二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- パンドラハーツ
- 日時: 2012/07/31 14:36
- 名前: 紫苑 (ID: NcSaRT87)
パンドラハーツなんてしらねぇよ!てかたも是非是非よろしくお願いします。
ーーー
目が覚めると、オズは真っ暗な闇の中にいた。
(アリスが電気消したのかな…)
そう思ってスタンドに手を伸ばすも、指は虚しく空を切るだけ。
オズは起き上がり、きょろきょろと辺りを見回した。
なにもない。いや、正確に言えばなにも見えない。
(ここ、どこだ…?)
ベッドの横のいすに座っていた筈のギルバートも居らず、オズはさらに困惑した。
「アリスー、ギルー」
2人を呼んでみても、返事はない。
「ブレイク!シャロンちゃん!」
隣の部屋に居たはずの2人も呼んでみるが…やはり返事はない。
自分の声が、虚しくこだまするだけ。
- パンドラハーツ ( No.3 )
- 日時: 2012/07/31 21:57
- 名前: 紫苑 (ID: .yG4sm.P)
やがて、オズは再び睡魔と葛藤し始めた。
瞼が鉛のように重くなる。
「…ん…」
ぽすんという音を立て、オズはベッドに沈んだ。
ーーーその頃ギルバートはーーー
ギルバートが眠りから覚めたのは、オズとほぼ同時だった。
「う…」
ゆっくりと瞼をあげ、ギルバートの意識はだんだん覚醒してゆく。
3秒後には、もうギルバートは起きあがっていた。
「ここは…?」
そこは真っ暗な洞窟のようなところで、明らかにオズの部屋ではない。しかし、自分が座っていたいすは、オズのベッドの横にあったものだ。
「オズ…」
主を見つけようと辺りを見回すも、誰もなにも見えない。
「オズ!!」
強く呼んだ。しかし、やはり返事はない。
「くっそ…バカウサギ!」
今度はアリスを呼ぶも、やはりいない。
「ブレイク!シャロン!」
隣の部屋で仕事中だった2人組を呼ぶ。…返事はない。
ギルバートは、自分がたった1人だということにようやく気づいた。
(どこなんだここは…全く分からない。それにオズもいない。さて、どうしたものか…)
すとんといすに座り込んだギルバートは、やがてはっときがついた。
まさか、この事件は、
「オズっ!!」
ギルバートは弾かれたように立ち上がり、走り出した。
- パンドラハーツ ( No.4 )
- 日時: 2012/08/01 07:29
- 名前: 紫苑 (ID: lQ8u9lcu)
ーーーその頃アリスはーーー
アリスが飛び起きたのは、真っ暗な闇の中だった。
不思議そうにあたりを見回し、声を上げる。
「おいオズ!!いるんだろ?出て来い!」
…返事はない。
アリスは眉間にしわを寄せながら、一歩、また一歩と足を踏みだした。
ピチャリ、ピチャリと水のはねる音が静寂の中に響く。
(どこなんだオズは…。あいつ、私の下僕のくせに、私を置いていくなんて…)
苛々しながらあるくアリス。
だんだんと歩く速さが速まり、ついには走り始めた。
ここににたような場所を、自分は知っていることに気づいたから。
(ここは…あそこに似ている)
オズと初めて出逢い、オズのチェインになった場所。
(ここは…ここは…アヴィスだ!)
アリスはにっと微笑み、オズの名前を呼びながら走った。
- Re: パンドラハーツ ( No.5 )
- 日時: 2012/08/01 07:58
- 名前: 蒼聖 (ID: HKLnqVHP)
はじめまして^^
Pandora Hearts大好きすぎて脳のやられた者です(笑)
お邪魔させてください。
まさかのアヴィス・・・!
個人的にはブレイクさんがケビンさんと合ったりすると(殴
何でもありません・・・
すみませんっ(´Д`;)
ブレイクがすごい好きでたまりませんv
更新がんばってください〜
- Re: パンドラハーツ ( No.6 )
- 日時: 2012/08/01 12:46
- 名前: 紫苑 (ID: N2BmUV0U)
初コメントだぁ☆有り難うございます!
私もブレイク好きです!ブレイク好きな人初めて…!
更新がんばるので、良かったらまたきてください!
- パンドラハーツ ( No.7 )
- 日時: 2012/08/01 12:57
- 名前: 紫苑 (ID: N2BmUV0U)
ひた走るアリス。やがて、目がくらむような光が見えた。
(眩しい…!)
手で顔を覆い、きゅっと目をつむるアリス。
そんなアリスに、誰かが抱きついた。
「だっ、誰だ貴様は…!」
「アリス、やっと見つけた…」
聞いたことのある声。アリスがぱっと顔を上げ…ると…
「オズ!」
きれいな金髪、深い緑の瞳、アリスを見つめる優しい顔。
そこにいたのは、オズだった。
「探したよ、アリス」
再びアリスを抱きしめるオズ。しばらくびっくりしていたアリスも、オズの背中に手を回した。
「オズ、私の下僕め!私の目の届かないところにいきやがって…」
「ごめんね、アリス」
優しく語りかけるオズ。アリスとオズは座り込んだ。
液体が膝をぬらす。
「アリス、もう大丈夫。もう一緒にいられるよ…」
そう言って、アリスの頭に自分の頭を乗っけるオズ。
しかし、その顔は、優しさなどみじんも感じない冷たい笑みだった。
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