二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか
日時: 2011/12/23 20:07
名前: 真由 (ID: JBoBzSSK)

初めまして☆ 真由と申します。
いつもは映像のほうで書いていますが、完結しないっ(ナゼダッ)
でも書きたいモノは増えていくばかりということで、こっちでもよろしくお願いします♪

なお、めっちゃ下手です。お許しください。



☆天使は白銀の世界でナニを願うのか

 STAGEI 0 >>1 >>2


 STAGEI 1 〜天使による絶望の幕開け〜

1 死とは >>6

2 Nice to meet you,それから。 >>7

3 地上で暮らすにあたって >>8


 STAGEI 2 〜尊敬という名の恋〜

1 白恋 >>9

2 サッカー部にて >>10

3 キックオフ >>13

4 雪村の回想 吹雪自身が語る真実 >>17

5 失踪 >>18

6 とりあえず、雪村の行方 >>19

7 鬼さん見〜つけた >>20

8 取り返せ!! 記憶喪失者 >>21


主人公      羽入 真白 (はにゅう ましろ)

その他登場する重要な人     吹雪 士郎
                 雪村 豹牙
                 吹雪 アツヤ?

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Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.18 )
日時: 2011/12/08 16:35
名前: 真由 (ID: /..WfHud)

5 失踪





「・・・あれ? 雪村は?」

「・・・知りませんよ」

無口な少女はそれだけ呟くと校舎へ歩いて行った。
まぁ、マネジャー(あれから報告書を読み直した)だけいてもしょうがないけど。
でも・・・お話くらいしたかったな。

「それにしても雪村、どうしたんだろう。毎朝かかさず練習は来てたのに。・・・ふわぁ〜」

最近眠いんだよね。
・・・帰って寝ようか。うん、そうしよう。


























僕は扉を開け、さも当然のように振る舞った。




「おはよう、雪村」











ソファーに並んで寝ている者のうち一人が起き上がった。







「おはようございます」

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.19 )
日時: 2011/12/11 15:41
名前: 真由 (ID: /..WfHud)

6 とりあえず、雪村の行方





雪村はいなかった。
家にも、学校にも。どこにも。

そうか?

いつのまにか、フッと現れた天使は囁く。

どこもかしこもってオマエ、一番怪しいところを探してねぇじゃん。
士郎ンところだよ。

「あっそう。だから?」





ピンポーン


「は〜い。吹雪ですが」

「・・・羽入です」

「真白ちゃん? どうぞあがって」

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.20 )
日時: 2011/12/16 21:46
名前: 真由 (ID: 6nOSsJSp)

7 鬼さん見〜つけた





「おじゃまします」

その言葉通り、邪魔を覚悟で進入した。
わたしを迎えてくれたのは失踪者張本人。

「よっ、羽入」

「雪村。なんであなたがいる?」


ナンデアナタガイル?


質問が聞こえなかったという風に雪村は笑った。

「真白ちゃんか」

奥から監督の声が。

「こっちまでおいでよ」


鬼さんこちらへ、手の鳴る方へ。

わたしは鬼じゃない。
鬼はおまえのほうだーーー。

「はい、失礼します」


なにが待ち受けているかもわからないのに、わたしは進んだ。
どこかで、どこかで、心を許してしまっていたのかもしれない。

<天使に恋は禁物>

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.21 )
日時: 2011/12/24 17:50
名前: 真由 (ID: K1x1KGnt)

8 取り返せ!! 記憶喪失者





「吹雪監督。わたし、雪村を捜してたんですけど」

和室に正座して切り出した。
監督の表情に変化はない。
じっとにらめっこ状態でいると、雪村がわたしの横にすっと座った。

「先輩。じゃ、俺帰ります」

「わかった」

は? なに言ってんだコイツ。
呆れていると、雪村は立ち上がる寸前、わたしの耳に密かに囁いた。

「帰るぞ」

は? なに勝手に決めちゃってるんだよ、自己中。
呆れながらもついていくしかない。

「失礼します」

返事はないまま扉が閉まった。












「俺、スゲェだろ」

ガッツポーズをする雪村。
わけわからねぇよ、バカ、記憶喪失者。

「潜入だぜ!! 先輩のお宅に!!」

「・・・それで?」

「耳より情報だ」

急に真面目腐った態度をとりだした。
その割に、しょうもないオチだった。

「・・・ってことで。眠いからまた明日な」

あくびと共に去る。
わたしが思ったこと。
いつからこんなに親しくなったっけ?

Re: イナズマイレブンGO 天使は白銀の世界でナニを願うのか ( No.22 )
日時: 2011/12/26 22:12
名前: 真由 (ID: COJWIBYc)

9 監督の秘密





吹雪先輩は、二重人格だ。
俺ははっきりと目撃した、先輩が一人で辻褄の合わない会話をしているところを。
例としてあげてみよう。
俺が先輩の家へ伺ったとき。

「どうしたんだい、雪村。違うよ。・・・え? 一晩泊めて欲しい? 別に僕は・・・いや、大丈夫だって」

二点、不自然な箇所がある。
まず一つ目は「違うよ」。あきらかに俺ではない誰かに発したものだった。反射的に口にしてしまったらしく、本人も戸惑っていた。
二つ目は「別に僕は・・・いや、大丈夫だって」。はじめは先輩だけがOKしていて、後から誰かも了承したような。



「だろ? 羽入」

「・・・そうですね」

時間に忘れ去られた体育館の裏で俺たちは会議中。
とっておきの情報。
それは、こんなに生半可なものではなくて、俺もしっかりとした確証をつかんでいる。
「アツヤ」だ。

「先輩には、吹雪アツヤっていう弟がいたんだ。写真もあった。これ、絶対当たってるぜ」

そう、と疑問ありげな羽入に写真を押しつける。
ほらやっぱり。
羽入の目が驚きで見開かれた。

「・・・これ!! これって・・・」

「アツヤだ」

胸を張ると、腕に衝撃があった。
・・・え?
倒れる羽入。

「嘘っ!! おい、ちょっと待て!!」

地面は赤い血に染まっていた。

何が起きた

アツヤがいた。天使が俺に囁く。
目を閉じろとーーー。


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