二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D.gray-man -天空の鏡-
- 日時: 2012/07/09 21:46
- 名前: ラン (ID: qs8LIt7f)
初めまして。またはお久しぶりです。ランと申します。初心者ですが、よろしくお願いします。
-注意事項-
・アレンが主人公じゃないです。
・原作沿いとオリジナルが混じってると思います。
・誤字脱字・駄文です。
・荒らしはご退出お願いします。
・ご意見・ご感想・アドバイス大歓迎です。
・あまり来れないので、不定期更新です。主に日曜日に来ます。
続くか自信がないんですが、よろしくお願いします。
*:--☆--:*:--☆--:*:目次:*:--☆--:*:--☆--:*
オリキャラ >>1
プロローグ >>2
No.01 >>4
No.02 >>9
No.03 >>16
No.04 >>19
No.05 >>35
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- Re: D.gray-man -天空の鏡- ( No.52 )
- 日時: 2012/07/28 17:57
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
僕等グロ好きだからな(´・ω・)
ボクはどっちかというとはらぐr((((殴
- Re: D.gray-man -天空の鏡- ( No.53 )
- 日時: 2012/08/02 21:51
- 名前: ラン (ID: qs8LIt7f)
第十一夢 -七枚の葉-
「あら。カナタ...?こっちに来なさい。あの子と一緒に」
「ふざけんなよ...おい。人の命何だと思って!」
「あなたもお父さんを殺したじゃない!!あなたも私も同類よ」
「一緒にするな!俺は人を守るために殺したんだ!お前は違う!!」
俺はハルナを守るために...助けるために親父を殺しただけだ。アンタは誰かを傷付けるためにハルナのお母さん殺したんだ!!
「...言うようになったのね。流石私の息子...だからお願い。言うことを聞いて!」
「...カナタ......」
「大丈夫だからね。心配しないで」
とはいっても、今回は親父みたいに不意打ちは聞かない。勝算なんてない。生き残れるのは...俺とハルナのうちどちらか一人。
後ろを向いて、ハルナと向かい合わせになる。ハルナの両肩に手を置き、案を言う。
「...!!」
「今言った通りに動けよ。いいな?絶対だぞ」
「カナ...タ......」
「大丈夫だから。俺を信じて」
ハルナを置いて立って...親に立ち向かった。ドンッと腹に飛び込み、後ろに手を回す。
刺されたっていい。振り落とされたっていい。蹴られたっていい。踏まれたっていい。叩かれたっていい。ぶたれたっていい。でも俺はお前を離さない。
でなければ...ハルナは逃げれない。
「ハルナ!」
「...絶対戻ってきてね?」
「...うん」
「待ちなさい!!」
ハルナは隣の窓から逃げて、遠くの方へと逃げていった。これでよかった。俺は絶対に助からないのだから。どうせどちらかは死ぬ...そういう運命だった。
「離しなさい!!」
「うぐっ!」
腹に蹴りがめり込み、手を離しそうになった。でも...離さない。ハルナの震えた足じゃ、まだそんな遠くには行っていない。
「離しなさいったら!お願い、いい子だから!!」
「いい子にそんなことして...いい...んだ」
「っ...!!離しなさい!!」
「い...や...」
「だ」まで言う気力が無くなってきた。意識も薄れてきて・・・もう駄目かもしれない。もう二度と...ハルナの顔は—。
「カナタ!!」
窓から身を乗り出して、こっちに入ってこようとしているハルナ。どう...して...ここにいるんだ?さっきの作戦...聞いてたのかよ...。ばかやろう。
「馬鹿...っ」
「今...助けるから」
思えばハルナが俺を置いて逃げるわけなかった。あいつは誰よりも優しくて...友達想いだから。
「イノセンス...発動」
「...え—?」
ハルナの持っている七枚の葉の一枚が...赤色に光った。
- Re: D.gray-man -天空の鏡- ( No.54 )
- 日時: 2012/07/31 21:30
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
作戦ってなんや(;´Д`)
速く続き書きなさい(;´Д`)
- Re: D.gray-man -天空の鏡- ( No.55 )
- 日時: 2012/08/02 22:09
- 名前: ラン (ID: qs8LIt7f)
第十二夢 -天空の鏡-
赤色の葉を口元に寄せ、音が出る。聞いたことのない、子守唄のようなメロディーが・・・。
それを聞くうちに意識もハッキリしてきて、力が出てきた。
「...!!」
「うぐっ」
腹痛を我慢して、親を地面に落ち倒した。すぐに親の手の中にあったナイフを取り、首元に突きつける。これが...お前のした事だ。
「ま...待ちなさいカナタ。ごめんなさい、私が悪かったから...」
「大人ってズルイよな。最終的に...自分が大事なんだから」
「まっ...」
「ハルナ。眼瞑れ」
「......ううん。大丈夫だよ。私は馴れてるから」
「馴れてるから」という言葉に違和感を感じた。いや...おかしい。人が死ぬのに...馴れてる?それに...さっきの「イノセンス発動」という言葉。何かが...おかしい。
「やめなさいカナタ...ね?頭を冷やしなさい」
「お前があの世で冷やしてこい」
ブシュッという音がしたら、親の喉から血が吹いた。顔はもちろん、体中が血だらけになった。悪の血。俺の親の血。
「...カナタ」
「...ごめんな、ハルナ。ごめん。俺のせいで...お前の—」
「謝らないで。ごめんね。カナタに辛い思いをさせて」
ハルナが頭を撫でてくれた。いつもハルナが幼いように見えたのに...この時だけ、ハルナが大人のように見えた。
「ハルナ。ボリビアに行かないか?」
「...え?」
「見せたいものがある」
「...うん。行きたい」
汽車に乗り、目的地のボリビアまで来た。二人共ここに来るのは初めてで、大人がいっぱいで怖かった。つい先日、大人が死んだばかりなのだから。俺達は既に...大人を人として見ていなかった。
「ウユニ塩湖までの車って借りれますか?」
「おやまあ、ここらへんじゃ皆自分の車で行くからねぇ...」
「...そうですか」
話しかけた老婆は、とても優しそうな顔だった。目的地のウユニ塩湖までは、車なんて通っていないらしい。
「......出してあげようか」
「!!本当ですか...?」
「よかよか。乗っていきんさい」
「ありがとうございます」
ハルナは相変わらずワケのわからないままだったが、無事に目的地に行く事が出来る。
もしかしたらここは天国ではないのかと思う景色。
ハルナに見せてあげたい、俺も初めてみる景色。
死ぬまでに一度見てみたいと誰もが思う景色。
それが...日によって美しく見る事が出来る景色...「天空の鏡」
- Re: D.gray-man -天空の鏡- ( No.56 )
- 日時: 2012/08/02 22:10
- 名前: ラン (ID: qs8LIt7f)
カナタが時間稼ぎをしている間にハルナが逃げる作戦。でもハルナは勿論従う気はさらさらなかった。最初からハルナは逃げるふりをすることしか頭になかったんだよ。
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