二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【復活しました!】わたしとあなた【ポケスペ】
日時: 2011/09/23 11:14
名前: 大庭 (ID: fa55u0nR)

おひさしぶりです大庭です。
はじめましての方、はじめまして!
以前ここで筆記していた大庭と申します。今後ともよろしくお願いします。
前にここで筆記をしていたのですが、スレが恐ろしい程何回も消えてしまう事件があり、しばらくは別の場所にいました。

えーと、それでは……ッ
クリックありがとうございます(`・ω・´)きりりっ

前回や、前々では
ポケノベでは1万HIT、カキコでも2万HIT本当にありがとうございます^^


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Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.65 )
日時: 2011/04/07 19:54
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第167話 海の香りがするシティ

「わー! 海の香りがするー!!」

モーモー牧場の後、寄り道をすることなくアサギシティに到着した二人
アイスを食べたり、ミルタンクとの触れ合いなどで時間をつぶしたので、
青空だった空は赤く色がかかっていた

時刻が時刻なので、とりあえずゴールドがポケモンセンターで休もう、と言った
しかし、休むだけでは疲れが取れた気しないよ、と今度はマイが言う
元から、休もう=泊まる。のつもりだったゴールドだけれど、マイだから仕方ないと思い「そうだな」の一言で終わらせてやった

ポケモンセンター内、個室

「オレ、もう眠いし……先に風呂入らせてもらうよ」
「うん。わかったよー」

モーモー牧場で人一倍動いたゴールドは部屋に入るなり、帽子を取り、上着を脱いだ
相当疲れているらしい

(そんなに疲れたっけ……まー立ち眩みはしたけど)

マイはマイでしゃがみ込んだり、立ったりの繰り返しで立ち眩みを起こしたようだ
ベットの上で転がって、成るべく立つことをしないようにしている

(んー……ゴールドはお風呂から出たらすぐに寝ちゃうだろーしなあ
わたしも眠いし、ふわあ——お風呂から出たら寝ようっと)

そんなことを考えながらも欠伸をする、布団の上は綿菓子みたいにふわふわしていてマイを夢へと誘う
うつらうつらしている内に、夢の中へと落ちて行った



——そのころ、キキョウシティ地下某所のあの男はというと

「キングは今、このあたりか……」

相変わらず外からの光をシャットダウンさせて暗くしている室内
あるのはロウソクが灯す淡い光に照らされているチェス

ルーク、ビショップがキングとナイトから遠くに離れて置かれていた
……というよりもルークとビショップは板から外されて外に置かれている状況

キングとナイトが隣同士に置かれ、その隣には「R」と書かれた駒
このゲームはただのチェスとは違うらしい

「しかし……ナイトもなかなか動かないものだ」
『ねえねえ! そろそろキングとナイトが誰なのかオイラに教えてくれてもいいんじゃない?』

はあ、とため息をつきナイトを片手で摘みあげるようにもちぷらんぷらん、と力なく揺らしている時。大きくナイトが揺れた
椅子にもたれかかっていた男に一匹のポケモン——ゾロアが背中にたいあたりしてきたからだ

「おまえにはまだ早いよ。それにおまえは口が軽い」
『ちぇ。なんだいなんだいっオイラだってやる時はやるぞっ』
「そうゆう問題ではない……いつかわかるさ」

ふーん。とそれだけ言ってゾロアは、掴まるようにしていた背中を蹴って床に着地すると同時にまた、人に化けて部屋から消えて行った

「今度は何をする気だ、あいつ……」

ナイトを元の位置に置くと、先ほどまで持っていた手で頭をさする
こんな仕草もゴールドに似ているのであった



(マイー風呂空いたぞー……って起きろー!!)
(ふわあ!? ね、寝てた! おかしな夢も見た気がするけど……)
(何ぶつぶつ言ってんだ? 早く入れよ)
(はーいっ)

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.66 )
日時: 2011/04/07 19:54
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第168話 かがみよかがみ、かがみさん?

鏡とは、唐突に眺めたくなるものだ
その行動にもっとも駆られるのは全身を清める時間……お風呂の時間のわけだが

「んむーん……」

ぺと。手の平を顔に当ててみる
つるりーん。頬に手を滑らせて見る
ぺたん。その手を胸に当ててみる

「なにやってんだろ……」

鏡とにらめっこをして早5分。左右対称というか全く同じように写る自分を見る
何を考えているのか分からないが、マイはたまにこうして鏡とにらめっこをする

「さっきの夢……みょ〜にリアルだったし、何か起こるのかな……」

先ほどの夢とは、あの男とゾロアのことだろう
あれはマイの中の夢であって、実際とは違う。というわけでも無さそうだが
本人は夢だけだと思って、こうしてリアル過ぎる夢に悩まされているわけであって本当にあるんだよ。と告げれば楽になるのかもしれない

「んー……そろそろ身体洗おーと。眠たいし……」

眠たそうな目で鏡をまた見つめる
髪が片目に被って邪魔をして、思わず一言

「ゴールドー髪の毛邪魔なんだけどー……あ、そっか」

ここは風呂場だと思い出して鏡をまた見つめる
ちょっとばかり頬が紅い。照れてるんだなあ、と実感してしまうのは旅が始まる前から知っているけど

「……ごーる、ど」

小さく、ほんの小さく呟いてみた
それなのに、風呂場というホールには十分するぎ音量なのか響く、響く。
普段は何も思わず言っているのにいざ呼ぶと恥ずかしい感じがした

「わたしって——おんなのこ、なのかなあ?」

マイは女の子である。当然だ。
頭の回転が悪くなってるのは眠たいせいかな、と思う

「この目も、この口も、この鼻も。全部全部、わたしのなんだけど」

ぺたぺた。また顔を触る、身体を洗っている途中だったから泡が顔についた
目に入った泡に涙が、ぽろり

「この髪は……いったいどうなってるんだろ」

つー、と軽く摘んでみると細くて絡みやすい髪が……案の定絡む
ああーもう。と髪をいじり出す

「なんで、おとこのこっぽい髪の色なんだろ」

キキョウシティで見た人は皆、黒髪を綺麗に束ねていた
それを思い出すと、自分の栗色の毛が憎らしく思えてくる

前に一回だけ、髪を染めてみたい。とゴールドに言ったら物凄い勢いで肩を激しく揺さぶられて、こう言われた
——お前の髪は綺麗な色してんだから、染めるなんて考えはやめろ!
思い出して、また照れくさくなる

「あ〜! 顔真っ赤になってる〜!」

ぱんぱんっ顔を弾いて気合を入れなおす
早く身体と髪を洗おう、とそうゆう意味でもある



(わたしってゴールドのこと、すきなのかなあ)

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.67 )
日時: 2011/04/07 19:55
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第169話 何かが違うの夜

風呂から出たマイは、髪をタオルでごしごしと水滴を荒く拭き取る
もう寝ちゃってるかな、と思ったのか脱衣所の扉を静かに閉めた

脱衣所と寝室は隣同士のようなもので、3、4歩歩けば直ぐに寝室に着く
スペース確保のためかベットは二段ベットだ
ポケモンセンターの部屋は大体このような造りになっている

「ゴールド?」

暗いと思っていた部屋が明るかった。かと言ってゴールドが起きている様子もない

「えいしょ……っ」

二段ベットの二段目にゴールドがいるのがわかっていたので、背伸びをして寝ているか確かめた。
布団ですっぽり顔をうめて光をシャットダウンしている
どうやら、マイが暗い部屋で恐がらせないように電気を付けておいてくれたようだ

「……ありが、とう」

背伸びをやめて、マイもベットに入ろうと思ったが電気消してないや。とベット付近にあったボタン式の電気付け消しを押した

「んー……頭があつい?」

誰に言ってるわけでもなく呟き、その言葉と連動して座ったベットから立ち上がる

「さっきの夢のせい? ゴールドの事、考えてたから?」

頭上いっぱいにハテナマークを浮かべる。
頭があついのではない、身体中があついのだ
全ての血液に何か入って逆流したような、気持ちの悪い感じがする。


——久しぶりのお熱さんだねぇ

呑気な事を言って、外の遠くを見つめるマイの瞳に













光はなかった。

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.68 )
日時: 2011/04/07 19:55
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第170話  限界ギリギリ

まだ目は覚めていないけれど感覚とポッポの鳴き声が聞こえる。
ぺたん、と見た目寝ているマイの額に、ひやりとして、軽い粘着がある物を貼られる。

「んッ」

急にされた事にマイはビクッとして、まだ眠そうな目を開ける。

「ゴールド!?」
「ばっ朝からデカい声出すなよ」
「ご、ごめんね」
「よくあるこった。気にすんな」

今だ状況を理解していないが、ゴールドに迷惑掛けた、と慌てたマイが急いで詫びる。
そんなマイに頭を一撫でしてやり、あのお馴染みの台詞を言って、しゃがんでいた身体を伸ばす。

「お前また無理してたんだな? 朝起きて顔みたら真っ赤だったんでよ、びびったぜ」

二段ベットの上に手だけ伸ばして、ごそごそと何か作業している。

朝から人の寝顔みたんかい、と心配そうに二人のやり取りを見ていたバクたろうは思った。

「えぇ〜無茶したつもり無いんだけどなぁ……」
「馬鹿言え、だったら朝から熱さまシートは貼らねぇよ」

ほらよ、と二段ベットの上での作業——鏡をリュックから取り出すのだけだが、鏡を差し出して顔を見るように手に握らせてやる。

「……うあ、顔赤い」
「全く、マイはまだまだ餓鬼だよなあ」
「まっままままま」
「んだよ?」

突然自分の名前を呼ばれて、驚きの隠せないマイ。
ゴールドが言葉を言いつつ、顔を近づけて、またマイを混乱させる。

「か、顔が近いよぅ〜」
「! わ、わりぃ」

もはや熱だけの顔の赤さではない。


——身体が熱くて死んじゃいそう……!


限界に近い、まさにマイがおかしくなる。
そんな危ない時、ある人物が、この部屋の扉をノックする音がした。

(誰だ!?)
(あ、危なかったよー……)
(あの〜)

Re: ポケスペ わたしとあなた 修正中のためコメは控えてください; ( No.69 )
日時: 2011/04/07 19:56
名前: 大庭 (ID: BkSc4LvP)

第171話 暴走少女

「あの〜」

遠慮がちで部屋の扉を開けたのは、オレンジと茶色が混ざった色の髪を腰まで伸ばした大人びた少女だった。
オレンジ色の髪留めででこを出しているので少女らしさも残っている。

「!?」
「あ……おじゃまだったかな?」
「ぜんっぜん! ぜんっぜん大丈夫ですよ! あっははは」

顔を赤くしながらマイが慌てた様子で言いながら、ゴールドの顔を押しやる
ちょっとばかり残念そうにゴールドが離れて、改めて少女を見て驚愕した

「ジムリーダーの……!?」
「あ、分かっちゃいました? それより我慢できない〜!!」

このシティのジムリーダー——ミカンを指している指先が震えている。
それは当然だろう。誰もが憧れているジムリーダーが自ら会いに来たのだから。
ミカンの放った言葉`我慢できない`とは、一体……?

「あなたがワカバタウンのマイちゃんね! いっや〜! ツクシから聞いてたけど、可愛いわね〜!」
「ほ、ほえ?」

ツクシとはTUKUSIでもある、ジョウトのジムリーダーであり、かなりの自信家である。
そんなTUKUSIがミカンと連絡をして、自分のことを話した、この話はかなり凄い話であるとマイ自信も感じた

「ほっぺたぷにぷに!」
「ぷっぷぎゃ!」
「目もおっきい〜!」
「あ、あんまり見ないでくださ……」
「手も小さくて可愛い〜!」
(あ、もうだめかも)

マシンガンのように言葉を次々と言うのでマイはベットから起き上がって傍に黙って立っていたゴールドの後ろに隠れる。
熱など気にしていられなかったのだろうか、かなりのスピードで隠れた。

「マツバからも聞いてるの! 本当に可愛いね! ファンクラブ作ろうかな!」
「ふぁ、ふぁんくらぶ?」
「んな! 勝手に作るなよ! オレが作るんだから!」
「あら? えっと、ゴールドさん、かしら? ツンツンで有名と聞いたわ」
「だれがツンツンだよ! シルバーの野郎についこの間言われたばっかだっつーの!」

ミカンが`ファンクラブ`という言葉を言った、その意味が分からずにマイが問うが、ゴールドの割り込みにより無かったことにされてしまった。
それから二人がマイの理解しがたい言葉のトークを始めて逃げようとしたのだけれど、あることを思い出すと、調度後ろに置いてあった自分のパーカのポケットからあの手紙を出した

「なぁに? ラブレター?」
「ちっちがいますよ! かくかくしかじかで」
「そうなんだ〜……ありがとうね、ここで見てもいいかな?」

ゴールドと話す時とえらく態度を変えているミカンを見ているゴールドの血相は怖い、というより恐ろしかった。

「あら? これ、表面では私宛てだけれど、マイたん宛てみたいよ?」
(マイたんってなんだよ!)
「わたし?」

マイたん、を無視なのか天然なのかスルーして手紙の内容は自分宛てだったことに驚く。
手紙を両手で受け取り、内容を確認。

「拝啓マイさま……さまだって〜」

ふにゃんと笑い、視線を手紙からゴールドの目を見ていう
自分のことを`さま`呼びしてくれて嬉しいのだろう。

(次を読めって!)
(あ、うん! えっとねぇ)


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