二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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新世紀エヴァンゲリヲン序≪ベストFriends≫
日時: 2012/12/03 20:33
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

新世紀エヴァンゲリオンの小説初めてといことでやらせて頂きます。

赤獅子エンザ 
・イナズマイレブンシリーズ
・ダンボール戦機

プロローグ第零章 >>1
第壱話 EVAとの出会い>>2
第弐話 使徒迎撃 >>6
第参話 紅目の少女 >>7
第肆話 才能と実力と実績>>13
第伍話 親友の出会い >>15

これからも続きます!



代表作を迎え始めます。(上記シリーズは閉鎖)
【今まで来てくれた方たち】
レッド 
シグレ
しゅーす
スペリシオ

登場人物

碇シンジ ♂ (14)
本作品の主人公。父ゲンドウ・母ユイの息子として生まれる。エヴァンゲリオン初号機のパイロット(3人目の適格者=サードチルドレン)。一人称は僕。エヴァンゲリオン(EVA)とのシンクロには天才的な才能を見せる。
幼少時に母親を亡くし、父親に捨てられたことから家族の愛情というものを知らず、それがトラウマになっていることから、自分の存在価値に疑問を抱き、繊細で内向的な性格をしている。自分の居場所を周囲に求めながらも、痛みを恐れるあまり互いの傷つかない距離を保とうとし、その結果、表面的な付き合いをする傾向にある。
サードインパクトが発生し恨みを買った原因を伝えられていないシンジは、アスカに怒りをぶつけられ、ミサトからは首に爆弾付きの首輪である「DSSチョーカー」まで付けられてしまい、エヴァに乗ることはおろか何もするなとまで言われ、人間としての尊厳さえも一切否定される仕打ちを受ける。心の中が一気に絶望と怒りに染まる中、カヲルと出会い徐々に親密になっていく光景が見られる。また事実上、ミサトたちはシンジの敵になってしまう。だが藍原はなぜかシンジをサポートする役目になっている。つまりシンジ派ということだろう。
理由は「此奴は誰よりも巨大な力を秘めている。潜在能力を開放すれば俺以上の最強のパイロットになる可能性がある。今、シンジの為に友が敵になろうが俺は絶対に潰す覚悟は十分ある。」という論を述べる場面がある。



藍原・ジェイデン・クロノス ♂ (16)
アメリカ支部 大佐兼副司令官
容姿は濃い群青色目(ダークブルーアイズ)で髪は黒。
いつもペンダントをかけており女子生徒から好かれているが関心を持っていない。
本作のオリジナルキャラ。アメリカ支部最強パイロット。
儚いシンクロ率を誇る。
イタリア人の血が入りとても陽気だが場面が違うによって冷酷になる。
途轍もないほどの悪意を抱いている。
言わばカヲル同様の性格。(一部)
ゼーレに悪意を抱いており抹消しようと考えていることもある。
本作ではカヲルに「俺に似てるね。よっぽど。」と関心と興味を抱いたこともある。
同居のせいかシンジととみに行動していることが多い。シンジの良き理解者。
1/5の日本人の血を持っている。
その他ドイツ、イタリア、アメリカ、ロシアの血を持っている国際家系。
アスカ同様国籍はアメリカ。
∞チルドレン(ゼロチルドレン)
渚カヲルとはライバル関係でおり、カヲル同様エヴァの顔の上に立ったという。
時には黒く中は赤いコートを持っておりフードをかぶる姿も見られる。

非常に頭脳が良くIQは200。
精子バンクから授かったのではなく、母が育児放棄をしたためアメリカのネルフによって預けられ、英才教育を受けた。
上記に16歳と表示されておるが学校は同じクラス。(綾波、碇、アスカ、カヲル)
ネルフから同じ学年クラスでいるように言われてる。偽っている。
プラグスーツは青紫で肩にEVAと同じパーツがついている。
EVA∞号機のパイロット(ゼロチルドレン)
∞号機は初号機と同様璃リスの魂を抜かれたものだがシンクロ率が高いため∞号機に意思が宿った。
反逆しないようにプログラミングしてある。


式波・アスカ・ラングレー ♀(14)
本作のヒロインの1人。EVA弐号機(2号機)パイロット(セカンドチルドレン・第2の少女)。14歳。
本作品のヒロインの1人。ドイツ3/4、日本1/4の血を持つ混血児で橙髪青眼(あるいは紅毛碧眼)。国籍はアメリカ
プライドが高く、非常に高飛車であり傲慢かつ自己中心的な性格。ただし社交性は他のパイロットと比較して高い。

真希波・マリ・イラストリアス♀ (14)

EVA仮設5号機パイロット。14歳。
イギリス出身でユーロ支部所属。日本語と英語が話せるが、最初の戦闘時には思考言語に日本語を指定している。 出撃時に『三百六十五歩のマーチ』を歌いながら移動したことがある。また戦闘中に痛みを堪えながらも「面白いから、いい!」と発言している。加持からは「問題児」と評されている。一方で、感情が昂ったときには猫を思わせるような「にゃっ!」という掛け声や語尾を時折発している。

葛城ミサト♀ (29)
ネルフ(NERV)戦術作戦部作戦局第一課所属
「ちょっち(ね)」が口癖。一人称は基本的に「あたし」。他人のいる場所では常に明るく振る舞い、よく喋るが、その裏ではセカンドインパクトの体験が性格に深く影を落としている。

加持リョウジ
NERV特殊監査部所属のスパイ。以前はドイツ支部にてアスカの保護責任者を務めており、彼女に随伴し来日した。30歳。生年月日は1985年6月17日[16]。 葛城ミサトと赤木リツコとは大学時代からの友人であり、またミサトとは恋人関係だった。一度は関係を断つが、同じNERV極東本部における同僚となり、セカンドインパクトの真相を追い求める同志を経て再び恋仲となる。アスカからは何度か好意をアピールされているが、子供だからといって構うことすらない。普段の生活では、NERV施設(ジオフロント)内でスイカを育てている。 一見飄々としていて陽気なプレイボーイであり、暇さえあればNERVの女性職員に見境なく声をかけている。表向きはNERV特殊監査部所属の一介の職員であるが、同時に日本政府のスパイであり、更にゼーレがゲンドウを監視するために送り込んだ「鈴」でもあった。セカンドインパクトの真実を知りたいと強く願っている。

赤木リツコ ♀ (30)
NERV技術開発部技術局第一課所属。「E計画」担当・エヴァンゲリオン開発総責任者。スーパーコンピューターシステム「MAGI」の管理・運営担当者。30歳。

碇 ゲンドウ ♂(48)
NERV最高司令官。碇ユイの夫で、シンジの実父。妻の姓である碇姓を使用しており、旧姓は六分儀(ろくぶんぎ)。48歳。席に座る際、顔の前で手を組むのが特徴。目的のためには手段を選ばず、実際に陰謀や裏切りなど非情ともいえる手段を厭わずに実行している。

冬月 コウゾウ
NERV副司令。60歳
数少ないゲンドウの理解者でもあり、彼の本当の目的を知るただ1人の人物。元は京都の大学の教授で、形而上生物学を研究していた。この当時学生だったユイやゲンドウと知り合う。セカンドインパクト後は一時期豊橋でモグリの医者をしており、その時に招集された国連調査団でゲンドウと再会、彼とユイが結婚したことを知らされた。実はユイに好意を抱いていたが、思いを打ち明けた事は一度もなかった模様(厳密な話をすれば彼女への思いが恋愛から来るかは不明)。ユイの消失前、ゲンドウも知らない彼女のエヴァンゲリオンに対する真意を告げられていた。その時には乳幼児だったシンジも居た。 潔癖な人物で、碇ゲンドウやゲヒルンを毛嫌いし、セカンドインパクトの真実を公表しようとしたが、ジオフロントで開発中のEVAを見せられた結果、ゲンドウの誘いに応じ行動を共にする。主にNERVの実務面を担当しているが、ゲンドウの不在時には代わって作戦指揮を執ることも多い。チルドレン(EVAパイロット)に対して特別関心はなかったが、ゲンドウ不在の時にシンジとアスカにパイロットとしての本分を直接諭したことはある。その中でユイの面影を残すレイだけには、ゲンドウとは別の心情を持っていた事が明かされている。
渚 カヲル ♀ (15)

エヴァンゲリオン弐号機パイロット(フィフスチルドレン)
セカンドインパクトの際にダイブされたヒトの遺伝情報を基にアダムより生み出され、後にその肉体にゼーレが回収したアダムの魂を宿され、フィフスチルドレンとしてネルフに送り込まれた少年。データ上の生年月日はセカンドインパクトと同じ日で、その他の個人データは全て不明。常に微笑みを浮かべ、アッシュグレイの髪と赤い瞳、極端に白い肌を持つ美少年。プラグスーツの色は黒色。綾波レイの正体を知る人物であり、彼女の自爆などの影響で傷心の碇シンジに近づき魅了する。

キール・ローレンツ
秘密結社ゼーレの中心人物で、人類補完計画の最高指導者であり、NERVを陰で操る老人。年齢不詳だが、企画書では67歳。バイザーを常に装着している。実はサイボーグだった。


鈴原トウジ&相田ケンスケ
いつも一緒にいるシンジのクラスメート。

洞木ヒカリ
シンジのクラスメートで、2年A組の学級委員長。みんなから「委員長」と呼ばれている。14歳。 非常に真面目な性格。そばかすがトレードマーク。アスカと仲が良くトウジにはいつも口煩く説教ばかりしているが、実は淡い恋心を抱いている。アスカから諭され、彼のために弁当を作った。


ペンペン
新種の温泉ペンギン。正式名称は「BX293A PEN2」。オス。ミサトの家に住み、冷蔵庫の形をした居室を与えられている。

※荒らし冷やかしは禁止
 小説について一緒分かち合える人は来てください。
 金曜ロードショー見た人でもいいから来てください。
 エヴァンゲリオン!?くそつまんねぇ!は退室してください。
 
 以上の事が守れる方はどうぞ!


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Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ベストフレンズEVA ( No.4 )
日時: 2012/11/18 23:20
名前: スペリシオ (ID: TeOl6ZPi)

こんばんは!スペリシオです!
このあいだ、金曜ロードショーで初めて見ました!
残酷な天使のテーゼ?なんじゃそりゃ?
なんて思ってたのが一変。
面白いことに気付いた!!!!
更新がんばって下さいね!

Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ベストフレンズEVA ( No.5 )
日時: 2012/11/19 07:01
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

>>シグレ
    来てくれてありがとうございます!

>>スペリシオ

   私も金曜ロードショーの影響ですw
     (前から知っていたがストーリーが曖昧だったw)

Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ベストフレンズEVA ( No.6 )
日時: 2012/12/03 20:19
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

第弐話 「EVAの力」

「第3地帯の状況は?」
「今のところ以上ありません!」
ミサトはネルフの周辺にある住民たちを避難させ、使徒へ対しての兵器を覚った。
「やはり。」
使徒は漠然と歩いていた。
使徒は青い惑星から遠く離れている星にいるものである。
「シンジ君?」
ミサトは背けた背をシンジのほうに向けた。
「これ、窮屈ですね。」
「仕方ないわよ。使徒へ戦うんだから。」
ダイバーが着るようなスーツを着たシンジだった。
「ほら。さっさと初号機に乗って。」
シンジは初号機に乗り込んだ。
ミサトは監視下に着いた。
「第1、第2フェンス層は?」
「以上ありません。」
「初号機のバッテリー。」
「以上ありません。」
  ・
  ・ 
  ・
「シンジ君発進準備よ。」
「はい。」
シンジは構えた。
まず初号機は移動し、長い空間の下に着いた。
「行くわよ。初号機リフトオフ。」
初号機は勢いよく上部に発進した。
「クッ・・・。」
途轍もない重力がシンジに覆いかかる。
地上に着いた。

「前方に見える使徒を破壊して。そのまえに操作はわかる。」
「まあ、なんとなく。」
シンジは操作をしてみたがEVAの動きは何となくぎこちない。
早く慣れないと使徒が迫ってくるという憎悪にシンジは焦っていた。
「EVAって慣れづないんだな。」
そう思う前に使徒が目の前にやってきた。
使徒は初号機の腹部を刺した。
「うぅぅぅ。」
EVAはパイロットにもダメージを与えてしまう。
「早いところ決めないと。」
すると、横から武器が出てきた。
「シンジ君!これを使って!」
EVAは武器を颯爽と持った。
「くそぉぉぉ!」
シンジは思いっきり剣を振りかざした。
「もう一発!」
剣は使徒に直撃した。
「活動限界間近よ!すぐ戻って!」
初号機が戻った途端に使徒は爆発し大きな十字架を描いた。
「よくやったわシンジ君。」
「有り難うございます。」
いまでも腹部のあたりが痛みを感じる。
本当に成し遂げたんだなと思った。


その夜
「え!?ミサトさんの家に住むの?」
「しょうがないわよ。決められたんだから。」
「まあいいか。」
「何よそれ!」
シンジはため息をついた。



Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ≪ベストFriends≫ ( No.7 )
日時: 2012/12/03 20:20
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

第参話  

碇・・・。シンジ・・・。レイ・・・。違うよ。シンジ・・・。碇シンジ・・・。碇レイ・・・? 綾波?  綾波レイ・・・・?

「はっ」
シンジはベットから汗を流したまま起きた。
しばらく辺りを見回した。
「ここ。どこ?」
「病室。」
「うわっ!」
シンジは左隣にいる少女に気付いた。
包帯で右耳を隠している。
「君はさっきの・・・。っていうかずっとここに居たの?」
彼女は頷いた。
「確か・・・。僕は・・・。」
「碇シンジはリフトオンした直後に第3の使徒に右胸部を直撃。パイロットは意識不明。301病室にて1日間熟睡。その後起床。」
彼女の説明は明確だった。

さっきのは夢だったのか・・・。
シンジは思った。
「回復したんならさっさと葛城さんのところへ。」
「呼ばれてんの?」
彼女は病室の出入り口を差しながら頷いた。
シンジは身支度を熟し出入り口へ向かった。
「あ、君。名前は。」
彼女は瞬きをした。
「綾波・・・。綾波レイ。第3新東京市立第壱中学校2年A組」
「学校同じなのか・・・。じゃあまた。」
シンジは手を振りながら病室を後にした。
綾波は手を見つめた。


「シンジくーん!戻ってきた。相変わらずよね。」
少し見下している。
「は、はぁ。」
「まあ。シンジ君が戻ったことだし。ただし2度目の失敗は許さないわよ。」
「は、はい。」
「そういえば、あたしがシンジ君の保護者に任命されたから今日からあたしの家に同居よ。」
シンジは察知した。
正夢だ。
そして家に着いた。

「お邪魔します。」
そそくさ入った。
「今日から自分のうちなんだから只今ぐらい言いなさいよ。」
シンジの肩を叩いたミサト。
「た、只今。」
シンジはそそくさ中に入った。
その視線の先にはニートのようなカップヌードルやビール缶がそのままテーブルに放置したままであり、また洗面台には食器があふれかえっている。
ミサトは買ってきた夕食を置く為に空き缶やカップヌードルの箱を横に掃い置いた。
「さあ。食べましょう。ディナータイム。」
シンジは少し不安になった。
「風呂も沸いてるから入ってもいいよ。」
ミサトの言葉に反するわけにはいかないので支度をした。
「ぷっは〜!最高。」
ミサトは缶ビールを飲んだ後テーブルに拳を叩きつけるようにおいた。
「ぎゃあ!ミサトさんあれあれあれ!・・・ん?」
「それはペンペンよ。」
「家のペットにペンギンなんてありなんですか?」
「そりゃあ。シンジ君が生まれる前にはいっぱいいたからね。」
ミサトは缶ビールを手にしまた飲んだ。
そしてまた缶ビールを置いた。
「それより大事な部分を隠したらどう?」
「え?」
シンジは自分の裸体の真下を見た。
「あっ!」
シンジの顔は赤くなり股間部分を隠しカニのように隠れて行った。

シンジは風呂から出た後テーブルにゆっくり座った。
「シンジ君。知ってる?」
向かいにいるミサトが声をかけた。
「ほかにもネルフはあるのよ。」
「そうなんですか。」
「ネルフはロシア支部やアメリカ支部。など沢山存在するのよ。」
「そのほかにも凄いパイロットがいるということですか?」
「当たり前よそうしたら地球は滅亡よ。」
呆れた顔で言った。
「うちパイロットには綾波レイ。がいるの。」
「知っています。」
「へぇ。もうお友達できたの。」
ミサトは感心した。
「だからシンジ君も凄腕パイロットの一員にならないと明日はないわよ。」
少し口調を変えた。
「俺もまだまだですね。」
こうして寝床に着いたシンジは天井を見て何かを考えた。


第壱話  ヲワリ  

Re: 新世紀エヴァンゲリオン破 ≪ベストFriends≫ ( No.8 )
日時: 2012/11/29 06:45
名前: 赤獅子エンザ (ID: pmOIN4oE)

第壱章 第壱話 第壱部「ヱヴァとの出会い」



ツー。ツー。
電話の電子音が誰もいない町に微かに響き渡る。
「あれ?間違えたのかな。」
彼が持っている紙には葛城ミサト。電話番号が書かれている。
誰もいない町に1人だけ公衆電話のそばに平然と立つ少年。
彼はもう一度電話番号を確認し数字ボタンを打った。
ドスン。ドスン。
「やばい。使徒が来る。」
次第に焦ってきた。
直後に高級そうなアメ車が突っ込んできた。
その女の人はサングラスをかけている。
「シンジ君!早く乗りなさい!」
シンジは即座に乗った。
アメ車ならではのエンジン音を轟き猛スピードで発進した。

気が付けば長いエスカレーターに乗っていた。
ネルフという機関に呼び出された。
シンジは知っていた。
どうやら父のもとへ行くらしい。
「ああ、そうだ。碇君。これ。」
ミサトは説明書らしきものをシンジに渡した。
「これって・・・。」
「ネルフの一員になるのよ。」
「ネルフって僕のお父さんの。」
「着いたわよ。ネルフへようこそ。」
周囲にはいかにも基地みたいな感じで近未来的だ。
シンジはすこし感激した。
「碇指令。この子に。」
ミサトは司令官に話した。
「シンジ。」
大きな画面に父の姿が映った。
「父さん!」
「碇指令!綾波が!」
父は奥で関係者と話していた。
そして父の写っていた画面は消え、シンジの左後ろから担架で運ばれた少女が体のあちらこちらに包帯を巻きつけていた。
「医療班。至急部屋の準備を!」
それを見た瞬間シンジの考えは一変した。
「大変です!司令官!第3の使徒が出現!」
ゲンドウは冷酷にシンジを見つめた。
「僕がやるんですか!?」
「今のところ大丈夫よ!シンクロ率も問題ないわ!」
ミサトが言った。
「乗りません!」
シンジはまたも却下した。
「ならばいい。お前のせいで世界は壊滅する。それでもいいのか。」
ゲンドウが言った。
「シンジ君!」
ミサトも叫んだ。
「ならば、・・・やります!」
決心したシンジ。
「葛城。初号機の準備を。」
「え、司令官!初号機は試作品では・・・。」
「零号機は今使えない。」
「わかりました。シンジ君!」
「ハイ!」

第弐部 

「第3地帯の状況は?」
「今のところ以上ありません!」
ミサトはネルフの周辺にある住民たちを避難させ、使徒へ対しての兵器を覚った。
「やはり。」
使徒は漠然と歩いていた。
使徒は青い惑星から遠く離れている星にいるものである。
「シンジ君?」
ミサトは背けた背をシンジのほうに向けた。
「これ、窮屈ですね。」
「仕方ないわよ。使徒へ戦うんだから。」
ダイバーが着るようなスーツを着たシンジだった。
「ほら。さっさと初号機に乗って。」
シンジは初号機に乗り込んだ。
ミサトは監視下に着いた。
「第1、第2フェンス層は?」
「以上ありません。」
「初号機のバッテリー。」
「以上ありません。」
  ・
  ・ 
  ・
「シンジ君発進準備よ。」
「はい。」
シンジは構えた。
まず初号機は移動し、長い空間の下に着いた。
「行くわよ。初号機リフトオフ。」
初号機は勢いよく上部に発進した。
「クッ・・・。」
途轍もない重力がシンジに覆いかかる。
地上に着いた。

「前方に見える使徒を破壊して。そのまえに操作はわかる。」
「まあ、なんとなく。」
シンジは操作をしてみたがEVAの動きは何となくぎこちない。
早く慣れないと使徒が迫ってくるという憎悪にシンジは焦っていた。
「EVAって慣れづないんだな。」
そう思う前に使徒が目の前にやってきた。
使徒は初号機の腹部を刺した。
「うぅぅぅ。」
EVAはパイロットにもダメージを与えてしまう。
「早いところ決めないと。」
すると、横から武器が出てきた。
「シンジ君!これを使って!」
EVAは武器を颯爽と持った。
「くそぉぉぉ!」
シンジは思いっきり剣を振りかざした。
「もう一発!」
剣は使徒に直撃した。
「活動限界間近よ!すぐ戻って!」
初号機が戻った途端に使徒は爆発し大きな十字架を描いた。


第参部

  

碇・・・。シンジ・・・。レイ・・・。違うよ。シンジ・・・。碇シンジ・・・。碇レイ・・・? 綾波?  綾波レイ・・・・?

「はっ」
シンジはベットから汗を流したまま起きた。
しばらく辺りを見回した。
「ここ。どこ?」
「病室。」
「うわっ!」
シンジは左隣にいる少女に気付いた。
包帯で右耳を隠している。
「君はさっきの・・・。っていうかずっとここに居たの?」
彼女は頷いた。
「確か・・・。僕は・・・。」
「碇シンジはリフトオンした直後に第3の使徒に右胸部を直撃。パイロットは意識不明。301病室にて1日間熟睡。その後起床。」
彼女の説明は明確だった。

さっきのは夢だったのか・・・。
シンジは思った。
「回復したんならさっさと葛城さんのところへ。」
「呼ばれてんの?」
彼女は病室の出入り口を差しながら頷いた。
シンジは身支度を熟し出入り口へ向かった。
「あ、君。名前は。」
彼女は瞬きをした。
「綾波・・・。綾波レイ。第3新東京市立第壱中学校2年A組」
「学校同じなのか・・・。じゃあまた。」
シンジは手を振りながら病室を後にした。
綾波は手を見つめた。


「シンジくーん!戻ってきた。相変わらずよね。」
少し見下している。
「は、はぁ。」
「まあ。シンジ君が戻ったことだし。ただし2度目の失敗は許さないわよ。」
「は、はい。」
「そういえば、あたしがシンジ君の保護者に任命されたから今日からあたしの家に同居よ。」
シンジは察知した。
正夢だ。
そして家に着いた。

「お邪魔します。」
そそくさ入った。
「今日から自分のうちなんだから只今ぐらい言いなさいよ。」
シンジの肩を叩いたミサト。
「た、只今。」
シンジはそそくさ中に入った。
その視線の先にはニートのようなカップヌードルやビール缶がそのままテーブルに放置したままであり、また洗面台には食器があふれかえっている。
ミサトは買ってきた夕食を置く為に空き缶やカップヌードルの箱を横に掃い置いた。
「さあ。食べましょう。ディナータイム。」
シンジは少し不安になった。
「風呂も沸いてるから入ってもいいよ。」
ミサトの言葉に反するわけにはいかないので支度をした。
「ぷっは〜!最高。」
ミサトは缶ビールを飲んだ後テーブルに拳を叩きつけるようにおいた。
「ぎゃあ!ミサトさんあれあれあれ!・・・ん?」
「それはペンペンよ。」
「家のペットにペンギンなんてありなんですか?」
「そりゃあ。シンジ君が生まれる前にはいっぱいいたからね。」
ミサトは缶ビールを手にしまた飲んだ。
そしてまた缶ビールを置いた。
「それより大事な部分を隠したらどう?」
「え?」
シンジは自分の裸体の真下を見た。
「あっ!」
シンジの顔は赤くなり股間部分を隠しカニのように隠れて行った。

シンジは風呂から出た後テーブルにゆっくり座った。
「シンジ君。知ってる?」
向かいにいるミサトが声をかけた。
「ほかにもネルフはあるのよ。」
「そうなんですか。」
「ネルフはロシア支部やアメリカ支部。など沢山存在するのよ。」
「そのほかにも凄いパイロットがいるということですか?」
「当たり前よそうしたら地球は滅亡よ。」
呆れた顔で言った。
「うちパイロットには綾波レイ。がいるの。」
「知っています。」
「へぇ。もうお友達できたの。」
ミサトは感心した。
「だからシンジ君も凄腕パイロットの一員にならないと明日はないわよ。」
少し口調を変えた。
「俺もまだまだですね。」
こうして寝床に着いたシンジは天井を見て何かを考えた。


第壱話  ヲワリ  


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