二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 太陽は月と踊る [星のカービィ]
- 日時: 2012/09/17 18:14
- 名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)
主に、ボカロとカービィ小説を扱っております。
元、猫科の犬こと「鏡猫」です。
「有栖」という名前でDグレとリボーン、フェアリーテイルを扱ってます。
前回作品「思い出。それは心を色鮮やかにする」だったかなんだったかが、
完結いたしましたので、たぶんカービィファンがさほどいないような気もしますが、
2作品目となるこの小説を作って行きたいと思います。
前回と同じく更新は不定期です。
目次は、めんどくさいのでつけません。
雑談もあまりしないしつけなくても問題ないかと思うので。
もし、つけて欲しい方がいればつけます。
その時は、コメントでお伝え下さいませ。
長くなりましたが、これで終わりにしたいと思います。
楽しんでいって下さいね。
何かあればアドバイスなどくれるとありがたいです。
- Re: 題名、募集中now 星のカービィ ( No.3 )
- 日時: 2012/09/15 22:41
- 名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)
>>2の続
☆デデデ城 応接室
「まず最初に何が聞きたい」
部屋のイスに座って早々にシャイルが問う
その質問にメタナイトは答える
「“月”が消えた原因を教えてくれ」
「…残念だが、それは俺にも分からない。突然俺の目の前から消えたんだ。どうしようもない」
「目の前から消えた…?それはどうゆうことだ」
「そうだな、俺の事をまず最初に言えるところまで話そう」
シャイルは長々と自分の事を話し始める
自分が“太陽の分身”だと言う事。自分が消えると太陽も消える、という事。
それと同様に月にも分身がおり、その分身が消えてしまった事によって月がなくなった事。
内容的にはこんな感じだ
「…では、“星の使い”とは?」
「そうか…お前でも知らなかったか。“太陽の分身”“月の分身”があるように、“星”と“雲”もいる」
「なぜ“使い”なのだ?」
「今、説明する。いいか。月と太陽は、ひとつしかないだろ?」
「………あぁ」
メタナイトは少し勘づいたようだ
「それに対して星と雲はそこらへんにある。だから、“使い”なんだ。たとえ消えても星や雲は消えないからな」
「そうか…」
「だから、1代目、2代目、3代目と続くんだ」
「…では、“雲の使い”はどこへ?」
「そいつを今探してる。月が消えた事で一番近い星の存在の方を強く感じ取ったんだろう。星の場所は分かっても雲の居場所まで分からなかった」
—しかも、星の使いがここに2人いたんだからな。
「大体状況はつかめた。それじゃあお前はこれから“雲の使い”を探しにいくんだな?」
「あぁ、それにカービィも連れていく。いいだろ」
その言葉にカービィ意外のフームやメタナイトが黙り込む。
「ちょっと待つぞいっ!!」
すると、立ち聞きしていたのか分からないが急に扉が開き入って来る。
「我がライバルを勝手に連れていくんじゃないぞい」
この城の持ち主、デデデ大王だ。自分で大王と名乗っているが
そんなに偉くない。昔は、自分の国を滅ぼそうとした張本人でもある
なのであまり周りから信用されていない
「お前らがどうおもうと勝手だ、全て本人次第の結果で旅に連れていく。“月”を取り戻す。その為にも」
シャイルは、デデデが立ち聞きしていたのかどうかを聞かずに話を進める。
この様子だと立ち聞きしているのを知っていたようだ
シャイルがカービィに目を合わせる
「……行きたい!僕行きたい!」
「カービィ!?」「本気でいってるのかぞい!?」「…」
「うん、だって楽しそうだもの♪」
いつものカービィだ
先の事を深く考えないで物事を進めるカービィらしい答え
「そうか。分かった。これから、よえおしく頼む。カービィ」
「ひとつ聞く」
「どうぞ」
「“雲の使い”を見つけたらどうするんだ?」
「まだ決まってない。月の居場所を突き止めてないからな」
「…その月の居場所を突き止める仕事を手伝ってもいいか…?」
シャイルが驚き顔になる
そんな質問を予想していなかったのだ
少し考えてからシャイルは言う
「いいだろう。こっちも助かる、只、もしかすると自分で情報を手に入れるかも知れない。その時は戻ってこないがそれでいいか?」
「あぁ、それでいい」
シャイルが再びカービィに向き直り言う
「さぁカービィ。準備しろ。来週の今日には出発するぞ」
「うん!それまでシャイルはどうするの?」
「この体形になれるまで修行するんだ。メタナイト、手伝ってくれるか?」
「まかせておけ」
さっそくメタナイトとシャイルは部屋を出る
カービィとフームとデデデはまだ応接室にいたままだ
「本当に行くの?カービィ」
「…?どうして」
「…もしかしたら死んじゃうかもしれないのよ?」
「何言ってるの!大丈夫だよっ絶対に月を取り戻すから!」
「わ、わしは許さんぞィ」
「えぇ、デデデがいっても説得力ないよー」
「それはどうゆう意味ぞい!?」
「そのままの意味じゃない?」
3人は、笑いあう
そんな残された日も残り1週間。もしかすると戻れなくなるかもしれない
そんな心配をしながら…
「とにかく、僕はいくよ。それに何があっても戻ってくるから」
カービィは、そう決心した
- Re: 太陽は月と踊る [星のカービィ] ( No.4 )
- 日時: 2012/09/28 18:44
- 名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)
>>3の続
それから刻一刻と時は過ぎてゆく
カービィは残りの時間を楽しく過ごして、シャイルは、旅じたくをする
ついに旅の出発の前日。
月がない夜は星だけの明かりだけでは頼りなくあまり見えない
しかも、大雨で外は闇が広がっていた
頼りになる光は、住人の家の明かりだけだった
「…すごい、雨だな」
シャイルは、メタナイトと同室
「そうだな。明日もこんあ雨だったらどうするんだ?」
「…こんな大雨だったらもう一晩泊まっていくさ。少し止んでいたら出発する」
「いくんだったら必ず月を見つけて来いよ」
「分かってる。いわれなくたって、連れ戻すさ。生きている事を願って…な」
「………」
シャイルは、カーテンを閉めてベットの中へと潜り込む。
メタナイトもそれにつづいて自分のベットへ入って行った
☆カービィ達のいる部屋
カービィは、今日フーム達の部屋へ遊びに来ている
最後の夜。フーム達はおおいに盛り上がっている
いつものように。カービィがデデデ城へ遊びに来るといつも騒がしい
でも今日はいつもより増して騒がしかった
「あ、カービィ!それ反則よ!」
「えぇ!!だってこんな短時間でそんな難しいルール覚えられないもん!」
「カービィがやりたいっていったんでしょ」
「むぅ」
「いいじゃん、姉ちゃん。楽しければ」
「ルールはルール。ブンもカービィを味方にしようたってそうはいかないんだからね」
「ちぇ〜」
こんな時間ももう、終わる
- Re: 太陽は月と踊る [星のカービィ] ( No.5 )
- 日時: 2012/09/26 17:41
- 名前: マリン (ID: 1.sXKAQL)
おもしろいです!鏡猫さんの小説、大好きです♪
わたしも、カービィ小説かいてるんですが、ここまでは書けませんよ・・・これからもがんばってください。
星のカービィ願いのノートというものをかいてます。よければ、みに来てください。
- Re: 太陽は月と踊る [星のカービィ] ( No.6 )
- 日時: 2012/09/26 19:28
- 名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)
>マリンさん
「大好き」と言ってもらって嬉しい限りです
はい、頑張ります!
了解ですっ
ぜひ、いかせてもらいますね
- Re: 太陽は月と踊る [星のカービィ] ( No.7 )
- 日時: 2012/09/28 19:49
- 名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)
>>4の続
☆デデデ城の外
デデデ城の門の近くには2体のワドルディがいる
門番のようなものだ。こんな大雨の日でも、毎日見張っている
デデデが最も信頼できる家来ともいえるだろう
すると、急にワドルディが何かを発見したようで、手に持っている槍を構える。
ワドルディの見ている方向を良く見ると、何か動く者があった
デデデ城にこんな夜遅くに来るのは、カービィくらいだがカービィはもう中にいる
真っ暗で相手がどんな形をしているのかも分からずに、ワドルディ達は警戒する
それはどんどん近付いてきていた
☆デデデの部屋
デデデは、もうぐっすりとベットの上で安眠している
ちゃんとにナイトキャップまでつけて。
「大王様!大変です!!侵入者が現れました!!」
「なっいきなりなんぞーい!!」
急に大声で叫ばれてばっとベットから起きあがる
そのまま立ち上がろうとして、転んだ
侵入者の報告を伝えに来たワドルドゥがすぐに電気を付ける
デデデは、まぶしそうにした
開いた扉の奥では、大量のワドルディが侵入者を探しに行進している
「だから、侵入者です!」
「なんだと?このわしの城に入るなんて一体だれぞい!!」
「それを今探しています!大王様もはやく安全な場所へ…」
「わ、わか…」
デデデは、思い出す
もしかすると、カービィ達を狙ってるんじゃないかと。
あの話を聞く限りでは、あの2人は特別な存在
「いや、わしも一緒に戦うぞい」
デデデは、すぐに私服に着替えて大切な物入れから愛用のハンマーをとりだす
そのハンマーにはいろんな仕掛けがしており、結構便利だ
「いえ、しかし…その侵入者は相当の手強さだそうで…」
「諦めてたら何も変わらないぞィ」
デデデがワドルドゥの忠告も無視してとりあえず、カービィの部屋へ向かう
きっと、カービィやフーム。シャイルやメタナイトもこの事態に気付いているだろう
「動くな!!」
その声でワドルディもデデデもワドルドゥも動きが止まる
今の声はまぎれもなくシャイルの声だ
時間が停止したようにみんな動かなくなり、静まり返った空間が続く
所々の部屋で電気がついてるが、廊下はまだ電気がついていない
誰かが少しでも動くと、シャイルはそれに気付き、また「動くな」と叫ぶ
そこにカサカサと物音が立つ
いうならばGが走っているような音だ
数秒後、ズシャという音がして、廊下の電気がついた
いつのまにか外の大雨も勢いを失っている
「動いていいぞ」
その声になぜか息まで止めていたデデデが一気に息を吐き出す
「一体いつまでとめさせているつもりだったぞい!後もうちょっとで死ぬところだったぞい…」
「息まで止めろといった覚えはないんだが…」
デデデが図星をいわれ、しばらく硬直
「シャイル、説明して。これは何?」
フームがいつのまにか廊下に刺さっている剣のところまで移動していた
その剣はまぎれもないシャイルの持っている剣だ
その先っぽには、何か黒い芋虫のようなものがうごめいている
「……お前らが“侵入者”と騒いでいた正体だ」
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