二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜
日時: 2012/01/18 22:35
名前: ペールラ (ID: hFu5/zEO)

パァン!!



森の中、銃声が響いた・・・。


「仕事の邪魔するからだよ。」


ドシャッ
肉の塊が血だまりの池に倒れた。

そして、彼は・・・いや、彼女は返り血を浴びた頬をぬぐって、再び仕事に戻った。

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Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.87 )
日時: 2012/03/20 14:25
名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)

ちょっと付け足し編「どうやって?」


メ「そういえばどうやって見つけたの?」
ダ「あぁ、さっき鳥の声が聞こえて・・。」
ディ「それで探したらメアリーがいたってわけ!」
メ「あ。」


つまりこう。
メアリーを探してた。→いないねぇ・・(′・ω・)→もう一回あの木に行ってみよっか。→どっからか青い鳥が・・。→歌声が聞こえる。→探したらメアリー発見。→「あ!!いた!!」

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.88 )
日時: 2012/03/20 22:09
名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)

第26話「お風呂って実は肌によくないらしい。」

メ「ほんとに泊まんなきゃダメ?」

ア「だ・め★」
メ「(黒い・・。)」

メ「で、でもさ!ブラッドさんには許可取ったわけ?」
あのブラッドなら、僕をとめないだろうとにらんだ。

ア「それならOKしてくれたわよ。」
メ「!?」
・・・多分アリスさんからのお願いだからとかか・・?

すでに諦めました。



ダ・ディ「「こっちだよー!」」
元気に手を振る双子。
よくそんなテンションでいられるよなぁ・・。

メ「で?なんでボリスもいるわけさ??」
ギロッと隣のピンクを睨んだ。

ボ「え;ダメ?」
ア「いいじゃない^^パジャマパーティーみたいに思えば。」
メ「・・・・・;」
溜息をして帽子を深くかぶりなおした。

・・・・・・・・・・・・・・・パジャマパーティー!・・・・・


ア「本当に後ででいいの?」
メ「いいよ。早く入ってきな。」
ディ「おねぇさんのお誘いを断るなんて・・。」
メ「あんま騒がしく風呂は入りたくない。」
ボ「んじゃ、お先。」
ばいばーいと言う感じに手を振る四人。


バタン


メ「・・はぁ。」
ベッドに腰をかけて溜息をついた。
いやぁ、悪趣味なもんだ。あんま好きじゃないな。この部屋。

メ「にしても、なんか・・・。」
空しい。
さっきまで騒がしかったのに。
空しい。
声が聞こえない。
まるであの時の暗い監獄みたいな・・。


考えていたら急に眠気に襲われ、そのままベッドに横たわった。

メ「・・・ふかふかぁ・・」
ママの膝枕を思い出した。
やわらかくてふかふかしてて・・上をみると、ママのふわふあな笑顔があって・・・。

どんどん視界が暗くなってく・・・。


・・・・・・・・・・・・・・ガチャ・・・・・・・・・・・・・・・


『ママァー!』
『クスッ・・なぁに?メアリー?』
『絵本呼んで!』
『いいわよ。』
マリア様みたいな女神みたいなやわらかい笑みを浮かべるママ。
絵本を読む時は決まって膝枕をしてくれた。
もし、僕があんなこと言いださなければママは死ななかったのかもしれない・・。

パチン!
一気に視界が変わって白い光に包まれた。

「・・・ナイトメア・・。」
「やぁ、メアリー」

KYが。せっかく人が懐かしんでたのに。

「私はKYじゃない!それにその涙はなんだ!」
「え?」
どうやらいつの間にか泣いていたらしい。自分で触ってみると暖かいものが手についた。

「・・ごめん、気づかなかった。」
「・・まぁいいさ。すこしつらそうな声が聞こえたからな。」
「・・・・・。」
苦笑いを向けるとナイトメアは微笑みで返してきた。
「さぁ、君の友達が待ってる。」

光は大きくなり、次第にナイトメアの姿も光に溶けた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・zzz・・・・・

メ「・・・・・。」
ゆっくり目を開けた。
部屋は暗く、多分全員寝ているのだろう。
布団がかけられていることを確かめる。それに隅っこに置いてある自分の体。あ、だれかやってくれたんだと実感した。
そして妙に背中があったかい。腕を動かそうとした時するりと何かが、
ほどける感触がした。
それに気づいて後ろを向くと・・



メ「・・!?///」
そう、背中にはボリスがいた。
多分腕の感触はボリスの尻尾が絡まっていたのだろう。
上から寝息が聞こえる。
つまり、ボリスは僕にくっついて寝てると言うわけだ。

無理やり、それでいて起こさないように剥がした。


そして起きて、ベッドから下りた。

メ「・・ふあぁ〜・・」
んーと伸びをすると少しあたりをきょろきょろした。

メ「・・・暗くてよくわかんねぇや・・。」
頭を少しかいた。
メ「・・・髪、伸びたなぁ・・・。」
いつも外にはねていたからわからなかったが今思うとそう。髪をすくってみた。
前は耳の少し下だったのに今はもう少しで肩につきそうだ。



「ん・・・メアリー・・?」
ぼーっとしてると後ろから声がした。
その声の主は・・
メ「あ、ごめん。起こした?ボリス。」
ボ「・・いやぁ・・?」
くあぁ〜と欠伸をかいて起きあがった。
ボ「なんか違和感あったから・・。」
メ「違和感?」
コクンとうなづくと続けて言った。
ボ「なんか急に熱が冷めたっていうか・・。」
まだ眠そうな声でそう言った。
メ「・・ふーん?」


にしても・・・・
ボリスが可愛い。
尻尾はへにゃんとなってるし耳も垂れてる。
可愛い。

ボ「?」

僕の目を気にしながらも伸びをするボリス。

メ「・・・さて、帰るか。」
ボ「え!?」
メ「しっ。」
ボリスの唇の前で人差指を立てた。
メ「これ以上いるわけにはいかないしね。」
ジャケットを羽織りながら言った。

メ「・・あれ?」
帽子がない・・・。
背後の視線を感じ取り振り向くとボリスがニヤニヤしていた。
メ「・・・・ボリス、帽子は?」
ボ「さぁ?どこだろうな?」

・・・・帰れんではないか。
まさか前から僕が帰ろうとするのを推測して・・。

ボ「残念ながら、俺がもってます♪」
ボリス特有のシニカルな笑みを向けて言った。

メ「出せ。」

ボ「やだ。出したらあんた、帰っちゃうだろ?」
メ「頼む、帰らせて。」


「ん〜・・なにごとぉ?」

メ・ボ「!!」

アリスさんが起きたようです。

ボ「あー、ごめん起こした?」
ア「え?いや、もう朝だなぁーと思って・・。」
メ・ボ「え?」



窓を見てみるとすっかり日が差し込んでいた・・・・・。




あとがき
おねむなう。
次は・・・でかけさせるか。

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.89 )
日時: 2012/03/21 00:55
名前: フルーラ (ID: T0oUPdRb)

しばらく更新できなくてごめんね!
いろいろと忙しかったもので←言い訳


小説読みましたw
だんだん明かされていくメアリーの過去、楽しみに待ってますのでファイト〜↑↑

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.90 )
日時: 2012/03/21 22:08
名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)

フルーラ様
いえいえ、来て下さってありがとうございます!

ありがとございますー!がんばります!
あ、もう少しでこの小説、終わるかもしれません。

Re: アニバーサリーの国のアリス〜お手紙、お届けします。〜 ( No.91 )
日時: 2012/03/22 21:27
名前: ペールラ (ID: rcIQsSyG)

第26話「夜の幻想に抱かれて」


メ「え?蛍?」

ピ「うん、蛍!」


どうも、メアリーです。あの後ひっそり帰ってきました。奇跡的にばれなかった。今日は珍しく届け物が少なかったからだらだら。
で、遊園地に来てるんだけど、ピアスに会ったら・・・

ピ「夜の蛍はきれいだよー!」

うん、知ってる。
そんな得意げに言うな。

いわゆる蛍狩りか。


ピ「ね、行こうよ!」

メ「んー・・別にいいけど?」
メ「でもさ、夜にしか出てこないんでしょ?」

ピ「じゃ、暇つぶしにカフェとか行こう!」
メ「うん、いいよ。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カーフェー・・・・・


ピ「やっぱりコーヒーはブラックだよ!」
メ「ん〜・・。」

ピ「・・・・。」

メ「ん?」
ピ「・・なんかメアリーつれない・・。」
メ「え?そう?」
ピ「今日なんて、家行ったらいなかったし・・。」
メ「(グサッ)た、多分それは・・・」

メ「し、仕事行ってたんだよ!多分・・;」

ピ「・・・ふーん・・。」

急にピアスが近付いたと思ったら、匂いを嗅ぎ始めた。

メ「・・・(・ω・;;)」




ピ「むー・・?紅茶のにおいがする・・。」



メ「(グッサー!)き、気のせいじゃない??;」
ピ「・・・・。」

ちょっと怪しまれながらも引いてくれた・・・。
メ「(ホッ・・・)」
ピ「ムッ!(キッ)」
メ「Σ(^ω^;)ナ、ナニカナー?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・蛍狩りなう。・・・・・

カラン・・・・


メ「ちょ、ピアス待ってよ;」
足元がおぼつかないけど、光を頼りにピアスを追いかける。
ピ「あ、ごめん!早く見たくて・・」
えへへと笑うピアス。
メ「(可愛いなおい。)・・///」



ザッ・・ザッ


メ「あ〜・・暗いなぁ・・;」
さすがに怖い。
明りがあるとしても夜だからそれも飲み込まれてしまいそうだ。

ピ「!・・手、繋ぐ?」
スッと手を出してくるピアス。

メ「え?あ・・;」
握手とか苦手だった。
昔から。
人に触れるのも苦手だった。
多分、拒まれるのが嫌だったんだと思う。
それに、自分が汚いから。

メ「・・・いいや。」

一瞬繋ごうかと思ったけど、手をしまった。

ピ「・・・・。(ニコッ)」
グイッ
メ「え!?」
片手を無理やり恋人繋ぎにされた。

メ「ちょっ・・!///」
ピ「ぴ?いいでしょ?」
メ「は・・恥ずかしい・・・///」

ピ「え?そうかな?」
メ「っ〜〜!この鈍感・・!(ボソリ)」
ピ「?」

その時、ふわふわと光がピアスに寄っていく。

メ「あ・・。」
ピ「!」

そしてピアスの鼻のてっぺんに止まった・・・。

ピ「・・ぴ・・。」
メ「・・あはは。」
そっと指を出すと、その光はてくてくとその指を歩く。
まるで橋を渡るような・・・

ピ「・・蛍・・。」
メ「だね^^」

すっとその光は羽を広げて、恋人を探しに暗闇に飛んで行った。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ザッ・・・ザッ・・・

メ「!・・うわぁ・・」
ピ「・・・ほあぁ・・」

草むらを出ると、川の付近に出た。
一番目についたのが・・・・


メ「・・・・すご・・!」
ピ「星みたい・・・。」

そう、大量の蛍。
キラキラと。まるで星空のような、そんな景色を思い出させる。


ピアスと目が合うと、クスッと二人で笑った。
そして眺めるようにゆっくりと腰を下ろした。


メ「・・・はぁ・・。」
ピ「キラキラ・・。」
思わずため息が出るほどきれいだ。
メアリーだけずっと蛍に見守られながら眠りについた・・。

ピ「ぴ?寝ちゃった・・。」
スヤスヤと寝息を立てる女の子ににっこりとほほ笑んだ、静かな時間。


彼女のガラスの靴は両足、ないのです。
もう片方はネズミが

??「・・・へぇ、あの二人・・。」


もう片方は嫉妬に狂った猫が





あとがき
猫って言えばあの人。
最後はシンデレラ風味にしてみた。




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