二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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太陽は月と踊る [星のカービィ]
日時: 2012/09/17 18:14
名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)

主に、ボカロとカービィ小説を扱っております。
元、猫科の犬こと「鏡猫」です。
「有栖」という名前でDグレとリボーン、フェアリーテイルを扱ってます。
前回作品「思い出。それは心を色鮮やかにする」だったかなんだったかが、
完結いたしましたので、たぶんカービィファンがさほどいないような気もしますが、
2作品目となるこの小説を作って行きたいと思います。
前回と同じく更新は不定期です。

目次は、めんどくさいのでつけません。
雑談もあまりしないしつけなくても問題ないかと思うので。
もし、つけて欲しい方がいればつけます。
その時は、コメントでお伝え下さいませ。

長くなりましたが、これで終わりにしたいと思います。
楽しんでいって下さいね。
何かあればアドバイスなどくれるとありがたいです。

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Re: 題名、募集中now 星のカービィ ( No.1 )
日時: 2012/09/12 21:12
名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)

序章.salida del sol



「月はね とても弱い存在なんだよ」

周りと違う雰囲気を出す少女が隣の少年に語りかける

「太陽が消えたら月も消えちゃうの とても寂しがり屋だから」

少年はそれを目をつぶりながら聴いている
もしかすると寝ているのかも知れない

「でもね 月が消えても太陽は消えないんだよ とても強い光をもってるから」

それも気にせずに少女は次から次へと話を進める

「………わたしは世界の為に消えるけど 貴方は消えないで———」

そう言い残して少女は少年を残し一人どこかへと去っていく





次の日の夜に 月が昇る事はなかった———




「なぁ月よ お前は今一体どこにいるんだ どうして何もいわずに俺の前から消えたんだ」

少年は月がない夜空へと呟く

「必ずお前の事 見つけてみせるから たとえお前が嫌がろうと必ず連れ戻すから」

Re: 題名、募集中now 星のカービィ ( No.2 )
日時: 2012/09/13 21:29
名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)

>>1の続
第1章.sol de la manana.朝日


少年は、そう誓って歩き出す
数分歩きだし止まった所は崖の上だ

「ここらへんでいいかな」

少年は背中にいつも背負っている剣を鞘から取り出して
地面に何か魔法陣のようなものを描きだす
一通り描き終わり、魔法陣の真ん中へと移動すると
少年はそこから跡形もなく消えてしまう
描いてあった魔法陣も消えていた
きっと移動系の魔法陣だったのだろう


☆プププランド

「もう、カービィ!!盗み食いは駄目っていつもいってるでしょ!」

ピンク色の丸いボールのような体形をした星の戦士———カービィを
金髪で一つ縛りにしている少女———フームが「盗み食い」をしたっていう事でおいかけていた
しかも、その「盗み食い」したものが今から調理するのにとても大切な物だったのだ
こちらの世界でも月は、見えない状態だ
だが、それも忘れさせるような賑やかさ

「だって、おいしそうだったんだもん」

本来ならばカービィは喋らない
否、喋れないのだがプププランドの住人に教えてもらい今はもう完璧だ
大食いでのん気な性格をしているがそれほどバカではなかったらしく、
覚えるのも早かったらしい

「だからって盗み食いは駄目。いい?」

「えぇ〜」

「えぇ〜 じゃない!」

そんなバカげた会話をしているとどこからか不思議な音がして会話がピタッと止まる
風が不思議な向きで吹いている
この平原の中心に集まって風が吹いている

「なにかしら…」

「近づいてみようよ!」

「あ、ちょっとカービィ!!」

好奇心旺盛なカービィは、その風が向かっている方向へ歩き出す
フームも仕方なくついて行った
傍までいって中心の中へ足を踏み入れようとしたその時の事。
急に風が外側へ向き吹いてカービィ達を数メートル吹っ飛ばす
そこに出てきたのは、カービィと同じような体形をしており片手に剣を持っている
ただ、違うのは体の色と顔の模様
その急に出てきた“彼”は右目の斜め上に簡単な太陽の模様が描かれていた

「…・・…な、なんだ。この姿は…」

カービィ達は、急にそこへ彼が現れた事に驚きを隠せないでいる
そんな事も知らずに彼は、今の状況を確認していた

「そうか……この世界ではこの姿が一番あってるのか…それにしても動きズライな」

「あの…どちらさま?」

フームが急に出てきた彼に問う

「…そちらが先に問うべきじゃないか?まぁ、片方のそいつは知ってるが。お前は?」

「わ、私はフーム。こっちがカービィよ」

「フーム…か。よろしくな、俺はシャイルだ」

シャイルと名乗った彼は手を差し出す
それにフームより先にカービィが握手をかわした

「うん!よろしくね!!ねぇねぇ!どうやってここまで来たの?今のは何!?」

その途端、不思議に思っている事を一気に言い話したカービィ
このテンションにシャイルはなかなか追いつけない

「あ…あぁ……えっと・・まぁどうやってここまで来たかはいえない。今のは一種の魔法のようなものだ」

—こんなにも“星の使い”が無知だとは知らなかった。

そんなカービィになかば呆れた様子でとりあえず質問を返す

「その内、分かるさ…」

「…?」

「…私からも質問、いいかしら?」

「どうぞ」

「どうして、この世界へ来たの」

「“月”を取り戻す為。そう言えばいいか?」

フームとカービィは顔を見合わせる

「月がなくなった原因が分かるの!?」

「いや、正直まだはっきりと分からない。だからカービィに手伝って欲しい」

2人は、急な展開に驚きを隠せないでいる

「その話、じっくり聞かせてもらおう」

低い声がしたと思い後ろを振り返るとそこに、カービィとおんなじような体形をし、
仮面をつけたメタナイトがいた
元、星の戦士と言われている

—こっちが物知りな方だったか

「いいだろう、元“星の使い”お前とはゆっくり話せそうだ」

「………」

「部屋を用意してくれるか?」

「いいだろう」

メタナイトは、来た道を戻っていく
それにシャイルがついていき、好奇心や深い事情を聞きたいフームとカービィがついてくる
シャイルはついてきているのに特に気にしていない様子だ
聞かれてもいい話なのだろう
何もいわれないのをいいことに2人は黙ってシャイル達の後を追った


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