二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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パンドラハーツ
日時: 2012/07/31 14:36
名前: 紫苑 (ID: NcSaRT87)


パンドラハーツなんてしらねぇよ!てかたも是非是非よろしくお願いします。


ーーー

目が覚めると、オズは真っ暗な闇の中にいた。

(アリスが電気消したのかな…)

そう思ってスタンドに手を伸ばすも、指は虚しく空を切るだけ。

オズは起き上がり、きょろきょろと辺りを見回した。

なにもない。いや、正確に言えばなにも見えない。

(ここ、どこだ…?)

ベッドの横のいすに座っていた筈のギルバートも居らず、オズはさらに困惑した。

「アリスー、ギルー」

2人を呼んでみても、返事はない。

「ブレイク!シャロンちゃん!」

隣の部屋に居たはずの2人も呼んでみるが…やはり返事はない。

自分の声が、虚しくこだまするだけ。

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パンドラハーツ ( No.1 )
日時: 2012/07/31 18:52
名前: 紫苑 (ID: .yG4sm.P)


(なんで…?)

オズはさらに困惑し、眠る前の自分を思いだしてみた。

ギルバートの家からかっさらった紅茶をアリスとギルバートと3人で飲み、それから急に眠くなって…

「眠くなって?」

思わず呟いた。

あの時は眠気に負けて何にも考えず、ギルに「後で起こしてね」と言い残して眠りについてしまった。

でも、もしかしてあの時の紅茶には…

「睡眠薬?」

睡眠薬入りの紅茶だったのかもしれない。

パンドラハーツ ( No.2 )
日時: 2012/07/31 20:40
名前: 紫苑 (ID: .yG4sm.P)


しかし…もし睡眠薬が入っていたとしたら…腑に落ちない点もいくつかある。

1つ、あれはギルバートが入れてくれた紅茶だってこと。

2つ、ギルバートが入れたんだとしても、オズが選ぶ紅茶のみに入れるのは不可能。

3つ、いくら睡眠薬で眠らされたからって、どこかに移動されたら気付く。


(う〜ん…)

眉間にしわを寄せ、深く考え込むこの時のオズには、知る由もなかった。

この事件の裏の、怖ろしい陰謀に。


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