ!!?」
タクがまだ何かを必死に訴えかけていたが、周りの雑音が大きすぎてうまく聞き取れない。
カナタは決心して、タクに抱きついた。
タク「カ、カナタ!?」
カナタ「じっとしてろ。ひずみを出た時の衝撃破を最小限に抑えてやるから。」
タク「じゃあ・・・」
カナタ「ここまで来たのなら仕方ない。一緒に行くぞ。」
タク「よっしゃあ!」
カナタとタクは、光の中を突き進み木ノ葉の里へ転落した。
カナタ「うわぁ!」
タク「ぎゃあ!」
里の者「な、なんだ!?」「誰か来たぞ!!」「一体どこから・・・」
?「貴様等は何者だ!!」
起き上がって声のする方を見ると、5代目火影の綱手とカカシ、ガイ、シズネ、その他の上忍がカナタとタクを見ていた。
- Re: NARUTO疾風伝 十尾の女 【トリップ】 ( No.6 )
- 日時: 2012/01/07 15:54
- 名前: ライト (ID: ia9Umcvq)
三話 『帰ってきたぜ』
綱手「どこから来た!答えろ!!」
綱手は大声で叫んだ。
周りの忍が一斉にクナイを持つ。
カナタ「お前、千手の孫か?あんまり似てないな。」
綱手「なぜ初代を知っている!!」
カナタ「何回千手と戦ってきたと思ってんだよ。千手から私のことは聞いてないのか?」
綱手「知らん!!名を名乗れ!!」
カナタ「秋空カナタ。」
タク「お、俺は朝霞タク。」
綱手「朝霞?朝霞一族の者か?」
タク「朝霞一族?なにそれ?」
カナタ「やはり、お前朝霞一族か。」
タク「だから、朝霞一族って何さ。」
綱手はタクには警戒を解いたが、カナタには解かなかった。
まあ、当たり前のことだが。
綱手「朝霞一族の者はともかく、お前は知らんぞ。」
カナタ「当たり前だろうな。」
綱手「何者だと聞いてるんだよ!!」
綱手は女と思えないほどの力で、カナタの胸倉をつかんだ。
カナタ「十尾の人柱力。」
綱手「なっ!?」
綱手は驚いて、手を放してしまった。
ここにいるものは全員、忍の知識を持っている者ならだれもが驚く。
綱手「ふざけるな!十尾は一尾から九尾まで集めなくては出てこない・・・」
カナタ「そうやって間違える人多いんだよね。大昔の作り話を間に受けたの?」
綱手「しかし、十尾は六道仙人が・・・」
カナタ「あのジジィが勝手に話を作りやがったんだよ。そう言う〝設定〟をな。」
綱手「お前の話が信じられるわけがないだろう。」
カナタ「だろうね。九尾を呼んでこれば早いよ。あいつなら知ってるから。」
綱手「九尾を呼ぶのは無理だ。何も教えちゃくれない。」
カナタ「尾獣のコントロールができないんだね。ガキ。」
?「あんだとテメー!!」
綱手に言ったつもりなのに、急に16くらいの男が出てきた。
カナタは一瞬で見切り、九尾の人柱力だと分かった。
カナタ「九尾の人柱力か。」
?「さっきから聞いてれば、好き勝手言いやがって!!」
カナタ「文句を言うなら名を名乗れ。それが礼儀じゃないのか?」
?「俺はうずまきナルトだ!!」
カナタ「ナルト、お前は尾獣のコントロールができるか?」
ナルト「で、できねーよ。んなもの。」
カナタ「だからガキだというんだよ。何も知らないくせに、割り込みしてくるな。」
ナルト「んだとテメー!!」
ナルトは怒ってカナタを殴ろうとしたが、周りの忍達に止められた。
その中の白髪?の男が話しかけてきた。
?「カナタって言ったっけ?仮に君が十尾の人柱力だったとして、もう100年以上前の人がどうしてここにいるんだい?」
カナタ「先に名を名乗れと言わなかったか?」
?「俺ははたけカカシだよ。」
カナタ「よし。質問だが、俺は六道仙人から「身を守る為だ」と言われて、別の次元に飛ばされたんだよ。時空のひずみの影響で私の時は止まってしまった。こんな姿をしているが、本来ならばもう200〜300歳くらいだ。」
カカシ「時空のひずみ?」
カナタ「時を超えるときに通る光の道さ。時空間忍術を使うときにも出てくると思うが。」
カカシ「なるほど。で、その子は?」
カカシはタクを指さして言った。
カナタ自身、カカシに言われるまでタクの存在を忘れていた。
カナタ「こいつは・・・朝霞一族の末裔だ。」
カカシ「末裔?」
カナタ「私もよくは知らんが、父親が朝霞一族の者らしい。」
カカシはそこまで聞くと、綱手に何か言った。
綱手は変な顔になってカナタに言った。
綱手「いろいろと質問するから、ついてこい。」
カナタ「分かった。」
タク「は〜い。」