二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜雪華録始動!
日時: 2012/12/26 15:17
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

こんばんは桜舞姫です。
前から考えていた新作を書く事にしました。
私の事をご存知の方、そうでない方、双方お楽しみください。

作者紹介

名前 桜舞姫・さくらまいひめ
性別 女  14歳の中一
誕生日 4月2日
埼玉県越谷市在住

<ここへ来た皆様へ>

・荒らしに来た人、薄桜鬼嫌いな人。回れ右。
・辛口コメント程々に。
・色々募集します。その時はどうぞ、よしなに。
・アニメ、ゲーム、オリジナル…ゴッチャです。
・千鶴の家族とか過去とか、意外と捏造です。
・不定期更新です。

これを読み、理解してなお足を踏み入れるという方。
………ようこそ。小説の世界へ……。

>>60 目次 


  【採用オリキャラ】
>>91 クラア殿
>>99 ノエ 殿

ありがとうございました<m(__)m>
キャラの詳細は、後日『新・オリキャラ』に
記載します。

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Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照800超感謝! ( No.69 )
日時: 2012/04/15 15:47
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

18話 鬼の所要

千幸が裏庭から戻ると、広間には誰もいなかった。斎藤は巡察に出て
いるとして、原田や平助が雑談していないのはおかしい。
水「あれ?……!まさか。」
首をかしげた時に不穏な気配を感じた千幸は、気配を感じた中庭へと
足を急がせた。
水「この気配!…懲りない奴ねっ。」

千幸が中庭に駆けつけると、まず聴こえたのは平助の怒鳴り声だ。
平「こいつに近づくんじゃねぇ!!」
土「…何しにきやがった。」
二人の声を聞きながら、一先ず木陰に身を隠して様子をうかがう。
声は聞いていないが、原田もいて、全員に共通して言える事は。
風「フン。群れる様は犬猫の如く、か?」
原「言ってくれるじゃねぇか。」
金髪赤眼の男—風間と対峙し、武器を構えているという事だった。
風「よせ。今日は所用を済ませに来た。」
土「悪ぃが、受付ねぇな。」
土方が風間を完全に追い払ってしまう前に、千幸はころ合いを見て
木陰を出た。勿論今まで気配を絶っていたので、人間である土方達は
勿論のこと、鬼である風間も気付いていないはずである。
水「所要、ですか。僕は興味ありますよ?土方さん。」
平「千幸!」
風間だけを睨みながら進み、土方の前。つまりこの場所では一番風間に
近いところまで進む。
風「ほぉ。貴様か……」
水「会って2回目の『人』に、貴様呼ばわりされたくないなぁ。」
男性を務め、風間の事も知らないふりをした。土方達に関係を知られ
たら困るからだ。風間は千幸の演技をすぐに見抜いたようで、眉の
顰めを消すと、口元を微かに歪ませた。千幸だけ。いや、もしかしたら
千鶴にも見えていたかもしれない。
水「…何をしに、きましたか?」
丁重に、しかし重く千幸は問うた。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照900超感謝! ( No.70 )
日時: 2012/04/22 12:47
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

19話 忠告

重く固まった空気。そんな張り詰めた空気を破ったのは風間だった。
風「…忠告だ。新選組、ただの人間を作り変えるのはやめておけ。」
土「っ!…てめぇには関係ねぇだろ。」
原「おうよ。白昼堂々と女を襲うような下種の言い分なんざ、聞く耳
  持たねぇな。」
風「愚か。俺はお前達に情けをかけ、わざわざ忠告しているのだぞ?」
情け、というには随分と乾いた笑みで、風間は5人を嘲笑った。
平「ここは俺らの領分なんだよ!御託並べてないで、とっとと帰れっ
  ての!!」
風「クク、弱い犬ほどよく吠える。」
平「てめぇ…!」
平助が反論しようとしたが、それを阻止するかのように一陣の風が
吹いた。いつの間にか、千幸が高く跳躍し、風間に向かって刀を振り
降ろしていた。
雪「!!」
風「ほぅ…!」
千鶴は風間が斬られると思い目を両手で覆う。そう思ったのは土方・
原田・平助も同じ。だがそんな4人の想像を大きく上回り、風間は
華麗に千幸の攻撃を避けてしまった。
雪「そんな事って…」
水「やっぱり、凄いですね。失礼しました、風間さん。」
風間は一瞬だけ千幸を睨みつけてから、千鶴に視線を向ける。
風「もう一つの用件だ。千鶴、綱道はこちら側に居る。お前がここに
  居る意味を、よく考えろ。」
雪「え!?」
そのまま風間は、陽炎のように消えてしまった。
平「千鶴、本当かどうかなんて分かんないぜ?」
原「そうだ。元気出せ?」
土「監察方も動いている。情報を待つぞ。」
雪「…はい!」
彼らの励ましにより、千鶴もようやく笑顔を見せた。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照900超感謝! ( No.71 )
日時: 2012/05/07 20:42
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

20話 忘れぬ誇り

その日の夕刻。千幸は用事があると言いわけ、新選組の屯所を出て
いた。そして向かった先は
水「あら、ココに居たの?」
風「…わざわざ気配を捜して追いかけて来るとは、な。」
そこに居たのは、風間千景。そして天霧九寿だった。
天「貴方は…水月千幸様!」
水「久しぶりね、天霧。」
千幸は天霧に視線を当て、柔かく微笑んだ。
風「で、何の用だ?」
水「…言いたい事があってね。」
風間を静かに睨みつけてから、千幸は自分の言いたい事を一気に
話し出した。
水「千姫様の地、京の都で鬼同士の騒ぎを起こそうなど言語道断!
  なのに新選組に絡み、人間と揉め事まで!アンタには鬼の
  頭領としての自覚があるのかしら!?」
風「……フッ。」
ものすごい剣幕で言いたい事を言いまくった千幸の台詞を聞き終えて
から、何故か風間は笑った。その顔を見て、千幸は
更に眉をひそめる。
水「何がおかしい?」
風「いや。先程、天霧にも同じことを言われた。」
千幸は少し驚いた顔をして天霧をみた。その天霧は
少し頭を下げる。
水「そ。アンタは良い部下に恵まれたわね。」
一言皮肉を残し、千幸は風となり去った。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照900超感謝! ( No.72 )
日時: 2012/06/02 11:11
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

21話 新しき友人、お千

その日、千幸と千鶴は斎藤の組と共に巡察に出ていた。改めに入った
店の前で二人が待っていた時。
男1「おらおら、どきやがれ!!」
男2「志士様のお通りだァ!」
騒がしく喧騒が聞こえてきた。どうやら不良浪士が騒ぎ始めたらしい。
子供「うえっ。うぇぇえーん!」
男1「邪魔なんだよ、餓鬼が!!」
道に座り込んで泣いてしまった子供を、浪士が蹴り飛ばそうとした。
水「ちょっと、アレ!」
雪「ど、どうしよう!」
二人が駆け寄ろうとした時、
?「やめなさいよ、みっともない!!」
凛とした女の子の声が響いた。みると、子供を庇い、二人の浪士を
睨みつけて立っている。
水「(あれは)っ!!」
千幸がその少女を見て足を止めたが千鶴は気付かずに浪士の前に
出てしまった。
男1「何だテメェ!?」
雪「何故、女子供に暴力をふるうのです!?侍なら、町人を守るべき
  ではありませんか!?」
水「うわぁ、やっちゃった…」
千幸が頭を抱えるのにもかかわらず、その場は一種の
お祭り騒ぎになった。
町人1「ええぞ兄ちゃん!言ったれ!」
町人2「いて込ましたりっ!!」
千鶴が正義の味方に見えたのか、町人たちが千鶴に
応援を送り出す。
男1「う、うるせぇ!」
男2「な、舐めやがって餓鬼が!」
男の一人が、千鶴と少女のい真剣を振りおろした。
あわれ少年少女死す!…かと思いきや。
水「少年少女に刀?僕は許せないなぁ。」
飛んできた千幸が、男を二人まとめて蹴っ飛ばした。
水「そぉれ、一丁上がりィ!」
町人3「おおっ、兄ちゃんええぞ!」
町人の歓声を軽く受けてから、千幸は千鶴と少女を
引っ張って路地に入る。
雪「ち、千幸さ「水月君!!」…はい。」
二人を待たせ、先程の男を取り締まっていた斎藤を
呼ぶ。その隙に、二人は自己紹介をすましていた
ようだ。
千「私は千。宜しくね千鶴ちゃん。」
雪「うん、お千ちゃん。」
斎「…雪村。」
そこに千幸と斎藤がやってきた。
雪「す、すみませんでした!!」
斎藤もため息をついて、千鶴の謝罪を受け入れた。
水「で、そちらさんは?」
とうに知っているはずの人物をみて、千幸が笑い
かける。
千「千と申します。…あ、所用があるので失礼
  しますね。」
3人に一礼して、彼女は足早に去った。
水「…新しき友人、ってとこ?」
雪「はい!」
その日の千鶴の笑顔は、今まで以上に眩しかった。

Re: 薄桜鬼夢小説〜誠に生きる者達〜参照1000超感謝! ( No.73 )
日時: 2012/05/21 23:20
名前: 薄梅鬼 (ID: SZdn/z4g)

うひゃひゃひゃ来たぜっ!
明日学校だぜ!
てか、明日の授業なんだっけ?
by三宅(サンタク)ロース


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