二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ぬらりひょんの孫 忘れないよ
日時: 2012/02/20 19:02
名前: 亜鶴&遥香 (ID: PxM9hGKP)

どうも亜鶴&遥香です☆

初めましての方もいると思うので、自己紹介をしたいと思います。

☆亜鶴(あづ)です。私は神奈川県に住む十三歳の中二でございます。趣味はお絵かきや小説を書くことです。

☆遥香です。私も亜鶴と同じく神奈川県に住む十三歳の中二です。私はこの小説をサポートして行きたいです。

二人で一つになって「完結」目指します!!


さてこの小説を読む際に注意を・・・

・この物語は桜麗第1章の続編です。

・1章の方は江戸時代の京が舞台だったのですが・・・この2章は未来の田舎の村・高校が舞台となっています。

・第1章の登場人物たち(1部の人たち)は1回死んだことになって、未来に生返ります。そして、高校生となった。

・ぬらりひょんのことなのですが・・・
リクオの祖父だが、歳をごまかして、高校生になっています。

・リクオや原作のキャラたちも高校生となって、出てきます。

・田舎の村・高校名は空想上で、実際には存在しません。(フィクションです。)

・キャラ崩壊してるかもしれませんね(笑)

☆設定がごちゃごちゃですが・・・
宜しくお願いします〜



舞台となるのが・・「熊本県 小里村」です。


☆目次〜


【登場人物】
☆オリキャラ
・末永千里>>2>>48>>65 ・凛>>8




【専門用語表】>>1


☆物語

【花手箱】特別第1章
第一幕>>62 第二幕>>95


【第2章】

プロローグ>>59
第一幕>>61 
第二幕>>86 
第三幕>>91
第四幕>>98(前半)>>99(後半) >>122(更新再開)
第五幕>>134






お知らせ
>>53 
>>94



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28



Re: ぬらりひょんの孫 忘れないよ 第二章 ( No.59 )
日時: 2012/01/15 20:49
名前: 亜鶴 (ID: JFBEfYhr)


【プロローグ】



私が泣いている時は励ましてくれた…すると私は笑顔になれる。
私が笑っている時は一緒に笑ってくれた。



あなたは約束を守ってくれた…



ずっとはなれないと誓って

髪をなでてくれたなのになぜ?

となりにあなたはいない——————


どうして約束を守ってくれないの…


嘘つき…



桜依と守護の血筋に生まれついたがために…
命を犠牲にしてまで、世界をまもることが馬鹿らしく見える。


世界なんてもうどうでもいい。滅んでしまえばいい…


あなたが隣にいなければ…私は生きる意味がない…


どうして運命は残酷なのだろうか…




Re: ぬらりひょんの孫 忘れないよ 第二章 ( No.60 )
日時: 2012/01/15 21:03
名前: 亜鶴 (ID: JFBEfYhr)

第2章始めます。

お待たせ致しました。

これからも宜しくお願いします。

あと花手箱という物語も書きます。←は第1章の方で桜麗の花手箱というイベントを開催したことがあります、その物語を書きます。
本当は第1章のスレで書こうとしたのですが、第2章のおまけということでこちらで書かして頂きます。ブログで漫画も載せますよ。


お楽しみに!


Re: ぬらりひょんの孫 忘れないよ 第二章 ( No.61 )
日時: 2012/01/22 09:38
名前: 亜鶴 (ID: JFBEfYhr)

早速書きます!




第一幕  「いやな風」   





早朝————とある神社





「風が呼んでいる。嵐がきそうね。」



いやな風が風鈴を綺麗な音で奏でる。



「香織さま」風鈴の音と共に凛とした声が後ろからした。その声の持ち主は少年。


「来たわね、圭吾君」老婆はニコッと微笑んだ。


「はい。」
「お孫さんは今日来るようですか?」たずねた。



「うん、来るわ。風が教えてくれる。『千里』は来るってね。」

(更新再開)
「チリンチリン」風鈴は激しく揺れ、綺麗な音を奏でる。何度も…

静かな会話の中、香織は鳴り響く風鈴を見つめる。とても険しい目つきで。

「香織様はお孫さんと会えること嬉しいですか?」

「あの子に会えることは嬉しいわ…千晴も喜んでいるし。けれど現実のことを考えたら、ここには来てほしくないわ」

「封印の守護や獣たちとの戦い…きっと縛られてしまう」香織は嫌な予感を予想して、孫のことを心配していた。少年は気遣かって、「大丈夫!僕ら守護者たちが、お孫さんを命に変えてもお守り致しますからっ!だから香織様は何も気にしないでください!」胸に手を当て、強く強く言い張った。少年は勇ましく、頼もしかった。

「ありがとう…でも命は大切にしなさい。私たち桜依姫は命に変えて守る程偉くはないの。」

◆普通な人間と何も変わらないただの人間◆

◇自分たちは何も特別ではない。神様でもない◇

◆この体に流れる血のせいで…命は狙われる。◆

「命は1つしかない、だから…大事にして。」

「はい…」そっと頷く少年を見て、香織は微笑した。
((あの人にそっくり…))昔の忘れることのない記憶を巡った。忘れることのない愛しい人を少年に照らし合わせる。




          



           続く…




アドバイス・ご感想などください。


Re: ぬらりひょんの孫 忘れないよ 第二章 ( No.62 )
日時: 2012/01/26 20:47
名前: 亜鶴 (ID: JFBEfYhr)

花手箱     第一幕   小さき頃の夢






奴良組と京妖怪の戦いは幕と閉じた。これは戦いが終わったあとに起きた話だ———— 





負傷した妖は多く、一時天野家で療養することになったのだが…妖たちは毎夜毎夜どんちゃん騒ぎ。怪我を治すことすら忘れている。 


呆れて、桜は妖たちを叱るが何も効果はない。どうしようもない。




それとお悠とぬらりひょんは式を挙げてないため、まだ夫婦となっていない。式は江戸にある奴良家で行うらしい。だから、お悠とは離れ離れになってしまう。寂しいけど桜は心から姉が幸せになることを望んでいる。




一人ぽっつんと縁側に腰をかける。その表情はとても切ない。



「私は何を目標にして、これから生きていけばいいのかな…」


今までは自分の過ちでお悠に酷い思いをさせてしまった。だから命を張っても、彼女を護りたいっ!!と必死の思いで、きつい花開院の修行を耐えてやってきたというのに————

もう彼女を護らなくっていい。彼女は遠くへ行って、あの人に護ってもらえるから。



「…私、必要ないのかな…」そっと心の中でため息して、ほろりと涙を流した。悲しみが積もるだけ…





自分の幼い頃の夢…


「何だったっけ?」



そうだ…微かに思い出し、鼻で笑った。




『桜ね、お母さんみたいな立派な陰陽師になるんだ!!そして悪い奴らを倒すの!!』強く母の蒼に語りだす自分。あの頃の自分が遥か昔の…自分に思える。




「立派な陰陽師か…今の私には無理だよね。」




「ケホッケホッ」咳が出た。とても苦しい。肺が壊れそうな感じの…
手を口に押さえながら、咳をする。




少し落ち着いてきたのを見計らって、口の押さえていた手のヒラをはずす。手のひらを見ると、真っ赤な光景が広がっている。桜は驚いて、目をつぶった。また少し落ち着いてきたのを見計らって、目を開けた。でも真っ赤な光景は何も変わっていない。夢だったらどんなによかっただろうか。


「血…」



(更新再開)

真っ赤な手のひらを見て、表情は怖がっていた。


「桜?」遠くの暗闇の廊下から蒼の声が聞こえる。咄嗟に襟元に挟んであった和紙数枚を取り出す。そして血のついた口元、手のひらを拭いた。必死だった。

足音はだんだんこちらに向かって、大きくなるばかり。やがて…蒼の姿は月明かりに照らされて、目に映る。蒼は焦っている桜を見つめ、不思議に思う表情をした。でもなんとか血は拭き取れたみたいだ。血のついた和紙を急いで、くしゃくしゃに丸め、蒼の目につかない位置に置いた。

「何してるの、桜?」いきなり質問。


「いえ、何でもないです。」親子なのに、敬語を使う。それはこの親子の距離を少しずつ離さしていった。こんなに近くにいるのに、心はどこか遠くにいるみたい。


静かな会話。数年ぶりな親子二人の会話。

———————どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

実の親子なのに、甘えることすらできない。そっと心の奥底で悲しみを味会う。それと心が緊張感を覚える。


「…っ!!////」
蒼の手が桜の頭に置かれる。桜はびっくりし、耳まで赤くなる。


「母さんに冷たくしないで…さくら」優しい眼差しで、優しく頭を撫でる。瞳からは涙が溢れていた。



頬を伝う涙を見て、桜は驚いていた。


「お…おっおかあさん…」久々にその言葉を発する。自然と涙が流れる。体は震える。
「ごめん…なさい。」

先の見えない道がいっきに明るい光が差し込んでいった。もうさ迷わず、まっすぐ歩んでいける。でも本当にその光を信じてよいのか。足を止め、考える自分。踏み出す勇気がない。


「冷たくしてた訳ではないんです。久々でどう接すればいいのか分からなくって。」


「あんたは小さい頃の接し方でいいの。何にも変えないで。また無邪気に接してくれればいい。でも悪戯は駄目だからね!」静かな会話から、笑いが零れる。

自分の幼い頃…いつも無邪気で悪戯ばっかしてって。蒼に甘えるのが大好きで、離れるのは嫌で。いつもいつも夢を語っていた。


そんな桜が好きだった蒼。

「あんたはあたしの子なんだからっ…桜らしくしてほしいなっ。」蒼の手はとんっ!と音を立て、背を叩いた。








「…はいっ!!」元気よく返事した。元気の良い笑顔…輝いていた。




「よくできましたっ!」くしゃくしゃに髪を撫でまわす蒼。本当に母親としては嬉しかったのだろう。





((お母さん…ありがとう。))そっと心の奥でお礼を言った。





————絆はいつでも取り戻せるけど…私はまだ何もしらなかった。まさかこれからあんなことが起きるなんて…


      




            続く…


アドバイス・ご感想などください。













            

Re: ぬらりひょんの孫 忘れないよ 第二章 ( No.63 )
日時: 2012/01/17 20:17
名前: 氷花月 (ID: uhyy.BpQ)

おひさ〜(‾∇‾)//
赤い光景って、やべーだろ!!
大丈夫か?桜


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28