二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 大蛇の錬金術師
- 日時: 2012/07/27 22:34
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
説明と注意事項
・この作品は、荒川弘作の「鋼の錬金術師」×岸本斉史作「NARUTO」のクロスオーバーですので、
それぞれの原作には無い人物やエピソード等が御座いますのでご理解のほどをお願い致します。
・また、作者は大体二十巻から飛んで最新刊しかNARUTOを存じません
(あと、記憶が曖昧な部分も)。
・そのため、不備等がありますのでご注意ください。
ですので、あらすじを教えてくだされば大助かりです!!
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- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.5 )
- 日時: 2012/07/31 04:56
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
幕間 其の壱
三代目&自来也SIDE
木の葉崩しから一週間。
あの後、3日間入院した三代目火影は弟子の一人。
自来也を職務室に呼び出し、今回の事件について話しを短く説明していた。
「大蛇丸の奴が、正体不明の扉に引きずりこまれたじゃと? 」
「うむ。
それなんじゃがの。
二代目が残された巻物に何故、
え土転生が未完成のままだった理由が書かれておったのじゃよ…… 」
話しによれば、
え土転生の術で生者依りしろに使って死者を生き返らせようとしたものの、
全ての術者は、巨大なる一つ目を中心にする影の如し無数の手によって全身が少しずつか、
あるいは大蛇丸のように、謎の樹木が掘られた石扉から現れたソレに引きずりこまれたのだという。
「被験者百人のうち戻って来たのは一人………。
ただし、四肢を“持っていかれて”じゃかの 」
「“持っていかれた”じゃと? 」
「そうじゃ。
未知の世界で、象徴的過ぎて言葉に出来ない体験をし、
何でも、よくは分からないナニカに命の代価で持っていかれたそうじゃ 」
忍術にも限界があり、すでに失われた体の一部や死んだ命は戻らない。
かつて、同門の綱手は愛する人間を二人も亡くす
その残酷な運命に逆らえなかった。
もし、あの時にこの禁術を知っていたら
自分自身を代価を支払ってでも、そうしたのだろう。
「……大蛇丸がした事は決して許されはしないが、
狂気の末路とはいえど、哀れな奴じゃ……
その“真理”というナニカは残酷で、
人間が思い上がらぬよう、正しい絶望しか与えぬというのに…… 」
「それで、大蛇丸の弟子やサスケから呪印が消えたのか……≠ス者の事など、我が身に降りかかるまで気づけなかったのだろう。
暫くの沈黙の後。
三代目火影は、ゆっくりと口を開いた。
「……幾ら悔やんでも、もはやどうする事もできん。
今はーーーー 」
後書き
大蛇丸がいなくなった後の世界のお話です。
IFとなった元の世界は、
この後、一体どのようになるのでしょうね?
では、また今度!
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.6 )
- 日時: 2012/07/31 04:57
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
幕間 其の壱
三代目&自来也SIDE
木の葉崩しから一週間。
あの後、3日間入院した三代目火影は弟子の一人。
自来也を職務室に呼び出し、今回の事件について話しを短く説明していた。
「大蛇丸の奴が、正体不明の扉に引きずりこまれたじゃと? 」
「うむ。
それなんじゃがの。
二代目が残された巻物に何故、
え土転生が未完成のままだった理由が書かれておったのじゃよ…… 」
話しによれば、
え土転生の術で生者依りしろに使って死者を生き返らせようとしたものの、
全ての術者は、巨大なる一つ目を中心にする影の如し無数の手によって全身が少しずつか、
あるいは大蛇丸のように、謎の樹木が掘られた石扉から現れたソレに引きずりこまれたのだという。
「被験者百人のうち戻って来たのは一人………。
ただし、四肢を“持っていかれて”じゃかの 」
「“持っていかれた”じゃと? 」
「そうじゃ。
未知の世界で、象徴的過ぎて言葉に出来ない体験をし、
何でも、よくは分からないナニカに命の代価で持っていかれたそうじゃ 」
忍術にも限界があり、すでに失われた体の一部や死んだ命は戻らない。
かつて、同門の綱手は愛する人間を二人も亡くす
その残酷な運命に逆らえなかった。
もし、あの時にこの禁術を知っていたら
自分自身を代価を支払ってでも、そうしたのだろう。
「……大蛇丸がした事は決して許されはしないが、
狂気の末路とはいえど、哀れな奴じゃ……
その“真理”というナニカは残酷で、
人間が思い上がらぬよう、正しい絶望しか与えぬというのに…… 」
「それで、大蛇丸の弟子やサスケから呪印が消えたのか…… 」
痛みを伴わない教訓には意義がない。
あの忍び大戦を知る達と知らない子供達では、
戦争で命は紙きれのように軽く、
戦闘民も、非戦闘民も区別はなかった事。
戦火に飲み込まれ、かつての弟子三人のように家族を失う子供など数えきれないほどいた事。
小国は常に物資不足で民が飢えていた事……。
前と後では、それらと平和や食べ物のありがたさの価値観も、定義も違う。
大蛇丸もまた、
被験者となった者の事など、我が身に降りかかるまで気づけなかったのだろう。
暫くの沈黙の後。
三代目火影は、ゆっくりと口を開いた。
「……幾ら悔やんでも、もはやどうする事もできん。
今はーーーー 」
後書き
大蛇丸がいなくなった後の世界のお話です。
IFとなった元の世界は、
この後、一体どのようになるのでしょうね?
では、また今度!!
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.7 )
- 日時: 2012/07/31 04:59
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
エラーで二重投稿になっておりますが、
おきになさらないでくだささい。
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.8 )
- 日時: 2012/08/01 01:05
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
幕間 其ノ弐 「弟子」
SIDE みたらしアンコ
一週間前。
あの、最低最悪の師匠と呼ぶのもおぞましい奴が死んだ。
いや、死んだと言うよりは突然“消えた”と聞く。
暗部の連中から聞いた話しによると、
奴…大蛇丸は、禁術とされるえ土転生の術を使った瞬間。
奇妙な逆さの樹木が掘られた石扉が現れて、
この世のものとは思えない不気味なうめき声が聞こえて、
石扉から見た目だけは、
奈良一族が使う影に似た無数の手が大蛇丸を捕らえ。
何も抵抗させず引きずり込み消えたのらしい。
もし、それが本当なら……
あの忌々しい呪印が綺麗さっぱり消えた事も頷ける。
しかし、何かを企んでいる気もする……
死んだと思っていたら、生きていたしね……
「三代目様、自来也様。
お呼びでしょうか? 」
「アンコか、はいれ 」
「それで、何のご用で……? 」
三代様のお話によると。
かくかくしかじかの理由で、
大蛇丸は“真理”とかいうモノによって世界から消えて、
もう、戻っては来ないのらしい。
「そう…ですか…… 」
「この手でわしは、
“あの時”の決着をつけるつもりだったのじゃが……。
よもや、そんな結末になろうとは…… 」
こんなにあっけなく自滅するなんて、
あたしがしてきた事は何だったのよ……!?
“真理”を知りたいが為に、
たった、それだけの為に大勢の人間の命を奪ってきたあいつが、
その“真理”に消されたなんてありえない!!
「人間が思い上がらぬように、
正しい絶望を与えるのが“真理”……。
だから、大蛇丸にも絶望を与えたのじゃろう。
それは、あやつの望んだ結末じゃ。
おぬしが気に病む事はないぞ…… 」
……何とも言えないわね。
“真理”に感謝するべきなのか、
あいつを皮肉ればいいのか、分からない。
分からない。
まったく、嫌な気分よ……
- Re: 大蛇の錬金術師 ( No.9 )
- 日時: 2012/08/01 23:41
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
↑の後書き
大蛇丸が“真理の扉”に引きずり込まれた後の、
お話しの“みたらしアンコ”編です。
台詞の一部は“お父様”が言った言葉でして、
忍の世界も等価交換ありの、死者を生き返らせる事は出来ない設定にしました。
暁は……どうなのでしょうか?
物理法則等、もろもろ無視しているような気がします。
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