二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- マリア様が見てる コメント待ってます!!
- 日時: 2011/01/29 22:20
- 名前: 百合 (ID: pkkudMAq)
こんにちわ☆
コバルト文庫の「マリア様が見てる」って知ってます?
知らないのなら、読んでみよう。
検索したり、図書館で借りてみましょう。
面白いですよ?
それに、呼んでいたほうが絶対に
面白いですよ。
呼んでいなくても、十分楽しめますけどね ・<v
では、物語でお会いしましょう。
それまで、失礼いたします…—————。
目次
登場人物…>>1
- Re: マリア様が見てる ( No.6 )
- 日時: 2010/12/30 14:15
- 名前: 百合 (ID: pkkudMAq)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?569033
1 普通のナレーター目線で!
キーンコーンカーンコーン♪
授業終わりのチャイムがなった。
「さー、これで4時限目は終わります」
「礼」
「ありがとうございました」
ザワザワ…
先生が教室から出ていくと、いっせいにざわめき出した。
「購買部に行きましょう」
「そうね」
「あ、私後から行くわ」
「そう。じゃあごきげんよう」
「ごきげんよう」
こんな会話がある中、教室の隅で一人ため息をついている女子がいた。
「福沢 祐巳」だ。
「どうしたの?祐巳さん」
「あ、由乃さん」
「祥子様?」
「え?うん。そう」
「祥子様は、どう接すればいいか分からなかったんじゃない?」
「けど…」
「祥子様はあまのじゃくだから。きっと、ひるんだ自分を見られたくな
かったんじゃない?」
「そうかなぁ〜」
「じゃあ、お姉さまに聞いてみましょうか?」
「うん…祥子様にはばれないようにね」
「分かってますって。さ、購買室にいきましょう。
昼食がなくなってしまいますよ」
「あ、私お弁当持ってるから」
「そう。じゃ、ごきげんよう」
「ごきげんよう」
祐巳は由乃さんとの会話を終えて、お弁当を食べ始めた。
「祐巳さん」
「はい?って、志摩子さん」
「ごきげんよう」
「ごきげんよう」
「お弁当、一緒に食べない?」
「え…?」
「誰かと、お約束でもしていらっしゃるのかしら?」
「いえ。してませんけど」
「じゃあ、食べましょう」
「いいですよ」
祐巳と志摩子さんは裏庭目指して出かけていった。
—————
————
——
所変わって、裏庭で志摩子さんと祐巳は話していた。
「ふふ。それは、由乃さんの言うと通りよ」
「え?祥子様が?」
「そうよ?祥子様は、負けず嫌いのあまのじゃくだから」
「負けず嫌いのあまのじゃく…」
「そう。ヒステリックなとこがあって、それを隠しているの」
「ふーん」
「さ、昼休みが終わるわ。帰りましょう。銀杏を踏まないようにね?」
「うん」
志摩子はつぶれていない銀杏は持って帰るそうだ。
(変わってるなぁ)
祐巳は志摩子さんの第一印象はこれだと思った。
- Re: マリア様が見てる ( No.7 )
- 日時: 2010/12/30 21:15
- 名前: 百合 (ID: pkkudMAq)
- 参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?569033
2 転校生。志摩子は知り合い? 志摩子目線
「今日は、転校生を紹介します」
転校生?珍しいわね…。今頃転校生なんて…。
「百合川さん、入りなさい」
百合川?もしかして…。
「始めまして。百合川アリスです。よろしくお願いします」
百合川アリス?有素じゃないの?
けどやっぱりあの子だった。
見覚えにある姿に日本人離れした顔。
何もかもが、私の幼馴染「アリちゃん」だった。
「しーちゃん♪久しぶり」
「しーちゃん?」
「あ、私のことです。アリちゃ…百合川さん、あだ名で呼んじゃ駄目。
彼女は、私の幼馴染なんです」
「そうなの?じゃあ、百合川さんは藤堂さんの隣ね」
「はい」
コツコツコツ…
「久しぶり♪しーちゃん」
「アリちゃん…。久しぶり」
「アリちゃん」こと、百合川有素は小学6年生のときヨーロッパへ引っ越していった
私の幼馴染。ここに帰ってきたと言う事は、いわゆる「帰国子女」だ。
「藤堂さん。問4に答えなさい」
「15となり、15㎡となります」
「正解」
「しーちゃんさすが。変わってないね」
「アリちゃん!」
「あ、ごめん」
アリちゃんは前の学校…つまりヨーロッパでの学校では、劣等性が多く、
暴れ放題だったそうだ。
キーンコーンカーンコーン♪
「これで、1時限目の授業を終了します」
「ありがとうございました」
さ、アリちゃんには日本の学校のルールを教えなおさないとな。
- Re: マリア様が見てる ( No.8 )
- 日時: 2011/01/22 18:21
- 名前: ゆうか ◆Wf7hP7y85M (ID: pkkudMAq)
元・百合です。
名前色々持ってる…
- Re: マリア様が見てる ( No.9 )
- 日時: 2011/01/28 21:58
- 名前: ゆうか ◆Wf7hP7y85M (ID: pkkudMAq)
2 マリア像の前で… (誰目線でしょう?)
今日も、さわやかな風がリリアンに注がれる。
葉っぱも揺れるキレイな風に、文句をつける人がいるのだろうか?
いるとしたら、転校生しかいないわね。
(なーんて、ね)
この私に、こんなロマンチックな事が言えるはずがない。
きっと、何かが起こるのだろう。
私はそう思った。
「お待ちなさい」
マリア様の前で手を合わせて、立ち去ろうとすると誰かに呼び止められた。
「タイが崩れているわ。身だしなみはいつもきちんとね。マリア様が見ていらっしゃるわ」
ほら。やっぱり。この声にこの仕草。あの「小笠原 祥子」様に違いない。
祥子様、大胆すぎます。ほら、あそこの生徒が見ているでしょう?
そう言いたい。だけど、祥子様とは知り合いではない。
今までも、遠くから見つめていただけだから…。
「分かっているの?」
「はい。祥子様」
知り合いじゃないながらもしっかり、名前を口に出した。
「そう。じゃあ、ごきげんよう」
もう少し、一緒に…。これまたいえるはずがない…。
パシャッ
どこかでシャッター音が鳴った。
「写真を撮るなら挨拶をしてからじゃないの?蔦子さん」
「よく、お分かりで。そういう祐巳さんも挨拶、していないじゃない」
これまた、面倒な人だ…。
「じゃあ、ごきげんよう。蔦子さん」
「ごきげんよう。祐巳さん」
リリアン女学園の鉄の掟を済ませると、話題は戻った。
「蔦子さん、今の…」
「ええ。ばっちり、レンズにはめさせていただきました」
やっぱり!!今のが、新聞部に渡ったら一週間は注目浴びっぱなし。
「蔦子さん…。おねがいがぁ〜」
「大丈夫。新聞部になんて渡さないって」
ホッ
けど、なんか引っかかる…。
「蔦子さん…、もしかして新聞部には渡さないだけ?」
「よくお察しで。そうよ“新聞部だけ”よ」
「そんなぁ〜」
おわったぁ〜。グッバイ。明日からの一週間…。
「冗談よ。さ、教室に行きましょう」
「もう!!」
* * *
「ごきげんよう。祐巳さん」
「ごきげんよう。志摩子さん」
彼女は「藤堂 志摩子」さん。一年生ながらに“つぼみ”の役目をしているのだ。
一言で、「エリート」というわけだ。
「志摩子さん。私もいいかしら?」
「あ、蔦子さん。どうぞ、ここにお座りになって」
「どうも」
志摩子さんは、すんなりと蔦子さんを誘導する。
さすが。
「祐巳さん、あの件の事、言う?」
「もう、どちらでも」
私は、静かに二人の会話を見つめる事にした。
「あのね…」
蔦子さんは、あの件の事を話し始めた。
「祥子様が?珍しいわね…」
「でね、そのときの祥子様の考えを聞かせてほしいの!!」
「いいわよ。これから、薔薇の館に行くつもりだから」
私は志摩子さんたちに付いて行くことにした。
志摩子さんは、スッと立ち上がると、こう言った。
「行きましょう」
「ええ」
私は返事をして立ち上がった。
蔦子さんもカメラの調子を確かめると、
「OK」
と言った。
さ、これからどんな物語(ストーリー)が待っているのか…。
それは、次回のお楽しみです…。
- Re: マリア様が見てる ( No.10 )
- 日時: 2011/01/28 23:02
- 名前: ゆうか ◆Wf7hP7y85M (ID: pkkudMAq)
3 シンデレラとロザリオ
リリアン女学園の裏庭に今は居る。
なぜかと言うと、薔薇の館に用があるのだ。
祥子様…。覚えているのかな?
「どうぞ。お入りになって」
志摩子さんが扉を開けて入れてくれた。
「ちょっと、待ってて」
「うん。分かった」
ギシ…ギシ…
と、音を立てて古びた階段を上っていった。
「上がって」
「分かった」
私達も同じようにギシ…ギシ…と音を立てて上っていった。
階段を昇り終わると、こんな声が
「横暴ですわ!!お姉様方の意地悪!!」
「祥子!!」
誰かが呼び止めた瞬間…。
扉が開いて…頭の整理が付いた頃には出来事が終わっていた。
ドスンッ
鈍い音と共にお尻に激痛が走った。
「う…お尻が…」
ていうか、重い…。
前を(上を?)みたら、なんと!!祥子様だ…。
「被害者、生きてる?」
被害者?あ、私の事?
被害者だなんてとんでもない!!
とか思ってたら、いきなり…
「あなた、何年生?」
「い…一年です」
いきなり呟かれたから、びっくりしてしまった。
「お姉さまはいて?」
「え!?」
お…お姉様だなんて!!
「どっちなの!!」
「い…いません」
「そう。いいわ」
そういうと、祥子様は私を抱きながら立ち上がった。
そして、「大丈夫?」と声をかけてから、前を向く。
「お姉様方にお知らせがあります」
「どうしたの?紅薔薇のつぼみ」
「部屋の入ってからお話します」
一体何が始まるのやら…。
次回、祥子がとんでもない発言をする!?
お見逃しなく!!