二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D・Gray-man 〜涙のメロディ〜【さようなら、そして】
日時: 2013/04/05 10:24
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)

 
 おしらせ・・・・・・>>297

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 

はじめまして、月那(ルナ)です
よく、「あなたは何年生?」と聞かれますが、・・・・・・中2ですッ!! 

知っている方は、おひさしぶり

コノショウセツハカキナオシタモノナノデ、ホウモンシャナドハソノママニサセテイタダイテオリマス


≪ここは、別にあたしが居なくても、じゃんじゃん雑談とかしちゃってOKですッ! てか、してください。ときどき参加するんで(笑)≫



【こんなのも書いてます】
 +青の祓魔師〜漆黒の記憶〜  +家庭教師ヒットマンREBORN!〜風姫の舞〜

  良かったら見に来てやって下さい・・・

【注意事項】

 * オリキャラが主人公です
 * ほぼ原作沿いでいきます
 * 荒らし、パクリに来た方はそのままUターンで
 * Dグレが嫌いッ! という方はご退場願います
 * キャラ崩壊あるかも


【目次】

 プロローグ「拝啓、あの頃のキミへ」 >>80

 第1章「ずっとこの木の下で」 >>259 

 第2章「たとえあなたに逢えずとも」
  第15粒「金の花が舞う」 >>250
  第16粒「禁断の果実」 >>257
  第17粒「任務開始」 >>264
  第18粒「土翁と空夜のアリア①」 >>278
  第19粒「土翁と空夜のアリア②」 >>283
  第20粒「少女は一歩前へと・・・」 >>285

【キャラクター】

 *サクラ・ルチェリア >>34 >>288
 *リールイズ・ミゼリコルド >>243

 *ライール・キッド >>213  快李 様
 *カレン・アルカルト >>214   有栖 様

 *アレン・ウォーカー >>47
 *リナリー・リー >>63
 *神田ユウ >>112

【用語集】 by コムイ・リー & 月那

 * 『梦』 >>128


【訪問者・・・・・・っていうか神様】

 * 快李 様
 * 有栖 様
 * 優蘭 様
 * レッド 様
 * ラン 様
 * ジル 様
 * あんず 様
 * サリー 様
 * ライ 様
 * ショコラ 様
 ・ フルーラ 様
 ・ 雛林檎 様
 ・ 晶蘭 様
 ・ 千 様
 ・ 紫苑 様
 ・ 蓮華 様
 ・ 雛苺 様
 ・ ほのか 様
 

 ・・・・・・・・・Thanks!!・・・・・・・・・


【記録】 省略 >>199
 
 スレッド立て  6月7日

 返信250突破  8月20日
 参照2000突破  9月7日
 参照2300突破  9月12日
 了        4月5日

                それでは、本編へ どうぞ


——————————「キミはどこにいるのだろう。でも、キミと同じ空の下。いつか巡り会えるよね」——————————

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Re: D・Gray-man 〜涙のメロディ〜  コメ、プリーズ!! ( No.158 )
日時: 2012/08/19 16:21
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)


   第8粒「99%の信頼と、1%の殺意」


 ウォーカーくんに嫌みのように、怒りの笑顔を向けていると、

 ———ぱこっ、ぱこっ!!

 「あいたッ」

 いきなり何かで頭を叩かれた! なんだよーと思って後ろを振り向くと、

 「もーーーーー」

 と、ファイルを持った、リナリーがいた。

 「やめなさいって言ってるでしょ! 早く入らないと門閉めちゃうわよ」

 「「「・・・・・・・・・」」」

 あたしと神田は頭を押さえながら、ウォーカーくんも驚いた様子でリナリーを見る。

 「入んなさい!」

 と、指で門を差しながら、あたしたちを叱りつけた。

 
   * * * * *


 ガシャン、と音を立て、門が閉まる。

 「わたしは室長助手のリナリー。室長の所まで案内するわね」

 「よろしく」とウォーカーくんは言った。

 「ところで、・・・・・・なんでサクラ怒ってるの?」

 リナリーがあたしに聞いてくる。あたしはそっけなく

 「べっつにぃーーー。なーんで、あたしがウォーカーくんのパートナーになったのかなーって」

 あぁーーーー! ホントに思い出しただけで殺意が芽生えてくる!! コムイめーー!



   * * * * *


 数分前———

 

 「ちょっとコムイ! 大事な役割ってなに!?」

 「えー」とコムイはためらいがちに言う。しかし、

 「・・・ゴホン、ゴホン! ではではーー、サクラくんの、だ・い・じ・な、役割を発表しまぁーすッ!」

 イエーイ! パフパフパフ 

 ・・・一人で盛り上がっちゃってるよ、この人。バカか。

 「えーっと、サクラくんには・・・」

 ゴクリとつばを飲む。こんなこと言ってるんだから、(たぶん)真面目な役割だと思う。地味にきんちょーするなぁ。

 「———アレンくんを、指導 アーンド サポートする=パートナーになってもらいまぁーす!!」

 「ふぇい!? も、もしもしコムイさんッ!? もう一回言ってもらえますかぁ??」

 「しょーがないなー。だからー、サクラくんが、アレンくんのパートナーになってもらうっていったん、へぶッ!!」

 「ゴメン、コムイ。殴っていい?」

 「や、やだなぁ〜〜。もう一発殴ってるじゃないか」

 そのとおり。コムイの顔に右ストレートをくらわせました。ハイ。

 「なんであたしが、あの子のパートナーなの!? まあ、リナリーにやらせたくないのは分かるけどッ」

 コムイは極度のシスコンだし、あたしもリナリーLOVEだし。

 「うん、リナリーにやらせたくないっていうのも、あるんだけどね」

 「ほぉぉぉぉおお〜〜〜〜。やっぱりそうか」

 あたしはもう一発殴ろうと、右手をパキパキ鳴らす。

 「サ、サクラくんが、アレンくんはアクマじゃないって一番最初に言ったからさ。ボクはキミの勘を信じて、ねッ!」

 コムイはジリジリ下がりながら言う。

 「言い訳にしか聞こえないッッ!」

 そう言って殴ろうとすると、

 「はぁ〜〜。やっぱりそうか」 

 と言い、メガネをくいっと上げると、

 「じゃ、しかたがないね☆」

 コムイは(いつのまにか)隣にあった—なんか愉快なコムイの顔が描いてある—ボタンを、

 「えいっ」

 ポチッと押した。すると、

 ———パカッ。

 「へっ!?」

 立っているはずの地面が真っ黒に染まった。

 「ふ、ふうわぁぁぁぁぁああああああぁぁーーーーー!!!」

 否、落ちた。コムイの造った落とし穴に。

 上を見上げるとコムイが

 「いってらっしゃーーーい」

 とのんきに、笑顔で、手を振っている。

 「こ、コムイィーーー!! 覚えてなさいよぉーーー!!!」

 そう叫んだが、コムイに届いたのかは分からず、

 「あいたッッ!」

 教団の外に出た。

 そこではウォーカーくんと、そのウォーカーくんに六幻の刃先を向けている神田の姿があった。

 べ、別にウォーカーくんを見たからじゃないんだけど・・・

 イライライライライラ

 い・き・な・り! パートナーにされたことにムカッとした。


 〆 7月17日

Re: D・Gray-man 〜涙のメロディ〜  コメ、プリーズ!! ( No.159 )
日時: 2012/07/18 18:41
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)


 落とし穴.......((((;゜Д゜))))

   コムイある意味すごい

Re: D・Gray-man 〜涙のメロディ〜  コメ、プリーズ!! ( No.160 )
日時: 2012/07/18 20:11
名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)

コムイは、やっぱり誰かをムカつかせる役でしかないのかねぇww
真面目な時は、本当に真面目なのに……ww

Re: D・Gray-man 〜涙のメロディ〜  コメ、プリーズ!! ( No.161 )
日時: 2012/07/18 20:35
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)


確かに(笑)

今から更新するのにも、あんまり真面目なトコは出ないなぁ〜〜

Re: D・Gray-man 〜涙のメロディ〜  コメ、プリーズ!! ( No.162 )
日時: 2012/08/19 16:22
名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)


   第9粒「黒の教団・案内」


 そして、ウォーカーくんに攻撃しようとした神田を、あたしが止めた、ってわけ。

 え? 『なにで』? まぁ、それはいつか・・・・・・。

 「あの、なんか・・・・・・すみません」

 「へ?」

 振り返ってみると、ウォーカーくんがあたしに謝ってる。なんで? と思ったけど、自分が不機嫌な顔になっていることに気がついた。

 「あ、違う違う! ウォーカーくんにじゃなくて、いきなりパートナーにさせたアイツに怒ってたの! 気にしないで!!」

 あたしは笑顔を作ってそう言った。すると、

 「あ、あの。アレンでいいですよ」

 そう言った。あたしは少し悩んで、

 「・・・・・・うん。じゃあ、お言葉に甘えて、アレンて呼ぶね。よろしく、アレン」

 あたしとアレンは握手を交わす。さあ、そろそろコムイの所へ行こうかと、歩き出そうとする。すると、神田がスタスタと去っていくのに気がついたアレンが、

 「あ、カンダ」

 呼び止めた。神田は振り返り、ギラっとアレンを睨む。

 「・・・・・・って名前でしたよね・・・?」

 睨まれて少し引いたアレンだったが、「よろしく」と手を出す。

 だが、神田は

 「呪われてる奴と握手なんか、するかよ」

 そう言って、靴音をカツカツと鳴らしながら去っていった。

 「(差別・・・)」

 と、アレンは神田に怒りの炎を燃やしていることだろう。まあ、あたしもあんなカンジだったし。

 「ごめんね。任務から戻ったばかりで、気が立ってるの」

 ナイスフォロー、リナリー。でも、神田はいつもあんなカンジだと思うよ・・・。


   * * * * *


 「ここは食堂」

 そこは、長イスとテーブルがずらりと並んでおり、上からシャンデリアがつり下がっている。

 「この階(フロア)は修練場。3階層に渡ってあるの」

 ここはエクソシストが日々の特訓のために使う場所だ。

 「談話室」

 ソファがいくつも並べてある。ここでチェスなんかして遊ぶ人もいる。

 いくつもの部屋を見て、アレンは「わーー」とわくわくしているようだった。

 「他にも、療養所や書室、各自の部屋もあるから、後で案内するね」

 あたしがそう説明すると、アレンは驚いた様子で、

 「部屋が与えられるんですか!?」

 と言った。

 「エクソシストは皆、ここから任務へ向かうの。だから本部のことを 『ホーム』 って呼ぶ人もいるわ」

 リナリーの説明に、あたしは付け加える。

 「まあ・・・、出て行ったっきり、わざと帰ってこない人もいるけど」

 アレンは「(師匠です)」と思った(に違いない)。

 「(ホーム か・・・・・・・・・・・・)」

 アレンはうれしそうだった。そして、

 「あ! ここの階(フロア)は、どんな部屋があるんですか?」

 アレンが聞いてくる。そこは怪しいカンジのするところだった。

 「ここは」「いいの」

 あたしとリナリーは言う。アレンは「はい?」と聞き返してくるが、

 「「いいの」」

 とあたしたちは言って、リナリーは階段を下りていく。アレンは「?」と階(フロア)を不思議そうに見ていた。


 ちなみにここは、コムイのプライベートな実験場である。本人がいれば、

 「見ていけばいいのに〜〜」

 と言ったに違いない。


 〆 7月18日


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