二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜
- 日時: 2012/02/19 13:34
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
こんにちわ!!アザミといいます。
ここでは主に夏目友人帳の夢小説を書いていますが…
オリキャラあります。
キャラ崩壊…あるかも。
原作にはあまり沿っていません。
・・・が嫌だという方はUターンして下さい。
でわ、スタート!!
- Re: 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜 ( No.1 )
- 日時: 2012/02/19 13:50
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
#プロローグ
あたしの先祖で、鬼と交わった者がいた。
あたしはその血を色濃く受け継ぎ、鬼と人間の間の生き物となった。
鬼とはいっても、とても美しく、高貴なもの。
生まれつきの容姿、身体能力・・・そして妖力。
見た目は人間でも、時として鬼にもなれる。
純血の妖怪にとって、格好の獲物。
鬼乃原亜紗美(きのばらあさみ)、それがあたしの名前。
- Re: 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜 ( No.2 )
- 日時: 2012/02/19 16:22
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
#1 『鬼と人間の間』
「鬼乃原亜紗美です。よろしく夏目君」
「あ、あぁよろしく。」
親も、皆が死んだあの夜から、1週間程たったある日、彼とであった。
1人ぼっちになったあたしを、どういう縁か、藤原夫妻が引き取ってくれた。そこにいた、夏目貴志君。
この家の人は、みんな良い人そうだ。
- Re: 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/02/19 15:24
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
夏目side
鬼乃原亜紗美・・・塔子さんから聞いていた、家族を火事でなくしたらしい。でもそんな事を思わせない笑顔。
「夏目…あの鬼乃原ってやつ…」
あぁ、俺だって感じていたよ。あの子の異様な雰囲気。
人間なのにあの気配。
「あれは半妖だな。しかもそれなりの…なんの妖怪かは分からんが…」
「半…妖?そんなのいるのか?」
「あぁ。滅多に無いことだがな…稀に妖怪と人間のあいだの者が生まれる。面倒だぞ、的場にでも見つかったら…間違いなくどんな手を使ってでも手に入れようとするな。」
「…的場さんか、考えただけでもぞっとするな…」
ふっと笑ってみる。「笑い事か」とニャンコ先生はおれをにらんだ。
だって笑うしかないだろう?半妖だなんて。
「まぁ、確かめよう。本当に、半妖なのか。」
- Re: 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜 ( No.4 )
- 日時: 2012/02/19 16:41
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
亜紗美side
コンコン…
「…はい。…夏目君?どうぞ」
戸が開き、夏目君と…猫らしき生物が入ってきた。
「どうしたの?」
「荒っぽいけど…」
小さな声でそう呟くと、猫が高くジャンプした。
いきなりなんだろうと呆然としていると…
「——!!なにっっ!?」
窓も開いてないのに、風が吹く。とてつもない妖気が部屋にじゅうまんする。
いつもの癖で、鬼の姿になってしまった。
「…鬼乃原…おまえやぱり…」
「…!夏…。っ」
あたし鬼の姿は長い髪に耳元に梅の花、頭に小さな角。黒赤の袴を少し短くしたものに、柄に可愛らしい花柄のついた日本刀を腰にさした、外見はほぼ人間の姿だ。
「鬼…だったか。」
さっきの猫が、白い、大きな狐のような犬のような妖怪の姿になっていた。
「…んで」
多分、夏目君は見える。でもどうしてあたしの正体を知ろうとするのだろう…
「なんで…?あたしが邪魔??」
あたしのことを、災厄だとでも思ったのだろうか。あたしが半妖だから…
「違う…」
「うそ。どうせ、災厄なんでしょう?皆そう、あたしのことなんて…」
「違う!!鬼乃原が心配なんだ。ここら辺は祓い屋が多いから…的場さんに見つかったらやばいんだ鬼乃原。」
祓い屋…的場?じゃあ、夏目君はあたしを本当に心配してくれたの?
「…そうだぞ鬼、夏目はただ…」
「鬼って言わないで…ついでに鬼乃原も。あたし、こんな苗字嫌いなの。鬼なんて。」
「じゃあ、なんて?」
「亜紗美でいいよ。さっきはごめん、ついつい…」
「いや、こっちこそごめん。」
本当に、夏目君は良い人だな。こんなあたしを心配してくれて。
ここなら、楽しく過ごせるかもしれない。お母さんやお父さんといるより…
————ただ、的場という名が心の中にひっかかっていた。
- Re: 夏目友人帳〜鬼と人間の間で〜 ( No.5 )
- 日時: 2012/03/04 11:30
- 名前: アザミ ◆0yw4aj5Nm. (ID: RiKQWiSC)
#2 『学校』
「「いってきまーす。」」
見事なハモリをみせるあたしと夏目君に、微笑む塔子さん。
あたしはおかしくなって吹き出す。
「なんだよいきなり。」
「ふふっ。なんとなく?」
「何だよそれ…ι」
夏目君の学校はセーラーらしいけど、買い換えるなんてめんどくさかったので前の学校のブレザーのまま。(今は夏なのできてないけど)
「…にしても…妖怪多そうだよねι」
この町は田舎で、自然が多いから、きっと妖怪も多い。
あたしの天敵妖怪。喰われないようにしないと…
「多いけど、良いやつもいるよ。今度、八つ原に行こう。しょうかいする。」
「うん」
すこし抵抗があったけど、夏目君がいうんだもん。
…大丈夫…だよね…?
この掲示板は過去ログ化されています。