二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.gray-man -繋ぐ夜空-
日時: 2012/06/20 16:55
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=23642

  初めまして またはこんにちは!快李です。
 D.gray-man -日と月- の続編、繋ぐ夜空です。日と月をあまり見てない人は、↑からどうぞ。
  簡潔に流れを言うので、長くて読みたくない人は言ってください。


******************************************

・荒らしはご退出お願いします
・主人公はアレンじゃないです
・キャラ崩壊有り
・亀更新
・誤字脱字あり
・日と月の続編です

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   〜他の作品〜

・D.gray-man -消えた扉-
・D.gray-man -存在の証-

———————*目次*———————

第01夜...>>11 談話室...>>16
第02夜...>>19 談話室...>>20
第03夜...>>24

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Re: D.gray-man -繋ぐ夜空- ( No.77 )
日時: 2012/10/17 18:13
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

           第十五夜 -ノアの復活-


卦尹said



楽しい夢は終わりか
いつの間にか部屋のベッドで寝ていた
久しぶりの、俺の部屋
誰が運んでくれたんだ
リナリーは流石に無理だ

由「お兄ちゃん」
卦「・・・」

いつも以上に泣いていた
いつも以上に悔やんでいた
いつも以上に追い詰められていた

卦「酷い顔だぞ」
由「アレン・・・助けたいよ。今、半アクマみたいな人が教団に来てる・・・」
卦「は?」

その母体・・・アルマカルマ
あれだけ言ったはずなのに
やるつうもりなのか?
馬鹿にも程がある

由「行かないで」

行こうとしても
手をつかまれて動けない

由「ここにいて」

俯いていて顔の表情は確認できない

卦「俺は行くよ」
由「嫌だよ」
卦「アレンが覚醒するかもしれない。・・・もう始まってる。これ以上進めさせるワケにはいけない」
由「私も行くから」
卦「お前が一番危険なんだ。俺がお前を・・・」

言わないといけない
いずれバラす時が来るのなら
今いえばいい
「俺がお前を殺してしまう」
たった一文じゃないかよ

由「幸太から全部聞いた。神田はアジア支部だと思う。ズゥさんに会ってるよ」
卦「ああ・・・あのジジイか」

ドクンと胸が高鳴った
呼んでいる
俺の仲間が、俺の「名を」

??『お前もノアなんだ?似てるね、存在しないはずのノア』
??『お前は?』
ネ『俺はネア・ウォーカー。全てを破壊する、ネア。君は?』
卦『人間では澤羅卦尹。全ての力を持つ、テール』

テールと呼ぶ、君の声
行かなければ
お前達が俺のなを・・・

       .................呼ンデル

声が聞こえる

??「・・・35年か・・・。ずいぶん席を空けてしまったのう」
千「35年前・・・。14番目に殺害された貴方達はメモリーにダメージを受け、次の転生に大きなタイムラグが生じてしまったのでス」

千年公・・・
最初の声・・・ワイズリーだ

千「うフ、おハヨウ、兄弟。よく戻ってきてくれましター」

行かなきゃ

由「おにい・・・ちゃ・・・?」
卦「ゴメンな」

無理に腹を殴って
気絶させて、扉を開ける

千「・・・!?」
ロ「卦尹・・・!!」
卦「15人目・・・来たよ」

みんながこっちを向く
そりゃそうだ
敵だったんだから
俺は手伝ってた
ネアの逃亡生活を

ワ「・・・久しぶりじゃのう」
卦「夢を見た。ネアの・・・懐かしい夢」

少し笑った俺に
千年公は抱きついてきた
正直気持ち悪いが・・・兄弟愛として受け取ろう

千「卦尹くン、教団に情報を漏らしましたネ?」
卦「・・・いや」
ワ「いやいや!!」

ワイズリーのツッコミ
久しぶりだな

Re: D.gray-man -繋ぐ夜空- ( No.78 )
日時: 2012/10/22 20:02
名前: 有栖 (ID: FODM/zWG)

いやぁ
気にしてないよb
ルベリエがksなのは、相変わらずだなぁ。
そして早く新巻が読みたい。。


ワイズリーきたぁ!
てか、本当に卦尹は、殺しちゃうのぉ(泣)

Re: D.gray-man -繋ぐ夜空- ( No.79 )
日時: 2012/10/23 18:02
名前: 快李 (ID: pVoFPF2t)




 十一月が待ち遠しい!!

  卦尹はー・・・

Re: D.gray-man -繋ぐ夜空- ( No.80 )
日時: 2012/10/23 18:38
名前: 快李 (ID: pVoFPF2t)

           第十五夜 -ノアズ・メモリー-


卦尹said



みんなバラバラの所に行くようだけど
俺はワイズリーについていった
アイツが頭痛になると戦力外だし
・・・俺はワイズリーの魔眼も使えるけど
対して頭痛は来ないな

卦「神田・・・」
神「卦尹?テメェ」
ワ「神田ユウじゃな」
神「なんだ、テメェは。おい、卦尹」
卦「神田。「アルマ」って名前・・・知ってる?」

神田が顔色を変えた
ワイズリーはそれをみて
激変に嗤う

ワ「・・・知っておるな。おぬしの脳、我等のパーティーに使わせてもらうぞ」

早速魔眼使ったよ
パーティー・・・
教団側ならきっと「アルマとユウの踊り」
と訳すだろう
だが俺が訳すのなら
「ネアの覚醒」

卦「なんだ、一発じゃん。」
ワ「テール」
卦「うん?てかその呼び名やめろ」
ワ「14番目の・・・」
卦「頭殴るぞ。・・・ネアが千年公になりたい理由だろ?」
ワ「・・・」
卦「知ってるよ、本当は。・・・ただ、信じたくないだけだ」

ネアのあの言葉なんて
信じられないから

千年公と合流して
神田を地面にそっと寝かす
奥から、ぞくぞく教団のみんなが出てきた

ジ「卦尹!?おまえ・・・どうして!!」
ル「・・・やはりそうでしたか」

・・・違う・・・俺は大好きだ
教団の皆が
そっちに残りたい
でも・・・もう遅い
俺は神田を助けられなかった

ロ「なにも頭潰すことないのにぃ〜〜」
ワ「じゃって強そうだったんだもんのぉ。よかろうがセカンドなんだし」
ロ「この大雑把!それに卦尹だっていたじゃーん」
卦「俺、神田起きてたとしてもワイズリー助けない」
ロ「え〜」

誰かの心の声が聞こえる
ワイズリーの魔眼の力で

なぜだ、なぜ神田を・・・。!!まさか、まさか狙いは・・・っ

その質問
俺が応えよう
老師さん


卦「その通りだ老師『愛』と『悲劇』お前等が一番よく判ってたはず。触れてはならないものに触れると、そこから何が吹き出すか。黒の教団が最も憎むモノ。お前等は自らつくった悪魔に抹殺される」

かつてセカンドエクソシストを人は造ろうとした
・・・リジェネーターを
大怪我で死亡率の高いエクソシストだが
神はなかなか新しい使徒を遣わそうとはしない
使徒を見つけるにも、時間がかかり過ぎる。
だから、人間自らの手で何とかしようとした

が、それは幼い子供に与えるには荷が重すぎた
アルマの精神をメチャクチャにしてしまった
恩恵の筈が、その苦痛を与え続ける人間達への憎悪にしかならなかった

それは愛ゆえだったのに
死なせたくなかっただけなのに
何処かでボタンを掛け違えた
そして・・・悲劇は起こった

だから同じなんだ
それはAKUMAを造る事
愛はそのまま愛として受け取られるとは限らない
与えた愛の正体が実験の探求へすり替わったと
研究者の誰も気付かなかったのかも知れない

でも幼いからこそ子供達は気付いていた
だから始めた自分達だけで終らせた

正確には終ったはずだった
そう神田は思っているはずだ

神田の顔に生気が戻ってきた

卦「そうだな、アルマは閉ざしてる。俺とワイズリーの魔眼でも覗けない程に。でも、こっちはどうだろう」

・・・なんでだろう
無意識にノアの見方になってる
やっぱりノアのメモリーのせいか
俺の居場所は教団じゃなかった・・・のか

Re: D.gray-man -繋ぐ夜空- ( No.81 )
日時: 2012/10/23 18:52
名前: 快李 (ID: pVoFPF2t)

           第十六夜 -開幕-


卦尹said



ワイズリーが示すと神田は目を開けて
ぼんやりと半身を起こす
まだ夢の中。そして、目の前には自分と同じ年の少年がいる
目を開けたまま眠っている
成長していても判る
一度たりとも忘れなかった顔

アルマ=カルマ

神田は驚いたろう
いつもは斜に構え、全てを拒否していた顔の垣根が崩れて
初めて年相応の少年に戻る
素のままの神田が現れる

—嬉しいなぁ。ぼく、ひとりだけなのかと思ってたから

親しげに呼びかけられた幼い声
養育槽らしきものの中にいた神田を短髪の少年が覗き込んでいる
いつもの冷ややかな科学者達とは違う人間そのもの少年の顔

—キミはね、ユウってゆーんだって

神田も自分だけだと思っていたろうから驚いた
だから、無関心から解き放たれて思わず名前を聞いた

—え?ぼく?な、なんかテレるなぁ。えっとぼくはね、アルマってゆーんだって

少年は真っ赤になって頭を掻きながら笑う
それが出会いだった
彼のただ1人の本当の仲間
セカンドエクソシストという存在の
そして、再び彼らは再会した

自分がかつて友に強いた傷跡そのままに
神田の罪がそこに横たわっている
彼を責める事も笑いかける事もどちらもしてくれないまま無表情に
神田の目覚めと共に部屋中を蓮の花があでやかに埋め尽くす
2人を花で飾る
アルマを悼むのか
神田をも悼んでいるのか、判らないまま

神田とアルマの再会。

過去の罪を無言のまま真正面に見つめ続けるルベリエ
反対に無念をあらわにするバクとズゥ
でもまぁ・・・ドシリアスなシーンこそぶち壊すのが、ノアというもの
千年公はもうノリノリだ

千「さぁさぁ、アルマ=カルマちゃんに断罪の朝を!!コケコッー!!」


どっから出てきたんだ
鶏の着ぐるみで大はしゃぎしてる
絶対カメラ目線だ
絶対KYだ
が、パーティーは待ってとシェリルが止める

シェ「まだ招待客が残ってるじゃないか。せっかくサードをエサに使ったんだからさ。・・・って、アレ?」
千「あ、我輩の方舟・・・」

シェリルが座ってた棺の真下に方舟のゲートが開いてる

シェ「僕の下からぁ〜!?」

仰天する間もなく
吹っ飛ばされるシェリルと千年公
ゲートが開いて出てきたのは戦闘真っ最中のアレンとティキだった

ア「仲間を返せ!!」
千「来ましたネ。我輩の目の上のタンコブ・・・。アレェェン・ウォーカァー!!」

さぁ
パーティーの始まりだ


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